Last Update●[H29]2017/11/11
主催 |
第1回 ~第9回(昭和30年/1955年度) |
:岩谷書店 |
第10回(昭和31年/1956年度) ~第17回(昭和39年/1964年度) |
:宝石社 |
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対象 |
公募原稿:探偵小説(推理小説) |
規定枚数 |
第1回 |
:30枚~50枚 |
第2回 |
:A級:50枚まで、B級:100枚まで |
第3回 |
:100枚まで |
第4回(百万円懸賞コンクール) |
:A:300枚以上、B:100枚前後、C:50枚前後 |
第5回(昭和26年/1951年度) ~第17回(昭和39年/1964年度) |
:50枚以内 |
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賞名・回数 |
『宝石』誌では創刊した昭和21年/1946年より、ほぼ毎年、短篇を対象とした懸賞募集を実施。ただし一定した企画名はない。
昭和35年/1960年度(前年募集、昭和35年/1960年決定)の年に「宝石賞」と名称を定めたものの、これも昭和37年/1962年度に「宝石中篇賞」ができて以降、「宝石短篇賞」と表示名が変わった。
回数表示については、昭和24年/1949年度に「第三回懸賞小説」、昭和39年/1964年度に「第五回宝石短篇賞」など、例外的に使用された回はあるが、ほとんどの年度で表示されていない。このページでは便宜上、昭和21年/1946年からの通しとしている。
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昭和21年/1946年度
=[ 締切 ] 昭和21年/1946年8月31日
=[ 媒体 ] 『宝石』昭和21年/1946年12月号発表・所感(選評)掲載
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昭和22年/1947年度
=[ 締切 ] 昭和22年/1947年8月31日
=[ 媒体 ] 『宝石』昭和23年/1948年1月号発表・選評掲載
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入選作なし |
候補 |
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「黄金肥料」 |
【】 |
「雪の離れ」 |
李莫愁 |
「遠隔殺人事件」 |
高橋幸人 |
「紫の月幻想曲」 |
馬木蹄介 |
「エヂプス縁起」 |
阿知波展 |
「猫」 |
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「暗黒星座」 |
幽鬼三郎 |
「雪は降る」 |
柳栄志 |
「五羽の金の鳩」 |
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「人間消失事件」 |
白井道雄 |
「謎の可能性」 |
太田元 |
「おかん南瓜」 |
二子石甲太郎 |
「本堂殺人事件」 |
予選通過作13篇 |
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昭和23年/1948年度
=[ 締切 ] 昭和23年/1948年8月31日
=[ 媒体 ] 『宝石』昭和24年/1949年2月号発表・選評掲載、【六万円懸賞新人コンクール】『宝石』昭和24年/1949年8月号発表
この回の選外佳作6篇は、まもなく『別冊宝石』に一括掲載され、それらを対象に読者投票による「六万円懸賞新人コンクール」が別途行われた
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入選作なし |
選外 佳作 |
女々良 修 【】 |
「ネペンテス恐怖事件」 |
選外 佳作 |
宇留木 圭 |
「感傷誤解事件」 |
選外 佳作 |
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「妖鬼の咒言」 |
昭和33年/1958年8月・同光社出版刊『予告殺人』所収 平成5年/1993年6月・国書刊行会/探偵クラブ『薫大将と匂の宮』所収 |
選外 佳作 |
【】 |
「雨の挿話」 |
選外 佳作 |
=決定時 【秋水魚太郎】 |
「紅鱒館の惨劇」 |
平成25年/2013年3月・論創社/論創ミステリ叢書『岡村雄輔探偵小説選I』所収 |
選外 佳作 |
【】 |
「カロリン海盆」 |
昭和52年/1977年8月・徳間書店/トクマノベルズ『血ぬられた海域 海洋推理ベスト集成』所収 ... |
選外佳作6篇 『別冊宝石』(4号)[2巻1号・昭和24年/1949年5月]掲載 |
候補 |
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「基督伝」 |
【】 |
「赤と緑」 |
選評で言及のある作品 |
予選通過作16篇 |
第一次予選通過作140篇 |
六万円懸賞新人コンクール |
一等 |
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「妖鬼の咒言」 |
(1697票) |
二等 |
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「紅鱒館の惨劇」 |
(1293票) |
三等 |
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「雨の挿話」 |
(978票) |
選外 |
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「カロリン海盆」 |
(975票) |
女々良 修 |
「ネペンテス恐怖事件」 |
(878票) |
宇留木 圭 |
「感傷誤解事件」 |
(837票) |
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賞金1枚100円までの稿料
【六万円懸賞新人コンクール】
一等:賞金2万円
二等:賞金1万5千円
三等:賞金1万円
選外:賞金各5千円
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選考委員 |
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昭和24年/1949年度
=[ 締切 ] 昭和24年/1949年【C級】8月31日、【B級】10月31日、【A級】12月31日
=[ 媒体 ] 『宝石』昭和25年/1950年【C級】5月号発表、【B級】9月号発表、【A級】12月号発表(昭和26年/1951年1月号に訂正記事あり)
「『宝石』三周年記念事業」として、枚数に応じたA・B・C三部門で募集
A級(長篇)
B級(中篇)
C級(短篇)
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(↓賞金計100万円)
【A級】
一等:賞金30万円
二等:賞金15万円
三等:賞金10万円
【B級】
一等:賞金15万円
二等:賞金各5万円
三等:賞金各3万円
【C級】
一等:賞金5万円
二等:賞金各3万円
三等:賞金各1万5千円
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選考委員 |
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【C級】選考委員会●昭和25年/1950年1月30日 [会場]京橋「東洋軒」 |
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昭和26年/1951年度
