主催	財団法人野間奉公会→財団法人（一般財団法人）野間文化財団

第1回

昭和54年/1979年度 ＝[ 決定 ] 昭和54年/1979年 ＝[ 媒体 ] 『群像』昭和55年/1980年1月号選評掲載 受賞 津島佑子 『光の領分』 昭和54年/1979年9月・講談社刊 候補 中村昌義 『陸橋からの眺め』 昭和54年/1979年7月・河出書房新社刊 増田みず子 『ふたつの春』 昭和54年/1979年9月・新潮社刊 青野　聰 『愚者の夜』 昭和54年/1979年8月・文藝春秋刊 村上春樹 『風の歌を聴け』 昭和54年/1979年7月・講談社刊 森　瑤子 『情事』 昭和53年/1978年12月・集英社刊 立松和平 「村雨」 『文藝』昭和54年/1979年9月号

賞牌＋副賞50万円 選考委員 秋山駿 上田三四二 大岡信 川村二郎 佐伯彰一

第2回

昭和55年/1980年度 ＝[ 決定 ] 昭和55年/1980年 ＝[ 媒体 ] 『群像』昭和56年/1981年1月号選評掲載 受賞 立松和平 『遠雷』 昭和55年/1980年6月・河出書房新社刊 候補 宮内勝典 『グリニッジの光りを離れて』 昭和55年/1980年8月・河出書房新社刊 村上春樹 『1973年のピンボール』 昭和55年/1980年6月・講談社刊 冥王まさ子 『ある女のグリンプス』 昭和54年/1979年12月・河出書房新社刊 青野　聰 「試みのユダヤ・コムプレックス」 『文學界』昭和55年/1980年4月号～9月号 最終候補作5作

選考委員 秋山駿 上田三四二 大岡信 川村二郎 佐伯彰一

第3回

昭和56年/1981年度 ＝[ 決定 ] 昭和56年/1981年 ＝[ 媒体 ] 『群像』昭和57年/1982年1月号選評掲載 受賞 村上　龍 『コインロッカー・ベイビーズ』(上)(下) 昭和55年/1980年10月・講談社刊 受賞 宮内勝典 『金色の象』 昭和56年/1981年7月・河出書房新社刊 候補 増田みず子 -- 中沢けい --

選考委員 秋山駿 上田三四二 川村二郎 佐伯彰一

第4回

昭和57年/1982年度 ＝[ 決定 ] 昭和57年/1982年 ＝[ 媒体 ] 『群像』昭和58年/1983年1月号選評掲載 受賞 村上春樹 『羊をめぐる冒険』 『群像』昭和57年/1982年8月号（  昭和57年/1982年10月・講談社刊） 候補 中沢けい 『女ともだち』 昭和56年/1981年11月・河出書房新社刊 増田みず子 『麦笛』 昭和56年/1981年10月・福武書店刊 青野　聰 -- 冥王まさ子 『雪むかえ』 昭和57年/1982年11月・河出書房新社刊 最終候補作5作

選考委員 秋山駿 上田三四二 大岡信 川村二郎 佐伯彰一

第5回

昭和58年/1983年度 ＝[ 決定 ] 昭和58年/1983年 ＝[ 媒体 ] 『群像』昭和59年/1984年1月号選評掲載 受賞 尾辻克彦 『雪野』 昭和58年/1983年6月・文藝春秋刊 候補 中沢けい 『ひとりでいるよ一羽の鳥が』 昭和58年/1983年6月・講談社刊 李　良枝 『かずきめ』 昭和58年/1983年9月・講談社刊 小檜山　博 『荒海』 昭和57年/1982年12月・福武書店刊 干刈あがた 「ウホッホ探険隊」 『海燕』昭和58年/1983年9月号 佐藤泰志 「黄金の服」 『文學界』昭和58年/1983年9月号 最終候補作6作

選考委員 秋山駿 大岡信 川村二郎 佐伯彰一 高橋英夫

第6回

昭和59年/1984年度 ＝[ 決定 ] 昭和59年/1984年 ＝[ 媒体 ] 『群像』昭和60年/1985年1月号選評掲載 受賞 青野　聰 『女からの声』 昭和59年/1984年2月・講談社刊 受賞 島田雅彦 『夢遊王国のための音楽』 昭和59年/1984年8月・福武書店刊 候補 干刈あがた 「ビッグ・フットの大きな靴」 『文學界』昭和59年/1984年9月号 高樹のぶ子 -- 李 -- 最終候補作5作

