直木賞のすべて
第15回
吉川英治文学新人賞
吉川英治文学新人賞-選評の概要 トップページ
直木賞・芥川賞受賞作一覧
受賞作・候補作一覧
受賞作家の群像
候補作家の群像
選考委員の群像
小研究
大衆選考会
マップ

ページの最後へ
Last Update[H20]2008/1/5

15   一覧へ 14前の回へ 後の回へ16
平成5年/1993年度
(平成6年/1994年3月3日決定発表)
選考委員  井上ひさし
男59歳
尾崎秀樹
男65歳
佐野洋
男65歳
野坂昭如
男63歳
半村良
男60歳
選評総行数  39 40 39 40 40
候補作 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数
薄井ゆうじ 『樹の上の草魚』
男45歳
21 7 8 7 3
東郷隆 『大砲松』
男42歳
21 5 11 8 5
斎藤純 『百万ドルの幻聴』
男37歳
0 6 12 0 4
真保裕一 『震源』
男32歳
0 5 8 0 5
永倉万治 『結婚しよう』
男46歳
0 6 0 0 6
中村彰彦 『遊撃隊始末』
男44歳
0 6 0 0 13
山口雅也 『キッド・ピストルズの妄想』
男39歳
0 4 0 0 5
  欠席
書面回答
     
年齢の説明   見方・注意点

このページの選評出典:『群像』平成6年/1994年5月号
1行当たりの文字数:20字


選考委員
井上ひさし男59歳×各候補作  年齢の説明
見方・注意点
新風、二吹き 総行数39 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
薄井ゆうじ
男45歳
21 「この種の変身譚は、ともすると奇妙奇天烈なおどろおどろしい文章で書かれることが多いけれども、作者は平明でありながら伸縮自在、吸い取り率抜群の文章で現代の怪奇譚を、あるいは純愛物語を書き上げたのである。これは新しい発明であり、新しい風だ。」「作者が自分の選んだ主題や題材と思い切って心中している」
東郷隆
男42歳
21 「「読者の心を書き手のリズムで生き生きとおもしろく踊らせてやろう」という作家的工夫がいつも働いていて、それが常套句や紋切型の語句を思いがけない回路で結び付いて、歯切れのいい、そして愉快な文章を作り出している。」「途中から物語の心棒を行方不明にしてしまった。」
斎藤純
男37歳
0  
真保裕一
男32歳
0  
永倉万治
男46歳
0  
中村彰彦
男44歳
0  
山口雅也
男39歳
0  
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
尾崎秀樹
佐野洋
野坂昭如
半村良
  ページの先頭へ

選考委員
尾崎秀樹男65歳×各候補作  年齢の説明
見方・注意点
新鋭の可能性に 総行数40 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
薄井ゆうじ
男45歳
7 「男の子として生まれたヒロシが、実は男女両性を備えており、成長するにつれてそに気づき、やがて友人たちの協力もあって、外面だけでなく内面的にも完全な女性に変る。その間の彼らのさまざまな心理のゆれを繊細にたどり、独特な雰囲気をかもし出している。」
東郷隆
男42歳
5 「慶応四年五月の上野の戦争を彰義隊に参加した町人の側からとらえた異色作だ。大砲を自在にあやつり官軍を翻弄する締め出し松こと遊び人の松三の動きにひかれる。」
斎藤純
男37歳
6 「歌い手のブラジル少年を探し出し、デビューさせたいと決意する女性ディレクターの奮闘する姿を音楽ビジネスの世界のなかでとらえた意欲作だった。」
真保裕一
男32歳
5 「国がらみの謀略を追及したスケールの大きな政治サスペンスだが、後半話を拡げすぎた感が深い。」
永倉万治
男46歳
6 「大学時代のフォークの仲間三人のそれぞれの生き方を描いた連作だが、構成に不自然さが感じられた。」
中村彰彦
男44歳
6 「上総請西一万石の藩主・林昌之助忠崇をはじめ、人見勝太郎、伊庭八郎らそれぞれの運命をたどることでその悲傷の歴史を浮びあがらせているが、人間像の彫りこみに不満があった。」
山口雅也
男39歳
4 「首都警察事件課のキッド・ピストルズとピンク・ペラドンナの活躍を描いたシリーズの一つで本格的なパズル小説として読めた。」
  「異なった分野の作品を、おなじ土俵で優劣をつけるのはむずかしい。最終的には個人の好みになるかもしれない。」
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
井上ひさし
佐野洋
野坂昭如
半村良
  ページの先頭へ

