平林たい子文学賞受賞作・候補作一覧1-25回

平林たい子文学賞

第1回～第25回

昭和48年/1973年～
平成9年/1997年

1. 2. 3. 4. 5.
6. 7. 8. 9. 10.
11. 12. 13. 14. 15.
16. 17. 18. 19. 20.
21. 22. 23. 24. 25.

Last Update●[H26]2014/11/1

主催

財団法人平林たい子記念文学会

対象

小説・評論

対象期間

第17回	：前々年12月～当年3月
第18回～	：前年4月～当年3月

第1回

昭和48年/1973年度

＝[ 決定 ] 昭和48年/1973年

＝[ 媒体 ] 『新潮』昭和48年/1973年7月号選評掲載

小説部門

受賞	耕　治人	「この世に招かれてきた客」を含む全業績	『群像』昭和47年/1972年6月号
候補	鄭　承博	『裸の捕虜』	昭和48年/1973年2月・文藝春秋刊
	後藤みな子	『刻を曳く』	昭和47年/1972年8月・河出書房新社刊
	島村利正	『奈良登大路町』	昭和47年/1972年5月・新潮社刊
	林　健	「背中から見る」	『新日本文学』昭和47年/1972年4月号、5月号
平野謙の選評のみに言及あり
候補	小林美代子	『繭となった女』	昭和47年/1972年10月・講談社刊

評論部門

受賞	竹西寛子	『式子内親王・永福門院』	昭和47年/1972年7月・筑摩書房／日本詩人選
受賞	山室　静	『山室静著作集』(全6巻)	昭和47年/1972年5月～昭和48年/1973年1月・冬樹社刊
候補	奥野健男	『文学における原風景 ――原っぱ・洞窟の幻想』	昭和47年/1972年4月・集英社刊
候補	平川祐弘	「クレイグ先生と藤野先生 ――漱石と魯迅、その外国体験の明暗」	『新潮』昭和48年/1973年2月号

記念品＋賞金50万円

選考委員

（書面参加）

（書面参加）

第2回

昭和49年/1974年度

＝[ 決定 ] 昭和49年/1974年

＝[ 媒体 ] 『新潮』昭和49年/1974年7月号選評掲載

小説部門

受賞	藤枝静男	『愛国者たち』	昭和48年/1973年11月・講談社刊
受賞	日野啓三	「此岸の家」	『文藝』昭和48年/1973年8月号
候補	後藤明生	『挟み撃ち』	昭和48年/1973年10月・河出書房新社刊
	金　鶴泳	「石の道」	『季刊藝術』27号［昭和48年/1973年10月］
	吉田　満	「臼淵大尉の場合 ――進歩への願い」	『季刊藝術』26号［昭和48年/1973年7月］
	島村利正	「絵島流罪考」	『新潮』昭和48年/1973年11月号
	黒井千次	『夢のいた場所』	昭和48年/1973年4月・文藝春秋刊

評論部門

受賞	伊藤信吉	『ユートピア紀行』	昭和48年/1973年8月・講談社刊
候補	尾崎秀樹	『修羅明治の秋』	昭和48年/1973年8月・新潮社刊
	秦　恒平	『女文化の終焉』	昭和48年/1973年5月・美術出版社／美術選書
	饗庭孝男	「小林秀雄と保田與重郎 ――「近代」のパラドックス」	『文學界』昭和48年/1973年7月号
	真壁　仁	「吉田一穂論」

記念品＋副賞50万円

選考委員

（棄権）

第3回

昭和50年/1975年度

＝[ 決定 ] 昭和50年/1975年

＝[ 媒体 ] 『新潮』昭和50年/1975年7月号選評掲載

小説部門

受賞	小田嶽夫	『郁達夫伝 ――その詩と愛と日本』	昭和50年/1975年3月・中央公論社刊
受賞	小沼　丹	『椋鳥日記』	昭和49年/1974年6月・河出書房新社刊
候補	島村利正	「乳首山の見える場所」	『文學界』昭和49年/1974年10月号
	島村利正	「城址のある町」	『新潮』昭和49年/1974年5月号
	坂上　弘	「枇杷の季節」	昭和49年/1974年7月・講談社刊『枇杷の季節』所収
	坂上　弘	「白い道」	昭和49年/1974年7月・講談社刊『枇杷の季節』所収
	岡松和夫	「小蟹のいる村」	昭和49年/1974年10月・文藝春秋刊『小蟹のいる村』所収
	岡松和夫	「百合鴎」	昭和49年/1974年10月・文藝春秋刊『小蟹のいる村』所収