選考委員 秋山駿 大岡信 川村二郎 佐伯彰一 高橋英夫

第7回

昭和60年/1985年度 ＝[ 決定 ] 昭和60年/1985年 ＝[ 媒体 ] 『群像』昭和61年/1986年1月号選評掲載 受賞 中沢けい 『水平線上にて』 昭和60年/1985年4月・講談社刊 受賞 増田みず子 『自由時間』 昭和59年/1984年10月・新潮社／新鋭書下ろし作品 候補 干刈あがた 『ワンルーム』 昭和60年/1985年8月・福武書店刊 桐山　襲 『風のクロニクル』 昭和60年/1985年1月・河出書房新社刊 最終候補作5作

選考委員 秋山駿 磯田光一 川村二郎 佐伯彰一 高橋英夫

第8回

昭和61年/1986年度 ＝[ 決定 ] 昭和61年/1986年 ＝[ 媒体 ] 『群像』昭和62年/1987年1月号選評掲載 受賞 岩阪恵子 『ミモザの林を』 昭和61年/1986年8月・講談社刊 受賞 干刈あがた 『しずかにわたすこがねのゆびわ』 昭和61年/1986年1月・福武書店刊 候補 小檜山　博 『雪嵐』 昭和61年/1986年6月・講談社刊 小林恭二 『小説伝・純愛伝』 昭和61年/1986年3月・福武書店刊 山田詠美 『ベッドタイムアイズ』 昭和60年/1985年11月・河出書房新社刊 最終候補作6作

選考委員 秋山駿 磯田光一 川村二郎 佐伯彰一 高橋英夫

第9回

昭和62年/1987年度 ＝[ 決定 ] 昭和62年/1987年 ＝[ 媒体 ] 『群像』昭和63年/1988年1月号選評掲載 受賞 新井　満 『ヴェクサシオン』 昭和62年/1987年9月・文藝春秋刊 候補 朝稲日出夫 『シュージの放浪』 昭和62年/1987年1月・筑摩書房刊 リービ英雄 「星条旗の聞こえない部屋」 『群像』昭和62年/1987年3月号 小林恭二 『ゼウスガーデン衰亡史』 昭和62年/1987年6月・福武書店刊 桐山　襲 --

選考委員 秋山駿 川村二郎 佐伯彰一 高橋英夫

第10回

昭和63年/1988年度 ＝[ 決定 ] 昭和63年/1988年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成1年/1989年1月号選評掲載 受賞 吉目木晴彦 『ルイジアナ杭打ち』 昭和63年/1988年9月・講談社刊 候補 夫馬基彦 『紅葉の秋の』 昭和63年/1988年8月・福武書店刊 吉本ばなな 『うたかた／サンクチュアリ』 昭和63年/1988年8月・福武書店刊 いとうせいこう 『ノーライフキング』 昭和63年/1988年8月・新潮社刊 高瀬千図 『天の曳航』 昭和63年/1988年8月・講談社刊

選考委員 秋山駿 柄谷行人 川村二郎 佐伯彰一 高橋英夫

第11回

平成1年/1989年度 ＝[ 決定 ] 平成1年/1989年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成2年/1990年1月号選評掲載 受賞 伊井直行 『さして重要でない一日』 平成1年/1989年9月・講談社刊 候補 竹野雅人 『純愛映画・山田さん日記』 平成1年/1989年1月・福武書店刊 佐藤泰志 『そこのみにて光輝く』 平成1年/1989年3月・河出書房新社刊 池澤夏樹 『真昼のプリニウス』 平成1年/1989年7月・中央公論社刊 吉本ばなな -- 山川健一 -- 最終候補作6作

選考委員 秋山駿 柄谷行人 川村二郎 佐伯彰一 高橋英夫

第12回

平成2年/1990年度 ＝[ 決定 ] 平成2年/1990年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成3年/1991年1月号選評掲載 受賞 佐伯一麦 『ショート・サーキット』 平成2年/1990年8月・福武書店刊 候補 鷺沢　萠 『帰れぬ人びと』 平成1年/1989年11月・文藝春秋刊 盛田隆二 『ストリート・チルドレン』 平成2年/1990年4月・講談社刊 松本侑子 『偽りのマリリン・モンロー』 平成2年/1990年5月・集英社刊 佐藤健志 『チングー・韓国の友人』 平成2年/1990年6月・新潮社刊 小川洋子 『冷めない紅茶』 平成2年/1990年8月・福武書店刊 保坂和志 『プレーンソング』 平成2年/1990年9月・講談社刊 最終候補作7作

