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吉本ばなな Yoshimoto Banana
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生没年月日 昭和39年/1964年7月24日~
経歴 現筆名=よしもとばなな。本名=吉本真秀子。東京都生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒。高校時代から習作を始め、昭和62年/1987年「キッチン」で海燕新人文学賞受賞し作家デビュー。ミリオンセラーを連発、人気作家となる。父は評論家の吉本隆明。
受賞歴・候補歴
  • 第6回海燕新人文学賞(昭和62年/1987年)「キッチン」
  • |候補| 第1回三島由紀夫賞(昭和62年/1987年度)『キッチン』
  • |候補| 第99回芥川賞(昭和63年/1988年上期)「うたかた」
  • 第16回泉鏡花文学賞(昭和63年/1988年)「ムーンライト・シャドウ」
  • |候補| 第10回野間文芸新人賞(昭和63年/1988年)『うたかた/サンクチュアリ』
  • |候補| 第100回芥川賞(昭和63年/1988年下期)「サンクチュアリ」
  • 第39回芸術選奨文部大臣新人賞[文学部門](昭和63年/1988年度)『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』
  • 第2回山本周五郎賞(昭和63年/1988年度)『TUGUMIつぐみ』
  • |候補| 第11回野間文芸新人賞(平成1年/1989年)
  • 第24回新風賞(平成1年/1989年)『TUGUMIつぐみ』
  • |候補| 第32回女流文学賞(平成5年/1993年)『とかげ』
  • スカンノ文学賞[イタリア](平成5年/1993年)
  • 第5回紫式部文学賞(平成7年/1995年)『アムリタ』
  • 第1回アンダー35賞[イタリア](平成8年/1996年)
  • |候補| 第37回女流文学賞(平成10年/1998年)『ハネムーン』
  • 銀のマスク賞[イタリア](平成11年/1999年)
  • 第10回Bunkamuraドゥマゴ文学賞(平成12年/2000年)『不倫と南米』
  • |候補| 第5回木山捷平文学賞(平成13年/2001年)『体は全部知っている』
  • |候補| 第1回2004年本屋大賞(平成16年/2004年)『デッドエンドの思い出』よしもとばなな名義
  • |候補| 第38回川端康成文学賞(平成24年/2012年)「スポンジ」よしもとばなな名義
  • |候補| 第39回川端康成文学賞(平成25年/2013年)「癒しの豆スープ」よしもとばなな名義
個人全集 『吉本ばなな自選選集』全4巻(平成12年/2000年11月~平成13年/2001年2月・新潮社刊)


「うたかた」(『海燕』昭和63年/1988年5月号)
媒体・作品情報
誌名 「海燕」  別表記表紙 「文芸雑誌 the kaien」併記
巻号 第7巻 第5号  別表記5月号
印刷/発行年月日 発行 昭和63年/1988年5月1日
発行者等 編集者 田村幸久 発行者 寺田 博 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社福武書店(東京都)
総ページ数 292 表記上の枚数 目次 110枚 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×24行
×2段
本文ページ 20~56
(計37頁)
測定枚数 116
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書誌
>>昭和63年/1988年8月・福武書店刊『うたかた/サンクチュアリ』所収
>>平成3年/1991年11月・福武書店/福武文庫『うたかた/サンクチュアリ』所収
>>平成9年/1997年12月・角川書店/角川文庫『うたかた/サンクチュアリ』所収
>>平成14年/2002年10月・新潮社/新潮文庫『うたかた/サンクチュアリ』所収
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芥川賞 芥川賞 99回候補 一覧へ
候補者 吉本ばなな 女23歳
選考委員 評価 行数 評言
吉行淳之介
男64歳
6 「快く読めた。資質がしぜんに流露しているところが、よかった。」「しかし、他の選者の評言にもうなずくところがあった。この作者は、自分の文章を持つことに意識的になる必要がある。」
水上勉
男69歳
5 「新鮮な味わいがあった。恋物語だが、少しかわっている。父親もおもしろい。こういう父親にはこういう娘が育つものか、と納得はしたが、さてそれでどうということもないのである。」
黒井千次
男56歳
5 「ストーリーの設定は荒唐無稽ながら、そこから放射される十九歳の女性主人公の心情にはなにかひたすらなものがあり、爽やかな読後感を与えられた。ウソとホントがひとかたまりになって示されるところに若さの魅力を覚える。」
大庭みな子
女57歳
1 「爽やかで、若く、よい匂いがする。」
古井由吉
男50歳
0  
日野啓三
男59歳
8 「最終選考まで残った」「廃墟の崖っぷちで〈新しい物語〉を祈るようにつくり上げようとしている。表現の仕方はまだ不十分だとしても、その切実な姿勢に、いまの若い人たちの解体感覚の底深さを、私は感じた。」
田久保英夫
男60歳
8 「叙景と心象の響き合う文章に、独特の初々しさを感じた。男の会話が巧く、ことに父親がよく描けている。「キッチン」では、ひときわ素直で鋭敏な感性が現れていたが、それに比べると、ここでは小説をいかにも小説らしく作ろうとして、表現のむらが目だつ。」
