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干刈あがた Hikari Agata
このページの情報は「芥川賞のすべて・のようなもの」内の「候補作家の群像 干刈あがた」と同じものです。
生没年月日 昭和18年/1943年1月25日~平成4年/1992年9月6日
経歴 本名=浅井和枝。東京都青梅市生まれ。早稲田大学政経学部新聞学科中退。コピーライターを経て、主婦生活に入る。離婚後、昭和57年/1982年より小説を書き始める。「樹下の家族」で作家デビュー。
受賞歴・候補歴
個人全集 『干刈あがたの世界』全6巻(平成10年/1998年9月~平成11年/1999年3月・河出書房新社刊)



たんけんたい
「ウホッホ 探険隊」(『海燕』昭和58年/1983年9月号)
媒体・作品情報
誌名 「海燕」  別表記表紙 「文芸雑誌 the kaien」併記
巻号 第2巻 第9号  別表記9月号
印刷/発行年月日 発行 昭和58年/1983年9月1日
発行者等 編集者 寺田 博 発行者 渡辺哲彦 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社福武書店(東京都)
総ページ数 292 表記上の枚数 目次 103枚 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×24行
×2段
本文ページ 30~64
(計35頁)
測定枚数 107
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書誌
>>昭和59年/1984年2月・福武書店刊『ウホッホ探険隊』所収
>>昭和60年/1985年11月・福武書店/福武文庫『ウホッホ探険隊』所収
>>平成9年/1997年10月・角川書店刊『女性作家シリーズ20 干刈あがた・高樹のぶ子・林真理子・高村薫』所収
>>平成10年/1998年11月・河出書房新社刊『干刈あがたの世界2 ウホッホ探険隊』所収
>>平成12年/2000年2月・朝日新聞社/朝日文庫『ウホッホ探険隊』所収
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芥川賞 芥川賞 90回候補 一覧へ
候補者 干刈あがた 女40歳
選考委員 評価 行数 評言
丸谷才一
男58歳
0  
中村光夫
男72歳
13 「一番出来がよいと思われました。」「子供たちも加えた家族の心の動きを無理なく描いたあたりは、短篇として成功していると思われました。しかしそれだけに才がまわりすぎて、信用がおけないような筆致が、長所であると同時に欠陥でもあるように思われます。」
吉行淳之介
男59歳
0  
大江健三郎
男48歳
5 「快につけ不快につけ、新しい刺戟的な喚起力を持っている。しかし(引用者中略)言葉の遊びからふとわれにかえった際の干刈は常凡な人間観の持主に見える。」
遠藤周作
男60歳
12 「私もこの作家の力倆はたしかにみとめざるをえない。」「この親子の薄氷をふむような相互関係をおたがいのいたわりによる嘘でかすかに支えている状態はサスペンスさえ感じられたのだが、しかし、そのいたわりの嘘とサスペンスを感じないという批評も多かったことをお伝えしておきたい。もしこの人が受賞していたならば、多分、流行作家になったろう。」
丹羽文雄
男79歳
0  
安岡章太郎
男63歳
0  
開高健
男53歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十三巻』平成1年/1989年2月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和59年/1984年3月号)
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とうきょうじょし
「ゆっくり 東京女子マラソン」(『海燕』昭和59年/1984年5月号)
媒体・作品情報
誌名 「海燕」  別表記表紙 「文芸雑誌 the kaien」併記
巻号 第3巻 第5号  別表記5月号
印刷/発行年月日 発行 昭和59年/1984年5月1日
発行者等 編集者 寺田 博 発行者 渡辺哲彦 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社福武書店(東京都)
総ページ数 292 表記上の枚数 目次 200枚 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×24行
×2段
本文ページ 42~109
(計68頁)
測定枚数 210
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書誌
>>昭和59年/1984年8月・福武書店刊『ゆっくり東京女子マラソン』所収
>>『文藝春秋』昭和59年/1984年9月号
>>昭和61年/1986年1月・福武書店/福武文庫『ゆっくり東京女子マラソン』所収
>>平成10年/1998年11月・河出書房新社刊『干刈あがたの世界2 ウホッホ探険隊』所収
>>平成12年/2000年6月・朝日新聞社/朝日文庫『ゆっくり東京女子マラソン』所収
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芥川賞 芥川賞 91回候補 一覧へ