=[ 締切 ] 昭和26年/1951年8月31日
=[ 媒体 ] 『宝石』昭和27年/1952年3月号発表・選考座談会掲載
入選該当作がなかったため、賞金は優秀作各3万円、佳作各1万円、選外佳作各3千円と配分 この年より候補作25篇をまとめたものが『別冊宝石』または『宝石』増刊として刊行されるようになる
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(↓募集時=賞金計20万円)
一等:賞金5万円
二等:賞金各3万円
三等:賞金各2万円
佳作:賞金各1万円
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選考委員 |
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昭和27年/1952年度
=[ 締切 ] 昭和27年/1952年
=[ 媒体 ] 『宝石』昭和28年/1953年4月号発表・選考座談会掲載
一等・二等分の賞金計11万円を、第一席の三名に等分、三等分の賞金計6万円を、第二席の三名に等分、佳作分の賞金計3万円を、佳作の四名に等分
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(↓募集時=賞金計20万円)
一等:賞金5万円
二等:賞金各3万円
三等:賞金各2万円
佳作:賞金各1万円
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選考委員 |
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昭和28年/1953年度
=[ 締切 ] 昭和28年/1953年9月15日
=[ 媒体 ] 『宝石』昭和29年/1954年4月号発表・選考座談会掲載
第一席は該当作がなく、第一席・第二席分の賞金計5万円を、第二席の二名に等分
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第一位:賞金3万円
第二位:賞金2万円
佳作:賞金各1万円
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選考委員 |
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昭和29年/1954年度
=[ 締切 ] 昭和29年/1954年9月15日
=[ 媒体 ] 『宝石』昭和30年/1955年4月号発表・選考座談会掲載
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第一位:賞金3万円
第二位:賞金2万円
佳作:賞金各1万円
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選考委員 |
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選考会●昭和30年/1955年2月3日 |
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昭和30年/1955年度
=[ 締切 ] 昭和30年/1955年9月30日
=[ 媒体 ] 『宝石』昭和31年/1956年4月号発表・選考座談会掲載
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第一位:賞金3万円
第二位:賞金2万円
上位佳作:賞金各1万円
佳作:賞金各5千円
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選考委員 |
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選考会●昭和31年/1956年2月16日 [会場]熱海緑風閣 |
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昭和31年/1956年度
=[ 締切 ] 昭和31年/1956年9月15日
=[ 媒体 ] 『宝石』昭和32年/1957年3月号発表、4月号選考座談会掲載
第一位 |
椰子 力 |
「悪魔のような女」 |
第二位 |
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「旅の男」 |
第二位 |
守門賢太郎 |
「新進作家殺人事件」 |
佳作 |
仏 三吉 |
「自動車殺人事件」 |
佳作 |
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「われら集いて死者を悼む」 |
佳作 |
智山宏史 |
「呪いの夜」 |
佳作 |
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「わたしも言えない」 |
佳作 |
【】 |
「不幸な姉弟」 |
次点 |
茶須田 屯 |
「石弓と茶色の逆説」 |
次点 |
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「オブジェ殺人事件」 |
次点 |
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「唖の女」 |
次点 |
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「鉄の棒で」 |
候補 |
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「画布と胸像」 |
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「いやな事件」 |
服部 洋 |
「知らなかった男」 |
栄田杏太郎 |
「幻影の窓」 |
上岡 健 |
「遍路」 |
重賀幸雄 |
「夜光虫」 |
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「恐ろしき風説」 |
八木史夫 |
「ダイヤモンド協会」 |
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「クレオパトラの毒蛇」 |
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「画商殺人事件」 |
鋭頭薄利 |
「恋愛勘定」 |
真継二郎 |
「乱反射」 |
松原佳成 |
「二千円に纒わる物語」 |
候補作25篇 『別冊宝石』62号[10巻1号・昭和32年/1957年1月]掲載 |
応募総数200余篇 |
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第一位:賞金3万円
第二位:賞金各1万5千円
佳作:賞金各8千円
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選考委員 |
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選考会●[会場]熱海緑風閣 |
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昭和32年/1957年度
=[ 締切 ] 昭和32年/1957年9月15日
=[ 媒体 ] 『宝石』昭和33年/1958年4月号発表・選考座談会掲載
第一席 |
竹村直伸 |
「風の便り」 |
昭和36年/1961年7月・東都書房刊『日本推理小説大系 第16巻 現代十人集』所収 ... |
第二席 |
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「兄と妹の話」 |
