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第87回
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Last Update[H26]2014/6/20

村松友視
Muramatsu Tomomi
生没年月日【注】 昭和15年/1940年4月10日~
受賞年齢 42歳3ヵ月
経歴 東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第85回直木賞(昭和56年/1981年上期)「セミ・ファイナル」
  • |候補| 第86回直木賞(昭和56年/1981年下期)「泪橋」
  • 第87回直木賞(昭和57年/1982年上期)「時代屋の女房」
  • 日本新語流行語大賞(昭和62年/1987年)
  • 第25回泉鏡花文学賞(平成9年/1997年)『鎌倉のおばさん』
処女作 『私、プロレスの味方です』(昭和55年/1980年6月・情報センター出版局刊)
サイト内リンク 直木賞受賞作全作読破への道Part5
備考
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直木賞 第85回候補  一覧へ
「セミ・ファイナル」(『野性時代』昭和56年/1981年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「野性時代」  別表記表紙 「YASEI JIDAI」併記 奥付 「総合文芸誌」併記
巻号 第8巻 第6号  別表記6月号
印刷/発行年月日 発行 昭和56年/1981年6月1日
発行者等 編集人 渡辺 豊 発行人 角川春樹 印刷所 大日本印刷株式会社 製版所 株式会社高木写真製版所 タイポグラフィ 株式会社オフ・デザイン 製本所 株式会社宮田製本所
発行所 株式会社角川書店(東京都)
装幀/装画等 イラストレーション 早川良雄
総ページ数 512 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
35字
×30行
×2段
本文ページ 108~130
(計23頁)
測定枚数 103
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書誌
>>昭和56年/1981年9月・角川書店刊『最後のベビー・フェイス』所収
>>昭和57年/1982年8月・角川書店/角川文庫『最後のベビー・フェイス』所収
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候補者 村松友視 男41歳
選考委員 評価 行数 評言
村上元三
男71歳
6 「持ってまわったような文章に、どうもついて行けなかった。それに終末が、作者としてはひねったつもりだろうが、素直に書いてほしかった。」
源氏鶏太
男69歳
5 「いいところがあったが、ある物足りなさが残った。」
阿川弘之
男60歳
0  
山口瞳
男54歳
6 「もっと書けるはずの人で、青島さんのように、自分のよく知っている世界を徹底的に書きこむという方向のほうが良かったと思っている。」
水上勉
男62歳
7 「悪いヤツらを描く手さばきは図抜けていたが、後半の処理があらかった。いずれ頭角を見せる新人である。」
城山三郎
男53歳
0  
五木寛之
男48歳
4 「簡単に見過ごすわけにはいかない何かを感じた。」
今日出海
男77歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和56年/1981年10月号
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文量
短篇
章立て
「1」~「8」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京
登場人物
吉野大介(サパークラブ支配人)
秋山重蔵(飲食店チェーン社長)
粟田ミカ(サパークラブのママ)
綾子(吉野の恋人)




直木賞 第86回候補  一覧へ

なみだばし
泪橋」(『野性時代』昭和56年/1981年12月号)
媒体・作品情報
誌名 「野性時代」  別表記表紙 「YASEI JIDAI」併記 奥付 「総合文芸誌」併記
巻号 第8巻 第12号  別表記12月号
印刷/発行年月日 発行 昭和56年/1981年12月1日
発行者等 編集人 渡辺 豊 発行人 角川春樹 印刷所 大日本印刷株式会社 タイポグラフィ 株式会社オフ・デザイン 製本所 株式会社宮田製本所
発行所 株式会社角川書店(東京都)
装幀/装画等 イラストレーション 長友啓典
総ページ数 512 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
35字
×30行
×2段
本文ページ 114~148
(計35頁)
測定枚数 156
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書誌
>>昭和57年/1982年8月・角川書店刊『時代屋の女房』所収
>>昭和58年/1983年1月・角川書店/角川文庫『時代屋の女房・泪橋』所収
>>昭和61年/1986年4月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『時代屋の女房』所収
>>平成16年/2004年1月・アーツアンドクラフツ刊『村松友視自選作品集』所収
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候補者 村松友視 男41歳
選考委員 評価 行数 評言
城山三郎
男54歳
7 「小道具大道具を巧みに使いこなして、銅版画のような世界をつくり上げている。そのうまさが少し鼻につくような気がしたのは、どうしてであろうか。」
池波正太郎
男58歳
0  
水上勉
男62歳
11 「小説つくりの才は抜群でも、どこか弱い。」「いろいろ持ちこみすぎたためか、主題が散った。惜しい作品である。だがこの人はいつか申し分のない傑作を見せてくれよう。」
源氏鶏太
男69歳
7 「うまい小説である。」「人生の一断面を見せられる思いで読んだが、推すには今一つ何かが不足しているような気がした。」
阿川弘之
男61歳
0  
村上元三
男71歳
3 「うまいが、小味で、読み終っても何も手応えはなかった。」
山口瞳
男55歳
10 「第一京浜国道立会川附近の埃っぽい感じと羽田埋立地水路の索漠とが完璧に描かれているうえに話の転結が面白く、上々の風俗小説となっている。」「前回と較べて格段の進歩があるところから将来性を買って、これを第一に推した。」
五木寛之
男49歳
20 「秀才の苦心作といった趣きだ。」「〈泪橋〉が〈蒲田行進曲〉より小説としていささかも劣るわけではない。私はこの作品の背景をなしている一帯に長く住んでいたことがあるためか、ことに興味ぶかく読んだ。」
選評出典:『オール讀物』昭和57年/1982年4月号
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文量
中篇
章立て
「1」~「11」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京
登場人物
工藤健一(英語百科事典セールスマン)
加吉(洋服屋、昔の工藤の家主)
秋子(工藤の同棲相手)
宮下千鶴(新興宗教の信者)




