芥川賞のすべて・のようなもの
第110回
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Last Update[H26]2014/6/20

引間徹
Hikima Tetsu
生没年月日【注】 昭和39年/1964年4月3日~
経歴 東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。
受賞歴・候補歴
  • 第6回早稲田文学新人賞(平成1年/1989年)「テレフォン・バランス」
  • 第17回すばる文学賞(平成5年/1993年)「19分25秒」
  • |候補| 第110回芥川賞(平成5年/1993年下期)「19分25秒」
  • |候補| 第112回芥川賞(平成6年/1994年下期)「地下鉄の軍曹」
備考
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芥川賞 第110回候補  一覧へ

ふん びょう
「19 分25 秒」(『すばる』平成5年/1993年11月号)
媒体・作品情報
誌名 「すばる」  別表記奥付 「昴」併記
巻号 第15巻 第11号  別表記11月号
印刷/発行年月日 発行 平成5年/1993年11月1日
発行者等 編集者 狩野伸洋 発行者 川口俊夫 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社集英社(東京都)
総ページ数 402 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 22~91
(計70頁)
測定枚数 210
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書誌
>>平成6年/1994年1月・集英社刊『19分25秒』
>>平成10年/1998年6月・集英社/集英社文庫『19分25秒』所収
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候補者 引間徹 男29歳
選考委員 評価 行数 評言
大江健三郎
男58歳
0  
大庭みな子
女63歳
0  
丸谷才一
男68歳
20 「久方ぶりに属望するに足る才能に出会つたといふ気がする。」「第一に発想がいいし、筋の展開がいちいち気がきいてゐる。」「第二に登場人物たちがみな隣人のやうになつかしい。」「第三に文章が、ときどき変なこともあるけれど、全体としてはしつかりしてゐて、着実に前へ進む。第四に、いまの日本人の生活感、をかしな時代に生きて困つてゐる感じがよくつかまへてある。」
吉行淳之介
男69歳
15 「左足の膝から下が義足で競歩の世界記録を狙える男というのは、お伽話の世界のもののようでいて、しだいにリアリティを増してくる。と同時に、余分の場面と余分の言葉が増えてきて、惜しいと思った。」
日野啓三
男64歳
0  
田久保英夫
男65歳
2 「注目した。」
黒井千次
男61歳
0  
三浦哲郎
男62歳
8 「全体にフレッシュな活力がみなぎっていて、面白く読めた。ただ、文章が、スポーツ小説にふさわしく平易明解なのはいいとしても、ところどころ荒さの目立つのが難点であった。それに、文学作品としてはやはり深みが不足だと感じた。」
河野多恵子
女67歳
5 「舌たらずの文章が幾つもある。」「一方、すばらしい表現も随所にある。この作者には、生来のすぐれた資質がある。」
古井由吉
男56歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十六巻』平成14年/2002年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成6年/1994年3月号)
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芥川賞 第112回候補  一覧へ

ちかてつ ぐんそう
地下鉄の 軍曹」(『すばる』平成6年/1994年10月号)
媒体・作品情報
誌名 「すばる」  別表記奥付 「昴」併記
巻号 第16巻 第10号  別表記10月号
印刷/発行年月日 発行 平成6年/1994年10月1日
発行者等 編集者 加藤康男 発行者 川口俊夫 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社集英社(東京都)
総ページ数 434 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 16~106
(計91頁)
測定枚数 275
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書誌
>>平成7年/1995年4月・集英社刊『地下鉄の軍曹』
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候補者 引間徹 男30歳
選考委員 評価 行数 評言
田久保英夫
男66歳
0  
丸谷才一
男69歳
12 「期待に反した失敗作です。書く必要のない小説だつた。」「『19分25秒』のスポーツと違つて、この作品であつかつてゐる戦争は、作者にとつて切実なものでないらしい。ただ冗漫で退屈なだけでした。書く必要がないと評するゆゑんです。属望する新人に向つてかういふことを言はなければならない不運を嘆く。」
黒井千次
男62歳
7 「野心的な力作ではある。しかしどう考えても作品は不要に長く、また現在の側から過去に迫る営為が弱いために意図倒れに終っている。」
日野啓三
男65歳
4 「若い世代らしい思いきった虚構の小説作りには目を見張った。」「だが(引用者中略)長過ぎて散漫」
大江健三郎
男59歳
6 「人物の設定も物語の場所も魅力があるのに、そこで展開されるアジア論はとおりいっぺんだし、後半、罠にとらえられた人物らの動きは、罠ともども、いかにもこしらえものである。」
古井由吉
男57歳
10 「私は(引用者中略)推した。作者が悪戦苦闘しているその相手が、どうやら《空白》そのものであるらしいということに、私なりに感ずるところがあった。」「構成の手ごたえよりも、どこまで行っても確かなものに触れぬその徒労絶望を、文章のはしゃぎに変えて押しまくった。作品の仕舞いでようやく叫びが立った。その声が私には聞こえた。幽霊とは騒がしいものである。」
大庭みな子
女64歳
0  
三浦哲郎
男63歳
0  
河野多恵子
女68歳
4 「(引用者注:三浦俊彦と共に)今度の候補作では共に前作以上に頑張り、だがその分だけ作品の質が下がるという痛ましいことになっていた。」
選評出典:『芥川賞全集 第十七巻』平成14年/2002年8月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成7年/1995年3月号)
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