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Last Update[H27]2015/2/3

窪美澄 Kubo Misumi
生没年月日 昭和40年/1965年~
経歴 東京都稲城市生まれ。カリタス女子中学高等学校卒、短大中退。
広告制作会社勤務後、出産を経てフリーの編集ライターになる。
受賞歴・候補歴



ぼく そら
『ふがいない 僕は 空を 見た』(平成22年/2010年7月・新潮社刊)
書誌
>>平成24年/2012年10月・新潮社/新潮文庫『ふがいない僕は空を見た』
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収録作品
「ミクマリ」(初出『小説新潮』平成21年/2009年6月号)
「世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸」(初出『新潮ケータイ文庫』平成22年/2010年4月9日~)
「2035年のオーガズム」(初出『新潮ケータイ文庫』〃)
「セイタカアワダチソウの空」(初出『新潮ケータイ文庫』~平成22年/2010年8月19日)
「花粉・受粉」(書下ろし)
 
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他文学賞 山本周五郎賞 24受賞 一覧へ
候補者 窪美澄 女45歳
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男59歳
55 「随所で山場を迎えても毅然として動じず、近視眼的な描写もなく、常に物語の全体像を見失っていない。この冷静さは何としたことであろうか。」「貧乏や飢渇や病が、正確に描き出されている。なるほど。麻薬的な快楽を患部の表層からていねいに剥離すれば、人間である限りいつの世にも変わらぬ病巣が、このように露出するのである。」
北村薫
男61歳
14 「救いのない題材を扱っても不思議に清新である。登場人物が、借り物の知識の絵具で描かれていない。驚くべき力量だ。」「例えばまるで、それを使えば物語作りが出来るから――といったように、性犯罪を軽々しく扱う新人もいるなかで、田岡さんの造形などの人間を見る力は出色である。小説家が、ここにいる。」「受賞に異論のあろう筈がない。」
小池真理子
女58歳
37 「(引用者注:「民宿雪国」と共に)二作を強く推すつもりで選考会に臨んだ。」「群を抜いている。図抜けた才能である。驚いた。」「どの章にも救いがたい陰惨さが漂う。現代社会の膿や垢を集めた、といった体をなしているのだが、完璧な文章力に引きずられ、読むほどに、作品宇宙がどんどん澄み渡っていくのが感じられた。」「衰弱の一途を辿るのではないか、と思われてきた文芸の世界が、窪氏の出現により、再び生命を吹きこまれ、勢いを増していくであろうことは間違いない。」
重松清
男48歳
34 「作品と作者の美点はいくつもあるのだが、なにより惹かれたのは、どうしようもなさをそれぞれに抱えた登場人物一人ひとりへの作者のまなざしだった。救いはしない。かばうわけでもない。彼らや彼女たちを、ただ、認める。」「ただ生きて、ただここに在る――「ただ」の愚かしさと愛おしさとを作者は等分に見つめ、まるごと肯定する。その覚悟に満ちたまなざしの深さと強さに、それこそ、ただただ圧倒されたのである。」
篠田節子
女55歳
52 「選考委員として様々な作品に接した八年間に、訓練や経験では習得不可能な小説家としての天賦の才が確かにあるのではないか、と感じる作品に出会うことが、幾度もあった。」「第一章を読み始めたときに感じたものも、人の心の有り様を捕らえる感覚と、それを小説として表現するに当たっての恐るべき才気だった。」「この十年、大きな潮流を作ってきた女手による小説(女性作家の書く小説という意味ではない)に、新たな頂点が加わったことに心からの拍手を送りたい。」
選評出典:『小説新潮』平成23年/2011年7月号
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せいてん まよ
晴天の 迷いクジラ』(平成24年/2012年2月・新潮社刊)
書誌
>>平成26年/2014年7月・新潮社/新潮文庫『晴天の迷いクジラ』
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大衆選考会 147回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
ドル箱 平成24年/2012年6月15日 生命の追憶をテーマとしておりますが、この作家の「才能」の「高さ」と将来の大物感が窺いしれます。まだ描写の荒削りも目立ちますが、今後、大きく「華」咲く作家と信じて投票しましょう。
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