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第91回
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Last Update[H29]2017/10/9

今井泉
Imai Izumi
生没年月日【注】 昭和10年/1935年6月5日~平成25年/2013年3月7日
経歴 高知県高知市生まれ。神戸商船大学航海科卒。国鉄に勤務、青函連絡船の航海士、同船長、宇高連絡船船長を務める。40歳から小説を書き始める。
受賞歴・候補歴
  • 第18回香川菊池寛賞(昭和57年/1982年度)「死の海図」
  • |候補| 第91回直木賞(昭和59年/1984年上期)「溟い海峡」
  • 第9回サントリーミステリー大賞[読者賞](平成3年/1991年)「碇泊なき海図」
  • |候補| 第109回直木賞(平成5年/1993年上期)『ガラスの墓標』
備考
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直木賞 第91回候補  一覧へ

くら かいきょう
溟い 海峡」(『別冊文藝春秋』167号[昭和59年/1984年4月])
媒体・作品情報
誌名 「別册文藝春秋」
巻号 第167号  別表記167特別号
印刷/発行年月日 発行 昭和59年/1984年4月1日
発行者等 編集兼発行人 阿部達児 印刷人 鈴木和夫 印刷所 凸版印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 458 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 246~277
(計32頁)
測定枚数 95
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書誌
>>平成5年/1993年5月・文藝春秋刊『ガラスの墓標』所収
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候補者 今井泉 男49歳
選考委員 評価 行数 評言
山口瞳
男57歳
0  
池波正太郎
男61歳
0  
水上勉
男65歳
0  
源氏鶏太
男72歳
0  
井上ひさし
男49歳
10 「はっとして思わず引き込まれてしまうような表現が少いのです。」
渡辺淳一
男50歳
0  
五木寛之
男51歳
0  
黒岩重吾
男60歳
9 「心理的なサスペンス小説として面白く読めた。だがベテランで慎重な船長が、沈む筈のないボートが沈んだことに対して、船長としての憤りを燃やしていない。(引用者中略)この小説の致命的な欠点である。」
村上元三
男74歳
6 「小説としては欠点が多い。冒頭で、話の中味がわかってしまう。」
選評出典:『オール讀物』昭和59年/1984年10月号
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文量
短篇
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  函館~青森
登場人物
杉崎(青函連絡船船長)
児島(三等航海士)
坂口彰(海上保険会社支店長、転覆事故で妻と死別)
藤井(定年間近の連絡船船長)




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ぼひょう
『ガラスの 墓標』(平成5年/1993年5月・文藝春秋刊)
媒体・作品情報
印刷/発行年月日 発行 平成5年/1993年5月25日(第1刷)
発行者等 発行者 阿部達児 印刷所 凸版印刷 製本所 矢嶋製本
発行所 株式会社文藝春秋(東京都) 形態 四六判 上製
総ページ数 267 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
43字
×18行
×1段
本文ページ 5~267
(計263頁)
測定枚数 446
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収録作品の書誌
ガラスの墓標
>>初出『別冊文藝春秋』179号[昭和62年/1987年4月]
溟い海峡
>>初出『別冊文藝春秋』167号[昭和59年/1984年4月]
道連れ
>>初出『別冊文藝春秋』168号[昭和59年/1984年7月]
>>平成6年/1994年8月・ぎょうせい刊『ふるさと文学館 第四三巻 香川』所収
島模様
>>初出『別冊文藝春秋』173号[昭和60年/1985年10月]
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候補者 今井泉 男58歳
選考委員 評価 行数 評言
田辺聖子
女65歳
0  
黒岩重吾
男69歳
30 「表題作が優れている。」「(引用者注:樺太から北海道に向かう)その間の人間と海との闘いには、息を呑むほどの迫真力がある。」「「道連れ」「島模様」も佳作だが、票が集まらなかったのは、人間でいえば臍が隠れていたせいかもしれない。受賞に価する作品だったが残念である。」
井上ひさし
男58歳
24 「候補対象となった三編のうちの白眉は「道連れ」であると思うが、これもまた荒れ狂う海を主役にした物語で、作者の本領が充分に発揮された一編。だが、作者にはうっとうしい、ないものねだりの言い方になるかもしれないが、作者の常識が話の結末に窮屈な枠を強いているような気がしてならない。」
陳舜臣
男69歳
7 「樺太脱出のあたり、海を熟知する人でなければ書けない強味があった。海洋文学不振の日本にあって、今井氏は得難い才能であり、将来を期待したい。」
藤沢周平
男65歳
16 「男くさい魅力を持つ短篇集だった。中でも「道連れ」の一篇が、若い暴走族の男たちと船乗りの犯罪と冒険を描いて気持のいい小説である。」「個性的で実力のある作家だと思う。」
五木寛之
男60歳
10 「一点どうしても引っかかるところがあった。作者と作中人物の距離の問題である。フィクションとしての自立性がとぼしいと感じられるのは、作者が作中人物につき(原文傍点)すぎているせいなのだろうか。」
山口瞳
男66歳
0  
渡辺淳一
男59歳
11 「前半の推理的な部分と、後半の樺太引揚げの部分とが割れていて、全体の印象としては、腰砕けとなってしまった。」「三本の短篇のなかでは「島模様」の素直な書き方に惹かれた。」
平岩弓枝
女61歳
11 「心に残った作品であった。」「作者の優しさを感じさせるのが「島模様」であり、怖さが底にあるのが「ガラスの墓標」だろうか。ただ、後者の場合、女主人公が長いこと夫にまでかくしていたせいゆうに関する秘密が、それほどのことだったのかという気持がした。」
選評出典:『オール讀物』平成5年/1993年9月号
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文量
短篇集〔4篇〕
ガラスの墓標
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]~太平洋戦争戦後  高知~東京~樺太
登場人物
結城(高知市役所福祉課長)
林崎邦彦(無名の寄付主の息子)
せいゆう(浮浪者、川で溺死)
靖子(結城の妻)
吉村竜一郎(せいゆうの墓の土地所有者、元・機関士)
藤堂(海軍武官府勤務)
溟い海峡
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  函館~青森
登場人物
杉崎(青函連絡船船長)
児島(三等航海士)
坂口彰(海上保険会社支店長、転覆事故で妻と死別)
藤井(定年間近の連絡船船長)
道連れ
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  高松~香港~沖縄沖
登場人物
松村(遠洋漁船船長)
坊主(バイク仲間のリーダー)
北岡(バイク好きの若者)
ノッポ(同)
自衛隊(同)
島模様
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  瀬戸内海生口島
登場人物
私(宇高連絡船船長)
松村(通称・松ちゃん、二等航海士)
幸恵(通称・幸ちゃん、造船所食堂の賄い婦)
加代(スナックのママ)
藤井(定年間近の連絡船船長)




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