芥川賞のすべて・のようなもの
第13回
候補作家の群像 トップページ
直木賞・芥川賞受賞作一覧
受賞作・候補作一覧
受賞作家の群像
選考委員の群像
選評の概要
マップ

候補作家の一覧へ
前の回へ後の回へ
Last Update[H26]2014/6/20

相野田敏之
Ainoda Toshiyuki
生没年月日【注】 大正6年/1917年3月23日~昭和57年/1982年10月28日
経歴 広島県佐伯郡中村生まれ。慶應義塾大学本科卒。『三田文学』同人となる。太平洋戦争後、高校教諭を経て昭和26年/1951年故郷の中村村長、昭和30年/1955年に周辺村合併に伴い能美町の初代町長となり、昭和42年/1967年まで務める。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第13回芥川賞(昭和16年/1941年上期)「山彦」
備考
  - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


芥川賞 第13回候補  一覧へ

やまびこ
山彦」(『三田文學』昭和16年/1941年5月号)
媒体・作品情報
誌名 「三田文學」
巻号 第16巻 第5号  別表記5月号
作品名 別表記 「山
印刷/発行年月日 印刷 昭和16年/1941年4月20日 発行 昭和16年/1941年5月1日
発行者等 編輯者 和木三郎 発行者 西脇順三郎 印刷者 渡邊丑之助 印刷所 愛宕印刷株式会社(東京市)
発行所 三田文學會(東京市) 発売所 株式会社籾山書店(東京市)
総ページ数 292 表記上の枚数 目次 120枚 基本の文字組
(1ページ当り)
45字
×20行
×1段
本文ページ 130~164
(計35頁)
測定枚数 71
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
書誌
>>『文藝春秋』昭和16年/1941年10月号
>>昭和17年/1942年8月・小山書店刊『日本小説代表作全集8 昭和16年・後半期』所収
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
候補者 相野田敏之 男24歳
選考委員 評価 行数 評言
佐藤春夫
男49歳
23 「(引用者注:「長江デルタ」と)出来は同じくらいだと思う。」「古い。概念的に古いのだけれども、実際的にはそう古い感じではないと思う。」「気品という点からは、(引用者中略)欠点があっても推すナ。」「文学としては(引用者注:「長江デルタ」より)「山彦」のほうがいいという僕の考えは変らないのだ。」「ただ気違いを書いているというだけでなく、僕は人生を書いたものとして相当深みがあると思う。」
宇野浩二
男50歳
16 「僕は「山彦」に(引用者注:賞を)やって、「長江デルタ」を(引用者注:次点として文藝春秋に)載せるよ、」
瀧井孝作
男47歳
8 「「山彦」もとるけれども、「長江デルタ」のほうをとりたいような気がするのだがね。」
佐佐木茂索
男46歳
9 「人によっては、「山彦」はああいう気違いの世界を幾らうまく書いてもそれが何だと言うだろうし、それも必ずしも一言の下に退けるわけにもゆくまいと思う。」「一歩譲って、これだけ論じてガラリと変って(引用者注:授賞が)「山彦」になったって、必ずしも不服とは思わない。」
室生犀星
男51歳
5 「いいと思うけれども書いてあることが芥川賞にはどうかと思うナ。」「(引用者注:時局的ということを別に考えれば、推すのは)そりゃ「山彦」だナ。」
小島政二郎
男47歳
1 「(引用者注:この作者の発表作は)あれが初めてで、その後書いているのも相当うまい。」「俺もそう(引用者注:授賞は「山彦」に、文藝春秋に載せるのは「長江デルタ」に)だナ。」
横光利一
男43歳
3 「(引用者注:「下職人」と共に)うまいと思うのだけれども、ああいううまさは老大家がいればいいのじゃないかという気がするのです。」
川端康成
男42歳
3 「少し躊躇する、いい所あれど、文章など未熟だし、終り悪い、今後の機会に見るべき作家と思う。」
菊池寛
男52歳
1 「ヤマヒコモコマル」(以下「話の屑籠」より)「やはり一つの時代錯誤だ。時代の影響を受けて、しかも文芸の本質を失わないということが大切なのである。時代の影響を少しも受けないということは、文芸としても一つの欠点である。」
久米正雄
男49歳
1 「ヤマヒコハアマリニインサン」
選評出典:『芥川賞全集 第三巻』昭和57年/1982年4月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和16年/1941年9月号)
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -



ページの先頭へ

トップページ直木賞・芥川賞受賞作一覧受賞作・候補作一覧受賞作家の群像選考委員の群像
選評の概要マップ || 候補作家の一覧へ前の回へ次の回へ