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第42回
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昭和34年/1959年下半期
(昭和35年/1960年1月21日決定発表/『オール讀物』昭和35年/1960年4月号選評掲載)
選考委員  源氏鶏太
男47歳
木々高太郎
男62歳
中山義秀
男59歳
小島政二郎
男65歳
村上元三
男49歳
吉川英治
男67歳
海音寺潮五郎
男58歳
川口松太郎
男60歳
大佛次郎
男62歳
選評総行数  39 89 21 58 53 64 67 39 6
候補作 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数
戸板康二 「團十郎切腹事件」他
60
男44歳
5 24 0 46 5 25 23 25 0
司馬遼太郎 『梟の城』
868
男36歳
12 11 0 9 14 39 26 15 0
水上勉 『霧と影』
537
男40歳
5 13 0 3 7 0 0 0 0
新章文子 『危険な関係』
536
女38歳
5 13 7 0 7 0 0 0 0
杉森久英 『黄色のバット』
494
男47歳
11 25 4 0 8 0 9 0 0
津田信 「女夫ヶ池」
267
男34歳
4 6 10 0 7 0 9 0 0
藤井千鶴子 『櫛』
456
女(51歳)
2 15 0 0 4 0 0 0 0
                欠席
年齢/枚数の説明   見方・注意点

このページの選評出典:『オール讀物』昭和35年/1960年4月号
1行当たりの文字数:14字


選考委員
源氏鶏太男47歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
「梟の城」のロマン 総行数39 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
戸板康二
男44歳
5 「推理小説としての面白さはあるけれども、一種の遊戯に終っているような気がして、まだ、直木賞ではなかったと感じている。」
司馬遼太郎
男36歳
12 「「梟の城」一本のつもりで、選考会に出席した。」「近頃の大衆小説が忘れているロマンというものを強く描き出している点で、直木賞にふさわしいと思った。」
水上勉
男40歳
5 「欠点は、登場人物に、独特の魅力に欠けていることである。」
新章文子
女38歳
5 「欠点は、登場人物に、独特の魅力に欠けていることである。」
杉森久英
男47歳
11 「今も佳作と信じている。この作品は、もっと重く書いてあれば、もっと点を得たかもわからない。しかし、この軽さが貴重なのだ、と思っている。」
津田信
男34歳
4 「たしかにうまいのだが、やや古風であり、名作の類似品的なにおいがしてならなかった。」
藤井千鶴子
女(51歳)
2 「明らかに文学作品だが直木賞には無関係と思った。」
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他の選考委員
木々高太郎
中山義秀
小島政二郎
村上元三
吉川英治
海音寺潮五郎
川口松太郎
大佛次郎
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選考委員
木々高太郎男62歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
推理小説の候補作品が多かった 総行数89 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
戸板康二
男44歳
24 「戸板康二を、心の一方でおしていながらふみ切れない状態で委員会へ出たのは、今度の候補作品「団十郎切腹事件」が気に入らなかったためであることが、あとで自分で判った。」「特に「団十郎切腹事件」その他(傍点)ということに改めて貰えば、この作者を第一におしてよいと発言したら、それは賛成者が多かった。」
司馬遼太郎
男36歳
11 「僕には読みにくい書き方だった。然しその構成力と言い、新しい観点と言い、これが第一候補になるについて不服はない、と考えて委員会に出た。」
水上勉
男40歳
13 「若し犯罪を取扱うなら、やはり犯罪そのものが人生的興味あるものでなければならぬ。」
新章文子
女38歳
13 「若し犯罪を取扱うなら、やはり犯罪そのものが人生的興味あるものでなければならぬ。」
杉森久英
男47歳
25 「よみ易い明るい文章であり、またユーモア小説としても、将来のある作家だと考えた」「何しろ主題として「野球」である。(引用者中略)その主題をとったのが不幸で、全く別のもっと珍しい生活でのユーモアならよかったと思う。」
津田信
男34歳
6 「あまりに純文学であった、自分をいたわりすぎるので、楽しくない作品となっている。」
藤井千鶴子
女(51歳)
15 「その描写から女性心理からひどく変っているところをとるが、やはりよみにくい。俳句をつなぎ合わせたような文章は、むしろ芥川賞作品であろう。」
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他の選考委員
