芥川賞のすべて・のようなもの
第142回
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Last Update[H26]2014/6/20

大森兄弟
Omori Kyodai
生没年月日【注】 兄:昭和50年/1975年☆月☆日~、弟:昭和51年/1976年☆月☆日~
経歴 兄弟二人の合作。兄は愛知県一宮市生まれ。成城大学法学部卒。看護師。弟は愛知県一宮市生まれ。国士舘大学法学部卒。会社員。平成21年/2009年に文藝賞を受賞。
受賞歴・候補歴
  • 第46回文藝賞(平成21年/2009年)「犬はいつも足元にいて」
  • |候補| 第142回芥川賞(平成21年/2009年下期)「犬はいつも足元にいて」
  • |候補| 第33回野間文芸新人賞(平成23年/2011年)『まことの人々』
備考
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芥川賞 第142回候補  一覧へ

いぬ あしもと
犬はいつも 足元にいて」(『文藝』平成21年/2009年冬季号[11月])
媒体・作品情報
誌名 「文藝」  別表記「ブンゲイ」「bungei」併記
巻号 第48巻 第4号  別表記冬季号/冬/winter
印刷/発行年月日 発行 平成21年/2009年11月1日
発行者等 編集人 吉田久恭 発行人 若森繁男 印刷人 北島義俊 印刷 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社河出書房新社(東京都)
総ページ数 (368) 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
31字
×20行
×2段
本文ページ 168~225
(計58頁)
測定枚数 172
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書誌
>>平成21年/2009年11月・河出書房新社刊『犬はいつも足元にいて』
>>平成25年/2013年9月・河出書房新社/河出文庫『犬はいつも足元にいて』所収
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候補者 大森兄弟 男男34歳33歳
選考委員 評価 行数 評言
池澤夏樹
男64歳
4 「(引用者注:「ミート・ザ・ビート」「ボーダー&レス」と共に)青春=生活路線」
小川洋子
女47歳
27 「唯一の丸をつけた。主人公僕の幼い語り口とは対照的に、彼がとらえる世界のありようはあまりにもいびつで入り組んでいて、死臭に満ちている。(引用者中略)言葉を持たない者が一人ぽつんと取り残された時、本来そこにあるべきでない何かを掘り返してしまうのではないか。犬が広場で腐敗した肉を掘り起こすように。そんな恐怖が見事に描かれている。」
石原慎太郎
男77歳
13 「兄弟二人して事前にメディアのインタビューにも応じているそうな。小説はあくまで一人で書くものとはいわぬが、こうした姿勢は何やら世間への当てこみ、おもねりを感じさせるが。」「(引用者注:「ミート・ザ・ビート」と共に)論外として最初から選から外された」
高樹のぶ子
女63歳
34 「陰湿で卑屈な人間たちを、暗い腐臭の中に物思わし気に描いていて、妙にまとまりが良かった。」「小説は衝動と抑制、懐疑と肯定、言葉の放出とそれを外側から見る目、破壊衝動と構築本能という、相反する力を無意識のうちにコントロールしながら書くものだ。共作を文学として認めることは、この真反対の力を別々の人間が受け持つことを認めることでもある。(引用者中略)こうした方法でたとえ出来映えの良い作品が生まれたとしても、どれほどの意味があるのだろう。」
黒井千次
男77歳
8 「色々な仕掛けや工夫はあってもそれがうまく焦点を結ばず、思わせばりなままで結局何が書きたかったのかがわからぬまま終ってしまった感がある。」
宮本輝
男62歳
5 「犬と土のなかの肉についての暗喩がつまらなかった。観念の幼稚さ、という代物だ。」
山田詠美
女50歳
18 「全体に漂う不穏さが綺麗に統一されているのは比喩が上手いからかもしれない。でもねえ……〈フィリピンのジャングル〉なんか出して来ちゃうところが、これまた勘違いに「文学的」だなあと感じたのでした。」「物議を醸した共作云々より、受賞作に値しないということの方が重要だ、などとも思ったりしたのです。」
村上龍
男57歳
0  
川上弘美
女51歳
20 「読んでいる間に何回か頭に浮かんだのは「問題提起」という言葉でした。」「「問題」が、小説の中で提起されているとしても、小説はそれらの問いに答える必要など、まったくありません。それはよく知っているのです。でもやっぱり何回も思ってしまった。この「問題提起」に、作者自身はどう答える心づもりがあるのだろうなあ、と。」
選評出典:『文藝春秋』平成22年/2010年3月号
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