賞牌＋副賞100万円 選考委員 秋山駿 柄谷行人 （滞米中欠席） 川村二郎 高橋英夫 三浦雅士 ※この回以降、候補者・候補作名の発表あり

第13回

平成3年/1991年度 ＝[ 決定 ] 平成3年/1991年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成4年/1992年1月号選評掲載 受賞 笙野頼子 『なにもしてない』 平成3年/1991年9月・講談社刊 候補 荻野アンナ 『ブリューゲル、飛んだ』 平成3年/1991年8月・新潮社刊 小林恭二 『荒野論』 平成3年/1991年3月・福武書店刊 原田宗典 『あるべき場所』 平成3年/1991年6月・新潮社刊 夫馬基彦 『風の塔』 平成3年/1991年7月・講談社刊 最終候補作5作

選考委員 秋山駿 柄谷行人 黒井千次 高橋英夫 富岡多恵子 三浦雅士

第14回

平成4年/1992年度 ＝[ 決定 ] 平成4年/1992年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成5年/1993年1月号選評掲載 受賞 リービ英雄 『星条旗の聞こえない部屋』 平成4年/1992年2月・講談社刊 候補 大岡　玲 『ヒ・ノ・マ・ル』 平成4年/1992年6月・新潮社刊 奥泉　光 『蛇を殺す夜』 平成4年/1992年9月・集英社刊 佐藤洋二郎 『河口へ』 平成4年/1992年3月・集英社刊 多和田葉子 『三人関係』 平成4年/1992年3月・講談社刊 久間十義 『ヤポニカ・タペストリー』 平成4年/1992年7月・河出書房新社刊 最終候補作6作

選考委員 秋山駿 柄谷行人 黒井千次 高橋英夫 富岡多恵子 三浦雅士

第15回

平成5年/1993年度 ＝[ 決定 ] 平成5年/1993年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成6年/1994年1月号選評掲載 受賞 奥泉　光 『ノヴァーリスの引用』 平成5年/1993年3月・新潮社刊 受賞 保坂和志 『草の上の朝食』 平成5年/1993年8月・講談社刊 候補 角田光代 『ピンク・バス』 平成5年/1993年8月・福武書店刊 鷺沢　萠 『ハング・ルース』 平成4年/1992年11月・河出書房新社刊 佐藤洋二郎 『前へ、進め』 平成5年/1993年8月・講談社刊 谷村志穂 『眠らない瞳』 平成5年/1993年7月・講談社刊 最終候補作6作

選考委員 秋山駿 柄谷行人 黒井千次 高橋英夫 富岡多恵子 三浦雅士

第16回

平成6年/1994年度 ＝[ 決定 ] 平成6年/1994年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成7年/1995年1月号選評掲載 受賞 竹野雅人 『私の自叙伝前篇』 平成6年/1994年6月・講談社刊 候補 伊達一行 『妖言集』 平成5年/1993年11月・集英社刊 別唐晶司 『メタリック』 平成6年/1994年2月・新潮社刊 石黒達昌 『平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて 急逝された明寺伸彦博士、並びに、』 平成6年/1994年5月・福武書店刊 藤沢　周 『死亡遊戯』 平成6年/1994年6月・河出書房新社刊 最終候補作5作

選考委員 秋山駿 柄谷行人 黒井千次 高橋英夫 富岡多恵子 三浦雅士

第17回

平成7年/1995年度 ＝[ 決定 ] 平成7年/1995年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成8年/1996年1月号選評掲載 受賞 佐藤洋二郎 『夏至祭』 平成7年/1995年3月・講談社刊 受賞 水村美苗 『私小説 from left to right』 平成7年/1995年9月・新潮社刊 候補 阿部和重 『ＡＢＣ戦争』 平成7年/1995年8月・講談社刊 藤沢　周 『SATORI』 平成7年/1995年8月・河出書房新社刊 最終候補作4作

選考委員 秋山駿 柄谷行人 黒井千次 高橋英夫 富岡多恵子 三浦雅士

第18回

平成8年/1996年度 ＝[ 決定 ] 平成8年/1996年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成9年/1997年1月号選評掲載 受賞 角田光代 『まどろむ夜のＵＦＯ』 平成8年/1996年1月・ベネッセコーポレーション刊 受賞 柳　美里 『フルハウス』 平成8年/1996年6月・文藝春秋刊 候補 魚住陽子 『動く箱』 平成7年/1995年11月・新潮社刊 藤沢　周 『ソロ』 平成8年/1996年9月・講談社刊 藤野千夜 『少年と少女のポルカ』 平成8年/1996年3月・ベネッセコーポレーション刊 最終候補作5作

