芥川賞のすべて・のようなもの
第14回
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Last Update[H28]2016/4/30

芝木好子
Shibaki Yoshiko
生没年月日【注】 大正3年/1914年5月7日~平成3年/1991年8月25日
受賞年齢 27歳8ヵ月
経歴 本名=大島好子。東京・浅草生まれ。駿河台女学院卒。『文藝首都』同人となり、創作を発表。昭和16年/1941年、経済学者の大島清と結婚。
受賞歴・候補歴
  • |予選候補| 第11回芥川賞(昭和15年/1940年上期)「ふたば記」瑞丘千砂子名義
  • 第14回芥川賞(昭和16年/1941年下期)「青果の市」
  • |候補| 第1回女流文学者賞(昭和21年/1946年)「新しい日」「一家」「秋箋」『女一人』
  • |候補| 第7回女流文学者賞(昭和29年/1954年)「洲崎パラダイス」
  • 第12回女流文学者賞(昭和35年/1960年)「湯葉」
  • |候補| 第2回女流文学賞(昭和38年/1963年)「丸の内八号館」
  • 第12回小説新潮賞(昭和40年/1965年)『夜の鶴』
  • |候補| 第4回女流文学賞(昭和40年/1965年)『夜の鶴』
  • |候補| 第5回女流文学賞(昭和41年/1966年)「葛飾の女」
  • |候補| 第7回女流文学賞(昭和43年/1968年)『築地川』
  • |候補| 第21回読売文学賞[小説賞](昭和44年/1969年)『面影』
  • |候補| 第9回女流文学賞(昭和45年/1970年)『明日を知らず』
  • |候補| 第10回女流文学賞(昭和46年/1971年)『幻華』
  • 第11回女流文学賞(昭和47年/1972年)『青磁砧』
  • |候補| 第5回川端康成文学賞(昭和53年/1978年)「牡丹の庭」
  • 第38回日本藝術院賞[+恩賜賞][文芸](昭和56年/1981年度)"作家としての業績"
  • 第16回日本文学大賞[文芸部門](昭和59年/1984年)『隅田川暮色』
  • 第3回東京都文化賞(昭和62年/1987年)
  • 第29回毎日芸術賞(昭和62年/1987年度)『雪舞い』
  • 文化功労者(平成1年/1989年)
個人全集 『芝木好子作品集』全5巻(昭和50年/1975年10月~昭和51年/1976年2月・読売新聞社刊)
備考
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「ふたば 記」(『文藝首都』昭和15年/1940年2月号)瑞丘千砂子名義
媒体・作品情報
誌名 「文藝首都」
巻号 第8巻 第2号  別表記2月号
印刷/発行年月日 印刷納本 昭和15年/1940年1月28日 発行 昭和15年/1940年2月1日
発行者等 編輯兼発行人 保高徳藏 印刷所 日東印刷合名会社(東京市)
発行所 文藝首都社(東京市)
総ページ数 172 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×19行
×2段
本文ページ 32~58
(計27頁)
測定枚数 67
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書誌
>>昭和51年/1976年2月・読売新聞社刊『芝木好子作品集 第5巻 青磁砧・牡丹寺』所収/芝木好子名義
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候補者 瑞丘千砂子 女26歳
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
0  
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
2  
川端康成
男41歳
0  
菊池寛
男51歳
   