源氏鶏太
中山義秀
小島政二郎
村上元三
吉川英治
海音寺潮五郎
川口松太郎
大佛次郎
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選考委員
中山義秀男59歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
地道な努力 総行数21 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
戸板康二
男44歳
0  
司馬遼太郎
男36歳
0  
水上勉
男40歳
0  
新章文子
女38歳
7 「前半はよいが、後半はつまらないという。」「登場人物の配置、転換に、この作者の手腕をかんじた。」
杉森久英
男47歳
4 「面白かったが、選考の対象にはならなかった。作者としても恐らく、本意するところではあるまい。」
津田信
男34歳
10 「好もしい印象をうけた。」「地道な努力をはらっていては、たやすく認められにくい。しかし奇手、権道は要するに一時のもの、良い芽生えは大事にしなければならぬものだと思われる。」
藤井千鶴子
女(51歳)
0  
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他の選考委員
源氏鶏太
木々高太郎
小島政二郎
村上元三
吉川英治
海音寺潮五郎
川口松太郎
大佛次郎
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選考委員
小島政二郎男65歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
芸術的な捕物帳 総行数58 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
戸板康二
男44歳
46 「「車引殺人事件」一本槍で出席した。ただこれは参考作品で、予選作品は「団十郎切腹事件」だった。ところが、当の「団十郎」はそれほど面白くない。」「外の予選作品と比べて、気品があり、芸術が感じられたことは何よりの喜びだった。」
司馬遼太郎
男36歳
9 「感心した。」「この大きなウソをつく才能には、私は目を見張って感嘆した。」
水上勉
男40歳
3 「このノン・フィクション的な書き方に私は興味を引かれた。」
新章文子
女38歳
0  
杉森久英
男47歳
0  
津田信
男34歳
0  
藤井千鶴子
女(51歳)
0  
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他の選考委員
源氏鶏太
木々高太郎
中山義秀
村上元三
吉川英治
海音寺潮五郎
川口松太郎
大佛次郎
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選考委員
村上元三男49歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
もっと短篇を 総行数53 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
戸板康二
男44歳
5 「やはり「車引殺人事件」というよき短篇集があったので、直木賞にすることにわたしも反対はしなかった。」
司馬遼太郎
男36歳
14 「第一に推したのだが、それも「大坂侍」という短篇集が裏付けになったからであり、「梟の城」一冊だけだったら、わたしもためらったかも知れない。」「将来も作家として立って行ける充分な実力があるんだから、危な気はない。」
水上勉
男40歳
7 「むしろ推理小説の形式に依らず、正攻法の行き方で人間と人生を描いたら何うだったろう、と思った。」
新章文子
女38歳
7 「むしろ推理小説の形式に依らず、正攻法の行き方で人間と人生を描いたら何うだったろう、と思った。」
杉森久英
男47歳
8 「わたしも二番目に推したほどだが、この人の将来には期待が持てる。こんどは読みやすくて、おとなの小説を見せてほしい。」
津田信
男34歳
7 「文学的であるかも知れないが、多分に青臭くて、無駄が多い。」
藤井千鶴子
女(51歳)
4 「文学的であるかも知れないが、多分に青臭くて、無駄が多い。」
  「最近の直木賞候補作品が、こう長篇ばかり多いというのは、どうかと思う。」
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他の選考委員
源氏鶏太
木々高太郎
中山義秀
小島政二郎
吉川英治
海音寺潮五郎
川口松太郎
大佛次郎
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選考委員
吉川英治男67歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
スケールの大きさ 総行数64 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
戸板康二
男44歳
25 「私はひとつひとつに敬服した。」「読まされるし、またたんたんとした文脈やさりげない傍証などもまことに確かなタッチである。」
司馬遼太郎
男36歳