第二席 |
菱形伝次 【】 |
「五人のマリア」 |
昭和54年/1979年1月・角川書店/角川文庫『「宝石」傑作選集2 サスペンス編 地獄に落ちろ!』所収 |
佳作 |
茂利樹夫 |
「未完の遺書」 |
佳作 |
|
「サルドニクスの笑」 |
佳作 |
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「予告された死」 |
候補 |
大門 健 |
「ボンソワァル・ムッシュウ」 |
鈴木銀一郎 |
「二と三の違い」 |
迫 羊太郎 |
「昇華した男」 |
昭和58年/1983年6月・徳間書店/徳間文庫『トラベル・ミステリー5 レールは囁く』所収 |
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「宝石と幻想」 |
藤岡索太郎 |
「急行電車殺人事件」 |
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「戸の隙間」 |
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「二号炉の殺人」 |
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「狙われた女」 |
平成6年/1994年2月・廣済堂出版/Kosaido blue books『コールサイン殺人事件』所収 |
大坪零子 |
「夕闇はすべてを包む」 |
小日向 隆 |
「両刃の短剣」 |
加藤邦雄 |
「闇は死を招く」 |
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「暗い雨期の記憶」 |
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「地から湧いた男」 |
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「黒衣の女」 |
松崎泰二 |
「計画の通り」 |
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「靴屋の小僧」 |
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「黒の罠」 |
湯谷 晃 |
「スタジオ殺人事件」 |
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「よみがえるブリック・トップ」 |
候補作25篇 『別冊宝石』74号[11巻2号・昭和33年/1958年2月]掲載 |
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第一席:賞金3万円
第二席:賞金各2万円
佳作:賞金各1万円
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選考委員 |
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選考会●昭和33年/1958年2月 [会場]虎ノ門晩翠軒 |
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昭和37年/1962年度
=[ 締切 ] 昭和36年/1961年9月30日
=[ 媒体 ] 『宝石』昭和37年/1962年4月号発表・選考座談会掲載
一席 |
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「死にゆくものへの釘」 |
『宝石』昭和37年/1962年4月号掲載 |
一席 |
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「進化論の問題」 |
『宝石』昭和37年/1962年4月号掲載 平成26年/2014年1月・論創社/論創ミステリ叢書『新羽精之探偵小説選I』所収 |
佳作 |
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「或る情事の果て」 |
佳作 |
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「親友記」 |
昭和57年/1982年9月・大和書房刊『あたしと真夏とスパイ』所収 平成12年/2000年11月・東京創元社/創元推理文庫『天藤真推理小説全集12 親友記』所収 ... |
佳作 |
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「死後経過約二時間」 |
候補 |
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「火の鳥」 |
平成26年/2014年1月・論創社/論創ミステリ叢書『新羽精之探偵小説選I』所収 |
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「日かげの花」 |
久保田能里夫 |
「白い蝶」 |
篠田幸作 |
「冬の夜の事件」 |
久坂四郎 |
「囚」 |
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「大金庫」 |
立見 明 |
「再生協会」 |
倉田典平 |
「釜の底」 |
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「自殺禁止令」 |
嬉野寛夫 |
「定期預金のすすめ」 |
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「第八艦隊の贈物」 |
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「むしろ好んで鴉を招き」 |
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「炎のうた」 |
石崎紀男 |
「涸期」 |
雫石三郎 |
「遺書」 |
芦沢美佐夫 |
「灰色の扉」 |
【】 |
「白い悪徳」 |
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「花痕」 |
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「だれにしようかな」 |
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「翳」 |
候補作25篇 『宝石』昭和37年/1962年1月臨時増刊[17巻2号]掲載 |
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一席:賞金各3万5千円
佳作:賞金各1万円
(↓募集時)
一席:賞金3万円
次席:賞金2万円
佳作:賞金1万円
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選考委員 |
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昭和39年/1964年度
=[ 締切 ] 昭和38年/1963年9月30日
=[ 媒体 ] 『宝石』昭和39年/1964年4月号発表・選考座談会掲載
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一席:賞金3万円
次席:賞金2万円
佳作:賞金各1万円
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選考委員 |
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