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Last Update[H26]2014/8/29

野沢尚 Nozawa Hisashi
生没年月日 昭和35年/1960年5月7日~平成16年/2004年6月
経歴 愛知県名古屋市生まれ。日本大学芸術学部映画科卒。プロットライターを経て、昭和58年/1983年に城戸賞入選。昭和60年/1985年テレビドラマ「殺して、あなた」で脚本家デビュー。平成9年/1997年には、江戸川乱歩賞を受賞し作家としてもデビュー。平成16年/2004年6月、自殺。
受賞歴・候補歴
  • 第9回城戸賞[準入賞](昭和58年/1983年)「V・マドンナ大戦争」《脚本》
  • ギャラクシー奨励賞「手枕さげて」《脚本》
  • 芸術作品賞(平成2年/1990年度)「愛の世界」《脚本》
  • 第18回日本アカデミー賞[脚本賞・優秀賞](平成7年/1995年)「集団左遷」《脚本》
  • 第43回江戸川乱歩賞(平成9年/1997年)「破線のマリス」
  • 第4回島清恋愛文学賞(平成9年/1997年)『恋愛時代』
  • |候補| 第20回吉川英治文学新人賞(平成10年/1998年度)『リミット』
  • 第17回向田邦子賞(平成10年/1998年)「結婚前夜」「眠れる森」《脚本》
  • 第22回吉川英治文学新人賞(平成12年/2000年度)『深紅』
  • 第52回芸術選奨文部科学大臣賞[放送部門](平成13年/2001年度)「反乱のボヤージュ」《脚本》


『リミット』(平成10年/1998年6月・講談社刊)
書誌
>>平成13年/2001年6月・講談社/講談社文庫『リミット』
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 20回候補 一覧へ
候補者 野沢尚 男38歳
選考委員 評価 行数 評言
阿刀田高
男64歳
4 「熱があり流れがある。プロットにはオリジナリティを感じたが、モチーフに、なにかこの人らしいものを求めるのは望蜀なのだろうか。」
井上ひさし
男64歳
12 「魅力的なヒロインの造形と展開の小気味のよさ(引用者中略)など、刮目に値する出来栄え」「(引用者注:「恋愛中毒」と)比べると幾分かは「不自由」だった。」
北方謙三
男51歳
4 「あと一歩だった。映像的なのはいい。しかし、映像的にさえし得ないなにか、たとえば三人の犯罪者たちの心の闇を描くのも、小説であろうと思う。」
野坂昭如
男68歳
3 「間口を広げ過ぎて、そのまま冗長に流れた。臓器売買は、難しいテーマ。「売買」では片付けられない。」
林真理子
女44歳
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選評出典:『群像』平成11年/1999年5月号
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しんく
深紅』(平成12年/2000年12月・講談社刊)
書誌
>>平成15年/2003年12月・講談社/講談社文庫『深紅』
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 22受賞 一覧へ
候補者 野沢尚 男40歳
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男49歳
11 「すぐれたストーリーテリングに支えられた完成度の高い作品である。」「(引用者注:「奴の小万と呼ばれた女」との)甲乙はつけ難かった。」「のっぴきならぬテーマを扱っているわりには、小説的な重厚さを感じない。」「加害者と被害者のそれぞれの娘が、運命の鏡に向き合っているというすばらしい構図を、十分に描ききってはいない。」
阿刀田高
男66歳
10 「初めの九十ページほどが抜群におもしろい。質も高い。だが、それからは中だるみがあって、結末はリアリティを欠くところもある。」「私は迷ったすえ「深紅」のおもしろさに一票を投じた。」
伊集院静
男51歳
7 「ともかく読むものを引き込む力が図抜けていた。私は野沢氏の気迫を感じた。」「これを機にミステリーのみならず、普遍のテーマの小説にも挑戦して欲しい。」
北方謙三
男53歳
4 「冒頭の、闇の中に押し出されるような少女の不安の描写が圧倒的で、映像では表現できない緊迫感があり、秀逸だった。」「妥当な受賞であったと思う。」
高橋克彦
男53歳
27 「これしかない、という思いで選考会に臨んだ。」「被害者と加害者の子供同士がこれほどまでに深く関わり合う物語など読んだことがない。この構想を思い付いただけで評価に値する。」「せっかく感情移入させた主人公の世界を惜し気もなく完全逆転させる第二章。冒頭の章が幼い少女の視点であることをトリックに用いたとしか思えないほど残酷で鮮やかな逆転劇だ。」
林真理子
女46歳
14 「表現は悪いが、私はこの人の「あざとい」という感じのうまさがずっと気にかかっていたのであるが、今回の「深紅」は、そうしたものが消え、本当にうまい小説に仕上がっている。」「後半があまりにも中途半端だ。(引用者中略)許しと癒しの小説にするのだったらそれは徹底しなくてはいけなかった。が、今この賞をおとりになるべき方だろう。」
選評出典:『群像』平成13年/2001年5月号
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