評論部門

受賞	若杉　慧	「長塚節素描」	『日暦』64号、66号、68号［昭和45年/1970年10月、昭和47年/1972年5月、昭和49年/1974年12月］、『茫』6号［昭和49年/1974年1月］
候補	松原新一	『「愚者」の文学』	昭和49年/1974年6月・冬樹社刊
	巌谷大四	『波の跫音 ――巌谷小波伝』	昭和49年/1974年12月・新潮社／新潮選書
	上田三四二	『眩暈を鎮めるもの』	昭和49年/1974年11月・河出書房新社刊
	馬場あき子	『穢土の夕映え ――発心往生論』	昭和49年/1974年-月・芸術生活社刊

記念品＋副賞50万円

選考委員

第4回

昭和51年/1976年度

＝[ 決定 ] 昭和51年/1976年

＝[ 媒体 ] 『新潮』昭和51年/1976年7月号選評掲載

小説部門

受賞	島村利正	『青い沼』	昭和50年/1975年12月・新潮社刊
候補	澤野久雄	『未知の結婚』	昭和50年/1975年2月・新潮社刊
	後藤明生	『思い川』	昭和50年/1975年2月・講談社刊
	黒井千次	『眼の中の町』	昭和50年/1975年7月・河出書房新社刊
	坂上　弘	「優しい人々」	『文藝』昭和50年/1975年11月号

評論部門

受賞	村松　剛	『死の日本文学史』	昭和50年/1975年5月・新潮社刊
候補	中田耕治	『ルクレツィア・ボルジア』(上)(下)	昭和50年/1975年11月・集英社刊
	大岡　信	『岡倉天心』	昭和50年/1975年10月・朝日新聞社／朝日評伝選
	今井信雄	『『白樺』の周辺 ――信州教育との交流について』	昭和50年/1975年9月・信濃教育会出版部刊
	馬場あき子	『修羅と艶 ――能の深層美』	昭和50年/1975年3月・講談社刊

記念品＋副賞50万円

選考委員

（海外旅行中／書面参加）

（病気入院欠席）

第5回

昭和52年/1977年度

＝[ 決定 ] 昭和52年/1977年

＝[ 媒体 ] 『新潮』昭和52年/1977年7月号選評掲載

小説部門

受賞	直井　潔	『一縷の川』	昭和51年/1976年2月・私家版
受賞	後藤明生	『夢かたり』	昭和51年/1976年3月・中央公論社刊
候補	青山光二	「竹生島心中」	『別冊文藝春秋』138号［昭和51年/1976年12月］昭和52年/1977年4月・文藝春秋刊
候補	結城信一	『萩すすき』	昭和51年/1976年10月・青娥書房刊

評論部門

	受賞作なし
候補	進藤純孝	『伝記川端康成』	昭和51年/1976年8月・六興出版刊
	高橋英夫	『元素としての「私」 ――私小説作家論』	昭和51年/1976年6月・講談社刊
	饗庭孝男	『太宰治論』	昭和51年/1976年12月・講談社刊
	秦　恒平	『谷崎潤一郎 ――〈源氏物語〉体験』	昭和51年/1976年11月・筑摩書房刊
	桶谷秀昭	『天心・鑑三・荷風』	昭和51年/1976年5月・小沢書店刊