選考委員
佐野洋男65歳×各候補作  年齢の説明
見方・注意点
選を終えて 総行数39 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
薄井ゆうじ
男45歳
8 「テーマを一つに絞って成功したのが、『樹の上の草魚』である。」「そのテーマは、私が学生時代から関心を持ち続けていたものであり、小説の中に没入することができた。そして、最高点をつけた」
東郷隆
男42歳
11 「あまり感心しなかった。」「選考会の席上、「小説というより講談だ」と言ったところ、「講談でいいじゃないか。いま時代小説に求められているのは講談だ」という声が返った来た。本当にそうなのだろうか。」
斎藤純
男37歳
12 「推理小説三編の中では、(引用者中略)過不足のないまとまりを持ち、最も安定していた。」「ただ読後、こんなことで人を殺すか、という疑問が残った。私自身は、ぎりぎりのところで容認できると思ったのだが、他の選考委員を説得できなかった。」
真保裕一
男32歳
8 「発表時の評判がよかったので、最後の楽しみにとっておいたのだが、期待はずれだった。大福を作るのに、あんこを多く入れ過ぎたため、外側の餅が破れたという感じだ。」「この作品では、多視点を取ったため、構成に破綻が生じてしまった。」
永倉万治
男46歳
0  
中村彰彦
男44歳
0  
山口雅也
男39歳
0  
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
井上ひさし
尾崎秀樹
野坂昭如
半村良
  ページの先頭へ

選考委員
野坂昭如男63歳×各候補作  年齢の説明
見方・注意点
選評 総行数40 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
薄井ゆうじ
男45歳
7 「当選作二篇は、作風も内容も両極端といっていい、」「作者は、少し才に溺れている印象、だが近頃の新人の中で群を抜いている、」
東郷隆
男42歳
8 「当選作二篇は、作風も内容も両極端といっていい、」「積極的に押したのは、『大砲松』の方である。」「ちょっと資料にとらわれ過ぎ、もっと奔放に筆を遊ばせれば、独自の境地を開きなさるだろう。」
斎藤純
男37歳
0  
真保裕一
男32歳
0  
永倉万治
男46歳
0  
中村彰彦
男44歳
0  
山口雅也
男39歳
0  
  「このたびの候補作は、このての常套句でいうと、粒揃いであったと思う。決して悪い意味じゃなく、みなさん達者なのだ。」「選ぶ立場としては、候補作七篇すべてについて、申し述べるべきだろうが、(引用者中略)なにより読者を楽しませるという気持はよく判るが、主人公の生き方が、ぼくにとってもうひとつ切実感のあるなしで、差がついた、いやつけた。」
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
井上ひさし
尾崎秀樹
佐野洋
半村良
  ページの先頭へ

選考委員
半村良男60歳×各候補作  年齢の説明
見方・注意点
選評 総行数40 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
薄井ゆうじ
男45歳
3 「永倉万治氏の『結婚しよう』とぶつかりました。」
東郷隆
男42歳
5 「(引用者注:候補作の)『遊撃隊始末』と同じく資料詰込みすぎの感がある作品でしたが、こちらはその資料を蹴たてて爆走する小気味よさがありました。」
斎藤純
男37歳
4 「(引用者注:『震源』と)ぶつかりましたが、(引用者中略・注:受賞作の)二作に票が集まったので、仕方なく外されました。」
真保裕一
男32歳
5 「(引用者注:『百万ドルの幻聴』と)ぶつかりましたが、(引用者中略・注:受賞作の)二作に票が集まったので、仕方なく外されました。」「影のライバルはラドラムだったように思いました。」
永倉万治
男46歳
6 「薄井氏の作品の評価がはじめから高すぎて、『結婚しよう』は損をしてしまいました。英雄の登場とぶつかった人の災難にはじめて立ち会った思いがしました。次の周回で追抜いてください。」
中村彰彦
男44歳
13 「昭和まで生きた最後の大名林忠崇は、書き手の意欲をそそり続けている人物だけに、徹底的に書きつくそうとしたあまり、力の入れ過ぎでダフった感じがありました。全十章のうち小説的な味わいが滲んだのは、最後の第十章だけになったようです。」「賞は逸してもこの素材を持ったことは作者の勝利だと思います。」
山口雅也
男39歳
5 「私も思いがあります。読者は拡大中ですが、まだこの種の作品には評価が薄いので、長期戦の構えで超大傑作を放たないと壁に穴は開かないようです。奮闘を祈ります。」
  「今回の候補作は七編で、ここまで残ったからにはみな優秀な作品ぞろいでしたが、最終選考の場では、どうしてもジャンルの重なる作品が競合することになります。」
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
井上ひさし
尾崎秀樹
佐野洋
野坂昭如
  ページの先頭へ


