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[R3]2021/2/2
堂場瞬一
D
o
ba Shun'ichi
生没年月日
昭和38年/1963年~
経歴
茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒。
新聞社に勤め、平成12年/2000年に第13回小説すばる新人賞を受賞して作家デビュー。
受賞歴・候補歴
|候補|
第2回
新潮ミステリー倶楽部賞
(平成9年/1997年)「クロス・マイ・ハート」
|候補|
第45回
江戸川乱歩賞
(平成11年/1999年)「ダブル・トラブル」
|候補|
第4回
新潮ミステリー倶楽部賞
(平成11年/1999年)「エスケイプ」
第13回
小説すばる新人賞
(平成12年/2000年)「8年」
|候補|
第36回
吉川英治文学新人賞
(平成26年/2014年度)『警察回りの夏』
|候補|
第1回
吉川英治文庫賞
(平成27年/2015年度)《アナザーフェイス》シリーズ
|候補|
第2回
吉川英治文庫賞
(平成28年/2016年度)《アナザーフェイス》シリーズ
|候補|
第3回
吉川英治文庫賞
(平成29年/2017年度)《アナザーフェイス》シリーズ
|候補|
第4回
吉川英治文庫賞
(平成30年/2018年度)《アナザーフェイス》シリーズ
|候補|
第6回
吉川英治文庫賞
(令和2年/2020年度)《警視庁追跡捜査係》シリーズ
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文学賞の世界
▼
全
24
件
『
警察
(
サツ
)
回
(
まわ
)
りの
夏
(
なつ
)
』
(平成26年/2014年9月・集英社刊)
書誌
書下ろし
平成29年/2017年5月・集英社/集英社文庫『警察回りの夏』
吉川英治文学新人賞
第
36
回候補
選評の概要
この回の全概要
見方・注意点
候補者
堂場瞬一
51歳
選考委員
評価
行数
評言
伊集院静
65歳
■
9
「調査委員会の立ち上げまでは引き込まれたが、政治家が登場し、その会話、描写を読んで、読むトーンが下がった。彼にはもっとふさわしい作品があったのではないか。」
大沢在昌
58歳
◎
7
「私が推したのは『警察回りの夏』だった。代議士の三池の行動など、ややあざとい面もあるが、この人でなければ書けない、という人物像が多く、その描き分けも含め、堂場さんの筆力を感じた。」
恩田陸
50歳
■
10
「作者自身がマスコミ全般に感じている問題点をエンターテインメントに落とし込もうとした野心作である。(引用者中略)志は高けれど、読者へのサービスが追いついていない。多視点の効果が全く発揮されておらず、サスペンスに結びつかない。」
京極夏彦
51歳
△
13
「暗部を直接的に描くのではなく、多視点によって輪郭をなぞり、多角的に照射していくという手法を取る。その手付きは周到であり、作品はある意味での批評性を獲得することに成功している。しかしそうした手法は同時に、情報をひとつの物語に「見せ掛け」にくくしてしまうという弱点も内包しているだろう。」
高橋克彦
67歳
―
0
選評出典:『小説現代』平成27年/2015年5月号
文量
長篇
章立て
「第一部 飛ばし」「第二部 調査委員会」「第三部 交差する思惑」「第四部 続報」
時代設定
場所設定
[同時代]
甲府~東京~石和温泉~山中湖など
登場人物
●
南康祐(日本新報甲府支局の記者)
●
高石要(元・城南大学のメディア論の教授、新聞記者出身)
●
新里明(日本新報東京本社編集局長)
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小寺政夫(日本新報社長)
●
三池高志(山梨一区選出の国会議員、警察キャリアOB)
●
湯川和佳奈(殺された2人の幼児の母親)
●
湯川宗継(和佳奈の父親、年金生活者)
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石澤巧(山梨県警刑事部参事官)
●
芝田孝之(ノンフィクション作家、元・日本新報記者)
●
香月智(警察庁刑事指導室勤務)
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