記念品＋副賞50万円

選考委員

（病気欠席）

第6回

昭和53年/1978年度

＝[ 決定 ] 昭和53年/1978年

＝[ 媒体 ] 『潮』昭和53年/1978年7月号選評掲載

小説部門

受賞	宮内寒彌	「七里ヶ浜」	『新潮』昭和52年/1977年9月号
受賞	橋本都耶子	『朝鮮あさがお』	昭和52年/1977年11月・北洋社刊
候補	結城信一	『文化祭』	昭和52年/1977年5月・青娥書房刊
	佐々木基一	『まだ見ぬ街』	昭和52年/1977年6月・河出書房新社刊
	黒井千次	『五月巡歴』	昭和52年/1977年2月・河出書房新社刊
	菅原克己	『遠い城 ――ある時代と人の思い出のために』	昭和52年/1977年6月・創樹社刊

評論部門

	受賞作なし
候補	柳田知常	『遠景と近景 ――昭和初年の文学と思想の状況』	昭和52年/1977年10月・作家社刊
	秋山　駿	『知れざる炎 ――評伝中原中也』	昭和52年/1977年10月・河出書房新社刊
	曽根博義	『伝記伊藤整』	昭和52年/1977年4月・六興出版刊
	久保田正文	『作家論』	昭和52年/1977年7月・永田書房刊
	川嶋　至	「事実は復讐する」	『季刊藝術』29号［昭和49年/1974年4月］～42号［昭和52年/1977年7月］

記念品＋副賞50万円

選考委員

第7回

昭和54年/1979年度

＝[ 決定 ] 昭和54年/1979年

＝[ 媒体 ] 『潮』昭和54年/1979年7月号選評掲載

小説部門

受賞	中野孝次	『麦熟るる日に』	昭和53年/1978年9月・河出書房新社刊
候補	城　夏子	『六つの晩年』	昭和53年/1978年10月・講談社刊
	真野さよ	『黄昏記』	昭和53年/1978年6月・「黄昏記」刊行会刊
	森　泰三	『ある再婚』	昭和53年/1978年2月・新潮社刊
	小林多喜子	『女体』	昭和53年/1978年11月・永田書房刊

評論部門

受賞	上田三四二	『うつしみ ――この内なる自然』	昭和53年/1978年11月・平凡社刊
受賞	桶谷秀昭	『ドストエフスキイ』	昭和53年/1978年11月・河出書房新社刊
候補	勝又　浩	『我を求めて―作家論集』	昭和53年/1978年11月・講談社刊
	巌谷大四	『瓦板昭和文壇史』	昭和53年/1978年5月・時事通信社刊
	山崎朋子	『あめゆきさんの歌』	昭和53年/1978年4月・文藝春秋刊

選考委員

第8回

昭和55年/1980年度

＝[ 決定 ] 昭和55年/1980年

＝[ 媒体 ] 『潮』昭和55年/1980年7月号選評掲載

小説部門

受賞	青山光二	『闘いの構図』(上)(下)	昭和54年/1979年7月・新潮社刊
候補	坂上　弘	『故人』	昭和54年/1979年11月・平凡社刊
	金　達寿	『対馬まで』	昭和54年/1979年10月・河出書房新社刊
	金　石範	『往生異聞』	昭和54年/1979年11月・集英社刊

評論部門

	受賞作なし
候補	入江隆則	『新井白石　闘いの肖像』	昭和54年/1979年8月・新潮社刊
	久保田正文	『正岡子規・その文学』	昭和54年/1979年8月・講談社刊
	木村幸雄	『中野重治論 ――詩と評論』	昭和54年/1979年6月・桜楓社刊

選考委員

（海外旅行欠席）

第9回

昭和56年/1981年度

＝[ 決定 ] 昭和56年/1981年

＝[ 媒体 ] 『潮』昭和56年/1981年7月号選評掲載

小説部門

受賞	池田みち子	『無縁佛』	昭和54年/1979年12月・作品社刊
候補	三枝和子	『野守の鏡』	昭和55年/1980年9月・集英社刊
	桂　芳久	『光の祭場 ――蒿里行』	昭和55年/1980年3月・皓星社刊
	利根川　裕	『十一世市川団十郎』	昭和55年/1980年2月・筑摩書房刊

