芥川賞のすべて・のようなもの
第135回
  • =受賞者=
  • 伊藤たかみ
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Last Update[H27]2015/3/23

伊藤たかみ
Ito Takami
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生没年月日【注】 昭和46年/1971年4月5日~
受賞年齢 35歳3ヵ月
経歴 兵庫県神戸市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。
在学中に「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」で文藝賞を受賞しデビュー。
受賞歴・候補歴
  • 第32回文藝賞(平成7年/1995年)「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」
  • |候補| 第33回日本児童文学者協会新人賞(平成12年/2000年)『ミカ!』
  • 第49回小学館児童出版文化賞(平成12年/2000年)『ミカ!』
  • |候補| 第133回芥川賞(平成17年/2005年上期)「無花果カレーライス」
  • |候補| 第134回芥川賞(平成17年/2005年下期)「ボギー、愛しているか」
  • 第21回坪田譲治文学賞(平成17年/2005年)『ぎぶそん』
  • |候補| 第46回日本児童文学者協会賞(平成18年/2006年)『ぎぶそん』
  • 第53回産経児童出版文化賞[推薦](平成18年/2006年)『ぎぶそん』
  • 第135回芥川賞(平成18年/2006年上期)「八月の路上に捨てる」
  • |候補| 第16回島清恋愛文学賞(平成21年/2009年)『カンランシャ』
  • |候補| 第39回川端康成文学賞(平成25年/2013年)「ある日の、ふらいじん」
  • |候補| 第31回織田作之助賞(平成26年/2014年)『ゆずこの形見』
備考
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ゆびわ
指輪をはめたい』(平成15年/2003年10月・文藝春秋刊)
書誌
>>平成18年/2006年11月・文藝春秋/文春文庫『指輪をはめたい』
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大衆選考会 130回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
ハヤシ 平成15年/2003年12月4日 渡辺淳一氏が好きな感じなのではないかと思い、押しました。
全体的に良品に恵まれなかったような気がするのですが、「受賞者なし」というのは寂しいです。
本音では東野氏と奥田氏に受賞してもらいたいけれど両作品ともパンチが足りないのでどうかなー。
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芥川賞 第133回候補  一覧へ

いちぢく
無花果カレーライス」(『文藝』平成17年/2005年夏季号[5月])
媒体・作品情報
誌名 「文藝」  別表記「ブンゲイ」「bungei」併記
巻号 第44巻 第2号  別表記夏季号/夏/summer
印刷/発行年月日 発行 平成17年/2005年5月1日
発行者等 編集人 吉田久恭 発行人 若森繁男 印刷人 北島義俊 印刷 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社河出書房新社(東京都)
総ページ数 (304) 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
32字
×20行
×2段
本文ページ 220~247
(計28頁)
測定枚数 82
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書誌
>>平成18年/2006年7月・河出書房新社刊『ドライブイン蒲生』所収
>>平成23年/2011年3月・河出書房新社/河出文庫『ドライブイン蒲生』所収
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候補者 伊藤たかみ 男34歳
選考委員 評価 行数 評言
黒井千次
男73歳
8 「独得の湿り気を帯びた作ふうを持つ」「母と息子の関係より、三十近い二人の独身男のどこか薄汚れた関係が面白かった。」
石原慎太郎
男72歳
0  
山田詠美
女46歳
10 「〈脳髄に向けて咲き乱れる、発狂の花〉……だって。うー、気恥しいぞ。可愛気はあるけれども。」
村上龍
男53歳
16 「(引用者注:子供時代の心的外傷を背景とした候補作の中では)好感を持った。」「虐待を受けた者だけが持つ「文脈」が若干垣間見られたが、全体的に未熟で受賞作として推すことはできなかった。」
河野多恵子
女79歳
8 「割合よく書けていたが、選考のために読んでいる意識を忘れさせてもらえるほどの出来栄えには達していない。」
宮本輝
男58歳
12 「無花果ジャムをカレーに混ぜると味がまろやかになるという一種のキーワードが、小説に何の意味ももたらしていない。」
池澤夏樹
男60歳
7 「たしかに母という他者を書いている。不器用な点が少なくないので今回は授賞には至らなかったけれど、(引用者注:「土の中の子供」よりも)こちらの方が小説の王道だろうか。」
高樹のぶ子
女59歳
7 「いくつかの印象的な場面に短篇の才能を感じる。とりわけ最後の無言電話を放置した中で母親と和解する終り方は秀逸だ。」
選評出典:『文藝春秋』平成17年/2005年9月号
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あい
「ボギー、 愛しているか」(『群像』平成17年/2005年12月号)
媒体・作品情報
誌名 「群像」  別表記表紙 「GUNZO」併記
巻号 第60巻 第12号  別表記12月号
印刷/発行年月日 印刷 平成17年/2005年11月5日 発行 平成17年/2005年12月1日
発行者等 編集人 唐木 厚 発行人 内藤裕之 印刷人 足立直樹 印刷所 凸版印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社講談社(東京都)
総ページ数 452 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×23行
×2段
本文ページ 84~123
(計40頁)
測定枚数 118
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書誌
>>平成24年/2012年3月・講談社刊『秋田さんの卵』所収
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候補者 伊藤たかみ 男34歳
選考委員 評価 行数 評言
河野多恵子
女79歳
0  
石原慎太郎
男73歳
0  
山田詠美
女46歳
4 「二人の男たちの内に死んでなお生きている筈のボギーが、本当に死んでしまったようだ。」
村上龍
男53歳
0  
宮本輝
男58歳
0  
黒井千次
男73歳
8 「三十代の男の哀しさを作者特有のくすんだ筆致で描いた面白さはあるけれど、少年時代に寄せる思いと現在の居場所のない感覚とがうまく噛み合っていないのではあるまいか。」
高樹のぶ子
女59歳
20 「積極的に推した」「自分たちの気取りや流出しかける情緒を、片っぱしから自嘲自爆でひっくり返していく運び方に、才能を感じる。」「風俗嬢とのプレイのあと、“からりと疲れた”の一文。あざといと思いつつも、あざとさも力ではないかと思った。」
池澤夏樹
男60歳
0  
選評出典:『文藝春秋』平成18年/2006年3月号
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芥川賞 第135受賞  一覧へ

