直木賞のすべて
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[H25]2013/11/22
白川道
Shirakawa T
o
ru
生没年月日
昭和20年/1945年10月19日~
経歴
中国・北京生まれ、神奈川県湘南出身。一橋大学社会学部卒。
家電メーカー、広告代理店などに勤務したのち、株式投資顧問会社を経営する。
平成6年/1994年、『流星たちの宴』で作家デビューし、ハードボイルドの新旗手として注目される。
受賞歴・候補歴
|候補|
第14回
山本周五郎賞
(平成12年/2000年度)『天国への階段』
サブサイトリンク
文学賞の世界
▼
全
11
件
『
天国
(
てんごく
)
への
階段
(
かいだん
)
』(上)(下)
(平成13年/2001年3月・幻冬舎刊)
書誌
平成15年/2003年4月・幻冬舎/幻冬舎文庫『天国への階段』(上)(中)(下)
山本周五郎賞
第
14
回候補
選評の概要
この回の全概要
見方・注意点
候補者
白川道
55歳
選考委員
評価
行数
評言
長部日出雄
66歳
■
30
3.5点「読み終わったあとの感想を一つだけにしぼって言えば、殺される及川広美(引用者中略)これだけの文章(引用者注:及川の書いた遺書の文章)を書ける人だったら、あんな怪しまれるような呼び出し方をして、しかもなんか誤解されるようなことを言う必要はないと思うんです。」「きちんと情理を兼ね備えた手紙を書けば済むことであって、僕の疑問というのはこの点に尽きるんです。」
北原亞以子
63歳
△
24
3点「面白いし、迫力もあるし、気持ちよく読むことはできたんですけれども、読み終わった後の手応えが少し軽かったんです。」「ヒロインに共感できないのは、読んでいてつらくなります」
久世光彦
66歳
●
16
3点「白川さんの作品の魅力だった無頼っぽいとか、ダークな匂いがするとか、そういうものが嘘みたいにここにないんですね。」「常套句みたいなのがちょっと多すぎますね、いろんな些細な点がひっかかり過ぎるというのは、大きな力がそもそも欠けているんじゃないかなと、読んでてちょっと僕はつらくなりまして、」
花村萬月
46歳
●
26
2.5点「長すぎると思います。」「手垢のついた比喩や表現がひっかかりました。」「気合いを入れているのはよく分かりましたが、お話自体がテレビの二時間ドラマを見ているような印象は拭えず、これは二・五点です。」
山田詠美
42歳
△
25
3点「話としては、成功した人が過去に復讐される話って結構ありがちなんですよね。」「ただ、家に帰って、この本の続きがあると、「ああ、続き、残ってるんだ」と思える、そのページターナーという意味を考えると、やっぱりエンターテイメントって、そういう人を夢中にさせる何かがあるということが基本だと思う」「FBIに手紙持っていきたくなるよね、最後のとこなんか。やっぱ、無理あるなあ。」
選評出典:『小説新潮』平成13年/2001年7月号
第
125
回推薦候補
大衆選考会での推薦
推薦者
推薦日
推薦文
マリス
平成13年/2001年5月29日
本命はやはり『天国への階段』でしょう。人間の苦悩、復讐と悲劇などなど…。小説らしい小説です。この作品が無冠になったら、もう“賞”がつく作品は読めない。それくらい直木賞直球の小説だと思います。
nobi
平成13年/2001年6月3日
(なし)
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