直木賞のすべて
第78回
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Last Update[H26]2014/6/20

高橋昌男
Takahashi Masao
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生没年月日【注】 昭和10年/1935年10月23日~
経歴 東京生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒。『三田文学』編集長を務めた。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第70回芥川賞(昭和48年/1973年下期)「白蟻」
  • |候補| 第71回芥川賞(昭和49年/1974年上期)「道化の背景」
  • |候補| 第74回芥川賞(昭和50年/1975年下期)「藁のぬくもり」
  • |候補| 第78回直木賞(昭和52年/1977年下期)『巷塵』
  • |候補| 第89回芥川賞(昭和58年/1983年上期)「町の秋」
  • |候補| 第16回平林たい子文学賞[小説部門](昭和63年/1988年)「贋の夏」
  • 第25回平林たい子文学賞[評論部門](平成9年/1997年)『独楽の回転 甦る近代小説』
備考
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しろあり
白蟻」(『三田文学』昭和48年/1973年10月号)
媒体・作品情報
誌名 「三田文学」  別表記表紙・目次・奥付 「三田文学」
巻号 第60巻 第10号  別表記10月号
印刷/発行年月日 発行 昭和48年/1973年10月1日
発行者等 編集人 遠藤周作 発行人 石坂洋次郎 編集所 三田文学編集部(東京都) 印刷所 図書印刷株式会社(東京都)
発行所 三田文学会(東京都) 発売元 株式会社講談社(東京都)
総ページ数 112 表記上の枚数 目次 75枚 基本の文字組
(1ページ当り)
30字
×25行
×2段
本文ページ 30~54
(計25頁)
測定枚数 73
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書誌
>>昭和55年/1980年11月・平凡社刊『昼酒』所収
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芥川賞 芥川賞 70回候補 一覧へ
候補者 高橋昌男 男38歳
選考委員 評価 行数 評言
大岡昇平
男64歳
0  
瀧井孝作
男79歳
0  
井上靖
男66歳
0  
中村光夫
男62歳
0  
永井龍男
男69歳
0  
丹羽文雄
男69歳
0  
吉行淳之介
男49歳
0  
安岡章太郎
男53歳
0  
舟橋聖一
男69歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十巻』昭和57年/1982年11月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和49年/1974年3月号)
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どうけ はいけい
道化の 背景」(『海』昭和49年/1974年2月号)
媒体・作品情報
誌名 「海」  別表記表紙 「文芸雑誌」併記
巻号 第58号/第6巻 第2号  別表記2月号
印刷/発行年月日 発行 昭和49年/1974年2月1日
発行者等 編集者 近藤信行 発行者 高梨 茂 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 中央公論社(東京都)
総ページ数 262 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×22行
×2段
本文ページ 112~137
(計26頁)
測定枚数 70
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書誌
>>昭和52年/1977年11月・文藝春秋刊『巷塵』所収
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芥川賞 芥川賞 71回候補 一覧へ
候補者 高橋昌男 男38歳
選考委員 評価 行数 評言
大岡昇平
男65歳
0  
丹羽文雄
男69歳
0  
中村光夫
男63歳
4 「注目しました。」「「背景」にあまり眼をくばらずに、子供の道化をもっと掘りさげたら、ユニックな短篇になったろうと思います。」
井上靖
男67歳
0  
永井龍男
男70歳
4 「(引用者注:「『父』の年輪」と共に)よくまとまり部分部分に光ったところのある短篇で好感が持てた。」
吉行淳之介
男50歳
3 「前回、私の票だけで、大いにヒンシュクされた高橋昌男には今回ある程度の票が入った。しかし、私は前の「白蟻」のほうを評価する。」
舟橋聖一
男69歳
2 「柳橋や国技館の描写にアテコミがあるが、(引用者中略)授賞には遠くても、将来性があると思う。」
瀧井孝作
男80歳
0  
安岡章太郎
男54歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十巻』昭和57年/1982年11月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和49年/1974年9月号)
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わら
藁のぬくもり」(『新潮』昭和50年/1975年7月号)
媒体・作品情報
誌名 「新潮」  別表記表紙 「THE SHINCHO^」併記
巻号 第72巻 第7号  別表記7月号/845号
印刷/発行年月日 発行 昭和50年/1975年7月1日
発行者等 編集兼発行者 酒井健次郎 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社新潮社(東京都)
総ページ数 260 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 24~66
(計43頁)
測定枚数 129
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芥川賞 芥川賞 74回候補 一覧へ
候補者 高橋昌男 男40歳
選考委員 評価 行数 評言
吉行淳之介
男51歳
0  
丹羽文雄
男71歳
0  
井上靖
男68歳
0  
永井龍男
男71歳
3 「若い作家の情痴小説を読んだと思った。」
瀧井孝作
男81歳
5 「私は読んで気持のよい小説ではなかった。」
中村光夫
男64歳
5 「注目しました。」「平凡な風俗小説といえばそれまでですが、市井の風変りな男女の恋愛を、肩肘はらずに書き流した態度に或る新鮮さがあり、」
安岡章太郎
男55歳
4 「大層取りつきにくい。しかし、その割りに読後感は爽快。ただし、この爽快さは作者の人柄の好さであると同時に、幼さのせいかも知れない。」
選評出典:『芥川賞全集 第十巻』昭和57年/1982年11月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和51年/1976年3月号)
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直木賞 第78回候補  一覧へ