評論部門

	受賞作なし
候補	米田利昭	『歌人松倉米吉』	昭和55年/1980年2月・筑摩書房刊
	柄谷行人	『日本近代文学の起源』	昭和55年/1980年8月・講談社刊
	中野嘉一	『太宰治 ――主治医の記録』	昭和55年/1980年7月・宝文館出版刊
	十川信介	『島崎藤村』	昭和55年/1980年11月・筑摩書房刊

選考委員

（病気入院欠席）

（米国滞在欠席）

第10回

昭和57年/1982年度

＝[ 決定 ] 昭和57年/1982年

＝[ 媒体 ] 『潮』昭和57年/1982年7月号選評掲載

小説部門

受賞	岩橋邦枝	『浅い眠り』	昭和56年/1981年11月・講談社刊
受賞	八匠衆一	『生命盡きる日』	昭和56年/1981年3月・作品社刊
候補	戸田房子	『燃えて生きよ ――平林たい子の生涯』	昭和57年/1982年2月・新潮社刊

評論部門

受賞	渡辺　保	『忠臣蔵 ――もう一つの歴史感覚』	昭和56年/1981年11月・白水社／白水叢書
候補	北川　透	『中野重治』	昭和56年/1981年10月・筑摩書房刊〔近代日本詩人選〕
	粟津則雄	『小林秀雄論』	昭和56年/1981年9月・中央公論社刊
	高橋康雄	『正宗白鳥 ――「お伽噺・日本脱出」に至るまで』	昭和56年/1981年9月・沖積舎／作家論叢書

選考委員

第11回

昭和58年/1983年度

＝[ 決定 ] 昭和58年/1983年

＝[ 媒体 ] 『潮』昭和58年/1983年7月号選評掲載

小説部門

受賞	金子きみ	『東京のロビンソン』	昭和57年/1982年7月・有朋舎刊
受賞	渋川　驍	『出港』	昭和57年/1982年6月・青桐書店刊
候補	小檜山　博	『地吹雪』	昭和57年/1982年8月・河出書房新社刊

評論部門

	受賞作なし
候補	大谷晃一	『評伝武田麟太郎』	昭和57年/1982年10月・河出書房新社刊
	飯島耕一	『永井荷風論』	昭和57年/1982年12月・中央公論社刊
	粕谷一希	『対比列伝 ――戦後人物像を再構築する』	昭和57年/1982年12月・新潮社刊

選考委員

第12回

昭和59年/1984年度

＝[ 決定 ] 昭和59年/1984年

＝[ 媒体 ] 『潮』昭和59年/1984年7月号選評掲載

小説部門

受賞	辻井　喬	『いつもと同じ春』	昭和58年/1983年5月・河出書房新社刊
受賞	梅原稜子	「四国山」	『新潮』昭和58年/1983年11月号
候補	増田みず子	『独身病』	昭和58年/1983年7月・新潮社刊

評論部門

受賞	奥野健男	『“間”の構造 ――文学における関係素』	昭和58年/1983年2月・集英社刊
受賞	新庄嘉章	『天国と地獄の結婚 ――ジッドとマドレーヌ』	昭和58年/1983年6月・集英社刊
候補	中村佐喜子	『ロレンスを愛した女たち』	昭和58年/1983年5月・中央公論社刊

選考委員

第13回

昭和60年/1985年度

＝[ 決定 ] 昭和60年/1985年

＝[ 媒体 ] 『潮』昭和60年/1985年7月号選評掲載

小説部門

受賞	杉森久英	『能登』	昭和59年/1984年9月・集英社刊
受賞	福井　馨	『風樹』	昭和59年/1984年7月・自家版（中央公論事業出版製作）
候補	増田みず子	『自由時間』	昭和59年/1984年10月・新潮社刊
候補	杉浦明平	『泥芝居』	昭和59年/1984年4月・福武書店刊

