芥川賞のすべて・のようなもの
第19回
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Last Update[H26]2014/11/28

八木義徳
Yagi Yoshinori
生没年月日【注】 明治44年/1911年10月21日~平成11年/1999年11月9日
受賞年齢 32歳9ヵ月
経歴 北海道室蘭市生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒。在学中に、第三次『早稲田文學』復刊、同人誌『黙示』創刊に関わる。満州理化学工業、東亜交通公社に勤務のかたわら創作活動を続ける。師に横光利一がいる。
受賞歴・候補歴
個人全集 『八木義徳全集』全8巻(平成2年/1990年2月~10月・福武書店刊)
備考
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芥川賞 第19受賞  一覧へ

りゅうかんふう
劉廣福」(『日本文學者』創刊号[昭和19年/1944年4月])
媒体・作品情報
誌名 「日本文學者」
巻号 第1巻 第1号  別表記創刊号
印刷/発行年月日 印刷 昭和19年/1944年3月25日 発行 昭和19年/1944年4月1日
発行者等 編輯兼発行人 篠崎 正 印刷人 升 辰雄 印刷所 升活版所(東京都) 配給元 日本出版配給株式会社(東京都)
発行所 日本年文學者會(東京都)
総ページ数 110 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×22行
×2段
本文ページ 34~53
(計20頁)
測定枚数 55
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>『文藝春秋』昭和19年/1944年10月号
>>昭和21年/1946年10月・小山書店刊『日本小説代表作全集 第13 昭和19・20年』所収
>>昭和23年/1948年3月・世界社刊『母子鎮魂』所収
>>昭和24年/1949年10月・小山書店刊『芥川賞全集 第5巻』所収
>>昭和33年/1958年3月・筑摩書房刊『現代日本文学全集87 昭和小説集(二)』所収
>>昭和50年/1975年10月・旺文社/旺文社文庫『摩周湖・海豹 他』所収
>>昭和55年/1980年5月・成瀬書房刊『劉広福』所収
>>昭和57年/1982年4月・文藝春秋刊『芥川賞全集 第3巻』所収
>>平成2年/1990年3月・福武書店刊『八木義徳全集1』所収
>>平成12年/2000年8月・講談社/講談社文芸文庫『私のソーニャ・風祭―八木義徳名作選』所収
>>平成22年/2010年10月・ポプラ社/百年文庫48『波』所収
>>平成24年/2012年2月・集英社刊『コレクション戦争と文学16 満洲の光と影:儚』所収
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候補者 八木義徳 男32歳
選考委員 評価 行数 評言
佐藤春夫
男52歳
13 「(引用者注:「登攀」と共に)正しく今日書かれなければならぬ作品を作者がこれ程熱を持って書いたのがまず珍重である。」「(引用者注:受賞した)二篇の巧拙優劣は各人各説決定し難い。」「あの素材を捉えてそれを生かすために太い線でぐんぐんと小細工なくひた押しに叙述する工夫で、稍通俗に月並になりやすい話柄を品格賤しくなく仕立て上げ主人公の性格を生かしたのは手柄であろう。」
川端康成
男45歳
10 「外地の作品を、今回また二篇も選ぶことになったのは、予期しない、しかし必然の結果であったろう。候補作中新文学の萌芽は、やはりこれらの作品にあった。」
横光利一
男46歳
9 「不用な枝葉を惜しげもなく切断し、鮮明に幹の太さを浮き上らせたカットの手腕は、主材の底まで眼力の届いていることを証明している。」「数年前、一度この作者は、尾崎一雄氏の「暢気眼鏡」授賞のさい、草原地帯の美しい描写で首位を競ったことがあったが、この度の授賞の幸運は当然だろう。」
河上徹太郎
男42歳
1 「他の審査員が述べるであろう。」
片岡鐵兵
男50歳
10 「二つの作品(引用者注:「劉廣福」と「登攀」)自身はそれぞれ行き方がちがうようだが、人間のこの時代に生きる精神を掴もうとする点、何が生きる精神であるかの決定のし方においては同じである。」「私は反対したかったのだが、この作者が他の作品で示した手法のことを横光君から訊いて、この作品の書き方が偶然の手法でなく、意識的な努力になるという証しを得て安心した次第である。」
瀧井孝作
男50歳
4 「(引用者注:「登攀」と共に)読んでそれぞれ面白味も腕前の力もあるが、この二篇を「昔の人」と比べると、短篇としての冴えと匂いとが稍劣ると思った。」
選評出典:『芥川賞全集 第三巻』昭和57年/1982年4月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和19年/1944年9月号)
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