当サイトで扱うまでにはまとまっていない直木賞関連情報を、だいたい週イチでアップする「直木賞のすべて 余聞と余分」を平成19年/2007年5月から始めました。こっちの本サイトの更新を怠らないように、心してやっていきたいものです。
 ここ最近、受賞者のハナシが続きました。直木賞を受賞者のことだけで見ていると、どうも偏りが過ぎて、気分が悪くなってきます。  なので、ここら辺で気分転換、直木賞をとれなかった候補者の話題を挟みます。これでスカッと爽快、気持ちよく秋のシーズンを迎えましょう。  さて、直木賞の候補者はうじゃうじゃいますが、親とのことでワタクシがずっと気になっているのが瓜生卓造さんです。第33回(昭和30年/195...
 自分の劣化ぶりはマジでやばいな、と最近はいつも思います。第153回(平成27年/2015年・上半期)のことですら、もはや記憶はカスれぎみです。まだ8年しか経っていないのにです。  8年まえの直木賞といえば、例によって例のごとく、しつこく直木賞と同じ日に選考会をやっている某賞で、某作家が受賞したためにマスコミもネットも大騒ぎ。うるせえ、おれは直木賞のことが知りたいんだ、といくら絶叫しても、某賞・...
 最近は昔のことをどんどん忘れます。細部についてはもちろんですが、ざっくりした記憶も消えていくいっぽうです。もはや正真正銘のジジイです。  そうは言っても、ワタクシの脳みそに詰まっていたのは、昔の直木賞がどうだったとか、くだらないハナシばかり。別に忘れちゃってもいいものばかりです。今日も、どうでもいい直木賞のエピソードを書いて、どんどん忘れていきたいと思います。  ワタクシは平成12年/200...
 先週、山形県に行ってきました。一泊二日の観光旅行です。  山形といえば何でしょう。これまで直木賞選考委員は53人いますが、そのうち2人を生んだという、直木賞とも縁が深い土地です。そりゃあ行くしかありません。  といっても時間は限られています。そんなに多くは回れないので、道中半日だけ鶴岡観光に当てました。東京も暑いけど山形も酷暑のさなか。へろへろになりながら鶴岡公園までたどりついて、藤沢周平記...
 永井路子さんが直木賞を受賞したのは第52回(昭和39年/1964年・下半期)です。ということは、いまから60年近くも前のハナシです。  そのとき永井さんは39歳。以来けっこうな年齢まで現役で物を書きつづけたおかげで、鎌倉市の名誉市民になります。すると、先生、うちの文学館で企画展をやらせてくださいとお願いされることになった結果、平成11年/1999年5月~6月、鎌倉文学館で永井路子展が開かれまし...