当サイトで扱うまでにはまとまっていない直木賞関連情報を、だいたい週イチでアップする「直木賞のすべて 余聞と余分」を平成19年/2007年5月から始めました。こっちの本サイトの更新を怠らないように、心してやっていきたいものです。
 昭和53年/1978年1月に白川書院から刊行された『若尾徳平シナリオ集』という本があります。  若尾さんは大正7年/1918年生まれですから、太平洋戦争が終結したときは27歳。働き盛りのやり盛り、映画の世界からラジオ、テレビのほうまでシナリオライターとして猛烈に働き、その世界で名を残しました。惜しまれながら昭和51年/1976年に他界して、まだ日も浅いうちに、こういうタイトルの本が出るのも...
 インドネシア東部、バンダ諸島の最南端に浮かぶ火山島ブンギ。およそ400人ほどの島民が暮らしていましたが、ひとりまたひとりと死んでいき、ついには全島全滅してしまったそうです。それから約4年ほどたった平成5年/1993年、日本の首都にほど近い埼玉県のベッドタウンで、「新型の日本脳炎」と思われるウイルス感染症が突如発生。市民たちは一気に不安におびえ、市の保健センター職員や医師たちは硬直した対応しか...
 令和2年/2020年3月13日、アメリカの大統領が国家非常事態を宣言するなど、国内・国外問わずに事態は深刻化しています。今日3月22日には、日本の外務省がアメリカ全土への不要不急の渡航自粛を求める、と判断したそうです。封じ込め、水ぎわ作戦など、いろいろなことが言われています。だけど、たいていのものは、かるがると海を越えてしまいます。  まったく、そんなときに昔の直木賞がどうしたこうしたと、...
 長いあいだイギリスの統治下にあった香港が、平成9年/1997年7月、中国に返還されました。  「されました」と書きましたが、これがまだ近い将来に起こる未来の出来事だった平成7年/1995年夏。発売されたとたんに、主にミステリーや冒険小説好きたちのあいだで評判が過熱、一気に10数万部のベストセラーになったのが服部真澄さんのデビュー小説『龍の契り』です。  じつは香港返還に関わる密約が、各国...
 昭和14年/1939年、と言いますからいまから80年ほど前のことです。全編ヨーロッパ(ローマ)を舞台に設定、そこに公演で訪れた女性アイドルグループのてんやわんやの舞台裏を描いて直木賞の候補に挙がった、画期的な小説がありました。それが摂津茂和さんの「ローマ日本晴」です!  ……というのは、紹介の仕方として少し間違っていますけど、10年以上も前にうちのブログでこの小説を紹介したことがあります。...