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第24回
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昭和25年/1950年下半期
(昭和26年/1951年2月9日決定発表/『オール讀物』昭和26年/1951年4月号選評掲載)
選考委員  大佛次郎
男53歳
小島政二郎
男57歳
井伏鱒二
男52歳
木々高太郎
男53歳
久米正雄
男59歳
獅子文六
男57歳
川口松太郎
男51歳
選評総行数  34 74 36 58 66    
選評なし 選評なし
候補作 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数
檀一雄 「真説石川五右衛門」等
848
男39歳
12 15 36 13 27        
梶野悳三 「金剛童子」
128
男50歳
0 0 0 7 8        
中村八朗 「白い蝙蝠」
31
男36歳
0 0 0 2 6        
藤原審爾 「犬を飼ってゐる夫妻」他
23
男29歳
0 11 0 7 8        
源氏鶏太 「木石に非ず」
39
男38歳
23 0 0 16 15        
          欠席 欠席
年齢/枚数の説明   見方・注意点

このページの選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和26年/1951年4月号)
1行当たりの文字数:15字


選考委員
大佛次郎男53歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
源氏鶏太君を推す 総行数34 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
檀一雄
男39歳
12 「「長恨歌」の方は、作り過ぎてあるような不満を留めたが、「石川五右衛門」は新大阪で読んで型破りの無法な逞ましさに敬服していた。」
梶野悳三
男50歳
0  
中村八朗
男36歳
0  
藤原審爾
男29歳
0  
源氏鶏太
男38歳
23 「素直でいやなあくがなく、底に在る悲しみもよく描かれている。」「こゝで素人出の作家からとまで主張したが、久米さんの行きとゞいた弁論に降参した。」
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他の選考委員
小島政二郎
井伏鱒二
木々高太郎
久米正雄
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選考委員
小島政二郎男57歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
久米正雄の口説 総行数74 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
檀一雄
男39歳
15 「この回の委員会の始まりから仕舞まで、殆んど久米正雄一人の口説きを聞かされたようなものだ。」「久米正雄が何と云っても、「長恨歌」では口説かれない。(引用者中略)但し、「真説石川五右衛門」で口説かれようと云った。「五右衛門」は彼の外の作品とは段違いに生きている。」
梶野悳三
男50歳
0  
中村八朗
男36歳
0  
藤原審爾
男29歳
11 「藤原君や檀君のような作家に、芥川賞の委員会が、夙に授賞してくれなかったことを怨みたい。」
源氏鶏太
男38歳
0  
  「この回は授賞無しの腹で出席した。」
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他の選考委員
大佛次郎
井伏鱒二
木々高太郎
久米正雄
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選考委員
井伏鱒二男52歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
選後評 総行数36 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
檀一雄
男39歳
36 「本誌編輯部から届けられた「新大阪」連載の切抜で読んだ。(引用者中略)ここにある天空海闊ぶりは痛快であった。一種の高踏派だと思われる。」
梶野悳三
男50歳
0  
中村八朗
男36歳
0  
藤原審爾
男29歳
0  
源氏鶏太
男38歳
0  
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他の選考委員
大佛次郎
小島政二郎
木々高太郎
久米正雄
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選考委員
木々高太郎男53歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
無題 総行数58 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
檀一雄
男39歳
13 「久米正雄が「長恨歌」を買っている。そして、時間がたつにつれて、ねばり強くなる。僕は、それにも共鳴した。」
梶野悳三
男50歳
7 「こんな粗雑な、その上人間が一人も生きていない小説は珍らしい。」「よくも予選に入ったと思われる。」
中村八朗
男36歳
2 「提出された一作だけで判断してはいけない。その作家の他の作業も考えねばいけない。(引用者中略)すると、藤原審爾も、中村八朗も考えに入る。」
藤原審爾
男29歳
7 「特に藤原審爾の如きはこの作が同君のいちばんわるいものだ、などという偶然が入っているのは、気の毒である。」
源氏鶏太
男38歳
16 「「長恨歌」と「木石に非ず」と比較すると、僕は後者のすっきりしたところ、現代の見のがす可からざる題材(サラリーマン)そして、慾もとくも考えないで、好きで書いている態度などが、ずっと高く買い度いと思った。」「然し、何というか。それだけでは困る、といった感じが、心のどこかにある。」
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他の選考委員
大佛次郎
小島政二郎
井伏鱒二
久米正雄
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選考委員
久米正雄男59歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
檀一雄君を推す 総行数66 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
檀一雄
男39歳
27 「満腔の野心を溢らして、よくあれだけの仮構を、仕上げた事に対して、私は敬服した。」「異色あってしかも本筋な描写力は、将来をハッキリ保証させる。」
梶野悳三
男50歳
8 「この作は少しキメが荒くなったような気がする。荒い材料と、荒い肌触りとは違う。」
