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第152回
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Last Update[H27]2015/12/25

大島真寿美
Oshima Masumi
生没年月日【注】 昭和37年/1962年☆月☆日~
経歴 愛知県名古屋市生まれ。昭和60年/1985年より劇団「垂直分布」主宰(平成4年/1992年解散)。平成4年/1992年に「春の手品師」で文學界新人賞を受賞し作家デビュー。この年、すばる文学賞で最終候補作になった「宙の家」収録の同題作品集で、単行本デビューを果たす。
受賞歴・候補歴
備考
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直木賞 第152回候補  一覧へ

ほんとう じんせい
『あなたの 本当の 人生は』(平成26年/2014年10月・文藝春秋刊)
媒体・作品情報
作品名 別表記 奥付 ルビ有り「ほんとう」「じんせい」
印刷/発行年月日 発行 平成26年/2014年10月10日(第1刷)
発行者等 発行者 吉安 章 印刷所 萩原印刷 製本所 加藤製本
発行所 株式会社文藝春秋(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装丁 大久保明子 装画 森田MiW
総ページ数 308 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×18行
×1段
本文ページ 3~308
(計306頁)
測定枚数 538
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書誌
>>初出『別冊文藝春秋』303号[平成25年/2013年1月]~311号[平成26年/2014年5月]
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候補者 大島真寿美 女52歳
選考委員 評価 行数 評言
伊集院静
男64歳
0  
林真理子
女60歳
16 「ゴーストライターめいたことが起こり、語り手も変わるという凝った趣向であるが、それがあまり生きていない。また最近の作家の特徴として、食べものに頼り過ぎていないだろうか。」
北方謙三
男67歳
15 「困難なものを無理に描こうとして、自己撞着に陥ったのではないかと思った。書くことを、書くのはとても難しい。ただ、狭い世界で遊弋するのがこの作家はうまく、細部からリアリティは立ちあがってくる。」
宮城谷昌光
男69歳
11 「問いがあっても答えのない作りになっており、あえていえば、問いが答えであると読むしかない。氏には、厳密にいうと、客観という目がない。」
高村薫
女61歳
17 「(引用者注:「サラバ!」と共に)小説の書き方がよく言えばおおらか、悪く言えば粗い点で共通していた。」「物語なるものをめぐるファンタジーだが、ファンタジーとしてのリアリティに頓着することなく勢いと雰囲気で筆を走らせた感がある。」
宮部みゆき
女54歳
18 「選考会の評価は辛かった。○は私一人でした。それぐらい好みの分かれる小説だということですが、私は大好きです。」「私はホリーさんのような女性作家とは(たぶん)対極にいますし、私みたいなタイプが〈白い部屋〉をつくって籠もるようになったら、それはもう作家としてアウトでしょうが、そんなヒヤリとする部分も含めて、記憶に残る作品です。」
東野圭吾
男56歳
15 「少女小説の香りを感じた。それが美点であり、今回の落選の理由でもあった。」「「老婦人たちによる時間の止まった生活に、全く異分子の娘が飛び込んできたことによって、止まっていた時間が動きだす」というファンタジー小説だと理解した。同時に、既視感も覚えた。」
桐野夏生
女63歳
18 「少女小説家の作り出す虚構に影響された人間たちが集まって、それぞれの「本当の人生」を探る、という抽象的なテーマには好感を持った。しかし、ファンタジックな文体や、「コロッケ」「海辺の惣菜屋」などのディテールが逆に混迷を深め、答えになかなか辿り着けない。」「ただ宇城という秘書の存在は面白かった。」
浅田次郎
男63歳
18 「ところどころに、真摯な文学に対する姿勢が感じられた。しかし、いかんせん物語が展開しない。」「すぐれた状況設定にもかかわらず物語が躍動しないのは、不要な文学的倫理観のしわざと思われる。少くとも、大団円には誰の手になるともわからぬ「遺稿」が提示されなければ嘘であろう。」
選評出典:『オール讀物』平成27年/2015年3月号
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大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
Y.M.O. 平成27年/2015年1月13日 初ノミネートが5人中3人もいるのは珍らしいですね。しかも、この初ノミネートの3人の作品が気になります。
その一方で、5回目のノミネートになる万城目氏は、受賞資格をほぼ手中に入れたと考えられます。
私の予想では、本命が大島真寿美『あなたの本当の人生は』、対抗が 万城目学『悟浄出立』、大穴が木下昌輝『宇喜多の捨て嫁』と思います。
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文量
長篇
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  ある街~ある地方都市~海沿いの街
登場人物
森和木ホリー(本名・森脇悠久子、作家、「錦船」シリーズの作者)
國崎真実(新人作家、森和木ホリーの内弟子)
宇城圭子(森和木ホリーの秘書、元・市民会館事務員)
鏡味(編集者、森和木と國崎の担当者)
簑嶋健夫(森和木の別れた夫、ホリー事務所の元・社長)
簑嶋史男(健夫の息子)




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