評論部門

受賞	高橋英夫	『偉大なる暗闇 ――師岩元禎と弟子たち』	昭和59年/1984年4月・新潮社刊
候補	中山和子	『平野謙論 ――文学における宿命と革命』	昭和59年/1984年11月・筑摩書房刊
候補	平川祐弘	『進歩がまだ希望であった頃 ――フランクリンと福沢諭吉』	昭和59年/1984年9月・新潮社刊

選考委員

第14回

昭和61年/1986年度

＝[ 決定 ] 昭和61年/1986年

＝[ 媒体 ] 『潮』昭和61年/1986年7月号選評掲載

小説部門

受賞	三木　卓	『馭者の秋』	昭和60年/1985年7月・集英社刊
受賞	笹本　定	『網』	昭和60年/1985年8月・成瀬書房刊
候補	飯島耕一	『夢の過客』	昭和60年/1985年9月・福武書店刊

評論部門

	受賞作なし
候補	坂内　正	『カフカの『城』』	昭和60年/1985年10月・創樹社刊
	杉本秀太郎	『伊東静雄』	昭和60年/1985年7月・筑摩書房刊〔近代日本詩人選〕
	田中澄江	『田中澄江の日本歌謡　遊びをせんとや』	昭和60年/1985年10月・平凡社刊

選考委員

第15回

昭和62年/1987年度

＝[ 決定 ] 昭和62年/1987年

＝[ 媒体 ] 『潮』昭和62年/1987年7月号選評掲載

小説部門

受賞	戸田房子	『詩人の妻　生田花世』	昭和61年/1986年11月・新潮社刊
候補	阪田寛夫	『戦友』	昭和61年/1986年11月・文藝春秋刊
	庄野英二	『青春の画布』	昭和61年/1986年7月・編集工房ノア刊
	森内俊雄	『骨の火』	昭和61年/1986年4月・文藝春秋刊

評論部門

受賞	森　常治	『文学記号の空間』	昭和61年/1986年8月・こびあん書房刊
候補	久保田正文	『正岡子規と藤野古白』	昭和61年/1986年8月・永田書房刊
候補	田中優子	『江戸の想像力 ――18世紀のメディアと表徴』	昭和61年/1986年9月・筑摩書房刊

選考委員

第16回

昭和63年/1988年度

＝[ 決定 ] 昭和63年/1988年

＝[ 媒体 ] 『潮』昭和63年/1988年7月号選評掲載

小説部門

受賞	石原慎太郎	「生還」	『新潮』昭和62年/1987年8月号
候補	高橋昌男	「贋の夏」	『群像』昭和62年/1987年12月号
候補	保高みさ子	『秩父事件の女たち』	昭和62年/1987年9月・講談社刊

評論部門

受賞	雨宮雅子	『斎藤史論』	昭和62年/1987年8月・雁書館／雁叢書
候補	石原八束	『駱駝の瘤にまたがって ――三好達治伝』	昭和62年/1987年12月・新潮社刊
	川西政明	『遥かなる美の国　泰淳論』	昭和62年/1987年7月・福武書店刊
	杉山正樹	『郡虎彦 ――その夢と生涯』	昭和62年/1987年8月・岩波書店刊

選考委員

第17回

平成1年/1989年度

＝[ 決定 ] 平成1年/1989年

＝[ 媒体 ] 『群像』平成1年/1989年8月号選評掲載

小説部門

受賞	津島佑子	『真昼へ』	昭和63年/1988年4月・新潮社刊
受賞	山田詠美	『風葬の教室』	昭和63年/1988年3月・河出書房新社刊
候補	常盤新平	『罪人なる我等のために』	平成1年/1989年3月・文藝春秋刊
	久間十義	『聖マリア・らぷそでぃ』	平成1年/1989年1月・河出書房新社刊
	増田みず子	『夜のロボット』	昭和63年/1988年3月・講談社刊

評論部門

	受賞作なし
候補	竹田青嗣	『世界という背理 ――小林秀雄と吉本隆明』	昭和63年/1988年1月・河出書房新社刊
候補	渡辺一民	『林達夫とその時代』	昭和63年/1988年7月・岩波書店刊