こうじん
巷塵』(昭和52年/1977年11月・文藝春秋刊)
媒体・作品情報
印刷/発行年月日 発行 昭和52年/1977年11月20日(第1刷)
発行者等 発行者 樫原雅春 本文印刷 理想社印刷所 付物印刷 精興社 製本所 矢嶋製本
発行所 株式会社文藝春秋(東京都) 形態 四六判 上製
装幀/装画等 装幀 田村義也
総ページ数 245 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×19行
×1段
本文ページ 5~245
(計241頁)
測定枚数 429
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収録作品の書誌
道化の背景
>>初出『海』昭和49年/1974年2月号
夏草の匂い
>>初出『文學界』昭和49年/1974年9月号
>>昭和58年/1983年8月・福武書店刊『町の秋』所収
>>昭和13年/1938年10月・講談社/講談社文芸文庫『戦後短篇小説再発見 5生と死の光景』所収
裏街の夏
>>初出『文學界』昭和51年/1976年4月号
巷塵
>>初出『文學界』昭和51年/1976年11月号
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候補者 高橋昌男 男42歳
選考委員 評価 行数 評言
水上勉
男58歳
19 「私も敗戦前後、新宿かいわいで暮してもいたから、よくその雰囲気が出ていると思った。また女性がよく描けていると思った。」「やや小粒な感じもしないではない。」
司馬遼太郎
男54歳
8 「市井の人間と人生を平淡な態度で描いている」「好意を持った」
柴田錬三郎
男60歳
9 「私は、自分の好みからいえば、(引用者中略)ストーリイらしいストーリイのない風俗小説を、直木賞のために、採らない。いかに、達者に、人物たちが描かれていても、私には、こういう小説が、古くさく感じられる。」
源氏鶏太
男65歳
10 「高点をつけて出席した。」「よく出来た作品であるが、果して直木賞作品であろうかとの疑問を持った。」「欲をいえばもうすこしある種の華やかさが欲しかった。」
村上元三
男67歳
6 「この程度の作品なら地方の同人雑誌に、いくらもある。」「わたしは買わない。」
川口松太郎
男78歳
8 「面白かったが底の浅さは如何ともし難い。仕組みに苦労して人間を描く肝心の点を忘れている。」
今日出海
男74歳
10 「面白く読んだ。」「何れも特色があって、その一つを選出するのに逡巡せざるを得なかった。」「世間に通用する水準を越えた作品と言えるだろう。」
石坂洋次郎
男77歳
0  
選評出典:『オール讀物』昭和53年/1978年4月号
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文量
短篇集〔4篇〕
道化の背景
章立て
なし
時代設定 場所設定
太平洋戦争戦中  東京
登場人物
私(語り手、邦夫、国民学校3年生)
銀子(私の母親、戦争未亡人)
伯父(旧家の跡取り、胃癌患者)
夏草の匂い
章立て
なし
時代設定 場所設定
太平洋戦争戦後  東京
登場人物
康之(小学校5年生)
母(康之の母親、母子二人で居候)
勇吉(康之の伯父、建築屋)
裏街の夏
章立て
なし
時代設定 場所設定
昭和20年代  東京~箱根
登場人物
僕(語り手、章、高校1年生)
みや子(僕の母親、装身具店主)
伯父(金属化工会社の社長)
千鶴子(近所の女子高生)
巷塵
章立て
「一」~「六」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京~茨城県
登場人物
真鍋克哉(若い家具職人)
喜代子(克哉の妻)
岡本軍治(克哉の先輩)
秋川清造(家具製作所の社長)
片岡タカ(克哉の義姉、買入れ屋の嫁)





まち あき
町の 秋」(『海燕』昭和58年/1983年5月号)
媒体・作品情報
誌名 「海燕」  別表記表紙 「文芸雑誌 the kaien」併記
巻号 第2巻 第5号  別表記5月号
印刷/発行年月日 発行 昭和58年/1983年5月1日
発行者等 編集者 寺田 博 発行者 渡辺哲彦 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社福武書店(東京都)
総ページ数 292 表記上の枚数 目次 117枚 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×24行
×2段
本文ページ 88~125
(計38頁)
測定枚数 119
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書誌
>>昭和58年/1983年8月・福武書店刊『町の秋』所収
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芥川賞 芥川賞 89回候補 一覧へ
候補者 高橋昌男 男47歳
選考委員 評価 行数 評言
大江健三郎
男48歳
0  
開高健
男52歳
6 「あらゆる要素がソツなく、丹念に書きこまれ、布置してある。しかし、読後に何も残してくれない。徹底的な完全消化をめざした技のために何も残らないというのではないから、そこが困る。」
中村光夫
男72歳
6 「作者の個性の趣向で、現代の風景に挑んだ作品です。」「苦心が今回は成功作を生んだとは云えませんが、筆者の頑固な努力はそれなりに僕らを期待させます。」
丸谷才一
男57歳
0  
吉行淳之介
男59歳
4 「あちこちに秀れた描写がある。しかし、少年の感受性への作者のこだわり過ぎがいささかうるさい。」
安岡章太郎
男63歳
20 「今回の候補作のなかでは一番出来がよかった。」「光っているのは神田川の描写である。」「それだけに、この小説が最後の幕切れのところで、いかにも小説的な結末を持ち出して、それを少年たちの口を通じて語らせたことは、マズかった――。」「級長の母親とよその男との話など、もしそれを織り込む必要があるのなら、もっと前にさりげないかたちで触れておくべきであろう。」
井上靖
男76歳
5 「私の場合、(引用者中略)上位に置いた。」「文章も確りしており、作者の才能も感じられる作品で、好意をもって読んだ。」
丹羽文雄
男78歳
0  
遠藤周作
男60歳
8 「最後まで残った」「私は高橋昌男氏を推した一人である。」「この作品は高橋さんのもののなかで決して悪くない佳作だと思った。実力も安定した作家だと思ったのだがやや古風であるという点が災をして過半数の票をとれなかったのが残念だった。」
選評出典:『芥川賞全集 第十三巻』平成1年/1989年2月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和58年/1983年9月号)
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