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第101回
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Last Update[H26]2014/6/20

ねじめ正一
Nejime Shoichi
生没年月日【注】 昭和23年/1948年6月16日~
受賞年齢 41歳0ヵ月
経歴 本名=禰寝正一(ネジメ・ショウイチ)。東京都杉並区生まれ。青山学院大学経済学部中退。
受賞歴・候補歴
  • 第31回H氏賞(昭和56年/1981年)『ふ』《詩集》
  • 第101回直木賞(平成1年/1989年上期)『高円寺純情商店街』
  • 第4回けんぶち絵本の里大賞びばからす賞(平成6年/1994年)『ひゃくえんだま』
  • 第15回ひろすけ童話賞(平成16年/2004年)『まいごのことり』
  • 第3回中央公論文芸賞(平成20年/2008年)『荒地の恋』
  • 第3回舟橋聖一文学賞(平成21年/2009年)『商人』
サイト内リンク 直木賞受賞作全作読破への道Part2
備考
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直木賞 第101受賞  一覧へ

こうえんじじゅんじょうしょうてんがい
高円寺純情商店街』(平成1年/1989年2月・新潮社刊)
媒体・作品情報
作品名 別表記 奥付 ルビ有り「こうえんじじゅんじょうしょうてんがい」
印刷/発行年月日 印刷 平成1年/1989年2月10日 発行 平成1年/1989年2月15日
発行者等 発行者 佐藤亮一 印刷所 株式会社光邦 製本所 大口製本株式会社
発行所 株式会社新潮社(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装画・地図 植松利光
総ページ数 205 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×19行
×1段
本文ページ 7~194
(計188頁)
測定枚数 330
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書誌
>>平成4年/1992年4月・新潮社/新潮文庫『高円寺純情商店街』
>>平成12年/2000年4月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『高円寺純情商店街』(上)(下)
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収録作品の書誌
天狗熱
>>初出『小説新潮』昭和61年/1986年8月号
六月の蠅取紙
>>初出『小説新潮』昭和62年/1987年9月号
もりちゃんのプレハブ
>>書下ろし
にぼしと口紅
>>初出『小説新潮』昭和63年/1988年7月号
富士山の汗
>>書下ろし
真冬の金魚
>>書下ろし
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候補者 ねじめ正一 男41歳
選考委員 評価 行数 評言
陳舜臣
男65歳
28 「淡彩スケッチふうの佳品である。少年の目を通して、家族や界隈の人たちがあざやかに描かれている。ところが、読んでいても、かんじんの少年の顔がみえてこない。あるいは少年の顔をみせないのが、この作品の基本的な姿勢かもしれない。」
黒岩重吾
男65歳
41 「一番高く評価した」「この種の少年は一見書き易いようだが、最も書き難く、筆に対する抑制力が備わっていないと、変にべとつき、中途半端な少年像になる危険性を抱いている。」「作者のこの見事なコントロールは、総ての登場人物に行き届き、読んでいて不安感が全くない。」
山口瞳
男62歳
15 「純度が高く密度も濃い。雑誌連載中から面白いと思って読んでいたが、傾向からして直木賞の候補にはなるまいと思っていた。敢えて言うならば、これは芥川賞である。」「この作品が票を集めたのも私にとっては実に意外だった。」
田辺聖子
女61歳
14 「何とも楽しめた小説。やわらかな文章であるが、書くべきは書き、抑えるべきは抑えている達意の文章である。主人公の少年がとにかく可愛いい。ふんわりした情趣があとへ残って、読んだ人を幸わせにしてくれる、いうことなしの小説。」
藤沢周平
男61歳
38 「「天狗熱」、「六月の蠅取紙」、「真冬の金魚」の三篇が、素直な文章と初初しい感性でなかなかの短篇になっていた。」「しかし小説の考え方として、私小説よりは虚構の作物をより上位に置きたい私としては、このちまちまとした私小説ふうの骨格を持つ小説にあまり高い点数はつけられず、またこの作品のそういう性格も直木賞にふさわしいものとは思えなかった。」
五木寛之
男56歳
28 「最近これほどの文章つかい(原文傍点)にお目にかかった記憶はない。」「詩と小説の世界をいさぎよいまでに峻別して、舞踏でなく歩行の文体に徹した姿勢に共感をおぼえる。」「かつをぶしを削る、それだけの動作を描写して人を感動させるというのは、なみの才能ではない。」
村上元三
男79歳
9 「わたしはこの作品に最後まで票を入れなかった。主人公とその周囲はよく描けているが、どうしても作意が表面へ出てくる。それをもっとやわらかく内側に包んでほしかった、と思う。」
平岩弓枝
女57歳
18 「推したいと思った。」「主人公の少年とその家族が、いきいきと描けているし、商店街の人々の生きた表情が文章の中から立ち上って来る感じで、素直に読ませられ、素直に感動した。近頃、こんなに読後感のいい小説にめぐり合ったことがなかった。」
渡辺淳一
男55歳
15 「子供からの視点で書かれ、そこに爽やかさがあるが、同時に一つの限界もある。」「強いて難点をあげると、ディテールにこだわりすぎて小さくまとまりすぎ、いささか筆ののびを欠くところだが、全体として、好感のもてる作品に仕上がっている。」
井上ひさし
男54歳
23 「日常生活がドラマそのものだということを発見した」「作者の使いこなす小説言語のみごとさがすべての欠点を覆いかくしてしまった。正確でありながら柔軟、厳密でありながら自在、指示機能や記述機能を十全に果しながら、どの文のなかでも言葉は生き生きと跳ねている。」
選評出典:『オール讀物』平成1年/1989年9月号
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文量
連作長篇〔6篇〕
時代設定 場所設定
昭和30年代  東京・高円寺
登場人物
正一(「江州屋乾物店」のひとり息子、中学生)
父親(正一の父親)
母親(正一の母親)
ばあさん(正一の祖母)
ケイ子(「魚政」のひとり娘)
五十嵐盛義(通称もりちゃん、正一の親戚、「江州屋乾物店」の店員)
天狗熱
六月の蠅取紙
もりちゃんのプレハブ
にぼしと口紅
富士山の汗
真冬の金魚




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