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第126回
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Last Update[H26]2014/6/20

唯川恵
Yuikawa Kei
生没年月日【注】 昭和30年/1955年2月1日~
受賞年齢 46歳11ヶ月
経歴 石川県金沢市生まれ。金沢女子短期大学情報処理学科卒。昭和59年/1984年「海色の午後」で第3回コバルト・ノベル大賞を受賞。青春期を題材にした小説やエッセイを、数多く発表する。
受賞歴・候補歴
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備考
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直木賞 第126受賞  一覧へ

かた こいびと
肩ごしの 恋人』(平成13年/2001年9月・マガジンハウス刊)
媒体・作品情報
印刷/発行年月日 発行 平成13年/2001年9月20日(第1刷)
発行者等 発行者 石崎 孟 印刷所 凸版印刷 製本所 積信堂
発行所 マガジンハウス(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装画 杉田達哉〈最良の日〉一九九八年
総ページ数 293 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
45字
×19行
×1段
本文ページ 3~293
(計291頁)
測定枚数 561
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書誌
>>初出『鳩よ!』平成11年/1999年4月号~平成12年/2000年11月号/単行本化にあたり加筆修正
>>平成16年/2004年10月・集英社/集英社文庫『肩ごしの恋人』
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候補者 唯川恵 女46歳
選考委員 評価 行数 評言
平岩弓枝
女69歳
13 「才能を強く感じさせる作家であることには異論はない。ただ、この作品は如何にも軽い。」
井上ひさし
男67歳
35 「作者は、切れ味のいい対話や愉快な会話、女性に対する辛辣きわまりない批評、そしてラ・ロシュフコー張りの箴言を駆使しながら、軽快に物語を展開して行く。」「結末で、読者にこころの底から、「三人とも頑張って」と願わせてしまう力量はただものではない。軽さの中に骨太の主題を隠した快作である。」
林真理子
女47歳
39 「感服した。いきいきと現代の女性が動き、呼吸しているのである。特に恋愛についての、いささか醒めた意地の悪さがとても面白かった。」「よく出来た女性のための小説というのは、男性も、あらゆる年齢の人も共感する。ひとりひとりのリアリティ、構成力も素晴らしい。」
北方謙三
男54歳
15 「女のたくましさ、切なさが、日常にすっと入りこんできた非日常を通して巧みに描かれ、都会的な風俗小説の佳品であった。二人の女の眼から見た男たちの姿が、どうも表層的である印象を拭いきれず、恋愛小説として読むにはわずかにそこが不満であった。」
津本陽
男72歳
13 「読者を飽きさせない引きをこころえている点では、熟達している。」「これだけつよいフェロモンをそなえた作品は、多くの読者を楽しませる。今後の活躍はいうまでもないだろう。」
宮城谷昌光
男56歳
19 「謬舛の多い私の読解の目には、その軽みに文学的な非凡さや時代的な個性が映らなかった。すなわち受賞作品は氏の最大限の表現に到達したものであったのか、疑問が残る。」
阿刀田高
男67歳
11 「現代に生きる女性たちをさりげなく描いているが、したたかな隠し味が随所に散っている。登場人物はみんなそれぞれの方法で必死に生きている。それでいながら飛んでいる。そこが快い。」
渡辺淳一
男68歳
12 「性格も生き方も違う、二人の女性の対比がユニークで楽しめた。」「全体に、軽いという批判もあったが、その軽みが、むしろこの作者の才能で、わたしには新鮮であった。」
田辺聖子
女73歳
19 「何だか「するする」と運んでゆかれて、ストン、と落されたような書物だ。この感じは若い人としゃべったときに持たされる感情である。自分の縄張りや結界の内だけの感性と反射神経で生き、波長の合う人にだけわかればいい、――という。」「しかし文学には異質の分子も続々生れるべきだろう。」
五木寛之
男69歳
27 「選者の立場を忘れて私が、興味ぶかく読みふけった」「端倪すべからざる書き手が登場した感があった。」「軽さに徹すれば重さに変る表現のおもしろさに惹かれて、私は唯川さんの作品に一票を投じた。」「新しい才能を確かに感じさせたことで、推すことに迷いはなかった。」
黒岩重吾
男77歳
27 「最も面白かった。」「この種の作品は底が浅いと厭きるのも早い。一気に読ませたのは、底を見せない作者の筆力のせいである。」「二人の女性の波がぶつかり合い、様々な飛沫をあげるが、どきっとするほど色鮮やかで、虹の波間に誘い込み読者を酔わせる。それは飛沫の到るところに人間を貫く針の眼が隠されているからである。読者は酔うが作者は酔っていない。」
選評出典:『オール讀物』平成14年/2002年3月号
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文量
長篇
章立て
「1」~「19」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京
登場人物
早坂萌(輸入代行会社のOL)
青木るり子(萌の幼なじみ)
秋山崇(家出少年、萌・るり子と同居)
柿崎(外車販売の営業職、るり子の男友達)
リョウ(ゲイ専門書店の店長)




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