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第59回
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Last Update[H26]2014/6/20

梶野豊三
Kajino Toyozo
生没年月日【注】 大正8年/1919年7月30日~平成13年/2001年2月5日
経歴 本名=梶野豊二。北海道生まれ。早稲田大学法学部卒。在学中に学徒動員で満州に渡り、昭和22年/1947年にソ連収容所から帰国。昭和25年/1950年~昭和47年/1972年、読売新聞社に勤務。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第59回直木賞(昭和43年/1968年上期)「耳なしロドリゲス」
  • |候補| 第14回新潮新人賞(昭和57年/1982年)「虱よ、しらみ」
備考
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直木賞 第59回候補  一覧へ

みみ
耳なしロドリゲス」(『半世界』23号[昭和43年/1968年☆月])
媒体・作品情報
誌名 「半世界」  別表記表紙 「世界」
巻号 第23号  別表記冬季号
副題等 本文 「――一九五〇年代の寓話――」
発行者等 編集人 荘司重吉 発行人 梶野豊三
発行所 半世界社(横浜市)
総ページ数 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
30字
×25行
×2段
本文ページ 8~35
(計28頁)
測定枚数 98
上記のうち紫の太字はブラウザでの表示が困難な異体字(主に正字など)
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書誌
>>昭和52年/1977年10月・学芸書林刊『すべてこの世の動物たち』所収「犬―耳なしロドリゲス」
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候補者 梶野豊三 男48歳
選考委員 評価 行数 評言
石坂洋次郎
男68歳
17 「最高点をつけた。十点満点の九点である。」「多彩な人物が登場し、アイデアが奇抜で新鮮、文章も軽快でたいへん面白かった。」
源氏鶏太
男56歳
7 「作者の才能を感じさせた。しかし、この小説は、もっとくだいて書いたらもっと面白くなった筈である。いい直すと、直木賞でなく、芥川賞向きであったということになる。」
海音寺潮五郎
男66歳
10 「一番おもしろく読んだ」「出て来る人物がいずれもよく書けているし、たくまないおかしみがあって、期待を持って読み進んで行ったが、終盤近くになって筆が浮いて来て、索寞たる気持になった。」
大佛次郎
男70歳
10 「私はこれを当選させてよいと思った。とにかく、とぼけていて面白いし、調節してないピアノのように混乱した現代を感じさせ、それが面白かったのである。」
川口松太郎
男68歳
0  
村上元三
男58歳
5 「犬を売り歩いているところが面白かったが、最後で足許をすくわれたようになり、風刺も利かなくなった。」
今日出海
男64歳
13 「面白く読んだ。これを授賞作に推しても通用する作品であり、作者は立派な筆力を持った人だと思う。」「登場人物もそれぞれ個性のある人物で、読者は思わず終りまで読まずにいられなくなるだろうが、さて終りになって、調子が低くなるのはどうしたことだろうかと、ふと小首をかしげたくなる点が露呈する。」
中山義秀
男67歳
7 「ユーモラスだが、わさびがきいていない。滑稽にしろ諷刺にしろ、ピリッとしたところがあって、味もわざも生きてくる、そんな感じがした。」
柴田錬三郎
男51歳
6 「ユニークの点に於て、八篇中ぬきん出ていた」「授賞作品とするには、まだ一歩の距離が足らぬ気がした。」
水上勉
男49歳
11 「いいと思った。ちょっと変っていて、奇妙な人間関係がおもしろい。しかし、直木賞としてはどうだろうか、といわれると、押しが弱まった。」
松本清張
男58歳
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選評出典:『オール讀物』昭和43年/1968年10月号
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文量
短篇
章立て
なし
時代設定 場所設定
[戦後]  東京~神奈川県鎌倉
登場人物
私(語り手、野村、犬屋の助手)
高谷権治(床屋上がりの犬屋兼トリミング師)
松山(元・高谷理髪店の職人)
古田喜蔵(著名な金融業者)
ロドリゲス(ホイペット種とブラック&タン・テリアの混血)




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