39 「私は読みながらこの才筆と浪曼のゆたかな作家にもっと求めたい工夫を随所に感じずにいられなかった。」「このスケールの大きな作家は今後かならず衆望にこたえて新しい領野をみせてくるに違いない。」
水上勉
男40歳
0  
新章文子
女38歳
0  
杉森久英
男47歳
0  
津田信
男34歳
0  
藤井千鶴子
女(51歳)
0  
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他の選考委員
源氏鶏太
木々高太郎
中山義秀
小島政二郎
村上元三
海音寺潮五郎
川口松太郎
大佛次郎
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選考委員
海音寺潮五郎男58歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
酔わせるもの 総行数67 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
戸板康二
男44歳
23 「ぼくはこれをあまり買わなかった。「半七捕物帳」と「時の娘」との方法を適当にアレンジした行き方で、独自な道とは思われなかったからである。」
司馬遼太郎
男36歳
26 「何よりも、この人のものには、「梟の城」にかぎらず、人を酔わせるものがしばしばある。これは単にうまいとかまずいとかいうことと別のものである。」
水上勉
男40歳
0  
新章文子
女38歳
0  
杉森久英
男47歳
9 「これは少年小説として書かれたものだが、作者の教養とユーモアの才能は、高く評価されてよいものである。」
津田信
男34歳
9 「力は十分うかがわれたが、前作「日本工作人」ほどの迫力がなかった。」
藤井千鶴子
女(51歳)
0  
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他の選考委員
源氏鶏太
木々高太郎
中山義秀
小島政二郎
村上元三
吉川英治
川口松太郎
大佛次郎
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選考委員
川口松太郎男60歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
直木賞の本道 総行数39 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
戸板康二
男44歳
25 「正直にいって私は最初反対したのだ。」「知人だけに私は彼を辛く見ようと思った。」「「団十郎切腹事件」等一連の雅楽ものには文体や構成にまだもの足りない箇所が多い」
司馬遼太郎
男36歳
15 「本格的大衆小説であり、直木賞作品の本道で委員の大半も同感であった。」「作家として大成する素質を持っている人だから精進を期待したい。」
水上勉
男40歳
0  
新章文子
女38歳
0  
杉森久英
男47歳
0  
津田信
男34歳
0  
藤井千鶴子
女(51歳)
0  
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他の選考委員
源氏鶏太
木々高太郎
中山義秀
小島政二郎
村上元三
吉川英治
海音寺潮五郎
大佛次郎
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選考委員
大佛次郎男62歳×各候補作  年齢/枚数の説明
見方・注意点
欠席の弁 総行数6 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
戸板康二
男44歳
0  
司馬遼太郎
男36歳
0  
水上勉
男40歳
0  
新章文子
女38歳
0  
杉森久英
男47歳
0  
津田信
男34歳
0  
藤井千鶴子
女(51歳)
0  
  「候補作品の悉くに目をとおす時間がなかった」「今度は私は欠席するし、発言しません。」
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他の選考委員
源氏鶏太
木々高太郎
中山義秀
小島政二郎
村上元三
吉川英治
海音寺潮五郎
川口松太郎
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受賞者・作品
戸板康二男44歳×各選考委員 
「團十郎切腹事件」他
短篇 60
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男47歳
5 「推理小説としての面白さはあるけれども、一種の遊戯に終っているような気がして、まだ、直木賞ではなかったと感じている。」
木々高太郎
男62歳
24 「戸板康二を、心の一方でおしていながらふみ切れない状態で委員会へ出たのは、今度の候補作品「団十郎切腹事件」が気に入らなかったためであることが、あとで自分で判った。」「特に「団十郎切腹事件」その他(傍点)ということに改めて貰えば、この作者を第一におしてよいと発言したら、それは賛成者が多かった。」
中山義秀
男59歳
0  
小島政二郎
男65歳
