芥川賞のすべて・のようなもの
第148回
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Last Update[H26]2014/10/25

北野道夫
Kitano Michio
生没年月日【注】 昭和59年/1984年5月31日~
経歴 滋賀県生まれ、茨城県つくば市育ち。早稲田大学第一文学部卒。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第104回文學界新人賞(平成19年/2007年)「二重写し」
  • 第106回文學界新人賞(平成20年/2008年)「逃げ道」
  • |候補| 第148回芥川賞(平成24年/2012年下期)「関東平野」
備考
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芥川賞 第148回候補  一覧へ

かんとうへいや
関東平野」(『文學界』平成24年/2012年9月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第66巻 第9号  別表記9月号
印刷/発行年月日 発行 平成24年/2012年9月1日
発行者等 編集人 田中光子 発行人 村上和宏 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社 DTP制作 株式会社ローヤル企画
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 328 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×25行
×2段
本文ページ 158~192
(計35頁)
測定枚数 112
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候補者 北野道夫 男28歳
選考委員 評価 行数 評言
高樹のぶ子
女66歳
6 「「故郷は失われてしまったのか」という壮大なテーマが空回りしている印象だった。」
小川洋子
女50歳
15 「もどかしかったのは、理不尽な世界が描かれているにもかかわらず、袋小路に追い込まれてゆくような息苦しさ、空恐ろしさをあまり感じなかった点だ。一シーン一シーンはどこかよそよそしく、初対面の人から聞かされる夢の話のごとく平板に通り過ぎてゆく。」
宮本輝
男65歳
16 「東日本大震災が作品の根っこのところにあるのだろうが、あれほどの大災害を観念で抽象化するには、よほどの力量と技術が必要だ。」「乾き切った関東平野にあって、主人公ひとりがいつも全身濡れそぼっているというメタファでは、どうにも手の届きようのない領域だと思う。」
山田詠美
女53歳
22 「自己表現(これ、小説においてはけなし(傍点)用語ね)のために、圧倒的な現実を利用してはいけないよ。むしろ、小説の方から奉仕するべきね。いっそ、傑作SF映画の『第9地区』みたいなものに仕立て上げれば良かったのに……なんて、それは無理か。同じ人類立入り禁止区域を描くにしても、あちらは、知性とアイロニーの元手をかけている。」
川上弘美
女54歳
11 「舞台が東北ではなく、福島に近いと思われる関東地方であり、壊滅的な被害にあったのではないけれど、明らかな被害が生活の中にそくそくとただよっているという、震災との微妙な距離を描いて、興味深かったです。もう一つ突き抜けていれば。」
奥泉光
男56歳
11 「放射線物質に汚染された関東平野のイメージを、少しずつずれていく断章の積み重ねのなかで定着させようと云う、方法意識のある一篇」「ここで方法は功を奏さず、全体が平板な印象となってしまったのは残念だった。」
堀江敏幸
男49歳
26 「全体に漂う寓話性と、男女のやりとりを挟んでの、ちょっと大袈裟にいえば哲学的な踏み込みに特徴がある。」「女性のイニシャルIは、「俺」と「私=I」のやりとりに関わってくる。一人称が関東平野のなかで性差を超え、時間を掻き乱してくれているのに、いまだ時空の「すきま」が埋め切れていない。」
村上龍
男60歳
0  
島田雅彦
男51歳
26 「妙にまったりとして退廃感は悪くない。映画によくある手法だが、こういう再会の仕方もある、こういう展開もあり得たという具合に、同じようなシチュエーションを何度も繰り返し描いている。」「同じ場面を何度も書き直し、それをまとめて百枚くらいの作品に仕立てたような安易さの方が目立ってしまった。」
選評出典:『文藝春秋』平成25年/2013年3月号
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