芥川賞のすべて・のようなもの
第48回
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Last Update[H26]2014/6/20

多岐一雄
Taki Kazuo
生没年月日【注】 昭和6年/1931年8月☆日~
経歴 本名=林一夫。東京生まれ。早稲田大学第一法学部卒。東京都労働局に勤めるかたわら、同人誌『新現實』を主宰。
受賞歴・候補歴
  • 第9回同人雑誌賞(昭和37年/1962年)「光芒」
  • |候補| 第48回芥川賞(昭和37年/1962年下期)「光芒」
  • |候補| 第49回芥川賞(昭和38年/1963年上期)「離婚」
備考
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芥川賞 第48回候補  一覧へ

こうぼう
光芒」(『新潮』昭和37年/1962年12月号)
媒体・作品情報
誌名 「新潮」  別表記表紙 「THE SHINCHO」併記
巻号 第59巻 第12号  別表記12月号/692号
印刷/発行年月日 発行 昭和37年/1962年12月1日
発行者等 編輯者発行者 齋藤十一 印刷者 高橋武夫 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社新潮社(東京都)
総ページ数 260 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 78~97
(計20頁)
測定枚数 59
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書誌
>>『新潮』昭和38年/1963年1月号再録
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候補者 多岐一雄 男31歳
選考委員 評価 行数 評言
瀧井孝作
男68歳
6 「描写もムダなくテキパキして読ませるが、小説の筋のはこびは、あまりに都合よく、あつらえむきに進行して、ウソらしく、実感が淡い。」「これは、新しい通俗小説であろう。」
石川達三
男57歳
0  
高見順
男55歳
10 「「美少女についで(引用者中略)推した。疎外の時代の人間像が描かれていると私は見た。軽薄を軽薄として書いているのを私はそう解した。難点はあっても、もっとも新人らしい小説はこれだと思われた。第二の石原慎太郎という気もした。」「抑制が見事で、小説としても上手だと思われる。」
中村光夫
男51歳
5 「近ごろめずらしいきっちりまとまった短篇で、話術もたくみですが、文章に生動感がないために、人物が切紙細工のように見えます。」
石川淳
男63歳
2 「素質があり才能がある。」
舟橋聖一
男58歳
0  
川端康成
男63歳
0  
丹羽文雄
男58歳
4 「文章に気を使わないにしても、(引用者中略・注:「こどもの国」の気の使わなさとは)ちがう。(引用者中略)計算された文章のようだが、それ以上何も書くことがないからである。」
井上靖
男55歳
7 「一番面白く読めた」「現代に幾らでも居そうな青年を、その軽薄さも、その生活の空虚さも、なかなかよく出しながら描いていると思った。ただ読後、作中に不思議に重さの感じられぬことが気になった。」
永井龍男
男58歳
13 「私は「光芒」と「カナダ館」と「奢りの春」の三つに絞った」「短篇小説としてはほとんど完璧である。」「一つの短篇小説としては、この頃の候補作中頭抜けていると思われる。」「新潮同人雑誌賞を受けたこの作品にも(引用者注:他賞を受けたという理由で失格となった「カナダ館一九四一年」と)同じ影が添ってくる。」
選評出典:『芥川賞全集 第六巻』昭和57年/1982年7月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和38年/1963年3月号)
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芥川賞 第49回候補  一覧へ

りこん
離婚」(『新潮』昭和38年/1963年4月号)
媒体・作品情報
誌名 「新潮」  別表記表紙 「THE SHINCHO」併記
巻号 第60巻 第4号  別表記4月号/696号
印刷/発行年月日 発行 昭和38年/1963年4月1日
発行者等 編輯者発行者 齋藤十一 印刷者 高橋武夫 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社新潮社(東京都)
総ページ数 260 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 48~73
(計26頁)
測定枚数 79
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候補者 多岐一雄 男31歳
選考委員 評価 行数 評言
高見順
男56歳
3 「前作より大分見劣りがした。」
井上靖
男56歳
3 「肝心の離婚の動機がはっきりせず、いい資質を感じさせながらも、失敗作というほかない」
瀧井孝作
男69歳
4 「(引用者注:若夫婦の離婚の)心持も的確に描かれず、筆が派手なだけで、これは浮わついた作だと思った。」
中村光夫
男52歳
7 「できすぎて効果が散っています。」「氏のように物語をつくる作風の新人は我国では伸びにくいだけに人一倍の努力がのぞまれるのですが、今度は前作によほど劣ると思われます。」「全体が甘くたるんでいます。」
永井龍男
男59歳
4 「技巧の勝った作品である。この作者は、ジャーナリズムに応じる充分な手腕を持っているだけに、現在危機に立っているようでもある。前回に続いて、私はきわめて消極的だった。」
石川淳
男64歳
0  
石川達三
男58歳
1 「作者の態度がやや軽薄な感じをうける。」
川端康成
男64歳
0  
舟橋聖一
男58歳
0  
丹羽文雄
男58歳
1 「前期の作品とは別人のような作品だった。」
選評出典:『芥川賞全集 第六巻』昭和57年/1982年7月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和38年/1963年9月号)
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