当サイトで扱うまでにはまとまっていない直木賞関連情報を、だいたい週イチでアップする「直木賞のすべて 余聞と余分」を平成19年/2007年5月から始めました。こっちの本サイトの更新を怠らないように、心してやっていきたいものです。
 一人の同じ作家であっても、名前が一つしかないとはかぎりません。直木賞の歴史は無駄に長いですから、一人の人物がちがう名前で候補になった、という例もいくつか挙げることができます。これから一年のあいだに、そういう人のハナシもポツポツと差し挟んでいこうと思います。  まずは何といってもこの人。前田とみ子さんです。  昭和37年/1962年、中央公論社『婦人公論』がやっていた公募の新人賞、女流新人賞を...
 なぜ人は小説を書くんでしょうか。  ……そんなもの、理由や動機は人によってまちまちです。「これだ」と確実に言えることなど、一つもありません。愚問というか、無意味というか、そんなことを考えるより、じっさいに書かれた小説を鼻くそほじくりながら読みあさるほうが、なんぼかマシでしょう。  それで今週取り上げる稲垣史生さんですが、時代考証の世界に燦然と輝く伝説的な偉人、こまかい地味な仕事を何十年にもわ...
 一般的に「別の名前」というと何でしょうか。物書きの世界では、本名とペンネーム、という組み合わせが真っ先に思い浮かびます。  本名で本職に従事している人が、会社にバレないように、あるいは別の人格になりたくて、あるいは、他人には想像のつかないその人だけの事情があって、ペンネームで小説を書き始める……。よくあるハナシです。  直木賞の歴史のなかでも、そういう人はたくさん登場してきました。いちいち取...
 「直木賞と別の名前」。いちばん最初は誰にしようかと考えたんですが、やっぱりこの人しかいませんよね。  うちのブログでも、何度も取り上げてきた人です。今回の件もあまりに知られすぎていて、何ひとつ新鮮さはありません。でもまあ、奇をてらうことに価値があるわけじゃなし、ベタなハナシでも馬鹿にしたりせず、書いておいてもいいんじゃないかと思います。  「関 伊之助」。この名前を使って小説が発表されたのは...
 月日が経つのは早いものです。いや。全然早くなんかない気もします。  それはどっちでもいいんですが、うちのブログを始めて今年で18年目。直木賞につながっているようで、まったく関係ないエントリーを差し挟みながら、1年に1つずつテーマを決めて書いてきました。  2024年~2025年、今年はどんなことを調べていこうか。と考えてみたんですけど、何をテーマにしたところで、けっきょくスゴい結論が出るわけ...