芥川賞のすべて・のようなもの
第97回
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Last Update[H26]2014/8/6

夫馬基彦
Fuma Motohiko
生没年月日【注】 昭和18年/1943年12月2日~
経歴 愛知県一宮市生まれ。早稲田大学第一文学部仏文学専修中退。パリ、インドを旅したのち、昭和52年/1977年に作家デビュー。第八次『早稲田文学』の編集委員を務める。
受賞歴・候補歴
  • 第3回中央公論新人賞(昭和52年/1977年度)「宝塔湧出」
  • |候補| 第97回芥川賞(昭和62年/1987年上期)「緑色の渚」
  • |候補| 第98回芥川賞(昭和62年/1987年下期)「金色の海」
  • |候補| 第99回芥川賞(昭和63年/1988年上期)「紅葉の秋の」
  • |候補| 第10回野間文芸新人賞(昭和63年/1988年)『紅葉の秋の』
  • |候補| 第13回野間文芸新人賞(平成3年/1991年)『風の塔』
  • |候補| 第22回泉鏡花文学賞(平成6年/1994年)『美しき月曜日の人々』
備考
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芥川賞 第97回候補  一覧へ

みどりいろ なぎさ
緑色の 渚」(『海燕』昭和62年/1987年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「海燕」  別表記表紙 「文芸雑誌 the kaien」併記
巻号 第6巻 第6号  別表記6月号
印刷/発行年月日 発行 昭和62年/1987年6月1日
発行者等 編集者 田村幸久 発行者 寺田 博 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社福武書店(東京都)
総ページ数 292 表記上の枚数 目次 103枚 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×24行
×2段
本文ページ 88~121
(計34頁)
測定枚数 104
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書誌
>>昭和63年/1988年3月・福武書店刊『金色の海』所収
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候補者 夫馬基彦 男43歳
選考委員 評価 行数 評言
黒井千次
男55歳
3 「印象に残った。ただ、うまくまとまり過ぎて、おとなしく収ってしまったのが残念だ。」
吉行淳之介
男63歳
0  
古井由吉
男49歳
0  
大庭みな子
女56歳
0  
田久保英夫
男59歳
0  
日野啓三
男58歳
0  
水上勉
男68歳
0  
河野多恵子
女61歳
10 「最初の点数集計で、(引用者中略・注:「春のたより」と)同点だった。」「私はこの作品は認めていた。」「候補作中、作品の表情が最も豊かである。ところが、ベッドシーンが意外なくらい拙い。妙な言い方だが、私はそれを気慰めにして、早くも落すことに敢えて反対はしなかった。」
三浦哲郎
男56歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十四巻』平成1年/1989年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和62年/1987年9月号)
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芥川賞 第98回候補  一覧へ

こんじき うみ
金色の 海」(『海燕』昭和62年/1987年11月号)
媒体・作品情報
誌名 「海燕」  別表記表紙 「文芸雑誌 the kaien」併記
巻号 第6巻 第11号  別表記11月号
印刷/発行年月日 発行 昭和62年/1987年11月1日
発行者等 編集者 田村幸久 発行者 寺田 博 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社福武書店(東京都)
総ページ数 292 表記上の枚数 目次 87枚 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×24行
×2段
本文ページ 74~101
(計28頁)
測定枚数 85
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書誌
>>昭和63年/1988年3月・福武書店刊『金色の海』所収
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候補者 夫馬基彦 男44歳
選考委員 評価 行数 評言
開高健
男57歳
0  
黒井千次
男55歳
5 「惹かれる。ヒッピー時代の漂流と現在の定着を通して、男と女の生きる姿が渋く寂しい色調で捉えられている。」
古井由吉
男50歳
0  
大庭みな子
女57歳
0  
田久保英夫
男59歳
0  
吉行淳之介
男63歳
0  
日野啓三
男58歳
0  
三浦哲郎
男56歳
8 「印象深かった。」「前の候補作より肩の力が抜けていて読み易かった。」「後半、〈人間解放のクスリ〉を呑むあたりから作者の筆もにわかに抑制を失ってくる。惜しい作品だと思う。」
河野多恵子
女61歳
2 「前回の候補作よりもずっとよくなったことを、幾人もの選者が認めた。」
水上勉
男68歳
4 「前作よりはるかに魅かれた。」「人生の無常とはなやぎを感じさせた。今回はいい作品が多かったので、夫馬さんは不運だった、と思う。」
選評出典:『芥川賞全集 第十四巻』平成1年/1989年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和63年/1988年3月号)
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芥川賞 第99回候補  一覧へ

もみじ あき
紅葉の 秋の」(『海燕』昭和63年/1988年3月号)
媒体・作品情報
誌名 「海燕」  別表記表紙 「文芸雑誌 the kaien」併記
巻号 第7巻 第3号  別表記3月号
印刷/発行年月日 発行 昭和63年/1988年3月1日
発行者等 編集者 田村幸久 発行者 寺田 博 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社福武書店(東京都)
総ページ数 324 表記上の枚数 目次 97枚 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×24行
×2段
本文ページ 100~131
(計32頁)
測定枚数 99
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書誌
>>昭和63年/1988年8月・福武書店刊『紅葉の秋の』所収
>>平成1年/1989年4月・講談社刊『文学1989』所収
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候補者 夫馬基彦 男44歳
選考委員 評価 行数 評言
吉行淳之介
男64歳
4 「文章につやが出てきた。それに、晦渋なところがなくなったのは、結構なことである。しかし、前作「金色の海」にくらべて、テーマが退屈だった。」
水上勉
男69歳
5 「前作より落ちた。よくわかる文章で、練りの効いた土でこね上げる力は候補作中抜群であるが、授賞となると、夫馬さんにはまだまだ金看板となる作品が出来る可能性がつよい。」
黒井千次
男56歳
7 「しっかりと書きこまれた作品であり、男女の結びつきが一緒に住むための住宅事情に絡んで表現される前半は特に面白かった。しかし一篇の小説としては濁った画面を突き抜ける輝きに欠け、どこか中間報告を聞かされているような恨みを拭い切れない。」
大庭みな子
女57歳
5 「充分に書ける人で「紅葉の秋の」は達者な安定した筆づかいである。」「他人の評を気にせずに、大胆に書けば、作品はぐんと大きくなるだろう。」
古井由吉
男50歳
13 「主人公の男性には単独者の自足への傾きも見えるが、すでに一人の、やはり離婚歴のある一種懸命の女性が前にいる。この両者の、もとめあいとうとみあい、そのからみが見どころだが、(引用者中略)主人公の観察などは、(引用者中略)眼の《年代》が大幅に狂ってはいないか。大事なことだと私には思われるが、どんなものか。」
日野啓三
男59歳
8 「最終選考まで残った」「手ごたえのある印象をもった。作品の作り方に、大胆にもうひと工夫を。」
田久保英夫
男60歳
3 「勿体ない題材を充分実らせなかった、という残念がつよい。」
三浦哲郎
男57歳
5 「私はむしろ前作よりも評価するが、いささか丹念にすぎた嫌いもあり、書き込みすぎた点が贅肉となって作品の飛翔を妨げているように思った。」
河野多恵子
女62歳
7 「何とか授賞の検討対象になり得ていると思った」「いつもながらの呼吸の深い文体がよい。」「実力は相当のものである。しかし、前作に較べると、作品の張りが聊か弱い。私はこの作品を一応推したが、今回は受賞作なしであっても止むを得ないという事前の考えは、選考会の席でも変えてはもらえなかった。」
選評出典:『芥川賞全集 第十四巻』平成1年/1989年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和63年/1988年9月号)
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