選考委員 秋山駿 柄谷行人 （欠席／書面回答） 黒井千次 高橋英夫 富岡多恵子 三浦雅士

第19回

平成9年/1997年度 ＝[ 決定 ] 平成9年/1997年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成10年/1998年1月号選評掲載 受賞 町田　康 『くっすん大黒』 平成9年/1997年3月・文藝春秋刊 候補 赤坂真理 『蝶の皮膚の下』 平成9年/1997年3月・河出書房新社刊 阿部和重 『インディヴィジュアル・ プロジェクション』 平成9年/1997年5月・新潮社刊 下井葉子 『うみ』 平成9年/1997年4月・講談社刊 藤沢　周 『サイゴン・ピックアップ』 平成9年/1997年9月・河出書房新社刊 松浦寿輝 『もののたはむれ』 平成8年/1996年12月・新書館刊 最終候補作6作

選考委員 秋山駿 柄谷行人 黒井千次 高橋英夫 富岡多恵子 三浦雅士

第20回

平成10年/1998年度 ＝[ 決定 ] 平成10年/1998年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成11年/1999年1月号選評掲載 受賞 藤野千夜 『おしゃべり怪談』 平成10年/1998年9月・講談社刊 候補 岡崎祥久 『秒速10センチの越冬』 平成9年/1997年11月・講談社刊 清水博子 『街の座標』 平成10年/1998年1月・集英社刊 茅野裕城子 『大陸游民』 平成10年/1998年1月・集英社刊 中山可穂 『サグラダ・ファミリア ―聖家族』 平成10年/1998年7月・朝日新聞社刊 最終候補作5作

選考委員 秋山駿 柄谷行人 黒井千次 高橋英夫 富岡多恵子 三浦雅士

第21回

平成11年/1999年度 ＝[ 決定 ] 平成11年/1999年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成12年/2000年1月号選評掲載 受賞 阿部和重 『無情の世界』 平成11年/1999年1月・講談社刊 受賞 伊藤比呂美 『ラニーニャ』 平成11年/1999年9月・新潮社刊 候補 赤坂真理 『ヴァイブレータ』 平成11年/1999年1月・講談社刊 黒川　創 『若冲の目』 平成11年/1999年3月・講談社刊 清水博子 『ドゥードゥル』 平成11年/1999年4月・集英社刊 堂垣園江 『ゼラブカからの招待状』 平成11年/1999年4月・講談社刊 若合春侑 『腦病院へまゐります。』 平成11年/1999年7月・文藝春秋刊 最終候補作7作

選考委員 秋山駿 柄谷行人 黒井千次 高橋英夫 富岡多恵子 三浦雅士

第22回

平成12年/2000年度 ＝[ 決定 ] 平成12年/2000年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成13年/2001年1月号選評掲載 受賞 赤坂真理 『ミューズ』 平成12年/2000年3月・文藝春秋刊 受賞 岡崎祥久 『楽天屋』 平成12年/2000年7月・講談社刊 候補 楠見朋彦 『マルコ・ポーロと私』 平成12年/2000年7月・集英社刊 田口ランディ 『コンセント』 平成12年/2000年6月・幻冬舎刊 中山可穂 『感情教育』 平成12年/2000年2月・講談社刊 ピスケン 『バーストデイズ』 平成12年/2000年3月・河出書房新社刊 最終候補作6作

選考委員 奥泉光 川村湊 佐伯一麦 笙野頼子 久間十義 山田詠美

第23回

平成13年/2001年度 ＝[ 決定 ] 平成13年/2001年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成14年/2002年1月号選評掲載 受賞 堂垣園江 『ベラクルス』 平成13年/2001年9月・講談社刊 受賞 清水博子 『処方箋』 平成13年/2001年8月・集英社刊 候補 佐川光晴 『ジャムの空壜』 平成13年/2001年9月・新潮社刊 篠原　一 『アイリーン』 平成13年/2001年9月・作品社刊 鈴木清剛 『消滅飛行機雲』 平成13年/2001年8月・新潮社刊 吉田修一 『熱帯魚』 平成13年/2001年1月・文藝春秋刊 最終候補作6作