候補者 干刈あがた 女41歳
選考委員 評価 行数 評言
安岡章太郎
男64歳
15 「私は「入江の宴」(干刈あがた)を推したのだが、これは賛同者がほとんどなく、私も孤軍奮闘するほどの気力は湧かなかった。」「もう一本、「ゆっくり東京女子マラソン」というのがあり、これには半数近くの人が票を入れていたが、私には共感できなかった。(引用者中略)この作品は文章も思考もいかにも常識的で底が浅いのである。(引用者中略)これに比較的多くの票が集ったのも、要するに平均してソツがなく、これといって減点されるところ少かったためだろう。」
吉行淳之介
男60歳
10 「(引用者注:「ゆっくり東京女子マラソン」は)おもしろい部分はあちこちにあるが、結局これは「人間模様」に拡散してしまっている。」「女は本能的に子供にたいして心を砕く、という範囲を出ない作品になってしまった。筆力は十分だし、潜在している筈の力を見せてほしい。」
丹羽文雄
男79歳
11 「時代のせいか若い人の書くものが、近頃方向ちがいの方向に進みつつある中で、まっとうに文学を感じさせる二作は、私には心強いものであった。私は十分に賞に値いすると思った」「私は最近これほど信用の出来る芥川賞の候補者にはめぐり合わなかったとさえ思っている。」
丸谷才一
男58歳
0  
三浦哲郎
男53歳
7 「干刈あがた氏の二作品では、「ゆっくり東京女子マラソン」の方が作者の本領だろう。サロイヤンふうのユーモアが悪くなかった。こんな健全な作品がいけないとは思わないが、それにしてももうすこしニガリが必要だろう。」
大江健三郎
男49歳
7 「いまはやりの言葉でいえば、表層の文学表現にたくみな人です。」「これが、表層のまま、深みにまさる凄みを見せる、というところへ行けば新機軸です。」
遠藤周作
男61歳
21 「残念ながら私は前回のほうが、はるかにはるかに良かったと思う。前回には薄氷を踏むような緊張感があった。しかしここにはその緊張感がなくなり、テレビのシナリオ的構成と類型的な善意の母と子の関係とが、形をかえて書かれているだけで、文学的感動は私には感じられなかった。」「一番、よい点数の集った作品で、わずか四点――それが「ゆっくり東京女子マラソン」だが――でこれでは芥川賞受賞作とは言えない。」
中村光夫
男73歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十三巻』平成1年/1989年2月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和59年/1984年9月号)
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いりえ うたげ
入江の 宴」(『文學界』昭和59年/1984年5月号)
媒体・作品情報
誌名 「文學界」
巻号 第38巻 第5号  別表記5月号
印刷/発行年月日 発行 昭和59年/1984年5月1日
発行者等 編集兼発行人 阿部達児 印刷人 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社
発行所 株式会社文藝春秋(東京都)
総ページ数 296 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 56~81
(計26頁)
測定枚数 76
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書誌
>>昭和62年/1987年4月・新潮社刊『ホーム・パーティー』所収
>>平成2年/1990年4月・新潮社/新潮文庫『ホーム・パーティー』所収
>>平成2年/1990年9月・国書刊行会刊『沖縄文学全集 第9巻 小説4』所収
>>平成11年/1999年2月・河出書房新社刊『干刈あがたの世界5 ホーム・パーティー』所収
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芥川賞 芥川賞 91回候補 一覧へ
候補者 干刈あがた 女41歳
選考委員 評価 行数 評言
安岡章太郎
男64歳
15 「私は「入江の宴」(干刈あがた)を推したのだが、これは賛同者がほとんどなく、私も孤軍奮闘するほどの気力は湧かなかった。」「もう一本、「ゆっくり東京女子マラソン」というのがあり、これには半数近くの人が票を入れていたが、私には共感できなかった。(引用者中略)この作品は文章も思考もいかにも常識的で底が浅いのである。(引用者中略)これに比較的多くの票が集ったのも、要するに平均してソツがなく、これといって減点されるところ少かったためだろう。」
吉行淳之介
男60歳
10 「(引用者注:「ゆっくり東京女子マラソン」は)おもしろい部分はあちこちにあるが、結局これは「人間模様」に拡散してしまっている。」「女は本能的に子供にたいして心を砕く、という範囲を出ない作品になってしまった。筆力は十分だし、潜在している筈の力を見せてほしい。」
丹羽文雄
男79歳
11 「時代のせいか若い人の書くものが、近頃方向ちがいの方向に進みつつある中で、まっとうに文学を感じさせる二作は、私には心強いものであった。私は十分に賞に値いすると思った」「私は最近これほど信用の出来る芥川賞の候補者にはめぐり合わなかったとさえ思っている。」
丸谷才一
男58歳
0  
三浦哲郎
男53歳