選考委員

（欠席）

第18回

平成2年/1990年度

＝[ 決定 ] 平成2年/1990年

＝[ 媒体 ] 『群像』平成2年/1990年8月号選評掲載

小説部門

	受賞作なし
受賞辞退	中上健次	『奇蹟』	平成1年/1989年4月・朝日新聞社刊
候補	干刈あがた	『窓の下の天の川』	平成1年/1989年11月・新潮社刊
	増田みず子	『鬼の木』	平成1年/1989年8月・新潮社刊
	木崎さと子	『山賊の墓』	平成1年/1989年5月・講談社刊
	島田雅彦	『夢使い ――レンタルチャイルドの新二都物語』	平成1年/1989年11月・講談社刊

評論部門

受賞	坂内　正	『カフカの「アメリカ（失踪者）」』	平成1年/1989年9月・創樹社刊
候補	蓮實重彦	『小説から遠く離れて』	平成1年/1989年4月・日本文芸社刊
候補	加藤典洋	『日本風景論』	平成2年/1990年1月・講談社刊

選考委員

第19回

平成3年/1991年度

＝[ 決定 ] 平成3年/1991年

＝[ 媒体 ] 『群像』平成3年/1991年8月号選評掲載

小説部門

受賞	吉目木晴彦	『誇り高き人々』	平成3年/1991年3月・講談社刊
候補	小川国夫	『跳躍台』	平成2年/1990年10月・文藝春秋刊
	金井美恵子	『道化師の恋』	平成2年/1990年9月・中央公論社刊
	杉浦明平	『夜逃げ町長』	平成2年/1990年11月・講談社刊

評論部門

	受賞作なし
候補	菅野昭正	『横光利一』	平成3年/1991年1月・福武書店刊
	三枝和子	『男たちのギリシア悲劇』	平成2年/1990年7月・福武書店刊
	川村　湊	『言霊と他界』	平成2年/1990年12月・講談社刊
	山下道代	『王朝歌人―伊勢』	平成2年/1990年10月・筑摩書房刊

選考委員

第20回

平成4年/1992年度

＝[ 決定 ] 平成4年/1992年

＝[ 媒体 ] 『群像』平成4年/1992年8月号選評掲載

小説部門

受賞	村田喜代子	『真夜中の自転車』	平成3年/1991年10月・文藝春秋刊
候補	岡松和夫	『一休伝説』	平成3年/1991年4月・講談社刊
	島田雅彦	『彼岸先生』	平成4年/1992年3月・福武書店刊
	清水邦夫	「華やかな川、囚われの心」	『群像』平成3年/1991年6月号

評論部門

受賞	岩阪恵子	『画家小出楢重の肖像』	平成4年/1992年2月・新潮社刊
候補	川西政明	『私の変幻』	平成3年/1991年7月・福武書店刊
	清水好子	『王朝女流歌人抄』	平成4年/1992年1月・新潮社刊
	野口武彦	『江戸と悪 ――『八犬伝』と馬琴の世界』	平成4年/1992年2月・角川書店刊

選考委員

第21回

平成5年/1993年度

＝[ 決定 ] 平成5年/1993年

＝[ 媒体 ] 『群像』平成5年/1993年8月号選評掲載

小説部門

受賞	大城立裕	『日の果てから』	平成5年/1993年3月・新潮社刊
候補	伊藤比呂美	『家族アート』	平成4年/1992年7月・岩波書店／シリーズ〈物語の誕生〉
	岡松和夫	『断弦』	平成5年/1993年2月・文藝春秋刊
	笙野頼子	『居場所もなかった』	平成5年/1993年1月・講談社刊
	山本道子	『喪服の子』	平成4年/1992年10月・講談社刊

評論部門

	受賞作なし
候補	西　成彦	『ラフカディオ・ハーンの耳』	平成5年/1993年2月・岩波書店刊
候補	渡部直己	『谷崎潤一郎 ――擬態の誘惑』	平成4年/1992年6月・新潮社刊

