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第29回
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昭和28年/1953年上半期
(昭和28年/1953年7月24日決定発表/『オール讀物』昭和28年/1953年10月号選評掲載)
選考委員  大佛次郎
男55歳
永井龍男
男49歳
小島政二郎
男59歳
井伏鱒二
男55歳
木々高太郎
男56歳
吉川英治
男60歳
川口松太郎
男53歳
選評総行数  45 39 60 37 59 64  
選評なし
候補作 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数
南條範夫 「子守りの殿」等
90
男44歳
9 6 0 0 0 11    
長谷川幸延 「顔世御前」等
127
男49歳
9 5 0 0 16 11    
梅崎春生 「拐帯者」
68
男38歳
0 8 0 0 0 8    
飯沢匡 「腸詰奇談」等
90
男44歳
14 7 0 0 0 4    
中村八朗 「玉手箱」
46
男39歳
0 7 0 0 0 6    
欠席
書面回答
        欠席
書面回答
欠席
年齢/枚数の説明   見方・注意点

このページの選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号再録(初出:『オール讀物』昭和28年/1953年10月号)
1行当たりの文字数:15字


選考委員
大佛次郎男55歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
期待するもの 総行数45 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
南條範夫
男44歳
9 「独特の眼を持っているのが歴史物の中で目立った。」「発展が楽しみである。」
長谷川幸延
男49歳
9 「もう立派に一家を作し、真似手のないお家の芸が出来上っているのである。前にも私は、このひとに格を破って飛躍して貰い度いと望んだ。現在も同じことである。」
梅崎春生
男38歳
0  
飯沢匡
男44歳
14 「このひとには習俗外の明らかに新鮮で型変りなものが期待出来る。」「自分勝手に気儘な歩き方をしているのが頼もしい。」
中村八朗
男39歳
0  
  「今度は受賞作はなし。私はそう考えた。」「型を破って貰いたい、と誰れにも言いたく成るのは、まさか自分の怠慢のせいではなかろう。」
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他の選考委員
永井龍男
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選考委員
永井龍男男49歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
新鮮な作家を 総行数39 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
南條範夫
男44歳
6 「南條範夫氏の二作では、「不運功名譚」の方が、さらりと読めた。」
長谷川幸延
男49歳
5 「すでに完成し尽された作家ということになる」
梅崎春生
男38歳
8 「一番感心した。」「しかし、同氏の作品として、優れたものだとは云えないという、他の委員の説に、立ち向う気力はなかった。」
飯沢匡
男44歳
7 「ラジオドラマその他で、飯沢氏の才能に惹かれていたからだが、今度の二作は、飯沢氏の力倆を充分に発揮しているとは思われなかった。」
中村八朗
男39歳
7 「この形式で、この枚数では、肉づけの不足はまぬがれない処かと思う。」
  「私自身もこれはと思うものがなく、力抜けして会合に出席したが、どうも淋しかった。」
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他の選考委員
大佛次郎
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選考委員
小島政二郎男59歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
ムーヴメントを起こしたい 総行数60 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
南條範夫
男44歳
0  
長谷川幸延
男49歳
0  
梅崎春生
男38歳
0  
飯沢匡
男44歳
0  
中村八朗
男39歳
0  
  「毎月委員達で一人につき雑誌二冊ずつ必ず読む、そうして月一回ずつ集まって意見の交換をし、直木賞の方向、主張、ムーヴメントの発見に努める。そうでもしない限り、直木賞は萎靡沈滞してしまう。」
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大佛次郎
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選考委員
井伏鱒二男55歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
広範囲のアンケートを 総行数37 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
南條範夫
男44歳
0  
長谷川幸延
男49歳
0  
梅崎春生
男38歳
0  
飯沢匡
男44歳
0  
中村八朗
男39歳
0  
  「該当なしの発言に私は賛成した。」「アンケートの依嘱範囲は、文筆家だけに定めないで、ほかの職業の人にも拡げたらどうだろう。」
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大佛次郎
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木々高太郎
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選考委員
木々高太郎男56歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
新風を求めて 総行数59 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
南條範夫
男44歳
0  
長谷川幸延
男49歳
16 「「顔世」の如きも完備した作品で、その力倆と言い、歴史に対する手がたさと言い、長谷川君はここいらで賞をもらってよいと思った」
梅崎春生
男38歳
0  
飯沢匡
男44歳
0  
中村八朗
男39歳
0  
  「日本の今の大衆文学のうちに、西洋講談的なものを欲しい。」
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大佛次郎
