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第156回
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Last Update[H29]2017/1/4

垣根涼介
Kakine Ryosuke
生没年月日【注】 昭和41年/1966年4月27日~
経歴 長崎県諌早市生まれ。筑波大学第二学群人間学類卒。リクルート、商社、旅行代理店勤務を経て、平成12年/2000年にサントリーミステリー大賞・読者賞を受賞、作家デビューする。
受賞歴・候補歴
サイト内リンク 特集-第156回候補の詳細
備考
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『ワイルド・ソウル』(平成15年/2003年8月・幻冬舎刊)
書誌
>>平成18年/2006年4月・幻冬舎/幻冬舎文庫『ワイルド・ソウル』(上)(下)
>>平成21年/2009年11月・新潮社/新潮文庫『ワイルド・ソウル』(上)(下)
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 25受賞 一覧へ
候補者 垣根涼介 男37歳
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男52歳
4 「敢闘賞にふさわしい力作であり、ほめるより先に敬意を抱いた。しかしシナリオ的な作風はいただけない。」
阿刀田高
男69歳
10 「前半の記述に溢れるすさまじさは高く評価されてよいものだろう。登場人物もそれぞれおもしろい。後半、ストーリーの展開が少しバタバタするけれど、人を殺さない復讐にこの作家のヒューマニズムを感じて、これもよしとした。」
伊集院静
男54歳
12 「前半部の描写が抜きん出ていた。」「テーマも新人の目と憤怒があり、受賞は当然だった。私は最終章の捉え方に前半部にあった人間の愚行への憤怒が洗い流され過ぎている感想を抱いた。」「ただ厳しかったであろう取材の後に作品を誕生させた氏の力量は称えられるべきだろう。」
北方謙三
男56歳
4 「前半のブラジルの描写が傑出していて、それで充分だった。」「(引用者注:二作受賞は)優劣をつけ難かったというのが、本音である。」
高橋克彦
男56歳
8 「まれに見る激戦を勝ち抜いたということで受賞したお二人は大いに自信を持つべきだ」
林真理子
女49歳
14 「迫力に圧倒された。」「こういう種類の小説の女性像にかねがね不満を持っていたのであるが、主人公のひとり、テレビディレクターの魅力的なことといったらどうだろう。キャリアを積む女性の野心にやるせなさ、強欲さといったものもきちんと表現されているのである。」
選評出典:『群像』平成16年/2004年5月号
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きみ あす
君たちに 明日はない』(平成17年/2005年3月・新潮社刊)
書誌
>>平成19年/2007年10月・新潮社/新潮文庫『君たちに明日はない』
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収録作品
「怒り狂う女」「オモチャの男」「旧友」「八方ふさがりの女」「去り行く者」
 
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他文学賞 山本周五郎賞 18受賞 一覧へ
候補者 垣根涼介 男39歳
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男53歳
38 「私は(引用者中略)あろうことか「絶対バツ」の評価を与えた。」「どうしてもこの作家の饒舌で放埓な文章が、あるいは小説という太古から続く芸術に向き合う姿勢が、文学賞にふさわしいとは思えない。」「手のつけようもない悍馬ぶりからすると、思いもかけぬ明日があるような気がする。」
北村薫
男55歳
14 「リストラ請負業という職の、背中に負う怨念の重さは、時に言葉で語られる。しかし、さほど物語には反映されない。」「読んでいる間は、ほとんどそのことに気づかせさえもしない。そこにあるのは軽さではなく芸だろう。プロの技だ。この点につきる。」
小池真理子
女52歳
38 「(引用者注:「明日の記憶」との)二作同時受賞になれば、と願いつつ、(引用者中略)推した。」「何よりも私がこの作品を高く評価したのは、怒りや絶望感、虚しさなど、現代人特有のマイナスの感覚をプラスのベクトルに向けて表現していこうとする作者の姿勢、まなざしの力強さに対してであった。」「表向き、これほど軽さを装っているにもかかわらず、描かれている世界は深い。作者の才能が、生半なものではない、という証左である。」
重松清
男42歳
56 「○をつけた唯一の作品である。」「会社とのつながりを断ち切られるリストラが、逆に自分にとっての大切なつながりをあらためて思いださせるという構図じたいは、簡単に「ありがち」の物語に陥りかねないのだが、作者は、題材に最も似つかわしくない軽いタッチで最後まで描きとおすことで、深刻さに甘えてしまう愚を避けた。そこに僕は、物語や人物に対する作者の距離のとり方のしなやかさとしたたかさを感じる。」
篠田節子
女49歳
50 「大人の楽しめる小説として、文句のつけようのないプロの仕事を見せてくれた。」「一つは言葉選びの適確さだ。」「汚れ仕事の最前線に立つ社員の話を、何とも前向きな物語に仕立て上げるということ自体が、作家として体力のいる事である。読者からは、不謹慎、現実の深刻さを認識していない、という非難も飛んでくるだろうに、いい度胸をしている。」「決して心理的、情緒的なものをストーリーの推進部分に使って逃げを打つということをしていない。」
選評出典:『小説新潮』平成17年/2005年7月号
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むろまちぶらい
室町無頼』(平成28年/2016年8月・新潮社刊)
媒体・作品情報
作品名 別表記 カバー 「むろまちぶらい」「Muromachi Outsiders」併記 奥付 ルビ有り「むろまちぶらい」
印刷/発行年月日 発行 平成28年/2016年8月20日
発行者等 発行者 佐藤隆信 印刷所 大日本印刷株式会社 製本所 大口製本印刷株式会社
発行所 株式会社新潮社(東京都) 形態 四六判 並製
装幀/装画等 装画 吉田史朗 装幀 新潮社装幀室 地図製作 アトリエ・プラン
総ページ数 530 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×20行
×1段
本文ページ 5~530
(計526頁)
測定枚数 1015
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書誌
>>初出『週刊新潮』平成26年/2014年7月10日号~平成27年/2015年8月6日号/単行本化にあたり加筆修正
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候補者 垣根涼介 男50歳
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男65歳
   
伊集院静
男66歳
   
北方謙三
男69歳
   
桐野夏生
女65歳
   
高村薫
女63歳
   
林真理子
女62歳
   
東野圭吾
男58歳
   
宮城谷昌光
男71歳
   
宮部みゆき
女56歳
   
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文量
長篇
章立て
「第一章 赤松牢人」「第二章 京洛の遊女」「第三章 唐崎の老人」「第四章 吹き流し才蔵」「第五章 見世物」「第六章 野火」
時代設定 場所設定
室町中期[寛正年間~文明年間]  山崎~京~河内~山城~唐崎など
登場人物
才蔵(金貸し業の用心棒、棒術使い)
蓮田兵衛(素牢人風の男)
骨皮道賢(印地の親玉、洛中の警護役)
芳王子(三条の遊女)
法妙坊暁信(金貸し業、比叡山の山法師)
唐崎の老人(才蔵の棒術の師匠)
馬切衛門太郎(八条の横道者)




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