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第106回
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Last Update[H26]2014/6/20

小嵐九八郎
Koarashi Kuhachiro
生没年月日【注】 昭和19年/1944年7月31日~
経歴 本名=工藤永人、筆名(短歌)=米山信介。秋田県能代市生まれ。早稲田大学政経学部卒。作家でもあり歌人。学生時代は過激派の活動家として、刑務所生活も経験。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第106回直木賞(平成3年/1991年下期)『鉄塔の泣く街』
  • |候補| 第108回直木賞(平成4年/1992年下期)『清十郎』
  • |候補| 第110回直木賞(平成5年/1993年下期)『おらホの選挙』
  • |候補| 第112回直木賞(平成6年/1994年下期)「風が呼んでる」
  • 第16回吉川英治文学新人賞(平成6年/1994年度)『刑務所ものがたり』
  • |候補| 第22回泉鏡花文学賞(平成6年/1994年)『異風者』
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備考
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直木賞 第106回候補  一覧へ

てっとう まち
鉄塔の 泣く 街』(平成3年/1991年6月・実業之日本社刊)
媒体・作品情報
印刷/発行年月日 発行 平成3年/1991年6月15日(初版)
発行者等 発行者 増田義和 印刷 東京研文社 製本 共文堂
発行所 実業之日本社(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装画 小林秀美 装幀 森嶋則子
総ページ数 217 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×18行
×1段
本文ページ 6~217
(計212頁)
測定枚数 374
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書誌
>>書下ろし
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候補者 小嵐九八郎 男47歳
選考委員 評価 行数 評言
陳舜臣
男67歳
17 「方言と軽薄体の戯文が効果をあげている。なぜ主人公が左翼運動にのめりこんだのか説明不足のようにおもう。」「作者が大問題に照れてのカリカチュアだとすれば、徹底を欠いているかんじがする。」
平岩弓枝
女59歳
7 「労作と思うが、少々、くどすぎるところがあって、その分、作品が軽くなってしまった。それと、この題名は内容からいって、そぐわないような気がした。」
五木寛之
男59歳
11 「いっぷう変った全共闘家庭小説だが、両親や周囲の人物の描きかたに卓抜な才能が光っている。平成版の「坊っちゃん」とも読め、私はこの作品が受賞二作の内に入ってもいいな、と思った。」
田辺聖子
女63歳
30 「会話がよかったなあ。子供がおっ母さんと「死」について話す東北弁なんか、じつに秀逸であった。」「運動、活動ぶりをテレる、そのテレぶりが芸になっていないので、読んでいるうち読者のほうがテレてしまう。」
黒岩重吾
男67歳
7 「小説として構築されていない。それに何となく手の内が見えるのも残念である。ただこの作者には、才気が感じられるので次作を是非読みたい気がした。」
渡辺淳一
男58歳
0  
井上ひさし
男57歳
9 「破格の文体をひっさげて現れた。話し言葉をどう書き言葉にまで練り上げるか。(引用者中略)この日本語の冒険がほぼ成就している。」「難点は主人公がどうもぼやけていることで、じつに惜しい。」
山口瞳
男65歳
0  
藤沢周平
男64歳
18 「野蛮な筆力といったものを感じさせてわるくなかった。」「第七章あたりはきびしい外側の流れと、すべての現象を内側から喜劇化してしまう母親の存在がうまく噛み合って魅力的だった。大変おもしろく読んだが、このひとは一番書きたいところをこの小説で書いてしまったようにもみえる。ぜひもう一作読みたい。」
選評出典:『オール讀物』平成4年/1992年3月号
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文量