選考委員 奥泉光 川村湊 佐伯一麦 笙野頼子 久間十義 山田詠美

第24回

平成14年/2002年度 ＝[ 決定 ] 平成14年/2002年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成15年/2003年1月号選評掲載 受賞 佐川光晴 『縮んだ愛』 平成14年/2002年7月・講談社刊 受賞 若合春侑 『海馬の助走』 平成14年/2002年9月・中央公論新社刊 候補 有吉玉青 『キャベツの新生活』 平成14年/2002年9月・講談社刊 夏石鈴子 『家内安全』 平成14年/2002年8月・マガジンハウス／Hatoyo books 星野智幸 『毒身温泉』 平成14年/2002年7月・講談社刊 湯本香樹実 『西日の町』 平成14年/2002年9月・文藝春秋刊 最終候補作6作

選考委員 奥泉光 川村湊 佐伯一麦 笙野頼子 久間十義 山田詠美

第25回

平成15年/2003年度 ＝[ 決定 ] 平成15年/2003年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成16年/2004年1月号選評掲載 受賞 島本理生 『リトル・バイ・リトル』 平成15年/2003年1月・講談社刊 受賞 星野智幸 『ファンタジスタ』 平成15年/2003年3月・集英社刊 候補 中島京子 『ＦＵＴＯＮ』 平成15年/2003年5月・講談社刊 中村　航 『夏休み』 平成15年/2003年6月・河出書房新社刊 舞城王太郎 『山ん中の獅見朋成雄』 平成15年/2003年9月・講談社刊 綿矢りさ 『蹴りたい背中』 平成15年/2003年8月・河出書房新社刊 最終候補作6作

選考委員 奥泉光 川村湊 佐伯一麦 笙野頼子 久間十義 山田詠美

第26回

平成16年/2004年度 ＝[ 決定 ] 平成16年/2004年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成17年/2005年1月号選評掲載 受賞 中村　航 『ぐるぐるまわるすべり台』 平成16年/2004年6月・文藝春秋刊 受賞 中村文則 『遮光』 平成16年/2004年6月・新潮社刊 候補 小池昌代 『感光生活』 平成16年/2004年6月・筑摩書房刊 鈴木清剛 『バンビの剥製』 平成16年/2004年6月・講談社刊 舞城王太郎 『好き好き大好き超愛してる。』 平成16年/2004年7月・講談社刊 最終候補作5作

選考委員 奥泉光 川村湊 佐伯一麦 笙野頼子 久間十義 山田詠美

第27回

平成17年/2005年度 ＝[ 決定 ] 平成17年/2005年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成18年/2006年1月号選評掲載 受賞 青木淳悟 『四十日と四十夜のメルヘン』 平成17年/2005年2月・新潮社刊 受賞 平田俊子 『二人乗り』 平成17年/2005年7月・講談社刊 候補 青山真治 『ホテル・クロニクルズ』 平成17年/2005年3月・講談社刊 絲山秋子 『逃亡くそたわけ』 平成17年/2005年2月・中央公論新社刊 佐藤友哉 『子供たち怒る怒る怒る』 平成17年/2005年5月・新潮社刊 前田司郎 『愛でもない青春でもない 旅立たない』 平成17年/2005年9月・講談社刊 最終候補作6作

選考委員 阿部和重 江國香織 角田光代 川上弘美 町田康

第28回

平成18年/2006年度 ＝[ 決定 ] 平成18年/2006年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成19年/2007年1月号選評掲載 受賞 中原昌也 『名もなき孤児たちの墓』 平成18年/2006年2月・新潮社刊 候補 小野正嗣 『森のはずれで』 平成18年/2006年6月・文藝春秋刊 小池昌代 『ルーガ』 平成17年/2005年11月・講談社刊 前田司郎 『恋愛の解体と北区の滅亡』 平成18年/2006年6月・講談社刊 宮崎誉子 『少女＠ロボット』 平成18年/2006年2月・新潮社刊 山崎ナオコーラ 『浮世でランチ』 平成18年/2006年9月・河出書房新社刊 最終候補作6作

選考委員 阿部和重 江國香織 角田光代 川上弘美 町田康

第29回

平成19年/2007年度 ＝[ 決定 ] 平成19年/2007年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成20年/2008年1月号選評掲載 受賞 鹿島田真希 『ピカルディーの三度』 平成19年/2007年8月・講談社刊 受賞 西村賢太 『暗渠の宿』 平成18年/2006年12月・新潮社刊 候補 いしいしんじ 『みずうみ』 平成19年/2007年3月・河出書房新社刊 川上未映子 『わたくし率 イン 歯ー、または世界』 平成19年/2007年7月・講談社刊 佐藤友哉 『灰色のダイエットコカコーラ』 平成19年/2007年5月・講談社刊 最終候補作5作

