当サイトで扱うまでにはまとまっていない直木賞関連情報を、だいたい週イチでアップする「直木賞のすべて 余聞と余分」を平成19年/2007年5月から始めました。こっちの本サイトの更新を怠らないように、心してやっていきたいものです。
 毎回恒例のラジオ日本「文学賞メッタ斬り!スペシャル(結果編)」は、令和2年/2020年7月20日(月)25時~26時に放送予定です。今回もまた、あまりに楽しみなので、以下その放送内容を予想してみます。――           ~(タイトルコール・BGM)~ 植●第163回直木賞の選考会が7月15日午後2時より、築地・新喜楽で開催。授賞作が決定しました。ということでラジオ日本の名物企画「文学賞...
 文化学院、明治大学と来ました。今週はこの流れで日本大学を取り上げます。  それぞれの学校に創作指導的な学科ができたのが、文化学院文学部は昭和5年/1930年4月、明治大学文学部は昭和7年/1932年4月です。それに先駆けて三校で最も早かったのは日本大学芸術科でした。前身となる「美学科」が創設されたのは、大正10年/1921年だと言われます。  その創設趣意書のなかには「大学に美学科を新設し、...
 前回は、文化学院と直木賞の結びつきに目を奪われて、昭和も後半の、大沢在昌さんのことにまで触れてしまいました。先走りすぎたので、もう一度、時間を巻き戻します。昭和ヒトケタ台、直木賞ができる直前の状況についてです。  大正10年/1921年創立の文化学院が、創作の実技をとりいれた文学部をつくったのが昭和5年/1930年です。創立と同時でもよかったのに、なぜか誕生するまで10年近くもたっています。こ...
 先週、令和2年/2020年6月16日に、新しい直木賞の候補作が発表されました。  そのなかに京都の淡交社から出た、能楽に縁深い作品が入っています。能と直木賞。これまでも濃密に交わってきた組み合わせだと思いますけど、パッと思いつくのが第48回(昭和37年/1962年・下半期)の受賞者、杉本苑子さんのことです。  淡交社といったら今東光さんだ。……というよく知られたトリビアを、ここでストレートに...
 世に菊池寛ファンというのは意外と多くて、先週取り上げた文春初期の名企画「文藝講座」なども、いろんな人が褒めています。たとえば松本清張さんは、あの時代に「講義録」じゃなく「講座」と名づけたネーミングセンス、キクチカンすげえぜ(昭和57年/1982年10月・文藝春秋刊『形影 菊池寛と佐佐木茂索』)とか何とか賞賛しているんですが、そもそも出版物に「講座」とつけた先例はいくつもあるのに、どうしてそこまで...