選考委員

第22回

平成6年/1994年度

＝[ 決定 ] 平成6年/1994年

＝[ 媒体 ] 『群像』平成6年/1994年8月号選評掲載

小説部門

受賞	伊井直行	『進化の時計』	平成5年/1993年9月・講談社刊
候補	奥泉　光	『バナールな現象』	平成6年/1994年3月・集英社刊
	辻原　登	『森林書』	平成6年/1994年1月・文藝春秋刊
	加藤幸子	『苺畑よ永遠に』	平成5年/1993年10月・新潮社刊
	荻野アンナ	『桃物語』	平成6年/1994年3月・講談社刊

評論部門

受賞	樋口　覚	『一九四六年の大岡昇平』	平成5年/1993年11月・新潮社刊
受賞	井口時男	『悪文の初志』	平成5年/1993年11月・講談社刊
候補	加藤弘一	『石川淳　コスモスの知慧』	平成6年/1994年2月・筑摩書房刊

選考委員

第23回

平成7年/1995年度

＝[ 決定 ] 平成7年/1995年

＝[ 媒体 ] 『群像』平成7年/1995年8月号選評掲載

小説部門

受賞	稲葉真弓	『声の娼婦』	平成7年/1995年1月・講談社刊
候補	辻　章	『夢の方位』	平成7年/1995年1月・河出書房新社刊
	辻原　登	『マノンの肉体』	平成6年/1994年8月・講談社刊
	中沢けい	『楽譜帳 ――女ともだちそれから』	平成6年/1994年8月・集英社刊

評論部門

受賞	川村　湊	『南洋・樺太の日本文学』	平成6年/1994年12月・筑摩書房刊
候補	鎌田　慧	『椎の若葉に光あれ ――葛西善蔵の生涯』	平成6年/1994年6月・講談社刊
	黒川　創	『リアリティ・カーブ ――「戦無」と「戦後」のあいだに走る』	平成6年/1994年8月・岩波書店刊
	山城むつみ	『文学のプログラム』	平成7年/1995年4月・太田出版／批評空間叢書

選考委員

第24回

平成8年/1996年度

＝[ 決定 ] 平成8年/1996年

＝[ 媒体 ] 『群像』平成8年/1996年8月号選評掲載

小説部門

受賞	村上　龍	『村上龍映画小説集』	平成7年/1995年6月・講談社刊
候補	奥泉　光	『『吾輩は猫である』殺人事件』	平成8年/1996年1月・新潮社刊
	中沢けい	『豆畑の夜』	平成7年/1995年6月・講談社刊
	島田雅彦	『忘れられた帝国』	平成7年/1995年10月・毎日新聞社刊

評論部門

受賞	福田和也	『甘美な人生』	平成7年/1995年5月・新潮社刊
候補	清水良典	『虚構の天体　谷崎潤一郎』	平成8年/1996年3月・講談社刊
候補	鈴木貞美	『梶井基次郎　表現する魂』	平成8年/1996年3月・新潮社刊

記念品＋副賞100万円

選考委員

第25回

平成9年/1997年度

＝[ 決定 ] 平成9年/1997年

＝[ 媒体 ] 『群像』平成9年/1997年8月号選評掲載

小説部門

受賞	車谷長吉	『漂流物』	平成8年/1996年12月・新潮社刊
受賞	保坂和志	『季節の記憶』	平成8年/1996年8月・講談社刊
候補	辻原　登	『黒髪』	平成8年/1996年6月・講談社刊
	増田みず子	『水鏡』	平成9年/1997年3月・講談社刊
	山本昌代	『水の面』	平成8年/1996年4月・新潮社刊

評論部門

受賞	川西政明	『わが幻の国』	平成8年/1996年11月・講談社刊
受賞	高橋昌男	『独楽の回転 ――甦る近代小説』	平成8年/1996年11月・小沢書店刊
候補	渡部直己	『中上健次論 ――愛しさについて』	平成8年/1996年4月・河出書房新社刊

記念品＋副賞100万円

選考委員