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[H28]2016/10/4
中路啓太
Nakaji Keita
生没年月日
昭和43年/1968年~
経歴
東京生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得の上、退学。
「火ノ児の剣」で第1回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞、作家デビュー。
受賞歴・候補歴
第1回
小説現代長編新人賞
[奨励賞](平成18年/2006年)「火ノ児の剣」
|候補|
第31回
吉川英治文学新人賞
(平成21年/2009年度)『己惚れの砦』
本屋が選ぶ時代小説大賞
2015(平成27年/2015年)『もののふ莫迦』
|候補|
第7回
山田風太郎賞
(平成28年/2016年)『ロンドン狂瀾』
サブサイトリンク
文学賞の世界
▼
全
6
件
『
己惚
(
うぬぼ
)
れの
砦
(
とりで
)
』
(平成21年/2009年8月・講談社刊)
書誌
平成24年/2012年9月・講談社/講談社文庫『己惚れの記』
吉川英治文学新人賞
第
31
回候補
選評の概要
この回の全概要
見方・注意点
候補者
中路啓太
(42歳)
選考委員
評価
行数
評言
浅田次郎
58歳
◎
27
「(引用者注:「龍神の雨」と共に)受賞作にふさわしいと信じた」「何よりもまずその豊富で正確な知識と、説明口調にならぬそれらの消化方法に感心した。」「氏の作品を見る限り卓越した学識とはうらはらに、独創的なストーリーを感じないのはたしかである。」「それでも私があえて推したのは、ルネサンスの壁を打ち破って反動する嘘つきの学者がいたら、何とすばらしいことかという夢を抱いたからである。」
伊集院静
60歳
△
11
「最後まで受賞の可能性を残したほど委員の支持を得ていた。」「この数年でこれだけ旺盛に執筆し、独自の世界を作り上げている姿勢は頼もしい限りだ。氏の作品に通底する慈愛の精神に私は共感する。」
大沢在昌
53歳
■
7
「どこか丹下左膳を思わせるような伝奇性と失われゆく武士道というテーマがかみあっていたとはいえず、残念だった。主人公物集女蔵人により魅力を与えられたら、物語をぐいぐいとひっぱっていけたにちがいない。」
高橋克彦
62歳
―
0
宮部みゆき
49歳
―
0
選評出典:『群像』平成22年/2010年5月号
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