直木賞のすべて
第33回
吉川英治文学新人賞
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平成23年/2011年度
(平成24年/2012年3月5日決定発表)
選考委員  浅田次郎
男60歳
伊集院静
男62歳
大沢在昌
男55歳
高橋克彦
男64歳
宮部みゆき
女51歳
選評総行数  51 43 57 55 98
候補作 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数
西村健 『地の底のヤマ』
男46歳
8 43 13 12 38
桜木紫乃 『ラブレス』
女46歳
8 0 9 15 46
高野和明 『ジェノサイド』
男47歳
10 0 14 16 30
三羽省吾 『Junk』
男(44歳)
7 0 13 0 7
吉川永青 『戯史三國志―我が槍は覇道の翼』
男(44歳)
6 0 10 0 14
         
年齢の説明   見方・注意点

このページの選評出典:『小説現代』平成24年/2012年5月号
1行当たりの文字数:20字


選考委員
浅田次郎男60歳×各候補作  年齢の説明
見方・注意点
多士済済 総行数51 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
西村健
男46歳
8 「作者も読者も、どっぷりと物語の世界に浸る。それは最も大切な小説の価値だと思う。これだけの大作であるから瑕瑾を論えばきりはないが、堂々たる長篇小説の呼吸をしているので、さほど気にはならなかった。」
桜木紫乃
女46歳
8 「感じたのは、ストーリーテリングのすぐれた才能である。しかしその才能のせいで、話が都合よく進みすぎる憾みがあった。ために、表題にも用いられたテーマが希薄になってしまった。」
高野和明
男47歳
10 「文章がリズミカルで読みやすく、ストーリーも大胆で面白い。しかしこれほど映像性を追求した作品が、はたして文学賞にふさわしいかどうか。」「小説と映像はまったく異なった表現手段であり、手法上の融合も親和もありえないという持論から、私は推さなかった。」
三羽省吾
男(44歳)
7 「ストーリーテラーの才能を窺わせた。しかし、収録された二作品のうちの「指」は未完に思える。「飯」は完成しているものの、いささか近視眼的でダイナミズムに欠ける。」
吉川永青
男(44歳)
6 「私は面白く読んだひとりなのだが、さて一般の読者を魅了するだけの普遍性があるかと問えば、やはりそこまでには至るまいと思えた。」
  「これほど多士済済の作家が肩を並べ、色とりどりの候補作が揃った選考会は珍しかった。合理性を追求する実社会はどれもこれも同じ形になり、倫理に呪縛された人間はみな同じ顔になってしまったが、小説こそかくあるべき、と大いに得心した次第である。」
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他の選考委員
伊集院静
大沢在昌
高橋克彦
宮部みゆき
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選考委員
伊集院静男62歳×各候補作  年齢の説明
見方・注意点
「運命の一作」 総行数43 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
西村健
男46歳
43 「作品の背景、舞台となった三井三池炭鉱の闘争は戦後の日本の労働闘争の要の事件であり、それは日本の民主主義の在り方を問うものだった。」「一人の警察官の半生を通して、あの闘争と、あの町が、そこに暮らしていた人々に何をもたらしたかを実に丁寧に描いている。作中登場する人々が洩らす一言一言が、昨日の出来事であったのではと思わせる筆力は、これはもう執念と才気のなし得たものとしか言いようがない。」
桜木紫乃
女46歳
0  
高野和明
男47歳
0  
三羽省吾
男(44歳)
0  
吉川永青
男(44歳)
0  
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他の選考委員
浅田次郎
大沢在昌
高橋克彦
宮部みゆき
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選考委員
大沢在昌男55歳×各候補作  年齢の説明
見方・注意点
つき抜けた受賞作 総行数57 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
西村健
男46歳
13 「作家には、ときとしてそれを書かなければ次へと進めないというテーマがある。西村健さんにとってこの作品はまさにそういうものであった。自らを削って書いたにちがいないと私は感じた。」「(引用者注:「ジェノサイド」と共に)受賞作として推した。」
桜木紫乃
女46歳
9 「北海道を舞台にした作者の骨がらみの物語は、だが九州を舞台にした同様の受賞作(引用者注:「地の底のヤマ」)の前に、構成の緻密さ、内包されるエネルギーの量で、惜しくも一歩譲った気がする。」
高野和明
男47歳
