当サイトで扱うまでにはまとまっていない直木賞関連情報を、だいたい週イチでアップする「直木賞のすべて 余聞と余分」を平成19年/2007年5月から始めました。こっちの本サイトの更新を怠らないように、心してやっていきたいものです。
 直木賞に関わる作家は受賞者だけじゃありません。面白い小説を書いていて、人物そのものも面白い(はずの)作家は、受賞しなかった候補者たちのなかにも、山ほどいます。  なので、落選した人たちや作品にも目を向けたい、と思っているんですけど、じゃあ受賞者なんてクソばかりだから無視してもいいんだ、と主張するのはさすがに違う気がします。  そんなこんなで今日は、これまでうちのブログでなかなか取り上げる...
 「知れば知るほど楽しくなってくる」のキャッチフレーズでおなじみの文学賞といえば直木賞ですが、そのいちばん新しい第162回の選考会が令和2年/2020年1月15日(水)に開かれて、受賞結果が日本じゅうを駆け巡りました。  結果を知らなくたって生きていけます。しかし知ればもっと日常が楽しくなるのが、直木賞です。他の人のことはわかりません。少なくともワタクシがそうです。  まあワタクシの場合はだい...
 直木賞には毎回、何かしらの注目ポイントがあります。  そのほとんどは、無視して通りすぎても何の障害もなく生きていけるような類いのものです。なので、この時期に文芸関係者でもなく出版・書店関係者でもない者が、直木賞、直木賞と騒いでいると、だいたいそれだけで一般的に白い目で見られます。正直、世間のなかではそれほど重要な行事ではありません。それが直木賞というものだと思います。  それはともかく、今回...
 新年最初のエントリーは、誰を取り上げるのがふさわしいのでしょうか。  いちいち考えるのも無駄なので、さっそく本題に入ります。毎年1月といえば、直木賞の月です。個人的にはそれ以外に何もありません。直木三十五の、賞の、月です。  去年「海を越えた直木賞」というテーマで1年続けようと思ったときは、全然頭になかったんですけど、そういえば直木三十五さんも海を越えた作家でした。明治24年/1891年...
 皆川博子さんといえば何といっても海外です。ヨーロッパです。……などと、断言してしまっていいのでしょうか。皆川さんの海外モノはたしかにインパクトがあって強烈に印象に残る、だけどそれだけの作家とは言い切れない、その感じがまったく果ての見えないこの作家の幅広さです。  そう考えると、この人の名前が受賞者リストにあるだけで、どれだけ直木賞が救われていることか、対外的な影響は計り知れません。一般に直...