主催	日本冒険小説協会（平成24年/2012年3月解散）
対象	当年に刊行された小説。

第1回

昭和57年/1982年度 ＝[ 決定 ] 昭和58年/1983年 受賞 北方謙三 『眠りなき夜』 昭和57年/1982年10月・集英社刊 候補 北方謙三 『逃がれの街』 昭和57年/1982年4月・集英社刊 胡桃沢耕史 『天山を越えて』 昭和57年/1982年9月・徳間書店刊 感謝感激 大長編賞 森　詠 『燃える波濤』(1)～(3) 昭和57年/1982年7月～12月・徳間書店刊

第2回

昭和58年/1983年度 ＝[ 決定 ] 昭和59年/1984年 受賞 北方謙三 『檻』 昭和58年/1983年3月・集英社刊 優秀賞 志水辰夫 『裂けて海峡』 昭和58年/1983年1月・講談社／講談社ノベルス 最優秀 評論大賞 北上次郎 『冒険小説の時代』 昭和58年/1983年9月・集英社刊

第3回

昭和59年/1984年度 ＝[ 決定 ] 昭和60年/1985年 受賞 船戸与一 『山猫の夏』 昭和59年/1984年8月・講談社刊 候補 志水辰夫 『散る花もあり』 昭和59年/1984年5月・講談社／講談社ノベルス 志水辰夫 『尋ねて雪か』 昭和59年/1984年11月・徳間書店／トクマノベルズ 北方謙三 『渇きの街』 昭和59年/1984年3月・集英社刊 樋口修吉 『アバターの島』 昭和59年/1984年10月・講談社刊 矢作俊彦、 司城志朗 『ブロードウェイの戦車』(上)(下) 昭和59年/1984年8月・角川書店／カドカワノベルズ 半村　良 『どさんこ大将』(上)(下) 昭和59年/1984年10月・集英社刊 特別賞 矢野　徹

第4回

昭和60年/1985年度 ＝[ 決定 ] 昭和61年/1986年 受賞 志水辰夫 『背いて故郷』 昭和60年/1985年10月・講談社刊 候補 船戸与一 『神話の果て』 昭和60年/1985年1月・双葉社刊 北方謙三 『挑戦・冬の狼』 昭和60年/1985年7月・集英社刊 最優秀 短編賞 大沢在昌 『深夜曲馬団』 昭和60年/1985年7月・光風社出版刊 最優秀 エッセイ賞 東　理夫、 馬場啓一 『スペンサーの料理』 昭和60年/1985年8月・早川書房刊

第5回

昭和61年/1986年度 ＝[ 決定 ] 昭和62年/1987年 受賞 逢坂　剛 『カディスの赤い星』 昭和61年/1986年7月・講談社刊 候補 志水辰夫 『狼でもなく』 昭和61年/1986年11月・徳間書店刊 最優秀 新人賞 景山民夫 『虎口からの脱出』 昭和61年/1986年12月・新潮社刊 ノンフィクション・ 評論部門大賞 沢木耕太郎 『深夜特急』(1)(2) 昭和61年/1986年5月・新潮社刊

第6回

昭和62年/1987年度 ＝[ 決定 ] 昭和63年/1988年 受賞 船戸与一 『猛き箱舟』(上)(下) 昭和62年/1987年4月・集英社刊 最優秀 短編賞 日本冒険作家クラブ（編） 『敵！』 昭和62年/1987年11月・徳間書店／徳間文庫

第7回

昭和63年/1988年度 ＝[ 決定 ] 平成1年/1989年 受賞 船戸与一 『伝説なき地』(上)(下) 昭和63年/1988年6月・講談社刊 2 佐々木　譲 『ベルリン飛行指令』 昭和63年/1988年10月・新潮社／新潮ミステリー倶楽部 3 景山民夫 『遠い海から来たＣＯＯ』 昭和63年/1988年3月・角川書店刊

