芥川賞のすべて・のようなもの
第33回
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Last Update[H28]2016/10/6

坂上弘
Sakagami Hiroshi
生没年月日【注】 昭和11年/1936年2月13日~
経歴 東京府生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒。大学在学中に芥川賞候補となる。卒業後、理研化学(現・リコー)入社。
受賞歴・候補歴
備考
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芥川賞 第33回候補  一覧へ

むすこ こいびと
息子と 恋人」(『三田文學』昭和30年/1955年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「三田文学」  別表記表紙ロゴ 「三田文學」 目次・奥付 「三田文学」
巻号 第45巻 第6号  別表記6月号
作品名 別表記 「息子と戀人」
印刷/発行年月日 発行 昭和30年/1955年6月1日
発行者等 編輯兼発行人 奥野信太郎 編輯所 三田文学編輯部(東京都) 印刷所 株式会社五峰堂(東京都)
発行所 三田文学会(東京都)
総ページ数 80 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
29字
×25行
×2段
本文ページ 2~18
(計17頁)
測定枚数 56
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書誌
>>昭和35年/1960年1月・中央公論社刊『ある秋の出来事』所収
>>昭和53年/1978年7月・中央公論社/中公文庫『ある秋の出来事』所収
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候補者 坂上弘 男19歳
選考委員 評価 行数 評言
石川達三
男50歳
11 「第二候補(引用者中略)という心づもりで、私は委員会に出て行った。」「疑問の多い作品であるが、同時に独自なものがあり、新しいものもある。それだけに一致した推薦が得られなかったのも致し方ないことだと思う。」「今日は疑問に感じられたものが、立派に成長するか馬脚を現わすか、そういう心配と期待とがあるのだ。」
井上靖
男48歳
3 「書き方がそれが一つの試みであるとしても、私にはごたごたして煩わしく感じられた。」
佐藤春夫
男63歳
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丹羽文雄
男50歳
0  
宇野浩二
男63歳
9 「初めはちょいとしゃれた書き方がしてあって、こんなのがモダアンとでもいうのかな、とも思ったが、その次ぎの息子の父と母の事を書いたところはあまりに古風であり旧式すぎるので、私は、惘れかえった。」「全体から云って、これからは、小説についての考え方をすっかり改めて、『新規蒔き直し』で、勉強すべきであろう。」
瀧井孝作
男61歳
6 「カンワ゛スに絵画をぶちまけたような荒っぽい、テンポの早い、無造作な軽い筆触に、何か新味があるようで、私は注目した。」「未だ十九歳だから、今後なお注目したいと思った。」
舟橋聖一
男50歳
7 「瀧井さん一人推していたが、最近の新人小説の傾向が、超現実風に、飛躍しているのにくらべて、質実な作風だと思い、僕も半票を投じた。」「僕たちも大てい過去に一度は、こういう作品を書いているので、ちょっとしたノスタルジアを感じたのかもしれない。」
川端康成
男56歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第五巻』昭和57年/1982年6月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和30年/1955年9月号)
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芥川賞 第42回候補  一覧へ

あき できごと
「ある 秋の 出来事」(『中央公論』昭和34年/1959年11月号)
媒体・作品情報
誌名 「中央公論」
巻号 第74年 第16号  別表記11月号
発行所 中央公論社(東京都)
装幀/装画等 カット 石川滋彦
総ページ数 384 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
31字
×25行
×2段
本文ページ 304~331
(計28頁)
測定枚数 97
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書誌
>>昭和35年/1960年1月・中央公論社刊『ある秋の出来事』所収
>>昭和47年/1972年☆月・河出書房新社/新鋭作家叢書『坂上弘集』所収
>>昭和48年/1973年3月・講談社刊『現代の文学35 古山高麗雄・清岡卓行・阿部昭・坂上弘』所収
>>昭和49年/1974年☆月・旺文社/旺文社文庫『ある秋の出来事 他6編』所収
>>昭和53年/1978年7月・中央公論社/中公文庫『ある秋の出来事』所収
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候補者 坂上弘 男23歳
選考委員 評価 行数 評言
石川達三
男54歳
3 「読者の理解をもり上げて行かないで、却って理解をはぐらかすような所があり、努力の効果がうすれている。」
中村光夫
男48歳
8 「フォークナーの「響と怒」の一部に似すぎているという噂でしたが、僕が読みくらべた感じでは、道具立てはたしかに借りたところがあっても、換骨奪胎で、完全に坂上氏の作品になっていると思われました。」「ただしそういう問題を度外視しても、この小説は高く買えません。」
佐藤春夫
男67歳
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瀧井孝作
男65歳
3 「一寸よい所もあるが、中央公論新人賞になったものを、更にまた採り上げる必要はないと思った。」
川端康成
男60歳
0  
丹羽文雄
男55歳
4 「家族というものにきびしい目を向けているのはいいのだが、その裏打がされていない。父も母もひどく概念的である。兄や妹も、近ごろの小説にその類似を多く見うける。」
井上靖
男52歳
5 「レベルに達した作品ではあるが、積極的に推す気にはなれなかった。」「大変難しいところで仕事をしており、それだけに野心的ではあるが、よほどぴったりと焦点が合わぬ限り失敗作になりがちである。」
永井龍男
男55歳
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井伏鱒二
男61歳
0  
舟橋聖一
男55歳
0  
宇野浩二
男68歳
6 「一気に息もつかさず読めるようなところがあるけれど、それは、小説がすぐれているからでなく、作者が設定した事を気負って書いているからであり、平凡な事をちょいと捻ったところもあるので、面白いように思われるだけである。」
選評出典:『芥川賞全集 第六巻』昭和57年/1982年7月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和35年/1960年3月号)
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芥川賞 第62回候補  一覧へ

まち
「コスモスの 咲く 町」(『新潮』昭和44年/1969年9月号)
媒体・作品情報
誌名 「新潮」  別表記表紙 「THE SHINCHO^」併記
巻号 第66巻 第9号  別表記9月号/773号
作品名 別表記 「コスモスのく町」
印刷/発行年月日 発行 昭和44年/1969年9月1日
発行者等 編集兼発行者 酒井健次郎 印刷者 高橋武夫 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社新潮社(東京都)
総ページ数 260 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 75~103
(計29頁)
測定枚数 87
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和46年/1971年4月・新潮社刊『早春の記憶』所収
>>昭和53年/1978年7月・集英社/集英社文庫『早春の記憶』所収
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候補者 坂上弘 男33歳
選考委員 評価 行数 評言
三島由紀夫
男45歳
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石川達三
男64歳
0  
舟橋聖一
男65歳
3 「ちょっと興味を惹き、選考中、授賞圏内に入ったこともあったが、伸び悩んだ。」
丹羽文雄
男65歳
0  
井上靖
男62歳
0  
瀧井孝作
男75歳
6 「若夫婦の心持は十分描ききってはないが、これだけでも何かウソでないものがあった。」
大岡昇平
男60歳
0  
石川淳
男70歳
0  
永井龍男
男65歳
3 「静かな筆致は、地方のある特殊な小都市と、社宅生活者を浮き出していた。それがなければ、この作品はうわついたものになっていたろう。」
中村光夫
男58歳
0  
川端康成
男70歳
5 「意図、手法に特色も長所も見えるが、成功作、いやな言い方をすれば、芥川賞の当選作とするには、いずれももう一歩、二歩というところがあったようである。」
選評出典:『芥川賞全集 第八巻』昭和57年/1982年9月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和45年/1970年3月号)
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