選評出典:『芥川賞全集 第二巻』昭和57年/1982年3月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和15年/1940年9月号)
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せいか いち
青果の 市」(『文藝首都』昭和16年/1941年10月号)
媒体・作品情報
誌名 「文藝首都」
巻号 第9巻 第8号  別表記10月号
作品名 別表記 果の市」
印刷/発行年月日 印刷納本 昭和16年/1941年9月20日 発行 昭和16年/1941年10月1日
発行者等 編輯兼発行人 保高徳藏 印刷所 日東印刷合名会社(東京市) 配給元 日本出版配給株式会社
発行所 文藝首都社(東京市)
総ページ数 160 表記上の枚数 編輯後記 84枚 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×19行
×2段
本文ページ 1~37
(計37頁)
測定枚数 87
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>『文藝春秋』昭和17年/1942年3月号
>>昭和17年/1942年7月・文藝春秋社刊『青果の市』所収
>>昭和18年/1943年1月・小山書店刊『日本小説代表作全集9 昭和17年・前半期』所収
>>昭和24年/1949年9月・小山書店刊『芥川賞全集 第4巻』所収
>>昭和33年/1958年3月・筑摩書房刊『現代日本文学全集87 昭和小説集(二)』所収
>>昭和44年/1969年4月・講談社刊『日本現代文学全集105 現代名作選1』所収
>>昭和50年/1975年10月・読売新聞社刊『芝木好子作品集 第1巻 湯葉・隅田川』所収
>>昭和51年/1976年6月・筑摩書房刊『筑摩現代文学大系63 芝木好子・有吉佐和子集』所収
>>昭和55年/1980年5月・講談社刊『日本現代文学全集105 現代名作選1』[増補改訂版]所収
>>昭和57年/1982年4月・文藝春秋刊『芥川賞全集 第3巻』所収
>>昭和62年/1987年12月・小学館刊『昭和文学全集 第19巻 中里恒子・芝木好子・大原富枝・河野多恵子・大庭みな子』所収
>>平成6年/1994年4月・ぎょうせい刊『ふるさと文学館 第14巻 東京』所収
>>平成9年/1997年10月・新潮社刊『芝木好子名作選(上)』所収
>>平成11年/1999年5月・角川書店刊『女性作家シリーズ5 網野菊・芝木好子・中里恒子』所収
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候補者 芝木好子 女27歳
選考委員 評価 行数 評言
久米正雄
男50歳
19 「相当に感心した。しっかりした筆で、しかも素直に描いてあり、小説になっている。現在の時局に照らして見て、若干の危険性を感じはしたが、是は、決して一個の、世相批判ではない。」「賢明なる文化政策を執る人々は、恐らく此の作品を、充分許さるべき民の声として、真面目に聴いて呉れるだろう。――そう考えつつ、私は敢て是を推賞する。」
小島政二郎
男48歳
15 「感心した。私はこれに一票を投じた。女主人公八重の性格と生活とが、実に鮮かに描き出されている。私のように商ン人の家に生まれたものには、彼女の喜びも悲しみもひしと身に迫った。」「ただ八重の助手となって働いている弟と末次との描写はまずい。まずい原因もよく分っているし、同じ時代に作者として苦しく生きている私は満腔の同情を持っているのだが。」
川端康成
男42歳
12 「(引用者注:「火渦」と)いずれを選ぶべきか、私ははっきりせず、と云うよりも、出来るならば、両方に授賞してほしかった。」「主人公の娘のけなげで必死な生き方が作品の呼吸となって、非常な好意を持たずにいられない。強く張っている。表現も確かである。結末近くから甚だ薄手になるのも、或いはやむをえないことだったろうか。」
宇野浩二
男50歳
23 「一ばん評判がよかったけれど、その中には、前にやはり候補になった、「双流」という小説を考慮にいれて、推す人もあった。私もその一人であるが、この小説は、仮りに題材が面白いとしても、妙に堅実で、常識的なところがある。」「うまいところはあるとしても、さして新らし味もないので、賞に価しない、と思った。」「決定しようという会の時に、この小説を賞にきめてもよいが、この小説の主題が、この重大な時に、差し支えがある、という事が問題になって、(引用者中略)結局、終りの方を作者の諒解を得て、直してもらって、発表しよう、という事になった。」
佐藤春夫
男49歳
18 「さばさばとこだわりのないそれでいて描写力もコクも可なりそなわった筆致は品位も悪くなく好もしい作風で作者の才能とともに人柄の好さを思わせて好意のもてる作品である。」「折角風格ともいうべきものが具わりながらそれが稍通俗という難もありそうだし、それよりも問題は現代の世相に即したこの素材の取扱いの困難の上にあろう。」「しかし作者の人柄がこの点をも救っているかと思う。」
瀧井孝作
男47歳
7 「読後すこし淋しい感じの残る点物足らぬ感じがした。これは銓衡会の席上で、いろいろ問題になり、結局作者に、結末の所を描足してもらえば宜いと云うことで、授賞と定った。」「(引用者注:過去の作の)「双流」よりもムキで純粋な感じで、好いと思った。」
佐佐木茂索
男47歳
9 「曾て「双流」を書いた此の作者は、「青果の市」で確実な成長を示している。言い過ぎてよいものなら、更に次の成長を約束しているとも言える。」「甲斐甲斐しい女主人公を描いた前半には格別云うべき事もない。二人の青年の理窟めいた会話のあたりには肉附けの乏しさを感じさせる。」
室生犀星
男52歳
4 「前半の正確な主格に於て、澄んだものすらあった。すくなくとも久米君のいう小説になっているところのものであり随筆的な水原君の作品とは、こういう意味でだんぜんちがうのかも知れない。」
菊池寛
男53歳
   
選評出典:『芥川賞全集 第三巻』昭和57年/1982年4月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和17年/1942年3月号)
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