14 「日本人がよくぞここまでスケールの大きなエンターテインメントを書き切ったと唸らされる大作である。」「(引用者注:「地の底のヤマ」と共に)受賞作として推した。」「映画的と評する声もあるが、「映画のように」小説を読ませる力は、誰しもがもちうるものではない。なぜなら、『ジェノサイド』は、シナリオではなく、大作映画を観たと思わせるほどのイメージ喚起力をもっていたからだ。」
三羽省吾
男(44歳)
13 「なんともったいない小説だったろう。」「腰砕け、「え、そこで終わるの」といいたくなる物語の決着が待っている。なぜ作者は、ふたつの収録作を伝聞で終わらせてしまったのだ。なぜ主人公を、その場(原文傍点)に立ちあわせなかったのだ。」
吉川永青
男(44歳)
10 「三国志の世界に興味をもたない私にとって、評価の難しい作品だった。」「物語の流れはなめらかで、読むのを苦に感じる瞬間はなかったが、読後、何か、あるいは誰かが強烈に胸に残る、という印象をもてなかった。それが作品のせいなのか、読者のせいなのか、私にはいまだに判断ができずにいる。」
  「今回は候補作のレベルが高かった。」
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他の選考委員
浅田次郎
伊集院静
高橋克彦
宮部みゆき
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選考委員
高橋克彦男64歳×各候補作  年齢の説明
見方・注意点
書かねばならない物語 総行数55 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
西村健
男46歳
12 「なぜミステリー仕立てにしなければならないかと首を傾げた。事件の一つ一つが小さく、しかも解決にはたいがい偶然がからむ。それでもこの大作を飽きずに読ませる力は尋常ではない。」「なにより腹の底から絞り出すような悲痛な叫び。人間模様の見事な書き分け。この作品こそ、書かねばならない物語、と感じた。」
桜木紫乃
女46歳
15 「主人公の死を看取る、かつての恋人の出現は効果的で多大な涙を誘うが、身内ですら主人公が死地を彷徨っているのを知らずにいたのに、この恋人はどうしてそれを知り得たのか。作者はなに一つ説明しない。」「読者に謎のまま進める方が最後が盛り上がると計算しての省略だ。その作為に気付いた途端、丁寧な人物描写に隙間風の吹くのを感じる。」
高野和明
男47歳
16 「作者によってあらかじめ危機が用意されていて、物語はその危機を目指すよう構築されている。新薬の開発は敵が遣わした傭兵を土壇場で味方につけるための策と説明されるが、そんな面倒を重ねる前にさっさとアフリカから脱出してしまえば済むことだ。」「驚異的な細部のリアリティがそういう数多くの矛盾を気にさせなくなっているのである。」
三羽省吾
男(44歳)
0  
吉川永青
男(44歳)
0  
  「選考委員であるのを今年ほど辛いと思ったことはない。」「これらに優劣をつけなくてはならない。となると、すべてを熱読したにもかかわらず欠点を探し出さなくてはならない。それがなんとも苦しかった。」
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他の選考委員
浅田次郎
伊集院静
大沢在昌
宮部みゆき
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選考委員
宮部みゆき女51歳×各候補作  年齢の説明
見方・注意点
〈血〉のなかに流れる物語 総行数98 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
西村健
男46歳
38 「実は私のイチ押しの作品ではありません。」「『地の底のヤマ』が強かったのは、作者の西村さんが愚直に真摯にご自分の血のなかに眠っている言葉に耳を傾け、それを文章にしてゆく作業に迷いを持たなかったからでしょう。私は小説や映画の技法論が大好きで、自分でもいろいろと試みますが、『ヤマ』の力強い正面突破には、どんな観念も理屈もかないません。」
桜木紫乃
女46歳
46 「できるならばこの二作(引用者注:「ラブレス」と「ジェノサイド」)に受賞させたいと思いつつ選考会に臨み、」「何より、『ラブレス』が与えてくれた読後の圧倒的な幸福感に、私は票を投じずにいられませんでした。」
高野和明
男47歳
30 「できるならばこの二作(引用者注:「ラブレス」と「ジェノサイド」)に受賞させたいと思いつつ選考会に臨み、」「「この物語には小説という表現媒体を使わなくてもいいのではないか。むしろ映画の方がふさわしいのではないか」という議論がありました。」「私にとってはむしろ『ジェノサイド』こそ〈映画的な素材を小説でしか書き得ない手法で書ききった作品〉」
三羽省吾
男(44歳)
7 「せっかくの素材が充分に活かされていないという恨みを覚えました。「指」はもっと煮詰めるか、筋書きをいくつかに分割して複数の短編にできるし、「飯」は書き込んで長編にできる。もったいないの一語に尽きます。」
吉川永青
男(44歳)
14 「最初に登場人物一覧表を見たとき、「このページ数でこれだけの有名どころを全員出すの?」と驚きました。読んでみたら、本当に孫呉三代とそれを支えた人々の生き様が一冊のなかに収まっていたので、二度びっくりでした。それだけに、人物像の新たな発見や作り込みはできなかったようですが、最初からそのつもりで書かれた三国志入門書だと思えば、大変良質な仕事です。」