長篇
章立て
「序章 なでしてはあ、おふくろが」「第一章 深代の町のこと」「第二章 だらだら、てれんこ」「第三章 金回りが良くなると」「第四章 親父のどじ」「第五章 ヒダリになること」「第六章 知らず知らずのうちに」「第七章 おふくろは役者だわな」「第八章 文太にあこがれ」「第九章 またしても、お母ちゃん」「第十章 出てみると」「第十一章 頼みもしないのに」「終章 鉄塔は泣く」
時代設定 場所設定
太平洋戦争戦後~同時代 秋田県深代町~神奈川県川崎市~東京~新潟
登場人物
ぼく(語り手、北原麻加彦、春画家)
トキ(ぼくの母親、パーマ屋)
芳子(ぼくの妻)
親父(ぼくの父親)
佐田春樹(トキにこき使われるヤクザ屋)




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せいじゅうろう
清十郎』(平成4年/1992年7月・文藝春秋刊)
媒体・作品情報
印刷/発行年月日 発行 平成4年/1992年7月30日(第1刷)
発行者等 発行者 阿部達児 印刷 大日本印刷 製本 矢嶋製本
発行所 株式会社文藝春秋(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装幀 長尾みのる
総ページ数 290 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×18行
×1段
本文ページ 3~290
(計288頁)
測定枚数 507
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候補者 小嵐九八郎 男48歳
選考委員 評価 行数 評言
田辺聖子
女64歳
0  
黒岩重吾
男68歳
13 「読み辛いが読み終った後で詩情を感じる。これだけの方言を並べ、何度も文章を読み返さざるを得ない小説なのに詩情が漂っているのは作者の筆力のせいである。ただ題が清十郎という馬である以上、馬と主人公の少年との関係をもっと濃密に書き込むべきであろう。」
山口瞳
男66歳
0  
陳舜臣
男68歳
11 「馬と少年との交歓を書こうとしたのであろうが、残念ながら描き切れていなかった。意識しすぎたのかもしれないが、読者のほうが息切れしそうである。方言も読みづらく、作者もそれを承知で、散文詩ふうに仕立てようとしたのであろう。かならずしも成功したとは言いがたい。」
渡辺淳一
男59歳
7 「大胆に方言をとり入れているが、これほど多用してはさすがに読みにくい。しかし小説の出し入れは巧みでそれなりにでき上っているが、いささか俗で古めかしい。」
平岩弓枝
女60歳
12 「方言を使うことに反対ではないし、方言を軽んずる気持は毛頭ないけれども、小説ではもっとうまく、読者に理解出来るような書き方があるので、そうしないと作者の書きたかったことが、読者に伝わらない。」
井上ひさし
男58歳
30 「たしかに言葉は一つ一つ吟味されていて、そのことに言葉を扱う者としての誠意は感じられ、そこに敬意を持つが、しかし、いじくりまわされた言葉の群れは、こんどは意味を、作者の思考をすっぽりと覆い隠してしまう。」「少年と愛馬清十郎との一年にわたる心の交流、この主題も後半になるにつれて薄められて行く。」
藤沢周平
男65歳
16 「気合いの入った文章で平面的でない風景、人物を把え得た佳作だった。主人公の少年と馬の清十郎の交流といった細部が抜群によく、清十郎が鳴らす鼻声は時にそのまま詩と化す。」「ただ惜しむらくは主題が単純すぎることで、読み終ってこれだけの話だったのかと思わせるところがある。」
五木寛之
男60歳
10 「いささか期待はずれだった。どこが悪いという作品ではないのだが、なぜか全体として魅力に欠けるのである。」
選評出典:『オール讀物』平成5年/1993年3月号
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文量
長篇
章立て
「1」~「28」
時代設定 場所設定
太平洋戦争戦後  秋田県深代~臥龍山麓
登場人物
文彦(小学一年生)
清十郎(運搬馬)
平沢潔(文彦の叔父)
イト(通称かっこおばちゃん、潔の妻)
キイさん(深代在住の雑貨屋)
熊谷太郎(キイさんの息子)
輝子(文彦の従姉)
敬子(東京出身の少女)




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せんきょ
『おらホの 選挙』(平成5年/1993年10月・講談社刊)
媒体・作品情報
印刷/発行年月日 発行 平成5年/1993年10月29日(第1刷)