第8回

平成1年/1989年度 ＝[ 決定 ] 平成2年/1990年 受賞 佐々木　譲 『エトロフ発緊急電』 平成1年/1989年10月・新潮社／新潮ミステリー倶楽部 2 隆　慶一郎 『一夢庵風流記』 平成1年/1989年3月・読売新聞社刊 3 原　尞 『私が殺した少女』 平成1年/1989年10月・早川書房刊 志水辰夫 『深夜ふたたび』 平成1年/1989年5月・徳間書店刊 特別賞 隆　慶一郎 『影武者徳川家康』(上)(下) 平成1年/1989年5月・新潮社刊

第9回

平成2年/1990年度 ＝[ 決定 ] 平成3年/1991年 受賞 志水辰夫 『行きずりの街』 平成2年/1990年12月・新潮社／新潮ミステリー倶楽部 2 谷　甲州 『遙かなり神々の座』 平成2年/1990年8月・早川書房刊 3 大沢在昌 『新宿鮫』 平成2年/1990年9月・光文社／カッパ・ノベルス 最優秀 短編賞 原　尞 『天使たちの探偵』 平成2年/1990年4月・早川書房刊

第10回

平成3年/1991年度 ＝[ 決定 ] 平成4年/1992年 受賞 船戸与一 『砂のクロニクル』 平成3年/1991年11月・毎日新聞社刊 2 稲見一良 『ダック・コール』 平成3年/1991年2月・早川書房刊 3 大沢在昌 『毒猿　新宿鮫II』 平成3年/1991年8月・光文社／カッパ・ノベルス 最優秀 短編賞 稲見一良 『ダック・コール』 平成3年/1991年2月・早川書房刊 特別大賞 中島らも 『今夜、すべてのバーで』 平成3年/1991年3月・講談社刊 最優秀 評論大賞 井家上隆幸 『量書狂読』 平成4年/1992年3月・三一書房刊

第11回

平成4年/1992年度 ＝[ 決定 ] 平成5年/1993年 受賞 高村　薫 『リヴィエラを撃て』 平成4年/1992年10月・新潮社／新潮ミステリー倶楽部 2 花村萬月 『ブルース』 平成4年/1992年8月・角川書店／カドカワノベルズ 3 船戸与一 『黄色い蜃気楼』 平成4年/1992年9月・双葉社刊 最優秀 助演男優賞 徳山“名無し” 『ブルース』 （花村萬月） 平成4年/1992年8月・角川書店／カドカワノベルズ

第12回

平成5年/1993年度 ＝[ 決定 ] 平成6年/1994年 受賞 高村　薫 『マークスの山』 平成5年/1993年3月・早川書房／ハヤカワ・ミステリワールド 最優秀 短編賞 稲見一良 『セント・メリーのリボン』 平成5年/1993年6月・新潮社刊 最優秀 評論賞 北上次郎 『冒険小説論 ――近代ヒーロー像一〇〇年の変遷』 平成5年/1993年12月・早川書房刊

第13回

平成6年/1994年度 ＝[ 決定 ] 平成7年/1995年 受賞 佐々木　譲 『ストックホルムの密使』 平成6年/1994年10月・新潮社／新潮ミステリー倶楽部 短編部門 大賞 志水辰夫 『いまひとたびの』 平成6年/1994年8月・新潮社刊 黄金の鷲 部門大賞 藤田宜永 『鋼鉄の騎士』 平成6年/1994年11月・新潮社／新潮ミステリー倶楽部 内藤陳 特別賞 稲見一良 その全ての愛しき名作

第14回

平成7年/1995年度 ＝[ 決定 ] 平成8年/1996年 受賞 船戸与一 『蝦夷地別件』(上)(下) 平成7年/1995年5月・新潮社刊 短編部門 大賞 藤田宜永 『巴里からの遺言』 平成7年/1995年10月・文藝春秋刊

