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Last Update[H12]2000/10/9


中級者篇
かなり前の受賞作を、文庫本で読む。


第90回受賞
『秘伝』
高橋 治

昭和62年/1987年2月・講談社文庫
本体427円
ISBN4-06-183927-6
(受賞作は同書所収の
「秘伝」)
書影は単行本

第87回受賞
『炎熱商人』(上)(下)
深田祐介

昭和59年/1984年2月・文春文庫
本体524円、544円
ISBN4-16-721905-0
ISBN4-16-721906-9

第86回受賞
『蒲田行進曲』
つかこうへい

昭和57年/1982年8月・角川文庫
本体380円
ISBN4-04-142207-8
書影は単行本

第81回受賞
『ナポレオン狂』
阿刀田 高

昭和57年/1982年7月・講談社文庫
本体514円
ISBN4-06-136235-6
書影は単行本

第80回受賞
『一絃の琴』
宮尾登美子

昭和57年/1982年7月・講談社文庫
本体629円
ISBN4-06-131778-4

第79回受賞
『深重の海』
津本 陽

昭和57年/1982年12月・新潮文庫
本体514円
ISBN4-10-128001-0

第79回受賞
『離婚』
色川武大

昭和58年/1983年5月・文春文庫
本体390円
ISBN4-16-729601-2
(受賞作は同書所収の
「離婚」)

第74回受賞
『復讐するは我にあり』
(上)(下)
佐木隆三

昭和53年/1978年12月・講談社文庫
本体419円、419円
ISBN4-06-131546-3
ISBN4-06-131547-1

第72回受賞
『雨やどり』
半村 良

平成2年/1990年3月・集英社文庫
本体571円
ISBN4-08-749566-3
(受賞作は同書所収の
「雨やどり」)
書影は単行本

第69回受賞
『暗殺の年輪』
藤沢周平

昭和53年/1978年2月・文春文庫
本体457円
ISBN4-16-719201-2
(受賞作は同書所収の
「暗殺の年輪」)

第69回受賞
『津軽世去れ節』
長部日出雄

平成1年/1989年5月・文春文庫
本体388円
ISBN4-16-735003-3
(受賞作は同書所収の
「津軽じょんから節」
「津軽世去れ節」)

第67回受賞
『手鎖心中』
井上ひさし

昭和61年/1986年3月・文春文庫
本体350円
ISBN4-16-711103-9
(受賞作は同書所収の
「手鎖心中」)
書影は単行本

第67回受賞
『斬』
綱淵謙錠

昭和50年/1975年11月・文春文庫
本体485円
ISBN4-16-715701-2

第64回受賞
『長良川』
豊田 穣

平成6年/1994年4月・光人社NF文庫
本体951円
ISBN4-7698-2045-3
(受賞作は同書所収の
第一部)

第63回受賞
『光と影』
渡辺淳一

昭和50年/1975年6月・文春文庫
本体419円
ISBN4-16-714501-4
(受賞作は同書所収の
「光と影」)

第63回受賞
『軍旗はためく下に』
結城昌治

昭和48年/1973年9月・中公文庫
本体544円
ISBN4-12-200028-9

第61回受賞
『戦いすんで日が暮れて』
佐藤愛子

昭和49年/1974年12月・講談社文庫
本体448円
ISBN4-06-131272-3

第60回受賞
『青玉獅子香炉』
陳 舜臣

昭和52年/1977年11月・文春文庫
本体350円
ISBN4-16-715004-2
(受賞作は同書所収の
「青玉獅子香炉」)

第58回受賞
『アメリカひじき・
火垂るの墓』
野坂昭如

昭和47年/1972年1月・新潮文庫
本体400円
ISBN4-10-111203-7
(受賞作は同書所収の
「アメリカひじき」
「火垂るの墓」)

第58回受賞
『聖少女』
三好 徹

昭和51年/1976年5月・文春文庫
本体350円
ISBN4-16-712102-6
(受賞作は同書所収の
「聖少女」)

第57回受賞
『追いつめる』
生島治郎

平成12年/2000年4月・徳間文庫
本体629円
ISBN4-19-891288-2
書影は光文社文庫

第56回受賞
『蒼ざめた馬を見よ』
五木寛之

昭和49年/1974年7月・文春文庫
本体388円
ISBN4-16-710002-9
(受賞作は同書所収の
「蒼ざめた馬を見よ」)

第55回受賞
『剣ヶ崎・白い罌粟』
立原正秋

昭和46年/1971年3月・新潮文庫
本体514円
ISBN4-10-109501-9
(受賞作は同書所収の
「白い罌粟」)

第52回受賞
『炎環』
永井路子

昭和53年/1978年10月・文春文庫
本体476円
ISBN4-16-720003-1

第48回受賞
『江分利満氏の優雅な生活』
山口 瞳

昭和43年/1968年2月・新潮文庫
本体400円
ISBN4-10-111101-4

第48回受賞
『孤愁の岸』(上)(下)
杉本苑子

昭和57年/1982年2月・講談社文庫
本体514円、476円
ISBN4-16-131745-8
ISBN4-16-131746-6

第47回受賞
『天才と狂人の間』
杉森久英

平成6年/1994年2月・河出文庫
本体563円
ISBN4-309-40409-X

第46回受賞
『螢の河・源流へ』
伊藤桂一

平成12年/2000年7月・講談社文芸文庫
本体1,200円
ISBN4-06-198218-4
(受賞作は同書所収の
「螢の河」)