受賞者・作品
薄井ゆうじ男45歳×各選考委員 
『樹の上の草魚』
年齢の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男59歳
21 「この種の変身譚は、ともすると奇妙奇天烈なおどろおどろしい文章で書かれることが多いけれども、作者は平明でありながら伸縮自在、吸い取り率抜群の文章で現代の怪奇譚を、あるいは純愛物語を書き上げたのである。これは新しい発明であり、新しい風だ。」「作者が自分の選んだ主題や題材と思い切って心中している」
尾崎秀樹
男65歳
7 「男の子として生まれたヒロシが、実は男女両性を備えており、成長するにつれてそに気づき、やがて友人たちの協力もあって、外面だけでなく内面的にも完全な女性に変る。その間の彼らのさまざまな心理のゆれを繊細にたどり、独特な雰囲気をかもし出している。」
佐野洋
男65歳
8 「テーマを一つに絞って成功したのが、『樹の上の草魚』である。」「そのテーマは、私が学生時代から関心を持ち続けていたものであり、小説の中に没入することができた。そして、最高点をつけた」
野坂昭如
男63歳
7 「当選作二篇は、作風も内容も両極端といっていい、」「作者は、少し才に溺れている印象、だが近頃の新人の中で群を抜いている、」
半村良
男60歳
3 「永倉万治氏の『結婚しよう』とぶつかりました。」
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
東郷隆
『大砲松』
斎藤純
『百万ドルの幻聴』
真保裕一
『震源』
永倉万治
『結婚しよう』
中村彰彦
『遊撃隊始末』
山口雅也
『キッド・ピストルズの妄想』
  ページの先頭へ

受賞者・作品
東郷隆男42歳×各選考委員 
『大砲松』
年齢の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男59歳
21 「「読者の心を書き手のリズムで生き生きとおもしろく踊らせてやろう」という作家的工夫がいつも働いていて、それが常套句や紋切型の語句を思いがけない回路で結び付いて、歯切れのいい、そして愉快な文章を作り出している。」「途中から物語の心棒を行方不明にしてしまった。」
尾崎秀樹
男65歳
5 「慶応四年五月の上野の戦争を彰義隊に参加した町人の側からとらえた異色作だ。大砲を自在にあやつり官軍を翻弄する締め出し松こと遊び人の松三の動きにひかれる。」
佐野洋
男65歳
11 「あまり感心しなかった。」「選考会の席上、「小説というより講談だ」と言ったところ、「講談でいいじゃないか。いま時代小説に求められているのは講談だ」という声が返った来た。本当にそうなのだろうか。」
野坂昭如
男63歳
8 「当選作二篇は、作風も内容も両極端といっていい、」「積極的に押したのは、『大砲松』の方である。」「ちょっと資料にとらわれ過ぎ、もっと奔放に筆を遊ばせれば、独自の境地を開きなさるだろう。」
半村良
男60歳
5 「(引用者注:候補作の)『遊撃隊始末』と同じく資料詰込みすぎの感がある作品でしたが、こちらはその資料を蹴たてて爆走する小気味よさがありました。」
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
薄井ゆうじ
『樹の上の草魚』
斎藤純
『百万ドルの幻聴』
真保裕一
『震源』
永倉万治
『結婚しよう』
中村彰彦
『遊撃隊始末』
山口雅也
『キッド・ピストルズの妄想』
  ページの先頭へ

候補者・作品
斎藤純男37歳×各選考委員 
『百万ドルの幻聴』
年齢の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男59歳
0  
尾崎秀樹
男65歳
6 「歌い手のブラジル少年を探し出し、デビューさせたいと決意する女性ディレクターの奮闘する姿を音楽ビジネスの世界のなかでとらえた意欲作だった。」
佐野洋
男65歳
12 「推理小説三編の中では、(引用者中略)過不足のないまとまりを持ち、最も安定していた。」「ただ読後、こんなことで人を殺すか、という疑問が残った。私自身は、ぎりぎりのところで容認できると思ったのだが、他の選考委員を説得できなかった。」
野坂昭如
男63歳
0  
半村良
男60歳
4 「(引用者注:『震源』と)ぶつかりましたが、(引用者中略・注:受賞作の)二作に票が集まったので、仕方なく外されました。」
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
薄井ゆうじ
『樹の上の草魚』
東郷隆
『大砲松』
真保裕一
『震源』
永倉万治
『結婚しよう』
中村彰彦
『遊撃隊始末』
山口雅也
『キッド・ピストルズの妄想』
  ページの先頭へ