三浦哲郎
男57歳
4 「のびのび書けているが、のびのびしすぎているところもあるように思う。作品として若々しいというより幼いという印象を受けた。」
河野多恵子
女62歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十四巻』平成1年/1989年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和63年/1988年9月号)
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「サンクチュアリ」(『海燕』昭和63年/1988年8月号)
媒体・作品情報
誌名 「海燕」  別表記表紙 「文芸雑誌 the kaien」併記
巻号 第7巻 第8号  別表記8月号
印刷/発行年月日 発行 昭和63年/1988年8月1日
発行者等 編集者 田村幸久 発行者 寺田 博 印刷者 北島義俊 印刷所 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社福武書店(東京都)
総ページ数 292 表記上の枚数 目次 105枚 基本の文字組
(1ページ当り)
27字
×24行
×2段
本文ページ 26~60
(計35頁)
測定枚数 108
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書誌
>>昭和63年/1988年8月・福武書店刊『うたかた/サンクチュアリ』所収
>>平成3年/1991年11月・福武書店/福武文庫『うたかた/サンクチュアリ』所収
>>平成9年/1997年12月・角川書店/角川文庫『うたかた/サンクチュアリ』所収
>>平成14年/2002年10月・新潮社/新潮文庫『うたかた/サンクチュアリ』所収
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芥川賞 芥川賞 100回候補 一覧へ
候補者 吉本ばなな 女24歳
選考委員 評価 行数 評言
水上勉
男69歳
0  
黒井千次
男56歳
0  
開高健
男58歳
0  
大庭みな子
女58歳
0  
吉行淳之介
男64歳
0  
日野啓三
男59歳
3 「作者が小説的設定を強めるために人を殺しすぎる、という印象をもった。作中人物も自身の運命で死ぬ権利がある。」
河野多恵子
女62歳
0  
三浦哲郎
男57歳
0  
田久保英夫
男60歳
0  
古井由吉
男51歳
0  
選評出典:『芥川賞全集 第十四巻』平成1年/1989年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成1年/1989年3月号)
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つぐみ
TUGUMI つぐみ』(平成1年/1989年3月・中央公論社刊)
書誌
>>初出『マリ・クレール』昭和63年/1988年5月号~平成1年/1989年4月号
>>平成4年/1992年3月・中央公論社/中公文庫『TUGUMIつぐみ』
>>平成13年/2001年2月・新潮社刊『吉本ばなな自選選集4 ライフ』所収
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他文学賞 山本周五郎賞 2受賞 一覧へ
候補者 吉本ばなな 女24歳
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男54歳
41 4.5点「少女漫画風とかいろいろ難点はありますが、そういう難点も全部含めて、売れる理由はコスモロジー、宇宙論なんです。一刻一刻が、二度と帰らない一刻一刻だということを、この作者は若いのによく分かっているんですね。」「宮沢賢治が持っている時間論がここにもあるんです。」
田辺聖子
女61歳
52 4点「意外と文章も、小説の中の情景も、頭の中にいつまでも残っていたりして、確かにばななさんが売れる理由はあるなあと思うんです。」「これは嘘と虚構で出来上がった小説世界ですから、海千山千の百戦錬磨の大人たちの、強い視線に耐えられるかどうか、そこがちょっと心もとないんです。」「売れることが賞、という性質の文学がありますね。ばななさんは、多分それでしょう。」
野坂昭如
男58歳
45 2.5点「これが今の読者に合うんだったら、僕が選考委員として、いいの悪いの、論う筋のことではないと思う。」「けれども僕は、こんな作品、小説としてはほとんど認めません。」「得手勝手な自分の感傷世界を、都合よく構築しているだけではないかという感じがした」
藤沢周平
男61歳
50 3.5点「この小説は、少女小説なんだろうと思いますね。」「そんなに新しい小説だとも私は思わなかった。」「語り手のまりあの視線、つぐみの行動を解釈する、周りの人間の反応を解釈する、そのまりあの視線がいつも甘すぎるんですね。」
山口瞳
男62歳
50 3点「なかなか文章力があるとは思いました。」「私は、少女小説であってもいいと思うんです。けれど、どうしてもこのつぐみという女の子が、可愛いというふうにならないんですよ。」「でも、なんとなく、なかなかのもんだという印象はあるんです。」「小説とか文章というものは、これでいいというふうに、若い人たちが思ってしまうとつらいなという感じがあるんですよ。」
最終投票     3+3+2+2+3=13
選評出典:『小説新潮』平成1年/1989年7月号
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