はちがつ ろじょう
八月の 路上に 捨てる」(『文學界』平成18年/2006年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第60巻 第6号  別表記6月号
印刷/発行年月日 発行 平成18年/2006年6月1日
発行者等 編集人 大川繁樹 発行人 重松 卓 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 328 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×25行
×2段
本文ページ 104~136
(計33頁)
測定枚数 105
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書誌
>>平成18年/2006年8月・文藝春秋刊『八月の路上に捨てる』所収
>>『文藝春秋』平成18年/2006年9月号
>>平成21年/2009年8月・文藝春秋/文春文庫『八月の路上に捨てる』所収
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候補者 伊藤たかみ 男35歳
選考委員 評価 行数 評言
高樹のぶ子
女60歳
22 「最後の勝ちを夢見て、失う痛みに耐えている若者のシャビイな切実さが、恐らく勝ちなど無いであろうとの予感と共に、胸をうつ。言葉が、伏流水のように裏に流れる意識を感じさせるのは才能だろう。職場の年上女性との関係も、さりげないのに艶がある。本気でも浮気心でもなく、よそ心(原文傍点)という新表現には舌を巻いた。」
宮本輝
男59歳
46 「二人の委員が強く推し、他の委員も全否定の票は入れなかった。」「なるほど、そのような小説である。」「もっと大きな芯が土台として設定できたのではないかと不満を感じた。」「多くの働く人々が見るもの、感じるもの、味わうもの……。それらを超えた何かが小説の芯として確かに沈んでいなければ、その小説になにほどの意味があるのか……。」
黒井千次
男74歳
33 「気心の知れた二人の仕事を通しての信頼関係が、離婚を前にした主人公の現在を浮かび上らせ、過去を照らし出すところが新鮮で、自然でもある。つまり現在主導のもとに過去が眺められ、その視座が過去を乗り越えようとする姿勢を生み出そうとする。」「八月の路上に、紛れもない現代の光景の一つが捉えられている。」
石原慎太郎
男73歳
22 「私は推さなかった」「部分的には巧みで鋭く感覚的なところもあるが、いかに軽く他愛ないものだろうと、離婚という、結婚を選択して選び合った男と女の別離の芯の芯にあるものの重さをちらとでも感じさせるのが文学の本髄というものではなかろうか。」
山田詠美
女47歳
5 「その完成度において、(引用者中略)評価しました。」
池澤夏樹
男61歳
5 「授賞に反対はしないが、元気な水城さんとの一日に比べて妻との過去は類型を脱していない印象だった。」
村上龍
男54歳
27 「共感できる部分がなかったわけではない。」「ただ、(引用者注:私がテレビで見た各飲料メーカーの営業の)そのドキュメンタリー番組には何かを「伝えよう」という意志が感じられ、伊藤氏の「虚構」はそれが希薄だったと、個人的にそう思った。」
河野多恵子
女80歳
53 「以前の二作もかなりよかったが、今度の作品では確実な成長が感じられた。」「三人称に挑戦して、最小限の主語の使い方にも成功している。」「不如意な結婚生活と離婚を扱って、簡潔な文章からさまざまに迸る人間の妙味の豊かさには尋常ならぬものがある。私はこの作品ひとつに○の票を入れた。」
選評出典:『文藝春秋』平成18年/2006年9月号
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