第15回

平成8年/1996年度 ＝[ 決定 ] 平成9年/1997年 受賞 馳　星周 『不夜城』 平成8年/1996年8月・角川書店刊 特別部門 大賞 西村　健 『ビンゴ』 平成8年/1996年8月・講談社／講談社ノベルス

第16回

平成9年/1997年度 ＝[ 決定 ] 平成10年/1998年 受賞 夢枕　獏 『神々の山嶺』(上)(下) 平成9年/1997年8月・集英社刊 特別賞 浅田次郎 『鉄道員』 平成9年/1997年4月・集英社刊 最優秀 会員賞 木幡昌弘

第17回

平成10年/1998年度 ＝[ 決定 ] 平成11年/1999年 受賞 宮部みゆき 『理由』 平成10年/1998年6月・朝日新聞社刊

第18回

平成11年/1999年度 ＝[ 決定 ] 平成12年/2000年 受賞 福井晴敏 『亡国のイージス』 平成11年/1999年8月・講談社刊 特別功労賞 風間一輝 その作品全てに 最優秀 会員賞 伊東弘一

第19回

平成12年/2000年度 ＝[ 決定 ] 平成13年/2001年 受賞 大沢在昌 『心では重すぎる』 平成12年/2000年11月・文藝春秋刊 2 船戸与一 『虹の谷の五月』 平成12年/2000年5月・集英社刊 3 樋口明雄 『狼は瞑らない』 平成12年/2000年11月・角川春樹事務所刊

第20回

平成13年/2001年度 ＝[ 決定 ] 平成14年/2002年 受賞 大沢在昌 『闇先案内人』 平成13年/2001年9月・文藝春秋刊 特別賞 半村　良 （故人）

第21回

平成14年/2002年度 ＝[ 決定 ] 平成15年/2003年 受賞 福井晴敏 『終戦のローレライ』(上)(下) 平成14年/2002年12月・講談社刊 2 大沢在昌 『砂の狩人』(上)(下) 平成14年/2002年9月・幻冬舎刊 3 馳　星周 『マンゴー・レイン』 平成14年/2002年9月・角川書店刊 4 横山秀夫 『半落ち』 平成14年/2002年9月・講談社刊 5 佐々木　譲 『黒頭巾旋風録』 平成14年/2002年8月・新潮社刊 6 東　直己 『探偵は吹雪の果てに』 平成13年/2001年12月・早川書房／ハヤカワ・ミステリワールド 7 伊坂幸太郎 『ラッシュライフ』 平成14年/2002年7月・新潮社／新潮ミステリー倶楽部 8 荒山　徹 『魔岩伝説』 平成14年/2002年9月・祥伝社刊 9 今野　敏 『最前線 ――東京湾臨海署安積班』 平成14年/2002年6月・角川春樹事務所刊 10 小野正嗣 『にぎやかな湾に背負われた船』 平成14年/2002年7月・朝日新聞社刊

第22回

平成15年/2003年度 ＝[ 決定 ] 平成16年/2004年 受賞 船戸与一 『夢は荒れ地を』 平成15年/2003年6月・文藝春秋刊 2 笹本稜平 『太平洋の薔薇』(上)(下) 平成15年/2003年8月・中央公論新社刊 3 横山秀夫 『クライマーズ・ハイ』 平成15年/2003年8月・文藝春秋刊 4 大沢在昌 『天使の爪』(上)(下) 平成15年/2003年8月・小学館刊 5 樋口明雄 『光の山脈』 平成15年/2003年12月・角川春樹事務所刊 6 篠田節子 『コンタクト・ゾーン』 平成15年/2003年4月・毎日新聞社刊 7 三上　洸 『アリスの夜』 平成15年/2003年3月・光文社刊 8 横山秀夫 『第三の時効』 平成15年/2003年2月・集英社刊 9 矢作俊彦 『ららら科學の子』 平成15年/2003年9月・文藝春秋刊 10 乙一 『ＺＯＯ』 平成15年/2003年6月・集英社刊

