芥川賞のすべて・のようなもの
第31回
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Last Update[H26]2014/11/28

野口冨士男
Noguchi Fujio
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生没年月日【注】 明治44年/1911年7月4日~平成5年/1993年11月22日
経歴 本名=平井冨士男(ヒライ・フジオ)。東京市麹町区(現・東京都千代田区麹町)生まれ。慶應義塾大学予科中退、文化学院卒。戦前、紀伊国屋書店、都新聞社などに勤務。多くの同人誌に関わる。
受賞歴・候補歴
  • |予選候補| 第11回芥川賞(昭和15年/1940年上期)「風の系譜」
  • |候補| 第4回新潮社文芸賞〔第一部〕(昭和16年/1941年)『風の系譜』
  • |候補| 第31回芥川賞(昭和29年/1954年上期)「耳のなかの風の声」
  • |候補| 第40回直木賞(昭和33年/1958年下期)『二つの虹』
  • 第7回毎日芸術賞(昭和40年/1965年度)『徳田秋声伝』
  • |候補| 第17回読売文学賞[評論・伝記賞](昭和40年/1965年)『徳田秋声伝』
  • 第27回読売文学賞[随筆・紀行賞](昭和50年/1975年)『わが荷風』
  • 第30回読売文学賞[小説賞](昭和53年/1978年)『かくてありけり』
  • 第7回川端康成文学賞(昭和55年/1980年)「なぎの葉考」
  • 第38回日本藝術院賞[文芸](昭和56年/1981年度)"作家としての業績"
  • 第34回菊池寛賞(昭和61年/1986年)『感触的昭和文壇史』
個人全集 『野口冨士男自選小説全集』(上)(下)(平成3年/1991年7月・河出書房新社刊)
備考
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芥川賞 第11回予選候補(一般推薦)  一覧へ

かぜ けいふ
風の 系譜」(『文學者』昭和15年/1940年4月号~6月号)
媒体・作品情報
測定媒体 昭和15年/1940年7月・青木書店刊『風の系譜』
総ページ数 314 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
42字
×13行
×1段
本文ページ 1~314
(計314頁)
測定枚数 391
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書誌
>>昭和15年/1940年7月・青木書店刊『風の系譜』
>>昭和22年/1947年☆月・東西文庫刊『風の系譜』
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候補者 野口冨士男 男29歳
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男46歳
0  
小島政二郎
男46歳
0  
室生犀星
男50歳
3 「力作長篇であり読み応えあるものだが、時日の関係から半分しか読めなかった。」
佐藤春夫
男48歳
0  
宇野浩二
男49歳
6 「長篇という理由ばかりでなく、それぞれ違った欠点があるので、取れなかった。」「達者なところはあるが、困り物である」
川端康成
男41歳
3 「芥川賞を離れても、敬意を払うべきものがあった。」
菊池寛
男51歳
   
選評出典:『芥川賞全集 第二巻』昭和57年/1982年3月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和15年/1940年9月号)
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みみ かぜ こえ
耳のなかの 風の 声」(『文學界』昭和29年/1954年2月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」  別表記表紙 「文藝春秋編輯」併記
巻号 第8巻 第2号  別表記2月号
作品名 別表記 「耳のなかの風の聲」
印刷/発行年月日 印刷 昭和29年/1954年1月20日 発行 昭和29年/1954年2月1日
発行者等 編集人 鈴木 貢 発行人 池島信 印刷人 村尾一雄 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 文藝春秋新社(東京都)
総ページ数 180 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
28字
×24行
×2段
本文ページ 28~47
(計20頁)
測定枚数 64
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和29年/1954年10月・大日本雄弁会講談社刊『創作代表選集14 昭和29年前期』所収
>>昭和55年/1980年9月・文藝春秋刊『なぎの葉考』所収
>>平成3年/1991年7月・河出書房新社刊『野口冨士男自選小説全集(上)』所収
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候補者 野口冨士男 男43歳
選考委員 評価 行数 評言
石川達三
男49歳
0  
佐藤春夫
男62歳
0  
宇野浩二
男62歳
5 「筆法もまず熟練しており、題材も一と通り器用にまとめられており、心を打たれるところもあるが、何か肝心のものが欠けている。」「それに、この作家の小説を今さら芥川賞……という説が出て、私もそれに同感した。」
舟橋聖一
男49歳
14 「野口と江口を推した。」「野口は、一時スランプだった。病気ばかりしているし、書くものにも精気がなかったが「耳の中の風の声」から、スランプを脱し、立直りを示した。ここらで元気をつけてやれば、更にいいものを書き、中堅作家として、地味であるが、真面目な仕事をやりそうな気がする。」
丹羽文雄
男49歳
0  
川端康成
男55歳
0  
瀧井孝作
男60歳
4 「前に読んだ時は、左程に思わず、いまこれを書きながら再読して、地味だが、力がこもっていると分り、これを推せばよかった、惜しい事をした、作者にもすまなかったと思った。」
選評出典:『芥川賞全集 第五巻』昭和57年/1982年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和29年/1954年9月号)
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ふた にじ
二つの 虹』(昭和33年/1958年12月・現代社刊)
媒体・作品情報
印刷/発行年月日 印刷 昭和33年/1958年12月15日 発行 昭和33年/1958年12月20日
発行者等 発行者 枝見静人 印刷者 藤本綜合印刷株式会社 藤本 鞏 製本 鈴木製本
発行所 株式会社現代社(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装釘 堀 文子
総ページ数 234 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
42字
×16行
×1段
本文ページ 7~234
(計228頁)
測定枚数 351
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直木賞 直木賞 40回候補 一覧へ
候補者 野口冨士男 男47歳
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男46歳
12 「最も推した。」「山陰地方の雨の季節のいんうつさが、この作品で、見事に生かされていた。登場人物も、それぞれ、個性があって、申し分がない。とにかく、うまい。」
海音寺潮五郎
男57歳
4 「描写力はたしかだが、構成に難があろう。ぼくにはよく筋がたどれなかった。」
中山義秀
男58歳
2 「「日本工作人」、「二つの虹」、「落ちる」、「総会屋錦城」などを候補に考えたが、」
小島政二郎
男64歳
0  
大佛次郎
男61歳
11 「きめのこまかい筆致で、内容にも真実が感じられ、候補作品の中で一番文学的だったと言えよう。」
木々高太郎
男61歳
7 「曾つてその一部をみたときはよいと思ったが、こうして全部を出してからよんでみると、うなずけない感じがする」
吉川英治
男66歳
10 「おもしろさと確かさにおいて、(引用者中略)群を抜いたものといっていい。これが受賞に入らなかったのは入賞三篇は採れないという理由のほかはない。」
川口松太郎
男59歳
0  
村上元三
男48歳
8 「はじめからわたしは落した。」
選評出典:『オール讀物』昭和34年/1959年4月号
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文量
長篇
章立て
「第一章」~「第六章」
時代設定 場所設定
昭和20年代後半  山陰(真砂~彦崎)
登場人物
景浦隆之助(元・特攻隊員、事業に失敗して無職)
堂島宗子(若い寡婦、豆腐工場経営者の娘)
穴山伴造(元・軍人による組織の発頭人)
関根賢吾(ある党に属する下部党員)
堂島秀哉(宗子の弟、東京の大学生)
進藤千代吉(宗子の小学校時代の同級生、ヤミ屋上がりのヤクザ)




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