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第50回
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Last Update[H26]2014/8/3

江夏美好
Enatsu Miyoshi
生没年月日【注】 大正12年/1923年1月19日~昭和57年/1982年7月17日
経歴 本名=中野美与志。岐阜県吉城郡神岡町生まれ。高山高等女学校中退。『文芸首都』同人から、同人誌『東海文学』を主宰。口腔がんを患い、闘病生活のなか、自殺。
受賞歴・候補歴
  • 第1回新潮社文学賞[佳作](昭和25年/1950年)「南海鳥獣店」江夏美子名義
  • |候補| 第50回直木賞(昭和38年/1963年下期)『脱走記』江夏美子名義
  • |候補| 第52回直木賞(昭和39年/1964年下期)「流離の記」
  • 第11回田村俊子賞(昭和45年/1970年)『下々の女』
備考
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だっそうき みなみきへいたいしまつ
脱走記―― 南奇兵隊始末』(昭和38年/1963年7月・光風社刊)江夏美子名義
媒体・作品情報
作品名 別表記 表紙・背・奥付 「脱走記」  「脱走記《南奇兵隊始末》」
印刷/発行年月日 印刷 昭和38年/1963年7月10日 発行 昭和38年/1963年7月15日
発行者等 発行者 豊島清史 印刷者 日本製版株式会社
発行所 株式会社光風社(東京都) 形態 四六判 上製 函入り
総ページ数 230 表記上の枚数 あとがき 550枚 基本の文字組
(1ページ当り)
51字
×22行
×1段
本文ページ 3~228
(計226頁)
測定枚数 556
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書誌
>>初出『東海文学』10号[昭和37年/1962年4月]~13号[昭和38年/1963年3月]
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候補者 江夏美子 女41歳
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎
男64歳
12 「東海文学(同人雑誌)で、偶然に読んだ作品に、新人らしからぬ技倆を感じたのだが、まだまだアマチュアの域を脱しきれていない。」「自分ひとり楽しんで書いている。」
海音寺潮五郎
男62歳
0  
大佛次郎
男66歳
0  
木々高太郎
男66歳
10 「力作であるし、一種の新しい見方ももっているが、然し、少々よみづらいという感じがした。」
今日出海
男60歳
0  
小島政二郎
男69歳
2 「長過ぎる。」
源氏鶏太
男51歳
0  
村上元三
男53歳
10 「めずらしい材料と真向から取組んでいる若々しさは感じられる」「書き込みすぎて、かえって焦点のぼけてしまったところが多い。」
松本清張
男54歳
0  
中山義秀
男63歳
5 「何か肝腎な中心物を、しかと捕えずに過してしまったような気がした。」
選評出典:『オール讀物』昭和39年/1964年4月号
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文量
長篇
章立て
なし
時代設定 場所設定
幕末  長州藩~瀬戸内海~備中~備前など
登場人物
私(語り手、下田武次、南奇兵隊士、農家の次男)
田尻熊太郎(武次の幼馴染、南奇兵隊士)
大友八郎(今治藩出身の南奇兵隊士)
立石孫一郎(南奇兵隊砲隊司令、備中倉敷の庄屋の分家養子)




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りゅうり
流離の 記」(『東海文学』20号[昭和39年/1964年11月])
媒体・作品情報
誌名 「東海文学」
巻号 第20号
印刷/発行年月日 発行 昭和39年/1964年11月10日
発行者等 編集発行 江夏美好
発行所 東海文学の会(名古屋市)
総ページ数 170 表記上の枚数 表紙・目次・本文 400枚 基本の文字組
(1ページ当り)
31字
×25行
×2段
本文ページ 2~114
(計113頁)
測定枚数 415
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書誌
>>昭和41年/1966年2月・冬樹社刊『流離の記』/単行本化に当たり推敲
>>昭和50年/1975年6月・河出書房新社刊『流離の記』
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候補者 江夏美好 女42歳
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎
男65歳
5 「前回の候補作品と大差ない。この作家も従来の自分を棄てて出直す覚悟を持たなければならぬ時だ。」
海音寺潮五郎
男63歳
0  
木々高太郎
男67歳
9 「この長いくりかえしはどうであろう。長い同じような物語はよいが、同じもののくりかえしは小説ではいけない。」
源氏鶏太
男52歳
4 「努力作であるが、前作に構成が似ているので、もっと別の物を、といいたくなった。」
大佛次郎
男67歳
0  
村上元三
男54歳
7 「この作者らしい執念といったものを感じさせるが、それだけに饒舌であり過ぎる。」
今日出海
男61歳
0  
小島政二郎
男70歳
6 「面白くはないが、よく書けていると思った」「この材料をもっと小説的に構成する興味をこの作者は持たないのだろうか。」
中山義秀
男64歳
8 「天狗党脱走の日記を、これだけ肉附けした作者の手腕には期待がよせられる。」「四人の女性の心情や、その難行に堪え得た動機が、描ききられていない」
松本清張
男55歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和40年/1965年4月号
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文量
長篇
章立て
なし
時代設定 場所設定
幕末  常陸~上州~信州~木曾~美濃~越前~加賀など
登場人物
志乃(天狗党に同行する女のひとり、表祐筆の娘)
卯女(天狗党隊士・源七の義母)
小や(雇われ人足の妻)
加代(乳児連れの若い母親、天狗党隊士・吉岡五之介の妻)
伊佐(天狗党隊士の母親)
安藤彦太郎(天狗党隊士、志乃の離縁した夫)
森貞二郎(天狗党隊士、女たちの指揮役)




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