直木賞のすべて
第130回
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Last Update[H28]2016/11/22

綿矢りさ Wataya Risa
このページの情報は「芥川賞のすべて・のようなもの」内の「受賞作家の群像 綿矢りさ」と同じものです。
生没年月日 昭和59年/1984年2月1日~
経歴 京都府生まれ。早稲田大学教育学部卒。
高校3年のとき、初めて書いた小説「インストール」で文藝賞を受賞。
受賞歴・候補歴
  • 第38回文藝賞(平成13年/2001年)「インストール」
  • |候補| 第15回三島由紀夫賞(平成13年/2001年度)『インストール』
  • |候補| 第25回野間文芸新人賞(平成15年/2003年)『蹴りたい背中』
  • 第130回芥川賞(平成15年/2003年下期)「蹴りたい背中」
  • |候補| 第27回織田作之助賞(平成22年/2010年)『勝手にふるえてろ』
  • 第6回大江健三郎賞(平成24年/2012年)『かわいそうだね?』
  • |候補| 第33回織田作之助賞(平成28年/2016年)『手のひらの京』



せなか
蹴りたい 背中』(平成15年/2003年8月・河出書房新社刊)
書誌
>>平成19年/2007年4月・河出書房新社/河出文庫『蹴りたい背中』
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大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
山田梨沙 平成15年/2003年12月12日 最年少で芥川賞を受賞するのでは、と呼び声が高い綿矢りさ氏ですが、実は直木賞にノミネートされるのではないでしょうか。
三島賞、野間文芸新人賞と純文学系の賞で落選続きだけに、文芸春秋の配慮が期待されます。
エンターテインメントにおいてこそ、彼女の実力が評価されるべきです。
出身の文藝賞も多くの直木賞作家を輩出しています。
井上ひさし辺りが推しそうな気がします。
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せなか
蹴りたい 背中」(『文藝』平成15年/2003年秋季号[8月])
媒体・作品情報
誌名 「文藝」  別表記「ブンゲイ」「bungei」併記
巻号 第42巻 第3号  別表記秋季号/秋/autumn
印刷/発行年月日 発行 平成15年/2003年8月1日
発行者等 編集人 吉田久恭 発行人 若森繁男 印刷人 北島義俊 印刷 大日本印刷株式会社(東京都)
発行所 株式会社河出書房新社(東京都)
総ページ数 (240) 表記上の枚数 基本の文字組
(1ページ当り)
32字
×20行
×2段
本文ページ 84~139
(計56頁)
測定枚数 170
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書誌
>>平成15年/2003年8月・河出書房新社刊『蹴りたい背中』
>>『文藝春秋』平成16年/2004年3月号
>>平成19年/2007年4月・河出書房新社/河出文庫『蹴りたい背中』
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候補者 綿矢りさ 
選考委員 評価 行数 評言
宮本輝
男
22 「「インストール」と今回の「蹴りたい背中」に至る短期間に、綿矢さんの世界は目をみはるほどに拡がっている。ディティールが拡がったという言い方が正しいかもしれない。」「確かに十九歳の世界はまだまだ狭い。」「だが私は(引用者中略)「蹴りたい背中」に伸びゆく力を感じた。伸びゆく年代であろうとなかろうと才能がなければ伸びてはいかない。」
古井由吉
男
36 「「蹴りたい背中」とは乱暴な表題である。ところが読み終えてみれば、快哉をとなえたくなるほど、的中している。」「最後に人を避けてベランダに横になり背を向けた男が振り返って、蹴りたい「私」の、足の指の、小さな爪を、少し見ている。何かがきわまりかけて、きわまらない。そんな戦慄を読後に伝える。」
石原慎太郎
男
0  
黒井千次
男
16 「読み終った時この風変りな表題に深く納得した。新人の作でこれほど内容と題名の美事に結びつく例は稀だろう。」「背中を蹴るという行為の中には、セックス以前であると同時にセックス以後をも予感させる広がりが隠れている。この感性にはどこか関西風の生理がひそんでいそうな気がする。」
村上龍
男
5 「破綻のない作品で、強く推すというよりも、受賞に反対する理由がないという感じだった。」
池澤夏樹
男
13 「高校における異物排除のメカニズムを正確に書く伎倆に感心した。その先で、(引用者中略)人と人の仲を書く。すなわち小説の王道ではないか。」
山田詠美
女
8 「もどかしい気持、というのを言葉にするのは難しい。その難しいことに作品全体を使ってトライしているような健気さに心惹かれた。その健気さに安易な好感度のつけ入る隙がないからだ。」
河野多恵子
女
20 「彼等(引用者注:〈私〉と〈にな川〉)はまさしく高校一年生である実感に満ち、同時にそれを越えて生活というものを実感させる。」「非常に若い(引用者注:受賞した二人の)両作者が、非常に若い人物を描きながら若さの衒いや顕示がなく、視力は勁い。」
三浦哲郎
男
13 「この人の文章は書き出しから素直に頭に入ってこなかった。たとえば『葉緑体? オオカナダモ? ハッ。っていうこのスタンス。』という不可解な文章。私には幼さばかりが目につく作品であった。」
高樹のぶ子
女
33 「『蹴りたい背中』が一番良く『蛇にピアス』が二番だった。」「醒めた認識が随所にあるのは、作者の目が高校生活という狭い範囲を捉えながらも決して幼くはないことを示していて信用が置ける。作者は作者の周辺に流行しているだろうコミック的観念遊びに足をとられず、小説のカタチで新しさを主張する愚にも陥らず、あくまで人間と人間関係を描こうとしている。」
選評出典:『文藝春秋』平成16年/2004年3月号
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