直木賞 第87受賞  一覧へ

じだいや にょうぼう
時代屋の 女房」(『野性時代』昭和57年/1982年6月号)
媒体・作品情報
誌名 「野性時代」  別表記表紙 「YASEI JIDAI」併記 奥付 「総合文芸誌」併記
巻号 第9巻 第6号  別表記6月号
印刷/発行年月日 発行 昭和57年/1982年6月1日
発行者等 編集人 渡辺 豊 発行人 角川春樹 印刷所 大日本印刷株式会社 タイポグラフィ 株式会社オフ・デザイン 製本所 株式会社宮田製本所
発行所 株式会社角川書店(東京都)
装幀/装画等 イラストレーション 長友啓典
総ページ数 514 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
35字
×30行
×2段
本文ページ 82~105
(計24頁)
測定枚数 104
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書誌
>>昭和57年/1982年8月・角川書店刊『時代屋の女房』所収
>>昭和58年/1983年1月・角川書店/角川文庫『時代屋の女房・泪橋』所収
>>昭和61年/1986年4月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『時代屋の女房』所収
>>平成6年/1994年4月・リブリオ出版/大きな活字で読みやすい本『文学賞受賞・名作集成 第7巻 直木賞篇』所収
>>平成16年/2004年1月・アーツアンドクラフツ刊『村松友視自選作品集』所収
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候補者 村松友視 男42歳
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男70歳
7 「よく筆をおさえて、一人の女と三人の男たちの生態を浮きぼりにしている。たしかにうまい小説であるが、それだけで終っているようなところもなくはない。」
水上勉
男63歳
13 「ここには小説づくりの妙がある。登場人物も、そこらあたりにいる人々だが、作者の眼が凡庸でないから、生々している。」「むずかしい現代小説の、村松さんらしい工夫による開扉である。」「授賞に不服はない。」
村上元三
男72歳
7 「うまい文章で、こぢんまりとまとまっているが、直木賞の対象になるには弱いと思った。しかしこれから先、短篇や長篇にいろんな材料を書きわける才人だとは思うが、それを待ってもよかった。」
山口瞳
男55歳
28 「ほとんど完璧に描かれていて注文のつけようがない。小道具となる猫の扱いも巧妙をきわめる。」「これだけで小説になるかという反論はあるだろうが、私には、戻ってくる若妻の、ぐるぐる回る銀色のパラソル、ピンクのTシャツ、白いスカートが目に焼きついて離れない。」「村松さんの目は、果てしなく優しい。(引用者中略)私、村松の味方です。」
池波正太郎
男59歳
15 「才筆は、だれもみとめるところだが、舞台となる町すじの情景描写などが、いかに巧妙であっても、それだけで小説が成り立つものではない。」「詩情も臨場感も、私には授賞に価するものにおもえなかった。読後の印象は、まことに淡い。」
阿川弘之
男61歳
10 「奇妙な味のある好短篇だが、無条件に脱帽といふほど感心したわけではないので、ちよつとためらつた。しかし、深田氏の長篇と対比するかたちで授賞と決り、それはまたそれでよかつたと思つてゐる。」
五木寛之
男49歳
15 「一作受賞の場合は、と断って私が推した」「私はこの作家と、その作風が好きだし、この手の小説こそ実は小説の本道だろうとひそかに思ってきた。」「前に神吉拓郎氏が受賞をのがした時の残念さを含めて、強く支持したのだ。(引用者中略)私は村松さんの作風に、どこか神吉さんと一脈通ずるものを感じていたのである。」
選評出典:『オール讀物』昭和57年/1982年10月号
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文量
短篇
章立て
「1」~「9」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京
登場人物
安さん(骨董品店「時代屋」主人)
真弓(安さんの女房)
アブサン(真弓が拾ってきた飼い猫)
今井(クリーニング屋)




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