発行者等 発行者 野間佐和子 印刷所 豊国印刷株式会社 製本所 島田製本株式会社
発行所 株式会社講談社(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装丁 田村義也
総ページ数 315 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
45字
×20行
×1段
本文ページ 5~313
(計309頁)
測定枚数 627
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候補者 小嵐九八郎 男49歳
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男59歳
22 「物語は評者の好みであるが、感嘆符のむやみに多い一人称の語りや、そう意味があるとも思えない視点の転換が、読者の読み進む力を殺ぐ。」「全体になにか悪い冗談につき合わされているような印象。ただし特別通信員の「田沢さん」という人物の造型がとてもいい。」
陳舜臣
男69歳
0  
藤沢周平
男66歳
9 「地方の理屈で中央の常識をひっくり返す痛快さがあった。ただしこの作品は津軽弁がおもしろすぎて、物語にそれをしのぐほどのおもしろさがないところが難点に思われた。」
田辺聖子
女65歳
3 「方言の魅力とエピソードがいい。」
黒岩重吾
男69歳
16 「面白く、考えさせるものがあった。」「読後爽快感を覚えるのは、東京から来た野々村が、仕事熱心で清潔感を漂わせているからであろう。」「ただ主人公に匹敵する風子の印象が弱い。個性的な女性として描かれているにも拘らず、個性の根が分らない。残念だった。」
五木寛之
男61歳
26 「「鉄塔の泣く街」が私は大好きで、たちまち小嵐さんのファンになってしまった。だが、なぜかその後、どうも会心の作がでてこない。」「こんどの「おらホの選挙」も、小嵐節はたしかにきこえるのだが、いまひとつ乗りがなく、笑いも中途半端にすぼんでしまう。」「この国の作家としては卓抜な批評性をそなえた異才なのだから、もうすこし気合いを入れて力投してほしい。」
平岩弓枝
女61歳
0  
渡辺淳一
男60歳
10 「達者な小説だが、方言がややうるさく、話の内容も作者が思っているほど面白くはない。この作者はかなりの筆力があるようだが、達者さがわざわいして、本来のところと違う迷路に入りこんでいるような気がして惜しまれる。」
山口瞳
男67歳
0  
選評出典:『オール讀物』平成6年/1994年3月号
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文量
長篇
章立て
「第一章 《干物、佃煮、刺身、缶詰》」「第二章 《みんなで渡れば怖く、ね》」「第三章 《おらホの津軽選挙》」「第四章 《行け行け》」「第五章 《へづね》」
時代設定 場所設定
1991年  青森県
登場人物
野々村堅(日日新聞の新人記者)
若菜早春(別名・小花風子、選挙屋)
田沢(日日新聞の地元採用特別通信員)
宮丸長介(九所河原市長選の立候補者、前・市長の長男)
寺野英樹(市長選の立候補者、市議会議長)
佐々木正(市長選の立候補者、大学教授)




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かぜ
風が 呼んでる」(『オール讀物』平成6年/1994年9月号)
媒体・作品情報
誌名 「オール讀物」  別表記表紙 「文藝春秋」併記
巻号 第49巻 第9号  別表記9月号
印刷/発行年月日 発行 平成6年/1994年9月1日
発行者等 編集人 笹本弘一 発行人 田所省治 印刷人 藤田弘道 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
装幀/装画等  長尾みのる
総ページ数 510 表記上の枚数 目次 150枚 基本の文字組
(1ページ当り)
19字
×26行
×3段
本文ページ 412~458
(計47頁)
測定枚数 160
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書誌
>>平成8年/1996年4月・講談社刊『いっさい、一妻ブルース』所収
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候補者 小嵐九八郎 男50歳
選考委員 評価 行数 評言
藤沢周平
男67歳