  「毎年のように選評でこう書いている気がしますが、今年も激戦でした。」
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他の選考委員
浅田次郎
伊集院静
大沢在昌
高橋克彦
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受賞者・作品
西村健男46歳×各選考委員 
『地の底のヤマ』
年齢の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男60歳
8 「作者も読者も、どっぷりと物語の世界に浸る。それは最も大切な小説の価値だと思う。これだけの大作であるから瑕瑾を論えばきりはないが、堂々たる長篇小説の呼吸をしているので、さほど気にはならなかった。」
伊集院静
男62歳
43 「作品の背景、舞台となった三井三池炭鉱の闘争は戦後の日本の労働闘争の要の事件であり、それは日本の民主主義の在り方を問うものだった。」「一人の警察官の半生を通して、あの闘争と、あの町が、そこに暮らしていた人々に何をもたらしたかを実に丁寧に描いている。作中登場する人々が洩らす一言一言が、昨日の出来事であったのではと思わせる筆力は、これはもう執念と才気のなし得たものとしか言いようがない。」
大沢在昌
男55歳
13 「作家には、ときとしてそれを書かなければ次へと進めないというテーマがある。西村健さんにとってこの作品はまさにそういうものであった。自らを削って書いたにちがいないと私は感じた。」「(引用者注:「ジェノサイド」と共に)受賞作として推した。」
高橋克彦
男64歳
12 「なぜミステリー仕立てにしなければならないかと首を傾げた。事件の一つ一つが小さく、しかも解決にはたいがい偶然がからむ。それでもこの大作を飽きずに読ませる力は尋常ではない。」「なにより腹の底から絞り出すような悲痛な叫び。人間模様の見事な書き分け。この作品こそ、書かねばならない物語、と感じた。」
宮部みゆき
女51歳
38 「実は私のイチ押しの作品ではありません。」「『地の底のヤマ』が強かったのは、作者の西村さんが愚直に真摯にご自分の血のなかに眠っている言葉に耳を傾け、それを文章にしてゆく作業に迷いを持たなかったからでしょう。私は小説や映画の技法論が大好きで、自分でもいろいろと試みますが、『ヤマ』の力強い正面突破には、どんな観念も理屈もかないません。」
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他の候補作
桜木紫乃
『ラブレス』
高野和明
『ジェノサイド』
三羽省吾
『Junk』
吉川永青
『戯史三國志―我が槍は覇道の翼』
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候補者・作品
桜木紫乃女46歳×各選考委員 
『ラブレス』
年齢の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男60歳
8 「感じたのは、ストーリーテリングのすぐれた才能である。しかしその才能のせいで、話が都合よく進みすぎる憾みがあった。ために、表題にも用いられたテーマが希薄になってしまった。」
伊集院静
男62歳
0  
大沢在昌
男55歳
9 「北海道を舞台にした作者の骨がらみの物語は、だが九州を舞台にした同様の受賞作(引用者注:「地の底のヤマ」)の前に、構成の緻密さ、内包されるエネルギーの量で、惜しくも一歩譲った気がする。」
高橋克彦
男64歳
15 「主人公の死を看取る、かつての恋人の出現は効果的で多大な涙を誘うが、身内ですら主人公が死地を彷徨っているのを知らずにいたのに、この恋人はどうしてそれを知り得たのか。作者はなに一つ説明しない。」「読者に謎のまま進める方が最後が盛り上がると計算しての省略だ。その作為に気付いた途端、丁寧な人物描写に隙間風の吹くのを感じる。」
宮部みゆき
女51歳
46 「できるならばこの二作(引用者注:「ラブレス」と「ジェノサイド」)に受賞させたいと思いつつ選考会に臨み、」「何より、『ラブレス』が与えてくれた読後の圧倒的な幸福感に、私は票を投じずにいられませんでした。」
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他の候補作
西村健
『地の底のヤマ』
高野和明
『ジェノサイド』
三羽省吾
『Junk』
吉川永青
『戯史三國志―我が槍は覇道の翼』
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候補者・作品
高野和明男47歳×各選考委員 
『ジェノサイド』
年齢の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男60歳
10 「文章がリズミカルで読みやすく、ストーリーも大胆で面白い。しかしこれほど映像性を追求した作品が、はたして文学賞にふさわしいかどうか。」「小説と映像はまったく異なった表現手段であり、手法上の融合も親和もありえないという持論から、私は推さなかった。」