候補者・作品
真保裕一男32歳×各選考委員 
『震源』
年齢の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男59歳
0  
尾崎秀樹
男65歳
5 「国がらみの謀略を追及したスケールの大きな政治サスペンスだが、後半話を拡げすぎた感が深い。」
佐野洋
男65歳
8 「発表時の評判がよかったので、最後の楽しみにとっておいたのだが、期待はずれだった。大福を作るのに、あんこを多く入れ過ぎたため、外側の餅が破れたという感じだ。」「この作品では、多視点を取ったため、構成に破綻が生じてしまった。」
野坂昭如
男63歳
0  
半村良
男60歳
5 「(引用者注:『百万ドルの幻聴』と)ぶつかりましたが、(引用者中略・注:受賞作の)二作に票が集まったので、仕方なく外されました。」「影のライバルはラドラムだったように思いました。」
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
薄井ゆうじ
『樹の上の草魚』
東郷隆
『大砲松』
斎藤純
『百万ドルの幻聴』
永倉万治
『結婚しよう』
中村彰彦
『遊撃隊始末』
山口雅也
『キッド・ピストルズの妄想』
  ページの先頭へ

候補者・作品
永倉万治男46歳×各選考委員 
『結婚しよう』
年齢の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男59歳
0  
尾崎秀樹
男65歳
6 「大学時代のフォークの仲間三人のそれぞれの生き方を描いた連作だが、構成に不自然さが感じられた。」
佐野洋
男65歳
0  
野坂昭如
男63歳
0  
半村良
男60歳
6 「薄井氏の作品の評価がはじめから高すぎて、『結婚しよう』は損をしてしまいました。英雄の登場とぶつかった人の災難にはじめて立ち会った思いがしました。次の周回で追抜いてください。」
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
薄井ゆうじ
『樹の上の草魚』
東郷隆
『大砲松』
斎藤純
『百万ドルの幻聴』
真保裕一
『震源』
中村彰彦
『遊撃隊始末』
山口雅也
『キッド・ピストルズの妄想』
  ページの先頭へ

候補者・作品
中村彰彦男44歳×各選考委員 
『遊撃隊始末』
年齢の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男59歳
0  
尾崎秀樹
男65歳
6 「上総請西一万石の藩主・林昌之助忠崇をはじめ、人見勝太郎、伊庭八郎らそれぞれの運命をたどることでその悲傷の歴史を浮びあがらせているが、人間像の彫りこみに不満があった。」
佐野洋
男65歳
0  
野坂昭如
男63歳
0  
半村良
男60歳
13 「昭和まで生きた最後の大名林忠崇は、書き手の意欲をそそり続けている人物だけに、徹底的に書きつくそうとしたあまり、力の入れ過ぎでダフった感じがありました。全十章のうち小説的な味わいが滲んだのは、最後の第十章だけになったようです。」「賞は逸してもこの素材を持ったことは作者の勝利だと思います。」
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
薄井ゆうじ
『樹の上の草魚』
東郷隆
『大砲松』
斎藤純
『百万ドルの幻聴』
真保裕一
『震源』
永倉万治
『結婚しよう』
山口雅也
『キッド・ピストルズの妄想』
  ページの先頭へ

候補者・作品
山口雅也男39歳×各選考委員 
『キッド・ピストルズの妄想』
年齢の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし
男59歳
0  
尾崎秀樹
男65歳
4 「首都警察事件課のキッド・ピストルズとピンク・ペラドンナの活躍を描いたシリーズの一つで本格的なパズル小説として読めた。」
佐野洋
男65歳
0  
野坂昭如
男63歳
0  
半村良
男60歳
5 「私も思いがあります。読者は拡大中ですが、まだこの種の作品には評価が薄いので、長期戦の構えで超大傑作を放たないと壁に穴は開かないようです。奮闘を祈ります。」
          - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
薄井ゆうじ
『樹の上の草魚』
東郷隆
『大砲松』
斎藤純
『百万ドルの幻聴』
真保裕一
『震源』
永倉万治
『結婚しよう』
中村彰彦
『遊撃隊始末』
  ページの先頭へ



ページの先頭へ

トップページ直木賞・芥川賞受賞作一覧受賞作・候補作一覧受賞作家の群像候補作家の群像
選考委員の群像小研究大衆選考会マップ