32 「眼目は、ガンにおかされて余命がいくらもない小橋川が、「いずれみんな死ぬさ、問題は、死に方と、死んだあとの魂にあるさ、おれ幸運さー、あと二、三ヵ月の生命でも幸運ねー」と言うところにあるだろう。」「ここにいたる経過には、遠まわしというか思わせぶりというか(たとえば犬のこと)、読者にはもどかしい韜晦風の文章がつづき、その思わせぶりは知世子の鈍感さで成り立っているという構図で、賛成出来なかった。」
渡辺淳一
男61歳
14 「女性が沖縄の男に惚れた理由がいま一つわからず、子供の視線もときに大人になりすぎて興を殺ぐ。この人の作品には、器用さからくる、どこかまやかし風のところがあり、それが魅力であるとともに、すっきり授賞といきかねるところでもあるが、前回よりは好感をもって読めた。」
田辺聖子
女66歳
32 「私はこの作品を推したが、票が少なかったのは残念。――劇画化の強い、浮足立った文章に、はじめはとまどいを感じるが、その口吻になれてくると、内容の重さと、終末の救いの明るさが、読後、感動を呼ぶ。」「小説は一瞬の偸安のためのものでなく、人生にこよない慰藉を与えてくれるためのものだ、――という感慨が、この短篇のうしろ姿にはあり、私はページをとじて満足したのであった。」
黒岩重吾
男70歳
12 「手慣れた筆で過不足なく描いている。難点はないのだが、感動を呼ばない。」「私には主人公の女性が、何故この男性に惹かれるのかよく分らなかった。子供も大人の眼で描いており、新鮮さが感じられない。」
山口瞳
男68歳
14 「頭で書いた勉強小説だ。作者が勉強すれば勉強するほど読者は疲れる。私はこの作者の、音とか、匂いとか、色彩とかについて鋭い描写のあるところが好きだ。」「小嵐さんもいつかはバケルと思っている。」
平岩弓枝
女62歳
12 「人間、或いは夫婦というものに視点を当てた好短篇である。」「ただ、こうした独白とせりふによる書き方は、ややもすると強引な、とか、押しつけがましさとかを感じさせ、読者が作品の余白を楽しむゆとりをなくしてしまうところが難しいように思う。」
井上ひさし
男60歳
16 「苦心の軽妙自在な文章で、南の島での「死」を、現代社会の「見えない死」と重ね合わせて書いている。その苦心の軽妙自在体が、この作品では少し行きすぎの気配があって、奇妙なもどかしさを感じた。」「いい主題であり、いい話でもあるのに、そこへ入る入口がちょっと狭かったように思われる。」
五木寛之
男62歳
11 「その書き手にしかない独特の個性を私に感じさせた」「この道しかほかに道はないのか、この書きかたのほかに表現のすべはないのかと、大いに迷っていただきたいとひそかに願っている。」
選評出典:『オール讀物』平成7年/1995年3月号
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文量
中篇
章立て
「1」~「8」
時代設定 場所設定
1993年  神奈川県横浜~沖縄県薯国島
登場人物
知世子(バー「蘇鉄」のママ)
小橋川敬(知世子の男、沖縄生まれの板前)
佐太郎(知世子の一人息子、中学一年生)
賢太(知世子の飼い犬)





けいむしょ
刑務所ものがたり』(平成6年/1994年10月・文藝春秋刊)
他文学賞 吉川英治文学新人賞 16受賞 一覧へ
候補者 小嵐九八郎 男50歳
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男60歳
15 「作者独特の訥々とした文体が刑務所の日常という特異な題材とジャストミートしている。」「この国には珍しい反思想小説にさえなった。禁欲的に挿入される刑務所からの風景描写、これがまたすこぶる効果的である。」
尾崎秀樹
男66歳
7 「懲役者の生活ぶりをユーモアたっぷりに描いている。獄中にも日本社会が存在し、位階制があり、といった作者の眼は劇画化した作品の裏によめる。」
佐野洋
男66歳
11 「癖のある文体ながら、刑務所内の人物像を見事に書きわけている。しかも、我が国の矯正行政が、近代国家としていかに遅れているかを巧みに浮き上がらせているところに、共感を覚えた。」
野坂昭如
男64歳
22 「刑務所における特別な習慣、明け暮れたよって、お話をおもしろくさせようという意図もない。人間と人間のふつうの関係を、文字となし、よく出来た小説に創り上げている。特に会話がたくみである。」
半村良
男61歳
5 「浅田氏と小嵐氏の同時受賞に賛成した。」「社会の深部の感触十分な作品」
選評出典:『群像』平成7年/1995年5月号
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