7 「干刈あがた氏の二作品では、「ゆっくり東京女子マラソン」の方が作者の本領だろう。サロイヤンふうのユーモアが悪くなかった。こんな健全な作品がいけないとは思わないが、それにしてももうすこしニガリが必要だろう。」
大江健三郎
男49歳
7 「いまはやりの言葉でいえば、表層の文学表現にたくみな人です。」「これが、表層のまま、深みにまさる凄みを見せる、というところへ行けば新機軸です。」
遠藤周作
男61歳
21 「残念ながら私は前回のほうが、はるかにはるかに良かったと思う。前回には薄氷を踏むような緊張感があった。しかしここにはその緊張感がなくなり、テレビのシナリオ的構成と類型的な善意の母と子の関係とが、形をかえて書かれているだけで、文学的感動は私には感じられなかった。」「一番、よい点数の集った作品で、わずか四点――それが「ゆっくり東京女子マラソン」だが――でこれでは芥川賞受賞作とは言えない。」
中村光夫
男73歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十三巻』平成1年/1989年2月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和59年/1984年9月号)
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「ホーム・パーティ」(『新潮』昭和61年/1986年9月号)
媒体・作品情報
誌名 「新潮」  別表記表紙 「THE SHINCHO^」併記
巻号 第83巻 第9号  別表記9月号/980号
印刷/発行年月日 発行 昭和61年/1986年9月1日
発行者等 編集兼発行者 坂本忠雄 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社新潮社(東京都)
総ページ数 292 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
26字
×24行
×2段
本文ページ 148~176
(計29頁)
測定枚数 86
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書誌
>>昭和62年/1987年4月・新潮社刊『ホーム・パーティー』所収
>>平成2年/1990年4月・新潮社/新潮文庫『ホーム・パーティー』所収
>>平成11年/1999年2月・河出書房新社刊『干刈あがたの世界5 ホーム・パーティー』所収
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芥川賞 芥川賞 96回候補 一覧へ
候補者 干刈あがた 女43歳
選考委員 評価 行数 評言
田久保英夫
男58歳
0  
水上勉
男67歳
0  
古井由吉
男49歳
0  
吉行淳之介
男62歳
0  
三浦哲郎
男55歳
0  
開高健
男56歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十四巻』平成1年/1989年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和62年/1987年3月号)
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きいろ かみ
黄色い 髪』(昭和62年/1987年12月・朝日新聞社刊)
書誌
>>平成1年/1989年9月・朝日新聞社/朝日文庫『黄色い髪』
>>平成11年/1999年3月・河出書房新社刊『干刈あがたの世界6 黄色い髪』
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他文学賞 山本周五郎賞 1回候補 一覧へ
候補者 干刈あがた 女45歳
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男53歳
26 3.75→4点「人物配置、ストーリーの進め方、大変に類型的なんですが、その類型から外れたところにいろいろと面白いものがありますね。」「だけど、夏実が急に髪を染めるといった、物語の重要なポイントの押さえがやや抜けているんです。」
田辺聖子
女60歳
32 4.5→4点「まず、今の日本のたいへん大きな命題を取り上げた、作者の意気を壮とするところと、それを女手の柔らかい文章で書いたということがありますね。」「ただ、望むらくは、もうすこし余裕が欲しかった。」
野坂昭如
男57歳
17 3点→3.5点「ごく月並みなお話で、そんなお話のなかへまさに類型的な母親やら何やらが出てくる。そして、そういう問題に直面した時の親の混乱の仕方も、類型的だと思うんですね。」
藤沢周平
男60歳
18 4点「一番いいのは、現実感といいますか、現実にあることがきちんと小説化出来ている点だと思います。」「どうもこれは、現実と等身大の小説で終っているという気がしました。」
山口瞳
男61歳
18 4点「これを読み始めた時は、すごい小説だ、これで決まりだというぐらいに入れ込んだのですが、途中から少し違うなと思い始めまして……やっぱりテーマ小説、あるいは調べた小説で、作者は身体で感じていないなという思いが湧いてきたんです。」
最終投票      
選評出典:『小説新潮』昭和63年/1988年8月号
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