第45回受賞
『雁の寺・越前竹人形』
水上 勉

昭和44年/1969年3月・新潮文庫
本体476円
ISBN4-10-114103-7
(受賞作は同書所収の
「雁の寺」)

第42回受賞
『梟の城』
司馬遼太郎

平成8年/1996年3月・春陽文庫
本体581円
ISBN4-394-11802-6
昭和40年/1965年3月・新潮文庫
本体705円
ISBN4-10-115201-2
書影は新潮文庫

第41回受賞
『鏨師』
平岩弓枝

昭和52年/1977年12月・文春文庫
本体448円
ISBN4-16-716805-7
(受賞作は同書所収の
「鏨師」)

第40回受賞
『総会屋錦城』
城山三郎

昭和38年/1963年11月・新潮文庫
本体552円
ISBN4-10-113301-8
(受賞作は同書所収の
「総会屋錦城」)

第39回受賞
『花のれん』
山崎豊子

昭和36年/1961年8月・新潮文庫
本体438円
ISBN4-10-110403-4

第37回受賞
『ルソンの谷間』
江崎誠致

平成5年/1993年6月・光人社NF文庫
本体602円
ISBN4-7698-2011-9
(受賞作は同書所収の
「ルソンの谷間」)
書影は単行本

第34回受賞
『強力伝・孤島』
新田次郎

昭和40年/1965年7月・新潮文庫
本体438円
ISBN4-10-112202-4
(受賞作は同書所収の
「強力伝」「凍傷」
「山犬物語」)

第34回受賞
『香港・濁水渓』
邱 永漢

昭和55年/1980年5月・中公文庫
本体583円
ISBN4-12-200730-5
(受賞作は同書所収の
「香港」)

第32回受賞
『ボロ家の春秋』
梅崎春生

平成12年/2000年1月・講談社文芸文庫
本体1,200円
ISBN4-06-197697-4
(受賞作は同書所収の
「ボロ家の春秋」)
書影は筑摩書房刊

第32回受賞
『高安犬物語』
戸川幸夫

昭和34年/1959年9月・新潮文庫
本体400円
ISBN4-10-112501-5
(受賞作は同書所収の
「高安犬物語」)
超初級、初級と進んでくると、いよいよその該当作が最も多い中級へと進出します。左のリストは、挙げも挙げたり38作(画像が多すぎて、ページの表示に時間がかかります。申し訳ありません)。これらをすべて読むだけで結構な時間を費やします。面白いのかつまらないのか、読んで価値ある作品なのか否か、といったような問いかけは、「直木賞全作読破」を目指す以上、無用です。とにかく買っては読み買っては読む。これに尽きます。

左の中には、あまり書店でお目にかかれない文庫もあるにはありますが、少し古本屋をまわれば、まだまだたやすく入手できるものばかりです。古本なら、経費も安くすむし。ありがたいことです。

リストを見ると、この中級篇では、今や大家と名の響く作家の、初期の頃の作品がだいぶ入っていることがわかります。阿刀田高氏、宮尾登美子氏、津本陽氏、藤沢周平氏、井上ひさし氏、あるいは国民的作家との定評を築いた司馬遼太郎氏など。数え上げたらきりがありません。

たとえば城山三郎氏や新田次郎氏など、たとえ、たとえその名前を知らなくても、書店の文庫棚に行くと、ずらりとその作品が並んでいるものだから、いやでも目につきます。「へえ、そんなに有名で売れてる作家なのか。どんなものか読んでみよう」と思い立ち、つい手にとりがちなのが、文庫の「1番」に入っているような初期作品。で、あとで気付いて、へえ、あれが直木賞受賞作だったのかと、無意識のうちに、全作読破への道を歩み始めることになった人も、少なくありません(……多分)。

超初級、初級、中級、この辺りまでは、ほんとうに序の口です。全作読破への道が苦しくなってくるのが、実は次からなのです。つまり、この企画は無論まだまだ続くということなのです(……)。



ちなみに、左の38作品のうち、サイト管理者(P.L.B.)が独断と偏見で、お勧めを選ぶとするなら、井上ひさし氏「手鎖心中」、立原正秋氏「白い罌粟」、そして何といっても梅崎春生氏「ボロ家の春秋」の3作。
「手鎖心中」は、井上ひさし面目躍如の風刺に満ちた、ガチガチのフィクション。所詮小説はつくりもの、でもつくられたものゆえの楽しさがある、という言わずもがなの真実が味わえます。
「白い罌粟」は、今だったらホラーの傑作とか言われてしまうかもしれません。現実の世界と、離れすぎず付きすぎず、何とも言えぬ遊離感が全編ただよいます。
で、「ボロ家の春秋」。真面目すぎるがゆえに醸し出される可笑しみ、なんていうと使い古された評のようですが、作中人物、みんな真剣なのでしょうが完全にトボけちゃっている言動や、地の語りに、ついついニヤリ。やっぱりこの作家、凄いなあ。

Part4は、クセモノ篇「書名と受賞作名の異なる本を読む」です。
[H12]2000/10/9にUploadしました。
->Part4

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