芥川賞のすべて・のようなもの
第115回
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Last Update[H27]2015/2/11

福島次郎
Fukushima Jiro
生没年月日【注】 昭和5年/1930年☆月☆日~平成18年/2006年2月22日
経歴 熊本県熊本市生まれ。東洋大学国文学科卒。高校教諭のかたわら、同人誌に参加し創作を続ける。昭和62年/1987年退職後、執筆活動に専念。昭和26年/1951年より三島由紀夫と断続的に関係をもち、のち平成10年/1998年そのことを綴った『三島由紀夫―剣と寒紅』を上梓。
受賞歴・候補歴
  • 第3回熊日文学賞(昭和36年/1961年)「現車」
  • 第8回九州文学賞(昭和50年/1975年)「阿武隈の霜」
  • |候補| 第115回芥川賞(平成8年/1996年上期)「バスタオル」
  • |候補| 第120回芥川賞(平成10年/1998年下期)「蝶のかたみ」
備考
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芥川賞 第115回候補  一覧へ
「バスタオル」(『詩と眞實』平成8年/1996年2月号)
媒体・作品情報
誌名 「詩と眞實」  別表記表紙 「月刊文芸誌」併記 表紙・奥付 「詩と眞實」
巻号 第560号  別表記2月号
印刷/発行年月日 印刷 平成8年/1996年1月24日 発行 平成8年/1996年1月25日
発行者等 編集・発行人 吉村 滋 印刷所 株式会社秀巧社(上益城郡益城町)
発行所 詩と眞實社(熊本市)
総ページ数 70 表記上の枚数 本文 149枚 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×23行
×2段
本文ページ 12~61
(計50頁)
測定枚数 149
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書誌
>>『文學界』平成8年/1996年6月号再録
>>平成10年/1998年11月・文藝春秋刊『蝶のかたみ』所収
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候補者 福島次郎 男(66歳)
選考委員 評価 行数 評言
日野啓三
男67歳
0  
丸谷才一
男70歳
0  
三浦哲郎
男65歳
9 「これほどの物語を書き得る作者が、なにゆえにこのような身も蓋もない題をつけたのか理解に苦しむ。」「もしかしたら異性間では生まれないかもしれない、純で哀切な恋情を描き出していて心を打たれる。」「私は、これ(引用者注:バスタオル)を題名にし、これで作品を締め括っているのには反対だといっておきたい。」
宮本輝
男49歳
10 「好感を持ったが、いいところと悪いところの差がありすぎるという意見にはうなずかざるを得なかった。」「同性愛を苦しいまでの恋として描いた筆さばきに底力を感じた。この作者は、ここまで〈はらわた〉を見せるために長い年月が必要であったにちがいない。その点も含めて、私は(引用者中略)受賞作として推した。」
田久保英夫
男68歳
0  
黒井千次
男64歳
3 「哀切感の漲る小説だが、いかにも古めかしく、その古めかしさに甘えている点が気にかかった。」
石原慎太郎
男63歳
18 「私と宮本氏だけが(引用者中略)強く推したが、どうやら少数意見でしかなかった。」「ここに描かれている高校教師とその生徒との関わりは間違いなく愛であり、しかも哀切である。誰かがこれが男と女の関係ならばただの純愛小説だといっていたが、もしそうとしてもそれがなぜ小説としての瑕瑾となるのか。」「この作品だけが私には官能的なものとして読めた。小説が与える官能こそが小説の原点的な意味に違いない。」
古井由吉
男58歳
11 「少年愛の微妙をめぐるものながら、男の異性愛と平行をなすと私は見る者だが、対象を異性にした場合、この時代ではおそらく、表現は成り立ち難いのだろう。」「しかし現代の彼等たちを、いささか恥じさせるところのある作品ではある。ただし末尾のバスタオルの悪臭は、「バスタオル」全篇を侵したと思われるが。」
大庭みな子
女65歳
0  
池澤夏樹
男51歳
0  
河野多恵子
女70歳
10 「半ば近くまでと終りの数頁は、私にはさっぱり頂けなかった。ところがそのほかの後半は比較にならぬほどの出来栄えである。」「清らかな感動を喚び起こされさえした。」「作中に出来不出来のむらが見えるのは、初心者の作ではよくあることだが、この作品ほどの極端さは恐らく異例だろう。」
選評出典:『芥川賞全集 第十七巻』平成14年/2002年8月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成8年/1996年9月号)
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芥川賞 第120回候補  一覧へ

ちょう
蝶のかたみ」(『文學界』平成10年/1998年11月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第52巻 第11号  別表記11月号
印刷/発行年月日 発行 平成10年/1998年11月1日
発行者等 編集人 庄野音比古 発行人 阿部達児 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 392 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×24行
×2段
本文ページ 134~187
(計54頁)
測定枚数 169
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書誌
>>平成10年/1998年11月・文藝春秋刊『蝶のかたみ』所収
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候補者 福島次郎 男(69歳)
選考委員 評価 行数 評言
河野多恵子
女72歳
0  
古井由吉
男61歳
0  
日野啓三
男69歳
0  
石原慎太郎
男66歳
5 「この作者の作品の系譜を眺めなおして見て、妙な当てこみのいやらしさを感じさせられる。しょせん恥のウリセンという印象を禁じ得ない。」
宮本輝
男51歳
5 「小説になりそこねたといった印象を持った。ノンフィクションのドキュメンタリー、あるいは手記の域でとどまっている。」
田久保英夫
男70歳
0  
三浦哲郎
男67歳
0  
黒井千次
男66歳
0  
池澤夏樹
男53歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十八巻』平成14年/2002年10月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成11年/1999年3月号)
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