伊集院静
男62歳
0  
大沢在昌
男55歳
14 「日本人がよくぞここまでスケールの大きなエンターテインメントを書き切ったと唸らされる大作である。」「(引用者注:「地の底のヤマ」と共に)受賞作として推した。」「映画的と評する声もあるが、「映画のように」小説を読ませる力は、誰しもがもちうるものではない。なぜなら、『ジェノサイド』は、シナリオではなく、大作映画を観たと思わせるほどのイメージ喚起力をもっていたからだ。」
高橋克彦
男64歳
16 「作者によってあらかじめ危機が用意されていて、物語はその危機を目指すよう構築されている。新薬の開発は敵が遣わした傭兵を土壇場で味方につけるための策と説明されるが、そんな面倒を重ねる前にさっさとアフリカから脱出してしまえば済むことだ。」「驚異的な細部のリアリティがそういう数多くの矛盾を気にさせなくなっているのである。」
宮部みゆき
女51歳
30 「できるならばこの二作(引用者注:「ラブレス」と「ジェノサイド」)に受賞させたいと思いつつ選考会に臨み、」「「この物語には小説という表現媒体を使わなくてもいいのではないか。むしろ映画の方がふさわしいのではないか」という議論がありました。」「私にとってはむしろ『ジェノサイド』こそ〈映画的な素材を小説でしか書き得ない手法で書ききった作品〉」
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他の候補作
西村健
『地の底のヤマ』
桜木紫乃
『ラブレス』
三羽省吾
『Junk』
吉川永青
『戯史三國志―我が槍は覇道の翼』
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候補者・作品
三羽省吾男(44歳)×各選考委員 
『Junk』
年齢の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男60歳
7 「ストーリーテラーの才能を窺わせた。しかし、収録された二作品のうちの「指」は未完に思える。「飯」は完成しているものの、いささか近視眼的でダイナミズムに欠ける。」
伊集院静
男62歳
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大沢在昌
男55歳
13 「なんともったいない小説だったろう。」「腰砕け、「え、そこで終わるの」といいたくなる物語の決着が待っている。なぜ作者は、ふたつの収録作を伝聞で終わらせてしまったのだ。なぜ主人公を、その場(原文傍点)に立ちあわせなかったのだ。」
高橋克彦
男64歳
0  
宮部みゆき
女51歳
7 「せっかくの素材が充分に活かされていないという恨みを覚えました。「指」はもっと煮詰めるか、筋書きをいくつかに分割して複数の短編にできるし、「飯」は書き込んで長編にできる。もったいないの一語に尽きます。」
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他の候補作
西村健
『地の底のヤマ』
桜木紫乃
『ラブレス』
高野和明
『ジェノサイド』
吉川永青
『戯史三國志―我が槍は覇道の翼』
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候補者・作品
吉川永青男(44歳)×各選考委員 
『戯史三國志―我が槍は覇道の翼』
年齢の説明
見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎
男60歳
6 「私は面白く読んだひとりなのだが、さて一般の読者を魅了するだけの普遍性があるかと問えば、やはりそこまでには至るまいと思えた。」
伊集院静
男62歳
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大沢在昌
男55歳
10 「三国志の世界に興味をもたない私にとって、評価の難しい作品だった。」「物語の流れはなめらかで、読むのを苦に感じる瞬間はなかったが、読後、何か、あるいは誰かが強烈に胸に残る、という印象をもてなかった。それが作品のせいなのか、読者のせいなのか、私にはいまだに判断ができずにいる。」
高橋克彦
男64歳
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宮部みゆき
女51歳
14 「最初に登場人物一覧表を見たとき、「このページ数でこれだけの有名どころを全員出すの?」と驚きました。読んでみたら、本当に孫呉三代とそれを支えた人々の生き様が一冊のなかに収まっていたので、二度びっくりでした。それだけに、人物像の新たな発見や作り込みはできなかったようですが、最初からそのつもりで書かれた三国志入門書だと思えば、大変良質な仕事です。」
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他の候補作
西村健
『地の底のヤマ』
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『ジェノサイド』
三羽省吾
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