芥川賞のすべて・のようなもの
第93回
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Last Update[H26]2014/6/20

海辺鷹彦
Umibe Takahiko
生没年月日【注】 昭和21年/1946年10月31日~
経歴 本名=海辺和彦。長崎県出身。防衛大学校基礎工学中退。神戸製鋼、博報堂、能力開発研究所、民間活力開発機構などを経るかたわら創作をつづける。
受賞歴・候補歴
  • 第58回文學界新人賞(昭和59年/1984年)「端黒豹紋」
  • |候補| 第93回芥川賞(昭和60年/1985年上期)「黄色い斥候」
  • |候補| 第95回芥川賞(昭和61年/1986年上期)「ボラ蔵の翼」
備考
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芥川賞 第93回候補  一覧へ

きいろ せっこう
黄色い 斥候」(『文學界』昭和60年/1985年2月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第39巻 第2号  別表記新春特別号
印刷/発行年月日 発行 昭和60年/1985年2月1日
発行者等 編集兼発行人 湯川 豊 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 360 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 127~166
(計40頁)
測定枚数 121
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候補者 海辺鷹彦 男38歳
選考委員 評価 行数 評言
三浦哲郎
男54歳
8 「素直な初々しい作品で、好感を持った。この柔軟な感受性は捨てがたい。」「けれども、全体としてひ弱な印象が拭いがたい。そのひ弱さは、とりも直さず現在の自衛隊そのものの在り方の反映だとしても、作品としてはいま一歩の力強さが欲しかった。」
安岡章太郎
男65歳
5 「いかにも長過ぎるし、それでいて防衛大学生という特殊な学生の心情は、かならずしも良く描かれているとは言い難い。ただ、文章は柔軟で、感受性の好さを想わせるものがあり、次作を期待する。」
吉行淳之介
男61歳
12 「注目したが、とくにいいとおもったのは終りの十頁つまり全体の四分の一くらいに当る部分である。」「この部分は、作者の言いたいことも納得でき、なによりも文章がいい。ただし、反対意見に対抗するほどの情熱は持てなかったし、この人のものを読むのは初めてということもあって、大勢に従った。」
開高健
男54歳
0  
丸谷才一
男59歳
15 「文章の筋がいい。」「当節の新人では珍しい美質の持主だと思った。」「しかし『黄色い斥候』は全体としてあまりにスケッチ的である。」「その結果われわれは、ある特殊な大学の学生生活についての報告を、別に親身な気持でではなく、他人事のようにして聞くことになった。」「芥川賞受賞作たるにはふさわしくない、と判断した。」
中村光夫
男74歳
6 「切れば血の出るような描写にいたるところでぶつかります。」「(引用者注:しかし「掌の護符」の方が)よほど強い文学的感銘を与えると思われました。」
遠藤周作
男62歳
3 「私は「黄色い斥候」と「掌の護符」とがまだ佳作に入ると思ったが、いわゆる新人賞ならとも角、芥川賞に値するにはまだ一歩と感じ「受賞作なし」を主張した。」
選評出典:『芥川賞全集 第十三巻』平成1年/1989年2月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和60年/1985年9月号)
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芥川賞 第95回候補  一覧へ

ぞう つばさ
「ボラ 蔵の 翼」(『文學界』昭和61年/1986年3月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第40巻 第3号  別表記3月号
印刷/発行年月日 発行 昭和61年/1986年3月1日
発行者等 編集人 湯川 豊 発行人 安藤 満 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 360 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 152~188
(計37頁)
測定枚数 109
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候補者 海辺鷹彦 男39歳
選考委員 評価 行数 評言
吉行淳之介
男62歳
6 「父親についての材料はとてもいい。ただ、ほかのことまで欲張り過ぎたため、材料の料理法が自分でも分らなくなったようだ。」「前作「黄色い斥候」の上質な文章を書いた人とはおもえないが、つまりは文章を支える内容の在り方である。」
開高健
男55歳
0  
安岡章太郎
男66歳
0  
田久保英夫
男58歳
0  
古井由吉
男48歳
0  
遠藤周作
男63歳
0  
三浦哲郎
男55歳
4 「文学性にこだわりすぎて発想や文体の伸びを欠いている。」「前作のしなやかさがあったらと惜しまれる。」
水上勉
男67歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十四巻』平成1年/1989年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和61年/1986年9月号)
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