選考委員 阿部和重 江國香織 角田光代 川上弘美 町田康

第30回

平成20年/2008年度 ＝[ 決定 ] 平成20年/2008年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成21年/2009年1月号選評掲載 受賞 津村記久子 『ミュージック・ブレス・ユー!!』 平成20年/2008年6月・角川書店刊 候補 小野正嗣 『マイクロバス』 平成20年/2008年7月・新潮社刊 蜂飼　耳 『紅水晶』 平成19年/2007年11月・講談社刊 前田司郎 『誰かが手を、握っているような 気がしてならない』 平成20年/2008年3月・講談社刊 山崎ナオコーラ 『論理と感性は相反しない』 平成20年/2008年3月・講談社刊 最終候補作5作

選考委員 角田光代 多和田葉子 堀江敏幸 町田康 松浦理英子

第31回

平成21年/2009年度 ＝[ 決定 ] 平成21年/2009年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成22年/2010年1月号選評掲載 受賞 村田沙耶香 『ギンイロノウタ』 平成20年/2008年10月・新潮社刊 候補 戌井昭人 『まずいスープ』 平成21年/2009年9月・新潮社刊 柴崎友香 『ドリーマーズ』 平成21年/2009年8月・講談社刊 田中慎弥 『犬と鴉』 平成21年/2009年9月・講談社刊 本谷有希子 『あの子の考えることは変』 平成21年/2009年7月・講談社刊 山崎ナオコーラ 『男と点と線』 平成21年/2009年4月・新潮社刊 最終候補作6作

選考委員 角田光代 多和田葉子 堀江敏幸 町田康 松浦理英子

第32回

平成22年/2010年度 ＝[ 決定 ] 平成22年/2010年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成23年/2011年1月号選評掲載 受賞 円城　塔 『烏有此譚』 平成21年/2009年12月・講談社刊 受賞 柴崎友香 『寝ても覚めても』 平成22年/2010年9月・河出書房新社刊 候補 川崎　徹 『猫の水につかるカエル』 平成21年/2009年10月・講談社刊 窪　美澄 『ふがいない僕は空を見た』 平成22年/2010年7月・新潮社刊 小池昌代 『わたしたちはまだ、 その場所を知らない』 平成22年/2010年6月・河出書房新社刊 田中慎弥 『実験』 平成22年/2010年5月・新潮社刊 最終候補作6作

選考委員 角田光代 多和田葉子 堀江敏幸 町田康 松浦理英子

第33回

平成23年/2011年度 ＝[ 決定 ] 平成23年/2011年 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成24年/2012年1月号選評掲載 受賞 本谷有希子 『ぬるい毒』 平成23年/2011年6月・新潮社刊 候補 戌井昭人 『ぴんぞろ』 平成23年/2011年8月・講談社刊 海猫沢めろん 『愛についての感じ』 平成23年/2011年2月・講談社刊 大森兄弟 『まことの人々』 平成23年/2011年2月・河出書房新社刊 羽田圭介 『「ワタクシハ」』 平成23年/2011年1月・講談社刊 古川日出男 『馬たちよ、 それでも光は無垢で』 平成23年/2011年7月・新潮社刊 最終候補作6作

選考委員 島田雅彦 多和田葉子 星野智幸 堀江敏幸 松浦理英子

第34回

平成24年/2012年度 ＝[ 発表 ] 平成24年/2012年11月6日 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成25年/2013年1月号選評掲載 受賞 日和聡子 『螺法四千年記』 平成24年/2012年7月・幻戯書房刊 受賞 山下澄人 『緑のさる』 平成24年/2012年3月・平凡社刊 候補 石田　千 『きなりの雲』 平成24年/2012年1月・講談社刊 藤野可織 『パトロネ』 平成24年/2012年3月・集英社刊 松家仁之 『火山のふもとで』 平成24年/2012年9月・新潮社刊 最終候補作5作