中村八朗
男36歳
6 「なかなかあゝ言う材料を、味なコナシ方をして、しかも破綻を起していないのに感心はしたが、前作「桑門の街」よりも、此の作品はちょっと軽い気がした。」
藤原審爾
男29歳
8 「不幸、此の期に於て、候補に上った「犬を飼っている夫妻」は、普通の出来栄だった。」「病弱で、息が続かないせいか。切に自愛を望む。」
源氏鶏太
男38歳
15 「その作柄の軽さが、どうも推薦を躊躇させる。もっと際立って、いいのを書く時が、ありそうに思えるのも、決定を遷延させる所以だ。」
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他の選考委員
大佛次郎
小島政二郎
井伏鱒二
木々高太郎
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受賞者・作品
檀一雄男39歳×各選考委員 
「真説石川五右衛門」等
長篇(一部)等2篇 848
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男53歳
12 「「長恨歌」の方は、作り過ぎてあるような不満を留めたが、「石川五右衛門」は新大阪で読んで型破りの無法な逞ましさに敬服していた。」
小島政二郎
男57歳
15 「この回の委員会の始まりから仕舞まで、殆んど久米正雄一人の口説きを聞かされたようなものだ。」「久米正雄が何と云っても、「長恨歌」では口説かれない。(引用者中略)但し、「真説石川五右衛門」で口説かれようと云った。「五右衛門」は彼の外の作品とは段違いに生きている。」
井伏鱒二
男52歳
36 「本誌編輯部から届けられた「新大阪」連載の切抜で読んだ。(引用者中略)ここにある天空海闊ぶりは痛快であった。一種の高踏派だと思われる。」
木々高太郎
男53歳
13 「久米正雄が「長恨歌」を買っている。そして、時間がたつにつれて、ねばり強くなる。僕は、それにも共鳴した。」
久米正雄
男59歳
27 「満腔の野心を溢らして、よくあれだけの仮構を、仕上げた事に対して、私は敬服した。」「異色あってしかも本筋な描写力は、将来をハッキリ保証させる。」
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他の候補作
梶野悳三
「金剛童子」
中村八朗
「白い蝙蝠」
藤原審爾
「犬を飼ってゐる夫妻」他
源氏鶏太
「木石に非ず」
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候補者・作品
梶野悳三男50歳×各選考委員 
「金剛童子」
短篇 128
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男53歳
0  
小島政二郎
男57歳
0  
井伏鱒二
男52歳
0  
木々高太郎
男53歳
7 「こんな粗雑な、その上人間が一人も生きていない小説は珍らしい。」「よくも予選に入ったと思われる。」
久米正雄
男59歳
8 「この作は少しキメが荒くなったような気がする。荒い材料と、荒い肌触りとは違う。」
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他の候補作
檀一雄
「真説石川五右衛門」等
中村八朗
「白い蝙蝠」
藤原審爾
「犬を飼ってゐる夫妻」他
源氏鶏太
「木石に非ず」
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候補者・作品
中村八朗男36歳×各選考委員 
「白い蝙蝠」
短篇 31
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男53歳
0  
小島政二郎
男57歳
0  
井伏鱒二
男52歳
0  
木々高太郎
男53歳
2 「提出された一作だけで判断してはいけない。その作家の他の作業も考えねばいけない。(引用者中略)すると、藤原審爾も、中村八朗も考えに入る。」
久米正雄
男59歳
6 「なかなかあゝ言う材料を、味なコナシ方をして、しかも破綻を起していないのに感心はしたが、前作「桑門の街」よりも、此の作品はちょっと軽い気がした。」
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他の候補作
檀一雄
「真説石川五右衛門」等
梶野悳三
「金剛童子」
藤原審爾
「犬を飼ってゐる夫妻」他
源氏鶏太
「木石に非ず」
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候補者・作品
藤原審爾男29歳×各選考委員 
「犬を飼ってゐる夫妻」他
短篇 23
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男53歳
0  
小島政二郎
男57歳
11 「藤原君や檀君のような作家に、芥川賞の委員会が、夙に授賞してくれなかったことを怨みたい。」
井伏鱒二
男52歳
0  
木々高太郎
男53歳
7 「特に藤原審爾の如きはこの作が同君のいちばんわるいものだ、などという偶然が入っているのは、気の毒である。」
久米正雄
男59歳
8 「不幸、此の期に於て、候補に上った「犬を飼っている夫妻」は、普通の出来栄だった。」「病弱で、息が続かないせいか。切に自愛を望む。」
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他の候補作
檀一雄
「真説石川五右衛門」等
梶野悳三
「金剛童子」
中村八朗
「白い蝙蝠」
源氏鶏太
「木石に非ず」
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候補者・作品
源氏鶏太男38歳×各選考委員 
「木石に非ず」
短篇 39
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男53歳
23 「素直でいやなあくがなく、底に在る悲しみもよく描かれている。」「こゝで素人出の作家からとまで主張したが、久米さんの行きとゞいた弁論に降参した。」
小島政二郎
男57歳
0  
井伏鱒二
男52歳
0  
木々高太郎
男53歳
16 「「長恨歌」と「木石に非ず」と比較すると、僕は後者のすっきりしたところ、現代の見のがす可からざる題材(サラリーマン)そして、慾もとくも考えないで、好きで書いている態度などが、ずっと高く買い度いと思った。」「然し、何というか。それだけでは困る、といった感じが、心のどこかにある。」
久米正雄
男59歳
15 「その作柄の軽さが、どうも推薦を躊躇させる。もっと際立って、いいのを書く時が、ありそうに思えるのも、決定を遷延させる所以だ。」
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他の候補作
檀一雄
「真説石川五右衛門」等
梶野悳三
「金剛童子」
中村八朗
「白い蝙蝠」
藤原審爾
「犬を飼ってゐる夫妻」他
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