当サイトで扱うまでにはまとまっていない直木賞関連情報を、だいたい週イチでアップする「直木賞のすべて 余聞と余分」を平成19年/2007年5月から始めました。こっちの本サイトの更新を怠らないように、心してやっていきたいものです。
 こないだの令和6年/2024年2月23日、「南国忌」の催しがありました。  前回は令和2年/2020年ですから、ちょうど4年前のことです。それからコロナ感染拡大防止という名目で、3年ほど中止がつづき、今回はひさしぶりの墓前祭と講演会となりました。講演者は、うちのブログでも何度も取り上げている元・文藝春秋の高橋一清さん。著書にかかれたエピソードなどを中心に、直木賞が決まるまでの過程とか、心にのこ...
 直木賞が決まると、どうしても気になることがあります。受賞者や候補者の〈親〉のことです。  ……というのはさすがに言いすぎですけど、直木賞のことなら何でもかんでも興味が沸く。そのことに嘘いつわりはありません。とくに、親のだれかが文章を売って生活している物書きだったりすると、候補者本人の作品はわきにおいて、その親が書いたものを漁ってしまう変な癖までつきました。まあ、悪性の直木賞病です。  最近で...
 直木賞の歴史はムダに長いです。なので、親にまつわるエピソードもさまざまあります。  親のことを書いた小説で候補になる(ないしは受賞する)っていうのが、だいたいメインの親バナシなんですが、あとは、直木賞を受賞したときに親御さんが生きていれば、受賞者の親が子供の直木賞についてコメントを発したりする。そういうものが新聞を中心にたくさん残ります。みんな合わせて直木賞を取り巻く一大文献です。  と、そ...
 小説にはいろんなジャンルがあります。いろんなことが書いてあります。それでも直木賞の受賞作や候補作を読んでいると、何だかこんなハナシが多いな、と感じる系譜めいた流れがあります。たとえば、芸能人・芸術家を描いた小説です。  まあ、第1回(昭和10年/1935年・上半期)の川口松太郎さんからして、受賞作のひとつ「鶴八鶴次郎」は芸に生きる男女のおハナシです。直木賞はもともとそういう賞ともいえますし、い...
 昨年(令和5年/2023年)も何人かの直木賞受賞者が亡くなりました。西木正明さんもそのひとりです。訃報が流れてきたのが年末の12月、ついこのあいだのことです。享年83。  西木さんの直木賞受賞は第99回(昭和63年/1988年・上半期)ですから、ざっといまから30数年まえのことです。また今週も昔むかしのハナシですみません。  昭和63年/1988年とは、いかなる年だったのか。……それはもう人...