賞金100万円 選考委員 島田雅彦 多和田葉子 星野智幸 堀江敏幸 松浦理英子

第35回

平成25年/2013年度 ＝[ 発表 ] 平成25年/2013年11月5日 ＝[ 媒体 ] 『群像』平成26年/2014年1月号選評掲載 受賞 いとうせいこう 『想像ラジオ』 平成25年/2013年3月・河出書房新社刊 候補 小野正嗣 『獅子渡り鼻』 平成25年/2013年1月・講談社刊 木村紅美 『夜の隅のアトリエ』 平成24年/2012年12月・文藝春秋刊 福永　信 『三姉妹とその友達』 平成25年/2013年2月・講談社刊 松田青子 『スタッキング可能』 平成25年/2013年1月・河出書房新社刊 山崎ナオコーラ 『昼田とハッコウ』 平成25年/2013年9月・講談社刊 最終候補作6作

賞金100万円 選考委員 島田雅彦 多和田葉子 星野智幸 堀江敏幸 松浦理英子

第36回

平成26年/2014年度 ＝[ 発表 ] 平成26年/2014年11月4日 受賞 松波太郎 『ＬＩＦＥ』 平成26年/2014年1月・講談社刊 候補 淺川継太 『ある日の結婚』 平成26年/2014年4月・講談社刊 戌井昭人 『どろにやいと』 平成26年/2014年8月・講談社刊 木村友祐 『聖地Ｃｓ』 平成26年/2014年8月・新潮社刊 滝口悠生 『寝相』 平成26年/2014年3月・新潮社刊 羽田圭介 『メタモルフォシス』 平成26年/2014年7月・新潮社刊 最終候補作6作

賞金100万円 選考委員 小川洋子 島田雅彦 保坂和志 星野智幸 松浦理英子

第37回

平成27年/2015年度 ＝[ 発表 ] 平成27年/2015年11月5日 受賞 滝口悠生 『愛と人生』 平成27年/2015年1月・講談社刊 受賞 古川日出男 『女たち三百人の裏切りの書』 平成27年/2015年4月・新潮社刊 候補 岩城けい 『Masato』 平成27年/2015年9月・集英社刊 宮下　遼 『無名亭の夜』 平成27年/2015年8月・講談社刊 四元康祐 『偽詩人の世にも奇妙な栄光』 平成27年/2015年3月・講談社刊 最終候補作5作

賞金100万円 選考委員 小川洋子 島田雅彦 保坂和志 星野智幸 松浦理英子

第38回

平成28年/2016年度 ＝[ 発表 ] 平成28年/2016年11月8日 受賞 戌井昭人 『のろい男 ――俳優・亀岡拓次』 平成27年/2015年11月・文藝春秋刊 候補 彩瀬まる 『やがて海へと届く』 平成28年/2016年2月・講談社刊 李　龍徳 『報われない人間は永遠に報われない』 平成28年/2016年6月・河出書房新社刊 石田　千 『家へ』 平成27年/2015年10月・講談社刊 上田岳弘 『異郷の友人』 平成28年/2016年1月・新潮社刊 木村友祐 『イサの氾濫』 平成28年/2016年3月・未來社刊 最終候補作6作

賞金100万円 選考委員 小川洋子 島田雅彦 保坂和志 星野智幸 松浦理英子

第39回

平成29年/2017年度 ＝[ 発表 ] 平成29年/2017年11月10日 受賞 今村夏子 『星の子』 平成29年/2017年6月・朝日新聞出版刊 受賞 高橋弘希 『日曜日の人々(サンデー・ピープル)』 平成29年/2017年8月・講談社刊 候補 上田岳弘 『塔と重力』 平成29年/2017年7月・新潮社刊 海猫沢めろん 『キッズファイヤー・ドットコム』 平成29年/2017年7月・講談社刊 谷崎由依 『囚われの島』 平成29年/2017年6月・河出書房新社刊 最終候補作5作

賞金各100万円 選考委員 小川洋子 島田雅彦 高橋源一郎 長嶋有 保坂和志 星野智幸

第40回

平成30年/2018年度 ＝[ 発表 ] 平成30年/2018年11月5日 受賞 金子　薫 『双子は驢馬に跨がって』 平成29年/2017年9月・河出書房新社刊 受賞 乗代雄介 『本物の読書家』 平成29年/2017年11月・講談社刊 候補 木村紅美 『雪子さんの足音』 平成30年/2018年2月・講談社刊 古谷田奈月 『無限の玄／風下の朱』 平成30年/2018年7月・筑摩書房刊 町屋良平 『しき』 平成30年/2018年7月・河出書房新社刊 最終候補作5作