46 「「車引殺人事件」一本槍で出席した。ただこれは参考作品で、予選作品は「団十郎切腹事件」だった。ところが、当の「団十郎」はそれほど面白くない。」「外の予選作品と比べて、気品があり、芸術が感じられたことは何よりの喜びだった。」
村上元三
男49歳
5 「やはり「車引殺人事件」というよき短篇集があったので、直木賞にすることにわたしも反対はしなかった。」
吉川英治
男67歳
25 「私はひとつひとつに敬服した。」「読まされるし、またたんたんとした文脈やさりげない傍証などもまことに確かなタッチである。」
海音寺潮五郎
男58歳
23 「ぼくはこれをあまり買わなかった。「半七捕物帳」と「時の娘」との方法を適当にアレンジした行き方で、独自な道とは思われなかったからである。」
川口松太郎
男60歳
25 「正直にいって私は最初反対したのだ。」「知人だけに私は彼を辛く見ようと思った。」「「団十郎切腹事件」等一連の雅楽ものには文体や構成にまだもの足りない箇所が多い」
大佛次郎
男62歳
0  
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他の候補作
司馬遼太郎
『梟の城』
水上勉
『霧と影』
新章文子
『危険な関係』
杉森久英
『黄色のバット』
津田信
「女夫ヶ池」
藤井千鶴子
『櫛』
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受賞者・作品
司馬遼太郎男36歳×各選考委員 
『梟の城』
長篇 868
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男47歳
12 「「梟の城」一本のつもりで、選考会に出席した。」「近頃の大衆小説が忘れているロマンというものを強く描き出している点で、直木賞にふさわしいと思った。」
木々高太郎
男62歳
11 「僕には読みにくい書き方だった。然しその構成力と言い、新しい観点と言い、これが第一候補になるについて不服はない、と考えて委員会に出た。」
中山義秀
男59歳
0  
小島政二郎
男65歳
9 「感心した。」「この大きなウソをつく才能には、私は目を見張って感嘆した。」
村上元三
男49歳
14 「第一に推したのだが、それも「大坂侍」という短篇集が裏付けになったからであり、「梟の城」一冊だけだったら、わたしもためらったかも知れない。」「将来も作家として立って行ける充分な実力があるんだから、危な気はない。」
吉川英治
男67歳
39 「私は読みながらこの才筆と浪曼のゆたかな作家にもっと求めたい工夫を随所に感じずにいられなかった。」「このスケールの大きな作家は今後かならず衆望にこたえて新しい領野をみせてくるに違いない。」
海音寺潮五郎
男58歳
26 「何よりも、この人のものには、「梟の城」にかぎらず、人を酔わせるものがしばしばある。これは単にうまいとかまずいとかいうことと別のものである。」
川口松太郎
男60歳
15 「本格的大衆小説であり、直木賞作品の本道で委員の大半も同感であった。」「作家として大成する素質を持っている人だから精進を期待したい。」
大佛次郎
男62歳
0  
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他の候補作
戸板康二
「團十郎切腹事件」他
水上勉
『霧と影』
新章文子
『危険な関係』
杉森久英
『黄色のバット』
津田信
「女夫ヶ池」
藤井千鶴子
『櫛』
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候補者・作品
水上勉男40歳×各選考委員 
『霧と影』
長篇 537
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男47歳
5 「欠点は、登場人物に、独特の魅力に欠けていることである。」
木々高太郎
男62歳
13 「若し犯罪を取扱うなら、やはり犯罪そのものが人生的興味あるものでなければならぬ。」
中山義秀
男59歳
0  
小島政二郎
男65歳
3 「このノン・フィクション的な書き方に私は興味を引かれた。」
村上元三
男49歳
7 「むしろ推理小説の形式に依らず、正攻法の行き方で人間と人生を描いたら何うだったろう、と思った。」
吉川英治
男67歳
0  
海音寺潮五郎
男58歳
0  
川口松太郎
男60歳
0  
大佛次郎
男62歳
0  
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他の候補作
戸板康二
「團十郎切腹事件」他
司馬遼太郎
『梟の城』
新章文子
『危険な関係』
杉森久英
『黄色のバット』
津田信
「女夫ヶ池」
藤井千鶴子
『櫛』
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候補者・作品
新章文子女38歳×各選考委員 
『危険な関係』
長篇 536
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男47歳
5 「欠点は、登場人物に、独特の魅力に欠けていることである。」
木々高太郎
男62歳
13 「若し犯罪を取扱うなら、やはり犯罪そのものが人生的興味あるものでなければならぬ。」
中山義秀
男59歳
7 「前半はよいが、後半はつまらないという。」「登場人物の配置、転換に、この作者の手腕をかんじた。」
