芥川賞のすべて・のようなもの
第13回
  • =受賞者=
  • 多田裕計
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Last Update[H26]2014/6/20

多田裕計
Tada Yukei
生没年月日【注】 大正1年/1912年8月18日~昭和55年/1980年7月8日
受賞年齢 28歳11ヵ月
経歴 福井県福井市生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒。在学中より横光利一に師事。卒業後に辻亮一八木義徳らと同人誌『黙示』を創刊。俳人としても活動する。
受賞歴・候補歴
備考
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芥川賞 第13受賞  一覧へ

ちょうこう
長江デルタ」(『大陸往来』昭和16年/1941年3月号)
媒体・作品情報
誌名 「大陸往来」  別表記「大陸往來」 表紙 「現地雜誌」併記
巻号 第2巻 第3号  別表記3月号
印刷/発行年月日 印刷納本 昭和16年/1941年2月20日 発行 昭和16年/1941年2月25日
発行者等 編輯兼印刷兼発行人 大輪一 印刷所 上海印刷株式会社(上海) 大売捌所 株式会社東海堂(東京市)
発行所 大陸往來社(上海) 発売元 三通書局(上海)
総ページ数 258 表記上の枚数 目次 100枚 基本の文字組
(1ページ当り)
56字
×19行
×1段
本文ページ 210~254
(計45頁)
測定枚数 102
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>『文藝春秋』昭和16年/1941年9月号
>>昭和16年/1941年12月・文藝春秋社刊『長江デルタ』所収
>>昭和24年/1949年9月・小山書店刊『芥川賞全集 第4巻』所収
>>昭和57年/1982年4月・文藝春秋刊『芥川賞全集 第3巻』所収
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候補者 多田裕計 男28歳
選考委員 評価 行数 評言
佐藤春夫
男49歳
30 「(引用者注:「山彦」と)出来は同じくらいだと思う。」「テーマはいいけれども、神経がよく行き届いていない作品だと思う。」「ちょっと神経があらい。」
宇野浩二
男50歳
24 「文学的精神は高くないね。高くないというより、僕は低いと思うナ。」「(引用者注:今後この作家が)材料があって書いても、やはり作品はこの程度で、そういう芸術味のない作品じゃないかな。」
瀧井孝作
男47歳
26 「上海だの、南京、蘇州なんかの景色は非常にうまく書いてあるように思うね。」「上海にいる人らしいし、ああいう雑誌に出たのを、ここで芥川賞として取上げるのも、この際いいのじゃないかという気持は勿論あるのだね。」「今度は「長江デルタ」でどうですかね。」
佐佐木茂索
男46歳
44 「たまたまこれは目についたのだから、芥川賞の委員会が一役買って出て顕彰してもいいと思う。」「肌が荒々しい。この点は欠点だけれども、しかし、その程度の荒々しさを持っていないと、この材料をじかに使うことはなかなか出来ないのじゃないか。」「投票みたいな形式になって、一票がものを言うということになれば、変な言い方だけれども昭和十六年に生きている日本人として「長江デルタ」に入れる。」
室生犀星
男51歳
16 「上海のことを書くと膨れ上るけれども、人間のことは小さく書く、それで三つ(引用者注:「長江デルタ」「山彦」「下職人」)の中ではいいと思うのだけれども、飛びついていいと思うほどいいと思わんナ。」「(引用者注:選ぶとすれば)やはり時局的という言葉を使えば、「長江デルタ」だろうね。」
小島政二郎
男47歳
14 「未熟な点から言えば、(引用者注:「山彦」より)「長江デルタ」の方が未熟だと思う。」「少し悪口を言えば、ジャーナリスチックだと思う。風景描写にしても、何でも神経が通っていないと思う。」「昭和十六年でなければ全然問題にならんよ。」
横光利一
男43歳
58 「支那の青年なんかに読ませれば、日支の提携というような点で実に貢献する所があるだろうと思う。」「「長江デルタ」というのは三角関係の象徴なんだ、恋愛ではない思想的な。」「あの小説は大胆ですよ。その大胆さを買うのです。」「今までのは、無理に「芸術」にさせているでしょう、これが初めてすこし考えるべき「文学」を持ち込んで来たという気がするのですナ。」
川端康成
男42歳
2 「「長江デルタ」或は「下職人」を推す、」「デルタの方将来性あり面白いかも知れぬ、」
菊池寛
男52歳
1 「デ ルタモカンシンセヌ」(以下「話の屑籠」より)「題目は面白いが、中国人の姉妹が、十分によく描けているとは思えなかった。」
久米正雄
男49歳
2 「テフコウデ ルタヲゲンチブンガクノメバエトシテスイセンス」
選評出典:『芥川賞全集 第三巻』昭和57年/1982年4月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和16年/1941年9月号)
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