芥川賞のすべて・のようなもの
第155回
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Last Update[H28]2016/12/20

今村夏子
Imamura Natsuko
生没年月日【注】 昭和55年/1980年2月20日~
経歴 広島県広島市生まれ。平成22年/2010年「あたらしい娘」で第26回太宰治賞を受賞、翌年、同作品を改題した「こちらあみ子」所収の同題作品集でデビュー。
受賞歴・候補歴
  • 第26回太宰治賞(平成22年/2010年)「あたらしい娘」
  • 第24回三島由紀夫賞(平成22年/2010年度)『こちらあみ子』
  • |候補| 第155回芥川賞(平成28年/2016年上期)「あひる」
備考
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「あひる」(『たべるのがおそい』vol.1[平成28年/2016年4月])
媒体・作品情報
誌名 「たべるのがおそい」  別表記表紙・背・目次 「文学ムック」併記
巻号 vol.1  別表記Spring 2016
印刷/発行年月日 発行 平成28年/2016年4月15日(第一刷)
発行者等 編集・発行人 田島安江 編集 西崎憲 編集協力 佐々木孝、宮島亜紀 DTP 黒木留美(書肆侃侃房) 印刷・製本 アロー印刷株式会社
発行所 書肆侃侃房(福岡市)
総ページ数 173 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
25字
×18行
×2段
本文ページ 8~35
(計28頁)
測定枚数 57
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書誌
>>平成28年/2016年11月・書肆侃侃房刊『あひる』所収
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候補者 今村夏子 女36歳
選考委員 評価 行数 評言
山田詠美
女57歳
10 「淡々とした描写の中に、そこはかとない恐ろしさがある。あひるが弟の赤ちゃんのメタファー? と思ってしまうのは深読み? そんなふうに勝手に結末以降を想像してみると……怖いです。」
奥泉光
男60歳
10 「短編として過不足ないが、自分は小説に「過」を求めがちなので、どうしても不足を覚えてしまったわけで、そこは気にせず、我が路を進んで欲しいと思います。」
村上龍
男64歳
0  
島田雅彦
男55歳
9 「寓意的な身辺雑記として、体裁よく仕上がっているが、低いハードルは上手に飛べる。」「乱暴者の弟の代わりにあひるを家族にする話だと考えると、にわかに笑いがこみ上げてくる。」
堀江敏幸
男52歳
16 「結婚八年目で子に恵まれた弟夫婦が、鳥のケージさながら増築した実家に移り住む直前で閉じられる結末の不気味さ。生まれてくる子もまた掛け替え可能なのか。だとしたら、田舎の宇宙はどう変化するのか。それも読みたい。」
小川洋子
女54歳
29 「増殖してゆく子供たちの気色悪さ、誕生日会に誰もやって来ない奇妙な欠落、あひると赤ん坊がすり替わるのではないかという予感。どれも書き手の意図から生まれたのではない。言葉が隠し持つ暗闇から、いつの間にかあぶり出されてきたのだ。そう思わせる底知れない恐ろしさが、この小説にはある。」「受賞に至らなかったのは残念だ。」
高樹のぶ子
女70歳
0  
宮本輝
男69歳
15 「わたしは読み終わって、なんだか手品を見せられたような心持になった。優れた短篇の良さだが、芥川賞としてはいささか小品過ぎて強く推せないという思いが大半の委員の感想だった。」
川上弘美
女58歳
10 「ごく優しい言葉を使って、見も知らぬ恐ろしい「何か」にたくさん名前をつけてくれました。「またさわがしくなるだろう。そしてわたしはますます勉強に身が入らなくなる…」という、最後の方の二行が、この小説を理に引き寄せてしまったのが、惜しかった。」
選評出典:『文藝春秋』平成28年/2016年9月号
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