小島政二郎
男65歳
0  
村上元三
男49歳
7 「むしろ推理小説の形式に依らず、正攻法の行き方で人間と人生を描いたら何うだったろう、と思った。」
吉川英治
男67歳
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海音寺潮五郎
男58歳
0  
川口松太郎
男60歳
0  
大佛次郎
男62歳
0  
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他の候補作
戸板康二
「團十郎切腹事件」他
司馬遼太郎
『梟の城』
水上勉
『霧と影』
杉森久英
『黄色のバット』
津田信
「女夫ヶ池」
藤井千鶴子
『櫛』
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候補者・作品
杉森久英男47歳×各選考委員 
『黄色のバット』
長篇 494
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男47歳
11 「今も佳作と信じている。この作品は、もっと重く書いてあれば、もっと点を得たかもわからない。しかし、この軽さが貴重なのだ、と思っている。」
木々高太郎
男62歳
25 「よみ易い明るい文章であり、またユーモア小説としても、将来のある作家だと考えた」「何しろ主題として「野球」である。(引用者中略)その主題をとったのが不幸で、全く別のもっと珍しい生活でのユーモアならよかったと思う。」
中山義秀
男59歳
4 「面白かったが、選考の対象にはならなかった。作者としても恐らく、本意するところではあるまい。」
小島政二郎
男65歳
0  
村上元三
男49歳
8 「わたしも二番目に推したほどだが、この人の将来には期待が持てる。こんどは読みやすくて、おとなの小説を見せてほしい。」
吉川英治
男67歳
0  
海音寺潮五郎
男58歳
9 「これは少年小説として書かれたものだが、作者の教養とユーモアの才能は、高く評価されてよいものである。」
川口松太郎
男60歳
0  
大佛次郎
男62歳
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他の候補作
戸板康二
「團十郎切腹事件」他
司馬遼太郎
『梟の城』
水上勉
『霧と影』
新章文子
『危険な関係』
津田信
「女夫ヶ池」
藤井千鶴子
『櫛』
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候補者・作品
津田信男34歳×各選考委員 
「女夫ヶ池」
中篇 267
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男47歳
4 「たしかにうまいのだが、やや古風であり、名作の類似品的なにおいがしてならなかった。」
木々高太郎
男62歳
6 「あまりに純文学であった、自分をいたわりすぎるので、楽しくない作品となっている。」
中山義秀
男59歳
10 「好もしい印象をうけた。」「地道な努力をはらっていては、たやすく認められにくい。しかし奇手、権道は要するに一時のもの、良い芽生えは大事にしなければならぬものだと思われる。」
小島政二郎
男65歳
0  
村上元三
男49歳
7 「文学的であるかも知れないが、多分に青臭くて、無駄が多い。」
吉川英治
男67歳
0  
海音寺潮五郎
男58歳
9 「力は十分うかがわれたが、前作「日本工作人」ほどの迫力がなかった。」
川口松太郎
男60歳
0  
大佛次郎
男62歳
0  
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他の候補作
戸板康二
「團十郎切腹事件」他
司馬遼太郎
『梟の城』
水上勉
『霧と影』
新章文子
『危険な関係』
杉森久英
『黄色のバット』
藤井千鶴子
『櫛』
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候補者・作品
藤井千鶴子女(51歳)×各選考委員 
『櫛』
長篇 456
年齢/枚数の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太
男47歳
2 「明らかに文学作品だが直木賞には無関係と思った。」
木々高太郎
男62歳
15 「その描写から女性心理からひどく変っているところをとるが、やはりよみにくい。俳句をつなぎ合わせたような文章は、むしろ芥川賞作品であろう。」
中山義秀
男59歳
0  
小島政二郎
男65歳
0  
村上元三
男49歳
4 「文学的であるかも知れないが、多分に青臭くて、無駄が多い。」
吉川英治
男67歳
0  
海音寺潮五郎
男58歳
0  
川口松太郎
男60歳
0  
大佛次郎
男62歳
0  
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他の候補作
戸板康二
「團十郎切腹事件」他
司馬遼太郎
『梟の城』
水上勉
『霧と影』
新章文子
『危険な関係』
杉森久英
『黄色のバット』
津田信
「女夫ヶ池」
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