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第124回
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Last Update[H19]2007/10/27

荒木スミシ Araki Sumishi
生没年月日 昭和43年/1968年~
経歴 本名=山中圭一。兵庫県生まれ。
昭和62年/1987年に第2回フジテレビヤングシナリオ大賞に佳作入選。
その後、555LABEL(トリプルファイブレーベル)の主宰者として、神戸を拠点に活動。
受賞歴・候補歴
  • 第2回フジテレビヤングシナリオ大賞佳作入選(昭和62年/1987年)「ダチ」


『シンプルライフ・シンドローム』(平成12年/2000年9月・幻冬舎刊)
書誌
>>平成19年/2007年9月・ノンカフェブックス刊『シンプルライフ・シンドローム』
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大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
服部勇気 平成12年/2000年10月27日 引きこもり世代といわれる今の小中高生。自分と他者という接点を無視し、常に自分対自分という観点でモノを考える。故に感情が希薄になり、それがこの小説の中で何度も使われる「透明な存在」という位置付けになっている。
この小説はとても一方的な小説である。しかしであるからこそ作者の意図が明確に描かれている。それは人間の陰の部分だ。ナイフを持つことで安心感を得るカオル、定職を持たないことで社会から反抗するスミシ、シンプルになることで自分を表現しようとするイズミ。動かない。静。
しかし、物語の最後にそれは逆転する。動き出す。「やれやれまた明日も学校だ」という最後に一文。他者=社会をかたくなに拒んできたカオルが、最後に生きる決意と共に社会に入っていこうとする。それは新たな希望である。希望とは偶然ではない。それは自分でつくり出していくものなのだ。
僕はこの小説を読んで3日間寝られなかった。
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