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Last Update[H25]2013/11/22

樋口毅宏 Higuchi Takehiro
生没年月日 昭和46年/1971年~
経歴 東京都豊島区生まれ。
出版社勤務を経て、フリー編集者。
平成21年/2009年に『さらば雑司ヶ谷』で作家デビューする。
受賞歴・候補歴
  • |候補| 第24回山本周五郎賞(平成22年/2010年度)『民宿雪国』
  • |候補| 第14回大藪春彦賞(平成23年/2011年度)『テロルのすべて』



みんしゅくゆきぐに
民宿雪国』(平成22年/2010年12月・祥伝社刊)
書誌
>>平成25年/2013年10月・祥伝社/祥伝社文庫『民宿雪国』
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他文学賞 山本周五郎賞 24回候補 一覧へ
候補者 樋口毅宏 男39歳
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男59歳
13 「怖いもの知らずのストーリー展開と大胆かつ安直な比喩。しかしこの自由奔放さは、初診患者としてはむしろ小ぢんまりとまとまっているよりも好もしい。」「いろいろな企みはあるのだと思う。さればこそスマートにまとめ上げるのが小説というものである。」
北村薫
男61歳
99 「この作は他の五作と、全く違う物差しを必要とした。当たり前の小説ではない。」「真剣にやっていれば駄目なところを、わざとやっている。それが如実に分かる。小説は、虚構をまことに見せる。ところがここでは、のっけから《嘘ですよ、嘘ですよ》といっている。逆にいえば、この《小説らしからぬ手法》は、まさに《小説らしい》ものだ。」「遊戯性は小説の大事な要素のひとつであり、宝である。作者は、いわばその遊戯性という家を乗っ取り、取り囲む警官隊、やじ馬、そして見つめる者達の前で、まさに必死の演技をした。これだけの物語を遊び半分で書けるわけがない。作者の《覚悟》は明らかだ。」
小池真理子
女58歳
81 「(引用者注:「ふがいない僕は空を見た」と共に)二作を強く推すつもりで選考会に臨んだ。」「この種の作品にありがちな、ある種の小賢しさ、作者の過剰な自意識、幼稚さは微塵も感じられない。このような大胆不敵な物語を大人の読物に仕上げた力は、心底、見事だと思った。」「取り上げた題材そのものに、作者の純粋な熱意がこめられている。超弩級に破天荒な物語にもかかわらず、絶えず漂ってくる清潔感は、そのあたりから生まれてくるものかもしれない。」
重松清
男48歳
25 「異質なテキストが貼り合わされたコラージュの面白さはもとより、言葉と言葉がぶつかったときの軋み具合もまた、ケレン味たっぷりで魅力的だった。」「とにかく本作は「言葉で戦っている」という点では候補作中随一だったし、そんな不敵で不埒な言葉のつかい手たる作者は、じつは相当なたくらみを持った手練れなのではないかとも信じている。」
篠田節子
女55歳
30 「深刻で重いテーマを扱った既存の小説の欺瞞をつき、もっともらしい評論を笑い飛ばす反文学的、ネオ・ダダ的意図の下に書かれた作品として読めば納得がいく。しかし創作したデータ原稿を羅列して、一つの意図を持った作品に仕上げるとするなら、手記の部分は語り手ごとにまったく違う文体を駆使する技術が必要であろう。」
選評出典:『小説新潮』平成23年/2011年7月号
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