第23回

平成16年/2004年度 ＝[ 決定 ] 平成17年/2005年4月2日 受賞 矢作俊彦 『ロンググッドバイ』 平成16年/2004年9月・角川書店刊 2 大沢在昌 『パンドラアイランド』 平成16年/2004年6月・徳間書店刊 3 福井晴敏 『6ステイン』 平成16年/2004年11月・講談社刊 4 原　尞 『愚か者死すべし』 平成16年/2004年11月・早川書房刊 5 船戸与一 『降臨の群れ』 平成16年/2004年6月・集英社刊 6 志水辰夫 『約束の地』 平成16年/2004年11月・双葉社刊 7 奥田英朗 『空中ブランコ』 平成16年/2004年4月・文藝春秋刊 8 斎藤　純 『銀輪の覇者』 平成16年/2004年6月・早川書房／ハヤカワ・ミステリワールド 9 桐生祐狩 『小説探偵GEDO』 平成16年/2004年7月・早川書房／ハヤカワSFシリーズJコレクション 10 神山裕右 『カタコンベ』 平成16年/2004年8月・講談社刊

第24回

平成17年/2005年度 ＝[ 決定 ] 平成18年/2006年 受賞 西村　健 『劫火』(上)(下) 平成17年/2005年12月、平成18年/2006年1月・講談社／講談社ノベルス 2 北方謙三 『水滸伝』(全19巻) 平成12年/2000年10月～平成17年/2005年10月・集英社刊 3 古川日出男 『ベルカ、吠えないのか？』 平成17年/2005年4月・文藝春秋刊 4 船戸与一 『蝶舞う館』 平成17年/2005年10月・講談社刊 5 馳　星周 『楽園の眠り』 平成17年/2005年9月・徳間書店刊 6 大沢在昌 『亡命者―ザ・ジョーカー』 平成17年/2005年10月・講談社刊 7 奥田英朗 『サウスバウンド』 平成17年/2005年6月・角川書店刊 8 大沢在昌 『ニッポン泥棒』 平成17年/2005年1月・文藝春秋刊 横山秀夫 『震度０』 平成17年/2005年7月・朝日新聞社刊 10 中村文則 『土の中の子供』 平成17年/2005年7月・新潮社刊

第25回

平成18年/2006年度 ＝[ 決定 ] 平成19年/2007年 受賞 大沢在昌 『新宿鮫IX 狼花』 平成18年/2006年9月・光文社刊 2 建倉圭介 『デッドライン』 平成18年/2006年7月・角川書店刊 3 西村　健 『笑い犬』 平成18年/2006年9月・スパイス刊 4 福井晴敏 『Op.ローズダスト』(上)(下) 平成18年/2006年3月・文藝春秋刊 5 宮部みゆき 『名もなき毒』 平成18年/2006年8月・幻冬舎刊 6 船戸与一 『河畔に標なく』 平成18年/2006年3月・集英社刊 7 樋口明雄 『クライム』 平成18年/2006年8月・角川春樹事務所刊 8 香納諒一 『贄の夜会』 平成18年/2006年5月・文藝春秋刊 9 馳　星周 『ブルー・ローズ』(上)(下) 平成18年/2006年9月・中央公論新社刊 佐々木　譲 『警察庁から来た男』 平成18年/2006年12月・角川春樹事務所刊 最優秀 映画コラム賞 十河　進 『映画がなければ生きていけない』 (1999-2002)(2003-2006) 平成18年/2006年12月・水曜社刊

