直木賞のすべて
第37回
受賞作家の群像 トップページ
直木賞・芥川賞受賞作一覧
受賞作・候補作一覧
候補作家の群像
選考委員の群像
選評の概要
小研究
大衆選考会
マップ

受賞作家の一覧へ
前の回へ後の回へ
Last Update[H26]2014/7/2

江崎誠致
Ezaki Masanori
生没年月日【注】 大正11年/1922年1月21日~平成13年/2001年5月24日
受賞年齢 35歳6ヵ月
経歴 福岡県久留米市生まれ。旧制明善中学校中退。図書館講習所を経て、小山書店に入社。戦後昭和24年/1949年、独立して冬芽書房を設立するが、昭和25年/1950年より共産党の地下活動に専念。昭和30年/1955年に喀血して以来、療養生活を送り、昭和32年/1957年に『ルソンの谷間』『肺外科』を発表。
受賞歴・候補歴
  • 第37回直木賞(昭和32年/1957年上期)『ルソンの谷間』
  • |候補| 第11回小説新潮賞(昭和39年/1964年)『運慶』
サイト内リンク 直木賞受賞作全作読破への道Part3
備考
  - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


直木賞 第37受賞  一覧へ

たにま
『ルソンの 谷間』(昭和32年/1957年3月・筑摩書房刊)
媒体・作品情報
印刷/発行年月日 発行 昭和32年/1957年3月15日
発行者等 発行者 古田 晁 印刷者 中内佐光   曉印刷・矢島製本
発行所 株式会社筑摩書房(東京都)
装幀/装画等 装幀 中谷 泰
総ページ数 235 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×15行
×1段
本文ページ 3~232
(計230頁)
測定枚数 337
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
書誌
>>書下ろし
>>昭和39年/1964年8月・集英社刊『新日本文学全集8 江崎誠致・城山三郎集』所収
>>昭和40年/1965年4月・集英社刊『昭和戦争文学全集6 南海の死闘』所収
>>昭和40年/1965年6月・東都書房刊『戦争の文学3』所収
>>昭和52年/1977年11月・光人社刊『江崎誠致戦争と青春文学選 第1巻 ルソンの谷間』所収
>>昭和60年/1985年4月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『ルソンの谷間』
>>昭和63年/1988年7月・光人社刊『ルソンの谷間 最悪の戦場一兵士の報告』[新装版]所収
>>平成5年/1993年6月・光人社/光人社NF文庫『ルソンの谷間 最悪の戦場一兵士の報告』所収
>>平成15年/2003年3月・光人社/光人社名作戦記『ルソンの谷間 最悪の戦場一兵士の報告』所収
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
候補者 江崎誠致 男35歳
選考委員 評価 行数 評言
吉川英治
男64歳
25 「敗戦行という人間を失った人間群を描きながら、どの人間にも、あいまいさがない。」「何しろ、筆者は非凡である。作中随所の、ほんとなら、かすんでしまっている箇所なども、あざやかな描破を逸していない。」
永井龍男
男53歳
14 「結末に厚みの足りないのが難だと思ったが、一章一章に光りがあった。」「戦争という異常な題材とか経験よりも、その表現力の方に感心した。」「他の世界も必ず書ける人だと私は確信した。」
井伏鱒二
男59歳
7 「才人の才筆だが、自己批判が、(敗残兵として戦争それ自体に対する疑いもこめて)強くにじみ出ていないと思ったので半票を入れた。」
木々高太郎
男60歳
29 「戦争もので、その意味では僕は賛成ではなかったが、よく書けているし、この人はフィクションをつくる力も十分にある、」
村上元三
男47歳
23 「職業作家になり得る新人を世の中へ送り出す、というのが直木賞の目的とすると、さて、という気持にわたしはなった。」
川口松太郎
男57歳
8 「委員諸氏の多数決に従うつもりであった。そして従った。決定してから「ルソンの谷間」をよみ返して見て、やっぱり好かったと思った。」
大佛次郎
男59歳
38 「せいさんなことを扱っていて素直で平静である。ごまかしや、弁解がない。」「センチメントなんて失われてしまったところに、非情の心理が生れ出て、そのまゝ読者を感動させる。」
小島政二郎
男63歳
23 「一番芸術的にすぐれていると思ったのは「ルソン」の谷間だった。」「しかし、これは大衆小説ではない。」「外の作品を引き放してこの作品は芸術的に立ちまさっていた。」
選評出典:『オール讀物』昭和32年/1957年10月号
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
文量
長篇
章立て
「一 渓谷」「二 マヨヤオで」「三 崖の道」「四 血と痛みの中に」「五 追跡」「六 退却」「七 雨の夜の演芸会」「八 屋根づたい」「九 ウェストパインボン」「十 渇き」「十一 捕虜」「十二 野獣の群」「十三 喧嘩」「十四 指揮官の最期」
時代設定 場所設定
昭和20年/1945年  フィリピン・ルソン島
登場人物
私(語り手、藤木上等兵)
疋田(上等兵)
増田(上等兵)
那須(准尉)




ページの先頭へ

トップページ直木賞・芥川賞受賞作一覧受賞作・候補作一覧候補作家の群像選考委員の群像
選評の概要小研究大衆選考会マップ || 受賞作家の一覧へ前の回へ次の回へ