賞金各100万円 選考委員 小川洋子 島田雅彦 高橋源一郎 長嶋有 保坂和志 星野智幸

第41回

平成31年/2019年度 ＝[ 発表 ] 令和1年/2019年11月6日 受賞 古谷田奈月 『神前酔狂宴』 令和1年/2019年7月・河出書房新社刊 受賞 千葉雅也 「デッドライン」 『新潮』令和1年/2019年9月号 候補 高山羽根子 「如何様(イカサマ)」 『小説トリッパー』令和1年/2019年夏号 宮下　遼 「青痣」 『群像』平成31年/2019年3月号 四元康祐 『前立腺歌日記』 平成30年/2018年11月・講談社刊 李　琴峰 『五つ数えれば三日月が』 令和1年/2019年7月・文藝春秋刊 最終候補作6作

賞金各100万円 選考委員 小川洋子 島田雅彦 高橋源一郎 長嶋有 保坂和志 星野智幸

第42回

令和2年/2020年度 ＝[ 発表 ] 令和2年/2020年11月2日 受賞 李　龍徳 『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』 令和2年/2020年3月・河出書房新社刊 候補 宇佐見りん 『かか』 令和1年/2019年11月・河出書房新社刊 紗倉まな 『春、死なん』 令和2年/2020年2月・講談社刊 谷崎由依 『遠の眠りの』 令和1年/2019年12月・集英社刊 崔　実 「pray human」 『群像』令和2年/2020年3月号 最終候補作5作

賞金100万円 選考委員 小川洋子 川上弘美 高橋源一郎 長嶋有 保坂和志

第43回

令和3年/2021年度 ＝[ 発表 ] 令和3年/2021年11月4日 受賞 井戸川射子 『ここはとても速い川』 令和3年/2021年5月・講談社刊 候補 木崎みつ子 『コンジュジ』 令和3年/2021年1月・集英社刊 島口大樹 『鳥がぼくらは祈り、』 令和3年/2021年7月・講談社刊 杉本裕孝 「ピンク」 『文學界』令和3年/2021年6月号 遠野　遥 「教育」 『文藝』令和3年/2021年秋号 三国美千子 『骨を撫でる』 令和3年/2021年6月・新潮社刊 最終候補作6作

賞金100万円 選考委員 小川洋子 川上弘美 高橋源一郎 長嶋有 保坂和志

第44回

令和4年/2022年度 ＝[ 発表 ] 令和4年/2022年11月4日 受賞 町屋良平 『ほんのこども』 令和3年/2021年11月・講談社刊 候補 石田夏穂 「ケチる貴方」 『群像』令和4年/2022年3月号 宇佐見りん 『くるまの娘』 令和4年/2022年5月・河出書房新社刊 温　又柔 「祝宴」 『新潮』令和4年/2022年5月号 永井みみ 『ミシンと金魚』 令和4年/2022年2月・集英社刊 最終候補作5作

賞金100万円 選考委員 小川洋子 川上弘美 高橋源一郎 長嶋有 保坂和志

第45回

令和5年/2023年度 ＝[ 発表 ] 令和5年/2023年11月6日 受賞 朝比奈　秋 『あなたの燃える左手で』 令和5年/2023年6月・河出書房新社刊 受賞 九段理江 「しをかくうま」 『文學界』令和5年/2023年6月号 候補 安堂ホセ 「迷彩色の男」 『文藝』令和5年/2023年秋季号 石田夏穂 『我が手の太陽』 令和5年/2023年7月・講談社刊 小池水音 『息』 令和5年/2023年5月・新潮社刊 長島有里枝 『去年の今日』 令和5年/2023年8月・講談社刊 最終候補作6作

賞金100万円 選考委員 小川洋子 川上弘美 高橋源一郎 長嶋有 保坂和志

第46回

令和6年/2024年度 ＝[ 決定 ] 令和6年/2024年11月5日 受賞 豊永浩平 『月ぬ走いや、馬ぬ走い』 令和6年/2024年6月・講談社刊 候補 安堂ホセ 「DTOPIA」 『文藝』令和6年/2024年秋季号 小砂川チト 『猿の戴冠式』 令和6年/2024年1月・講談社刊 小林エリカ 『女の子たち風船爆弾をつくる』 令和6年/2024年5月・文藝春秋刊 市街地ギャオ 「メメントラブドール」 令和6年/2024年6月・筑摩書房刊『太宰治賞2024』所収 最終候補作5作

賞金100万円 選考委員 小川洋子 川上弘美 川上未映子 高橋源一郎 長嶋有