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Last Update[H28]2016/4/30

山田太一 Yamada Taichi
生没年月日 昭和9年/1934年6月6日~
経歴 本名=石坂太一。東京・浅草生まれ。早稲田大学教育学部国文科卒。松竹大船撮影所に入社。昭和40年/1965年退社後にシナリオライターとして独立。『岸辺のアルバム』『獅子の時代』『ふぞろいの林檎たち』『丘の上の向日葵』などテレビドラマの脚本を手がける。他、映画の脚本として『キネマの天地』(共同脚本)や『少年時代』などがある。
受賞歴・候補歴
  • 第24回芸術選奨文部大臣新人賞[放送部門](昭和48年/1973年度)「それぞれの秋」「河を渡ったあの夏の日々」《脚本》
  • 第32回NHK放送文化賞(昭和55年/1980年度)
  • 第2回向田邦子賞(昭和58年/1983年)「日本の面影」《脚本》
  • 第33回芸術選奨文部大臣賞[放送部門](昭和57年/1982年度)《脚本》
  • テレビ大賞優秀個人(昭和59年/1984年)
  • 第33回菊池寛賞(昭和60年/1985年)
  • |候補| 第14回泉鏡花文学賞(昭和61年/1986年)『飛ぶ夢をしばらく見ない』
  • 第1回山本周五郎賞(昭和62年/1987年度)『異人たちとの夏』
  • 第8回日本文芸大賞[放送作家賞](昭和63年/1988年)
  • 都民文化栄誉章(平成1年/1989年度)
  • 第45回毎日映画コンクール[脚本賞](平成2年/1990年度)「少年時代」《脚本》
  • 第14回日本アカデミー賞[脚本賞・最優秀賞](平成3年/1991年)「少年時代」《脚本》
  • 第34回毎日芸術賞(平成4年/1992年度)
  • 第42回神奈川文化賞[芸術](平成5年/1993年)
  • 日本民間放送連盟賞[ドラマ部門](平成10年/1998年)「奈良へ行くまで」
  • 第13回小林秀雄賞(平成26年/2014年)『月日の残像』
  • 朝日賞(平成26年/2014年度)"長年にわたって日本のテレビドラマ作りを牽引"



いじん なつ
異人たちとの 夏』(昭和62年/1987年12月・新潮社刊)
書誌
>>初出『小説新潮』昭和62年/1987年11月号
>>平成3年/1991年11月・新潮社/新潮文庫『異人たちとの夏』
>>平成19年/2007年5月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『異人たちとの夏』
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候補者 山田太一 男53歳
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男53歳
79 3.98点→4点「最大の欠陥は、お化けの現場に間宮という人物が立ち会っている点です。」「お化けがだんだん消えていくということは、ふたたび生へ主人公の精神が動き出してきたということですから、その入れ換わりのダイナミズムがこの小説のカンドコロだと思うのですが、そこがちょっと弱いような気がする……。」「読みやすさ、台詞のうまさ、そして全体からいろんなものがにじみ出てくる豊饒感という点から行くと、これが一番かもしれない。ただ、僕の根底でなにかこの作品を拒否しているものがあるんです。」
田辺聖子
女60歳
63 4.9点→5点「普通に、一人の読者として読むと、泣けてしまうんです。」「SFと現代文学との幸福な恋愛結婚を成功させたというか、はじめてSFが定着したというか――こんなことを言うとSFの人たちに叱られますが、(引用者中略)これならSFという抵抗感なしに異次元の世界へ脱し去られて、そこで遊んで帰ってくることが出来ますね。」
野坂昭如
男57歳
27 5点「この作品も主人公も一種の離人症みたいなもんで、あの年頃の人間に、共通して今も残っている幼児性というか、それを感じて僕も切ない思いがしました。」「この小説、僕は全くお化けの話とも何とも思わなかったですね。ごく普通にこういうことはあり得るという、現実の小説として読みました。」
藤沢周平
男60歳
27 3点「うまい小説だとは思ったんですね。」「気持ちの中に残るものがないんです。ナゾが分かってしまうと――厳密に言えばナゾはついに分からない小説ですが、ともかく事情が分かってしまうとそれで終わり、そういう小説ではないかという気がしました。」「下世話に言えば怪談咄、あれと変わりはないという感じですね。」
山口瞳
男61歳
30 3点「山田さんは、テレビドラマは非常にうまいんですが、小説を書くと肩に力が入って、ひどい言い方をすれば、お化けさえ出せば小説になるのか、と言いたくなる感じを私は全体として受けました。」「全体として、どうもぎくしゃくした、流れの悪い小説だと思いました。」「僕はね、その親子関係の甘ったるいのがいやなんです。」
最終投票     3+3+3+1+2=12
選評出典:『小説新潮』昭和63年/1988年8月号
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