当サイトで扱うまでにはまとまっていない直木賞関連情報を、だいたい週イチでアップする「
直木賞のすべて 余聞と余分」を平成19年/2007年5月から始めました。こっちの本サイトの更新を怠らないように、心してやっていきたいものです。
直木賞の歴史のなかで、伝説の選評、と言われるものはいくつかあります。
まあ直木賞ごときの、たかが数十年の短い歴史で、伝説もへったくれもないんですけど、ほとんどの人が直木賞の受賞者とか、そのきらびやかとかに興味はあっても選評なんかに興味をもたない、と言われつづけて90年。そのなかで多くの人が、好んで引用してきた選評があります。
はじまりもはじまり、第2回(昭和10年/1935年・下半期)の...
このブログを始めたのは平成19年/2007年5月6日です。それから18年が経ちました。
どうしてブログなんか始めようと思ったのか。すでにそのとき「直木賞のすべて」というサイトをつくって7年ほど経っていましたが、毎日毎日データベースをつくっていても、直木賞については知らないことがたくさんある。もっと直木賞のことを調べていこう、調べるだけだと忘れる一方でなので、少しずつ書き残しておこうと思い立っ...
いつまでやってもラチが明きません。まあ、こんなブログは始めたときから、絶対にラチが明かないことが確定している、と言えばそうなんですけど、「直木賞と別の名前」のテーマもだらだらやって一年間。今週で終わりにしたいと思います。
で、せっかく最後なので、パーっと陽気に行きたいな、と思うんですけど、直木賞の歴史に現われた作家で、明るくて華があって、しかも別の名前での活動も目覚ましかった……となると、ど...
「直木賞と別の名前」とテーマを決めて一年間書いてきました。相変らず、ぜんぜん直木賞と関係ないじゃん、みたいなハナシばかりですし、ネタも枯れ果ててきたので、このテーマもあと少しで終わろうと思います。
で、終わる前に、やっぱりレジェンド級の人を取り上げておかないと、どうにも締まりがつきません。今週は、直木賞に現われた「別の名前」界のレジェンドのおハナシです。
……とか何とか言いつつも、人によ...
何週か前に奥村五十嵐さんのことを取り上げました。
直木賞の初期も初期、当時は最終候補に挙がる前にどういうふうに予選が行われたのか、ポロッと書いちゃう委員がいたおかげで、直木賞がどんな作家やどういう作品を、予選のところで対象にし、上に引きあげたり地に落としたりしていたのか、あとの者にも伝わる仕掛けになっています。残念ながら現在は、直木賞の運営をしている人たちの頭の中に、「直木賞のあれこれを後に...