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Last Update[H29]2017/6/4

早見和真 Hayami Kazumasa
生没年月日 昭和52年/1977年~
経歴 神奈川県生まれ。大学在学中よりライターとして働き、
平成20年/2008年に作家デビュー。
受賞歴・候補歴
  • 第68回日本推理作家協会賞[長編及び連作短編集部門](平成27年/2015年)『イノセント・デイズ』
  • |候補| 第28回山本周五郎賞(平成26年/2014年度)『イノセント・デイズ』


『イノセント・デイズ』(平成26年/2014年8月・新潮社刊)
書誌
>>初出『小説新潮』平成25年/2013年4月号~平成26年/2014年4月号
>>平成29年/2017年3月・新潮社/新潮文庫『イノセント・デイズ』
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候補者 早見和真 男37歳
選考委員 評価 行数 評言
石田衣良
男55歳
43 「無実の女性が死刑になるのが最大の衝撃だから、そこに向かって都合のいい悲劇を積みあげていく構造だ。」「筆力は十分だしすごく力がこもった勝負作だよ。読者の心を掴む力はあるんじゃないかな。」「実はぼくも△をつけて選考会に臨んだ。でも中絶に関する意見の古さ、クラスのいじめと性虐待の描きかたのアンバランスさはさすがに気になったかな。」
角田光代
女48歳
30 「序盤から読み手を小説世界に引きずり込む力を持っている。(引用者中略)けれども読み進むにつれて現実味が薄れていくように感じた。」「そうしてやっぱりラストに納得がいかないのである。いや、この小説はこの小説で完結しているので、ラストに異を唱えるのは間違っているとわかるのだが、死を望み、このようにすんなりと受け入れるほどの強いものが、幸乃にあるようには私には思えなかった。」
佐々木譲
男65歳
64 「思い切り好意的に解釈すれば、テーマは薄幸の女性に降りかかった不条理そのものであり、作者は主人公の深すぎる悲惨を描きたかったということなのかもしれない。しかし、だとしたら、作品のトーンの軽薄さと、そのテーマに対する作者の考察の浅さが気になる。」「臆測だが、たぶん作者は現実の刑事事件裁判を知らない。とくに関心もなく、資質にも合わない無理な題材を(モデルになった事件を読者はすぐに想起できるが)選んでしまったのではないか。本作が最初に議論の対象からはずれたのは当然だった。」
白石一文
男56歳
13 「重い球を投げる投手のような筆力の持ち主だ。今作はテーマもまた重いものだっただけに、その筆が逆に活かしきれなかったような印象がある。」「もっと楽しんで小説を書いて欲しいと思いながら読んだ。この人の場合、楽しんで楽しんで、楽しみ切れないほどに楽しんで一作を書き上げたとき、自分でもびっくりするようなものが生まれる気がする。」
唯川恵
女60歳
52 「最初の違和感は、幸乃がストーカーになった時だった。幸乃がどうしてそこまで男に執着するのか、理由はあったが、私は納得できなかった。」「幸乃と関わった周りの人間が、彼女の人生を浮かび上がらせてゆく、という手法は、新鮮味はなくとも、説得力があった。だからこそ逆に、幸乃自身に語らせる必要はなかったようにも感じた。」
選評出典:『小説新潮』平成27年/2015年7月号
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