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選考委員
吉川英治男60歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
欠席の弁 総行数64 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
南條範夫
男44歳
11 「二作を通してみて、まじめな精進を志していることがわかる。」「将来はもっとよい物が書けよう。」
長谷川幸延
男49歳
11 「「遊蕩の果て」は(引用者中略)構成、あや、大阪ニュアンスなどこの型の小説として、上手、巧緻な作である。」
梅崎春生
男38歳
8 「ゴーストップと拐帯者の心理の交錯など何しろおもしろい。然し、往々飛躍し過ぎている部分、そこが余技的すぎる。」
飯沢匡
男44歳
4 「諷刺のシンボルが鼻につきすぎ、ちとワル洒落オチの感、全篇に同じ味が過剰。」
中村八朗
男39歳
6 「まじめに書きこんでいるこの人の持味、精緻な小味、ユリアナと啓作の関係などむしろ芥川賞の方へ参加させたい。」
  「該当者なしという翌日の発表は、ぼくには少し惜い気がしました。」「私自身も、どれがといって、つよく推薦する一本を見出しえなかったのも事実であります。」
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他の選考委員
大佛次郎
永井龍男
小島政二郎
井伏鱒二
木々高太郎
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候補者・作品
南條範夫男44歳×各選考委員 
「子守りの殿」等
短篇2篇 90
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男55歳
9 「独特の眼を持っているのが歴史物の中で目立った。」「発展が楽しみである。」
永井龍男
男49歳
6 「南條範夫氏の二作では、「不運功名譚」の方が、さらりと読めた。」
小島政二郎
男59歳
0  
井伏鱒二
男55歳
0  
木々高太郎
男56歳
0  
吉川英治
男60歳
11 「二作を通してみて、まじめな精進を志していることがわかる。」「将来はもっとよい物が書けよう。」
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他の候補作
長谷川幸延
「顔世御前」等
梅崎春生
「拐帯者」
飯沢匡
「腸詰奇談」等
中村八朗
「玉手箱」
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候補者・作品
長谷川幸延男49歳×各選考委員 
「顔世御前」等
短篇2篇 127
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男55歳
9 「もう立派に一家を作し、真似手のないお家の芸が出来上っているのである。前にも私は、このひとに格を破って飛躍して貰い度いと望んだ。現在も同じことである。」
永井龍男
男49歳
5 「すでに完成し尽された作家ということになる」
小島政二郎
男59歳
0  
井伏鱒二
男55歳
0  
木々高太郎
男56歳
16 「「顔世」の如きも完備した作品で、その力倆と言い、歴史に対する手がたさと言い、長谷川君はここいらで賞をもらってよいと思った」
吉川英治
男60歳
11 「「遊蕩の果て」は(引用者中略)構成、あや、大阪ニュアンスなどこの型の小説として、上手、巧緻な作である。」
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他の候補作
南條範夫
「子守りの殿」等
梅崎春生
「拐帯者」
飯沢匡
「腸詰奇談」等
中村八朗
「玉手箱」
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候補者・作品
梅崎春生男38歳×各選考委員 
「拐帯者」
短篇 68
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男55歳
0  
永井龍男
男49歳
8 「一番感心した。」「しかし、同氏の作品として、優れたものだとは云えないという、他の委員の説に、立ち向う気力はなかった。」
小島政二郎
男59歳
0  
井伏鱒二
男55歳
0  
木々高太郎
男56歳
0  
吉川英治
男60歳
8 「ゴーストップと拐帯者の心理の交錯など何しろおもしろい。然し、往々飛躍し過ぎている部分、そこが余技的すぎる。」
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他の候補作
南條範夫
「子守りの殿」等
長谷川幸延
「顔世御前」等
飯沢匡
「腸詰奇談」等
中村八朗
「玉手箱」
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候補者・作品
飯沢匡男44歳×各選考委員 
「腸詰奇談」等
短篇2篇 90
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男55歳
14 「このひとには習俗外の明らかに新鮮で型変りなものが期待出来る。」「自分勝手に気儘な歩き方をしているのが頼もしい。」
永井龍男
男49歳
7 「ラジオドラマその他で、飯沢氏の才能に惹かれていたからだが、今度の二作は、飯沢氏の力倆を充分に発揮しているとは思われなかった。」
小島政二郎
男59歳
0  
井伏鱒二
男55歳
0  
木々高太郎
男56歳
0  
吉川英治
男60歳
4 「諷刺のシンボルが鼻につきすぎ、ちとワル洒落オチの感、全篇に同じ味が過剰。」
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他の候補作
南條範夫
「子守りの殿」等
長谷川幸延
「顔世御前」等
梅崎春生
「拐帯者」
中村八朗
「玉手箱」
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候補者・作品
中村八朗男39歳×各選考委員 
「玉手箱」
短篇 46
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎
男55歳
0  
永井龍男
男49歳
7 「この形式で、この枚数では、肉づけの不足はまぬがれない処かと思う。」
小島政二郎
男59歳
0  
井伏鱒二
男55歳
0  
木々高太郎
男56歳
0  
吉川英治
男60歳
6 「まじめに書きこんでいるこの人の持味、精緻な小味、ユリアナと啓作の関係などむしろ芥川賞の方へ参加させたい。」
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
南條範夫
「子守りの殿」等
長谷川幸延
「顔世御前」等
梅崎春生
「拐帯者」
飯沢匡
「腸詰奇談」等
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