芥川賞のすべて・のようなもの
第77回
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Last Update[H27]2015/7/27

三田誠広
Mita Masahiro
生没年月日【注】 昭和23年/1948年6月18日~
受賞年齢 29歳0ヵ月
経歴 大阪府大阪市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。小学校時代にはABC児童劇団(朝日放送)に所属し、子役の経験がある。高校在学中に『Mの世界』で作家デビューを果たす。大学卒業後は広告プロダクションに勤務、編集・ライターに従事。
受賞歴・候補歴
備考
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芥川賞 第77受賞  一覧へ

ぼく なに
僕って 何」(『文藝』昭和52年/1977年5月号)
媒体・作品情報
誌名 「文藝」
巻号 第16巻 第5号  別表記5月号
印刷/発行年月日 発行 昭和52年/1977年5月1日
発行者等 編集者 寺田 博 発行者 佐藤晧三 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社河出書房新社(東京都)
総ページ数 296 表記上の枚数 表紙・目次 240枚 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 26~105
(計80頁)
測定枚数 240
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書誌
>>昭和52年/1977年7月・河出書房新社刊『僕って何』
>>『文藝春秋』昭和52年/1977年9月号
>>昭和53年/1978年4月・講談社刊『文学1978』所収
>>昭和55年/1980年6月・河出書房新社/河出文庫『僕って何』
>>昭和57年/1982年12月・文藝春秋刊『芥川賞全集 第11巻』所収
>>昭和63年/1988年5月・角川書店/角川文庫『僕って何』
>>昭和63年/1988年12月・小学館刊『昭和文学全集 第31巻 澁澤龍彦・中井英夫・中野孝次・三木卓・色川武大・田中小実昌・金井美恵子・三田誠広・青野聰・立松和平・村上龍』所収
>>平成26年/2014年10月・講談社/講談社文芸文庫『現代小説クロニクル 1975~1979』所収
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候補者 三田誠広 男29歳
選考委員 評価 行数 評言
丹羽文雄
男72歳
0  
中村光夫
男66歳
5 「素朴な語り口」「ものものしい題名のわりに、主人公の心理が浅くしか把握されていないので、内面の展開がなく、冗長の感をあたえるのは惜しまれます。」
永井龍男
男73歳
5 「若さ、群集を書きまくるエネルギーに将来性を感じた。」「欠点も多い代りスケールは(引用者中略・注:「五月の傾斜」より)大きかった。」
大江健三郎
男42歳
11 「方法として単調だし、イメージのつくり方も、しばしば通俗的な風俗性に流れている。しかし、それなりに不安定な対象に密着しつづけて、ともかくも一時代の青春の一局面を、散文の世界に囲いこみえている。」「小説一篇読みおえての面白さをいえば、この作品が授賞作に選ばれて自然だった。」
吉行淳之介
男53歳
11 「池田満寿夫、高橋揆一郎、三田誠広の順に内心支持して会に出た。」「「僕って何」とは同年代に向って「君って何」という問いかけの批評を含んでいて、このあたりの年齢の周辺を私小説風に描いて過大に評価されてきたこれまでのいろいろの作品より、ずっと良かった。ユーモアにもとぼけているようで、批評がある。」
瀧井孝作
男83歳
4 「おしゃべりのズラズラしゃべりまくる筆で、このおしゃべりが特長かもしれないが、私はもっと簡潔に書いてほしいと思った。」
井上靖
男70歳
3 「若さがよく出ている明快な作品で、好意を以て読んだ。」
安岡章太郎
男57歳
12 「いいと思った。しかし、(引用者中略)積極的に推せるものはなかった。」「前半部がとくにダラシのない文章で退屈であった。しかし読みすすめるにつれて、当今学生気質といったものが過不足なく描かれたシタタカなところがあり、なかなかヤルじゃないか、という気がした。」
遠藤周作
男54歳
9 「授賞作になることに反対しなかった。ただ、この作品にはやや新人らしい独自の冒険がなく、安全な書きかたをしているのが多少、物足りなかった。(たとえばトシオが学生たちにからむ気持の描写などは、安全な書きかたであり、もっと複雑なものがあるような気がする)」
選評出典:『芥川賞全集 第十一巻』昭和57年/1982年12月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和52年/1977年9月号)
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