第26回

平成19年/2007年度 ＝[ 決定 ] 平成20年/2008年 受賞 佐々木　譲 『警官の血』(上)(下) 平成19年/2007年9月・新潮社刊 2 志水辰夫 『青に候』 平成19年/2007年2月・新潮社刊 3 佐藤亜紀 『ミノタウロス』 平成19年/2007年5月・講談社刊 4 伊坂幸太郎 『ゴールデンスランバー』 平成19年/2007年11月・新潮社刊 5 今野　敏 『果断　隠蔽捜査２』 平成19年/2007年4月・新潮社刊 宮部みゆき 『楽園』(上)(下) 平成19年/2007年8月・文藝春秋刊 7 大沢在昌 『魔物』(上)(下) 平成19年/2007年11月・角川書店刊 8 近藤史恵 『サクリファイス』 平成19年/2007年8月・新潮社刊 永瀬隼介 『誓いの夏から』 平成19年/2007年2月・光文社刊

第27回

平成20年/2008年度 ＝[ 決定 ] 平成21年/2009年 受賞 樋口明雄 『約束の地』 平成20年/2008年11月・光文社刊 2 貴志祐介 『新世界より』(上)(下) 平成20年/2008年1月・光文社刊 3 大沢在昌 『黒の狩人』(上)(下) 平成20年/2008年9月・幻冬舎刊 4 柳　広司 『ジョーカー・ゲーム』 平成20年/2008年8月・角川書店刊 5 馳　星周 『弥勒世』(上)(下) 平成20年/2008年2月・小学館刊 6 宮部みゆき 『おそろし ――三島屋変調百物語事始』 平成20年/2008年7月・角川書店刊 7 池上永一 『テンペスト』(上)(下) 平成20年/2008年8月・角川書店刊 8 香納諒一 『血の冠』 平成20年/2008年7月・祥伝社刊 9 飯嶋和一 『出星前夜』 平成20年/2008年8月・小学館刊 10 柴田哲孝 『悪魔は天使の胸の中に』 平成20年/2008年4月・徳間書店刊

第28回

平成21年/2009年度 ＝[ 決定 ] 平成22年/2010年 受賞 平山夢明 『ダイナー』 平成21年/2009年10月・ポプラ社刊 2 佐々木　譲 『暴雪圏』 平成21年/2009年2月・新潮社刊 3 西村　健 『ゆげ福―博多探偵事件ファイル』 平成21年/2009年1月・講談社／講談社文庫 4 志水辰夫 『つばくろ越え』 平成21年/2009年8月・新潮社刊 5 柳　広司 『ダブル・ジョーカー』 平成21年/2009年8月・角川書店刊 6 奥田英朗 『オリンピックの身代金』 平成20年/2008年11月・角川書店刊 真保裕一 『デパートへ行こう！』 平成21年/2009年8月・講談社刊 8 大沢在昌 『欧亜純白(ユーラシアホワイト)』(1)(2) 平成21年/2009年12月・集英社刊 9 奥田英朗 『無理』 平成21年/2009年9月・文藝春秋刊 今野　敏 『武士猿(ブサーザールー)』 平成21年/2009年5月・集英社刊 本城雅一 『ノーバディノウズ』 平成21年/2009年8月・文藝春秋刊

第29回

平成22年/2010年度 ＝[ 決定 ] 平成23年/2011年 受賞 西村　健 『残火』 平成22年/2010年9月・講談社刊

第30回

平成23年/2011年度 ＝[ 決定 ] 平成24年/2012年 受賞 大沢在昌 『新宿鮫Ｘ　絆回廊』 平成23年/2011年6月・光文社刊 受賞 西村　健 『地の底のヤマ』 平成23年/2011年12月・講談社刊 3 高野和明 『ジェノサイド』 平成23年/2011年3月・角川書店刊 4 柴田哲孝 『中国毒』 平成23年/2011年11月・光文社刊 5 福田和代 『怪物』 平成23年/2011年6月・集英社刊 6 福澤徹三 『東京難民』 平成23年/2011年5月・光文社刊 7 福田和代 『迎撃せよ』 平成23年/2011年1月・角川書店刊 8 志水辰夫 『夜去り川』 平成23年/2011年7月・文藝春秋刊